もろびとこぞりて   作:クソザコぎつね

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今回はネクスト成分少ないのと、知ってる方も多いような始まり方なので見なくてもokです。後、次回の投稿はかなり開きます。


襲来 バーテックス

宇宙の片隅

 

そこでは二つの光が瞬いていた。

片方は狂おしい青い光

片方は優しさを感じる赤い光

どうやら青い光を赤い光が追いかけているようだった。

しかし、赤い光は疲れているのだろうか青い光に置いていかれている。

その後青い光は青い惑星へと向かった。

赤い光も、それを追うように青い惑星へと向かった。

 

 

 

その時、狂気に侵されたのか天の神は一つの行動をとった

 

 

西暦2015年

 

『島根県をはじめ、全国的に強い地震が発生しています』

『今後も余震には十分警戒してくださいーーーー)

ラジオがノイズの混じった声で伝える。

少女 乃木若葉はそれを真剣に聴いていた。

その日彼女達は小学校の修学旅行で四国から来ていたのだ。

しかし今は地震の影響で神社に避難している。

「ついてないよねー」

「トランプでもする?」

反対に、呑気でいるものもいた。

 

注意するべきだろうか

 

真面目な性格の為か、乃木の頭に注意するかしないかの考えが浮かぶ。

考えていると少女の眉間に皺が寄り、睨む様な顔つきになる。

睨んでいると思われたのだろうか日頃の行いもあり、呑気でいるもの達はヒソヒソと喋るようにし、乃木に怒られないようにした。

別に乃木に睨んでいるつもりは無いのだ。

 

乃木若葉は落ち込む

 

「わーかーばちゃん」

そんな声が聞こえ、振り向くとパシャリとシャッターを切る音がする。

「落ち込む若葉ちゃんも絵になりますね〜」

ピロリン♪と端末の音がする。保存でもしたのだろうか。

「ひ〜な〜た〜」

乃木は困った顔をした。

保存されるのが嫌なのだろう、乃木は端末を取り上げようとするがひなたと呼ばれた少女はヒョイとかわす。

かわした後に、乃木の眉間を人差し指でぐりぐりと押すのは大親友の上里ひなたである。

「眉間のしわ、そんな顔してるから怖がられるんです」

「、、、見てたのか」

「さしずめ今のイメージは『生真面目優等生』『鉄の女』ですね」

上里はからかう様に言う。

 

図星だったのだろう、乃木は落ち込む。

 

だがひなたは彼女の手を引き、呑気でやっている少女達のグループに問いかける。

「こんばんはー、おしゃべりに入れてもらって良いですか?」

乃木が何かいいかけそうになるのをひなたは口で抑え説明する。

「さっき見てたのは怒ってたんじゃないんです、話しかけ方を悩んでたんです」

 

少女達のグループは笑いかける。

「もっと厳しくて怖い人かと思ってた」

説明を受けて、イメージが変わったのだろう。

「これからも仲良くしてあげてください」

ひなたがそう言うと

「よろしくね乃木さん」

どうやらうまくいった様だった。

 

数分後

 

乃木は神社の境内にひなたといた

「さっきはありがとう」

「さっき?」

「ひなたがいてくれなかったら同級生から距離を取られる所だった」

「若葉ちゃんが誤解されてるのが嫌だっただけです」

ひなたは微笑む

「一人で話しかけるのに気後れする時はいつでも手伝います」

乃木はひなたの手を掴みながら言う。

「私はその友情に報いたい!して欲しい事があったらなんでも言ってくれ!」

ひなたは考えながら言う

「なんでも、、、」

いくつか思いついたようだ。

「では私の若葉ちゃん秘蔵画像コレクションを増やす為にコスプレとか、しかもこの際だから過激な、、、」

しかし決まることは無かった。

「後でじっくり決めます」

乃木はひなたを、少し怖いと思ったが言う。

「ともかく、決まったら聞かせてくれ」

「『何事にも報いを』それが乃木家の生き様だからな」

「もう、、、真面目なんですから」

「でもクラスの人気者になったら、きっと私には構ってくれなくなるんですよね」

「そんな訳ないだろう!!」

「何があってもひなたは一番の友達だ!!」

「冗談ですよ、若葉ちゃんったらー」

 

その時だった

 

これまでよりも強く、激しい地震が、起きる。

まるで大地が雄叫びを挙げるように。

それは10分間ほど続いた。

一通り過ぎた頃

 

「ひなた!大丈夫か!?」

若葉は駆け寄る。

だがひなたは上の空で、、、

「怖い、、、何か、、、すごく、怖い事が、、、」

それは巫女と呼ばれる者だったから分かったのだろう。

巫女の能力は予言。つまり

 

白い異形が目の前に現れる

 

バーテックス 頂点の名を持つモノ

 

「、、、なんだ、、、こいつらは、、、」

「きゃああぁあ!!」 

悲鳴が聞こえる、沢山の

彼らが出てきたのは神社から、それを見て若葉の脳裏に良くない事がよぎる。

若葉は駆け出す

 

 

一足遅かったのだろうか、それとも無理だったのだろうか。

 

白い異形達の、口から血が吹き出し、筋肉の千切れる音と骨の折れる音がする。

中にいた者は全て白い異形達に食い尽くされていた。

先程グループで仲良くしてくれた者も。

 

乃木若葉は棒を拾い更に駆け出す、白い異形に報いを受けさせる為に。

若葉は白い異形に一撃叩き込むが、南無三効くはずもなく棒は折れ、白い異形に吹っ飛ばされる。

 

若葉は瞼が落ちそうになる。

吹っ飛ばされた衝撃で気絶する寸前。

 

「手を伸ばして下さい!」

「そこにあるはずです!!」

ひなたの声で目が覚める。

吹っ飛ばされた先で若葉が手を伸ばすと刀が

 

瞬間、刀の錆は消え少女に活力が満ちる

まるで息を吹き返したかの様に

 

それは祭壇に秘されていた古の神器

 

美しく比類なき殺傷力を持つ

 

冥府に由来する一本の刀

 

 

 

 

 

 

 

生太刀

 

 

 

若葉の一閃、白い異形達より一体が哀れ無惨に両断された。

 

切る

 

切る

 

切る

 

若葉は報いを受けさせる為に、中にいた白い異形達を全て切り捨てた。

まさに勇者であろう。

 

だがそこまで

 

白い異形達は合体し、進化していく

流石に無理があるだろう、何せ10mはあるのだから

 

「こんな奴ら、、どうすれば、、、‼︎」

 

 

 

 

 

 

 

 

「こっちです!早く!!」

 

ひなたの声を聞き、若葉はひなたの、元へと向かう

 

ひなたと若葉達は生き残っていた者達を連れて進む

 

白い異形達の攻撃は緩んでいた。

 

「安全な道へ誘導します」

「安全、、、?」

「そんな物どうして分かるんだ?」

「なんとなくです、、、でも皆を絶対に死なせたりしません」

上里ひなたは巫女である

「、、、分かった、霞払いは任せろ!!」

「生きたい者達は私達について来い!!」

乃木若葉が空を見上げると、青い光が先程のバーテックスに向かっているのが見えた。

そして光が向かっていった方向を片隅に捉えると、ナニかがバーテックスを喰っているのが確認出来た。

乃木達は避難を優先していた為、そちらに近づく事は無かった。

 

 

あの日から三年  『バーテックス』と名付けられた異形は世界各地に出現した 為す術もなく人類は蹂躙され、私たちの世界は奪われてしまった

 

その蹂躙から逃れられたのはここ四国や長野の一部など、何故か限られた地域だった

 

そんな状況の中ごく僅かな少女達だけが特殊な力を発揮した

 

神の力を持つ『勇者』

神の声を聞く『巫女』

 

「バーテックスは罪の無い多くの人の命を奪った。私は必ずバーテックス達に報いを受けさせる。」

「私も若葉ちゃんについて行きます」

 

仲間の呼ぶ声が聞こえる

「おーい、何やってんだー、戦闘訓練始まるぞ」

「すまない今行く」

「私も、巫女の訓練に行かないと」

乃木は空を見上げてふと思う

『あの日見た青い光、、、何だったんだろう。』

 

その日、昼にも関わらず多くの人が流星を見たと言う話が飛び交い、噂になった。

 

 

 




・乃木若葉
皆知ってる原作の主人公。戦闘の疲れからか避難する時に謎の青い光を目撃してしまう。
・上里ひなた
スピンオフもあるスゲェ巫女さん。乃木若葉と仲がいい。

難しいですね。
最後の青い光、一体何ビースト何だ、、、
感想ご指摘お願いします!!
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