ちなみに傭兵のACのコアをCB-402に変更
自分のアセンまんまになりました
そのAP、26864
「…ここは…どこだ?」
固いベットの上で目を覚ます
殴られたため後頭部がズキズキと痛むが、幸い意識も記憶もはっきりしていた
周りを見渡すと、辺り一面の灰色の壁、そして頑丈で重そうな鉄の扉が目に入る
どうやら監禁されているようだ
(それにしても、俺に死なれたらACを動かせなくなる、と…)
気絶させられる前、赤城が言っていた言葉を思い返す
大方ACを深海棲艦に使うつもりだろう、彼女達にとってはかなり強力な兵器らしい
傭兵に赤城達を助ける気は無いが
「最悪、操縦に関して拷問されるかもな」
持っていたものは気絶している間に全て取られてしまっていたらしく、PDAはもちろん、間食にでもといつもジャケット裏に入れていた携行食すら無くなっていた
PDAにもAC自体にもロックはあるし、起動できたとしてもまともに動かせないと思うが
「まぁ、動かして事故ったりすればそれはそれでスッキリけど」
ACの操縦はかなり難しい
傭兵もシュミレーターで訓練していた時は何回建物に衝突したかわからない
ましてやACすら見たことない人間だ、おそらく似たような兵器も存在しないのだろう、歩くことすらできないかもしれない
そうなれば傭兵を頼るしかないだろう、その時に逃げ出してやろうか
なんならここを占拠するのも悪くない、行く当てが無いなら作れば良い
あの娘らが下っ端でまともに補給や整備を受けさせてもらえないとして、より完璧な状態の奴らがいたとしても、ACなら負けることはない
「まぁここから出してもらえないことには、何もできないが…」
呼ばれるまで待っていようと壁にもたれかかり、ジャケット裏に手を伸ばすが
「…全部…取られてるんだったな…」
携行食がないことを思い出し肩を落とす、この部屋には暇を潰せるようなものは何も無く途方に暮れかけたその時
ギィィィイイイイイ
「む?」
扉が耳障りな音を立てながら開き、2人組の女の子が部屋に入ってくる
1人は短髪の黒髪の子、髪飾りが似合っている
もう1人は犬耳みたいに髪が跳ねた金髪の子、頭のリボンはどうやって巻いているのだろうか
どちらも顔にガーゼやら湿布を貼っている
2人とも機械を身につけているので赤城達と同類なのだろう
両者共に俺のことを警戒心と恐怖の入り混じった顔で砲をこっちに向けくる
…いや、俺はごく普通の人間なのだがな、砲で撃たれたら死ぬぞ
「何か用か?まぁ大方AC…ロボットのことだろ?」
「…そう、提督に貴方を連れてくるようにと言われた」
黒髪の方が答える
提督ね…多分ここの指揮官だろう、さっそく大物の登場だ
「断ったらどうする?」
「無理矢理にでも、連れて行くっぽい」
今度は金髪の方が答えた
断る選択肢は無い様子、まぁ断るつもりなど無いのだが
「わかった、行こう」
1人が先導し、もう1人が後ろから砲で俺を警戒するという形で外に出る
部屋の外は狭い廊下で圧迫感がすごい、壁はひび割れ今にも崩れそうだ、所々にある鉄の扉は錆びきっていて、下にはそんな扉を動かしていたのか赤い鉄粉が落ちている、ぱっと見血にしか見えない
そんな不気味な廊下の奥にある長い階段を登り、登り切ったところにある鉄の扉を開くと山の斜面に出た
木漏れ日が結構眩しい、光の方向的ににそこまで時間が経ってないか、それとも何日か経った後か
「こっちだよ」
言われるがままについて行く
森の出口にはレンガの壁が見える、おそらく鎮守府施設の建物だろう
「こっち…」
「心配するな言われなくてもついて行くぞ」
「そう…」
「……」
そんなやり取りを繰り返しながら歩みを進めていると、ACを駐機していた広場へ着いた
ACの周りを人型のナニカが飛び回り、開いたコックピットには作業している銀髪とピンク髪の2人の少女が見える、片方は確か夕張と呼ばれていた子か
下にはもう黒く長い髪の1人の少女が立っている
「提督、捕虜を連れてきました」
「ありがとう、時雨ちゃん夕立ちゃん、ごめんね?無理させちゃって…」
「いえ、これが私達の仕事ですから」
「…もう戻って休んできていいよ、ありがとう」
「はい…」
時雨と夕立と呼ばれた子が何処かへ行く、その姿を少女は心配そうに見送った後こっちへ寄ってきて
「誠に申し訳ありませんでしたぁぁぁぁぁあああああああああ!!!」
土下座をかました
それはそれは綺麗な土下座だった、あんだけ激しく動いたはずなのに髪も服装も一切乱れていない、プラスチックで出来てんのか?
「この度は私の監督不行き届きで多大なご迷惑をおかけいたことをお詫び申し上げ……」
傭兵は少女の謝罪を途中から余り聞いていなかった
なんとなく理解したのはこの鎮守府が元はクソみたいな提督が運営していたという事
そして目の前の少女がそのクソの代わりに着任したばかりの提督だという事
そのため彼女は一部の艦娘以外からは信用されていないこと
そして今回の赤城らの行動はその一部以外の艦娘によるものだということだった
「…罰するならこの私を」
「ストップ、事情はわかった」
「煮るなり焼くなり好きにしてください、でもあの子達にh」
「ストップつっただろ」
土下座したまま永遠に謝罪の言葉を並べる少女の頭を掴み持ち上げる
「あいたたたたたたたたた!!!」
苦痛の声を上げるが抵抗はしない、あくまでされるがままという事だろう
それにしても軽い、その常人離れした胸には空気でも詰まっているのだろうか
「新人とは言え一つの基地のトップなんだから、ちょっとは堂々としろよ」
アイアンクローを解除すると、少女は地面に頭を押さえながら崩れ落ちた
「申し…訳…ありま…せんでした…」
今にも死にそうな声で彼女はまた謝罪の言葉を述べる
このまま謝り続けられても話が進まないので、こっちから質問をする
「で?赤城達が俺を襲った理由は?」
「……前任のせいです、前任は戦果を上げることができなかった艦娘に暴力を振るったり、夜迦の相手をさせたり、補給すらさせずに出撃させて主力の盾にさせたりしてたんです、それがあの子達のトラウマになって、何か提督の役に立てば酷いことはされないと、そう考えるようになってしまったんです」
「成る程ね、俺はお前への貢ぎ物にされたってわけか」
弾がない、艤装の調子が悪いとか騒いでいたのも無理をしていたからか
と、そこまでのトラウマを植え付けた前任の所業を想像する
だんだんと目の前で震える少女が不憫に思えてきた傭兵は一つの考えを思いつく
「ふざけるな、何を考えてると言いたいところだな」
「本当に申し訳ありません…」
「だが俺には行く当てがない、この世界での繋がりはこの鎮守府だけ、そこでだ」
「?」
「俺を雇わないか?」
初見でどうやってマギーさんに勝ったのかがわからない
登場人物紹介
提督
本名:白崎 楓
年齢19歳
身長163cm
キャンパスライフを楽しんでいたが提督適性があると言うことで最低限の知識を叩き込まれただけで鎮守府に着任した
性格は聖人、艦娘をちゃんと人として対等に扱う数少ない提督の1人
見た目はストレートの黒髪を背中の中程まで伸ばしていて、艦娘並みに可愛いのと乳がでかいので有名