リリカルの世界に転生?   作:Y's T

12 / 46
海上決戦

「…アルカス・クルタス・エイギアス

 

 煌めきたる天神よ、いま導きのもと降りきたれ…

 

 バルエル・ザルエル・ブラウゼル…

 

 撃つは雷、響くは轟雷

 

 アルカス・クルタス・エイギアス…」

 

フェイトの周りに金色の球体が無数出現する。

 

「はあああああぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」

 

フェイトはバルディッシュを振りかざし魔法を海に叩きつける。

 

すると周囲から光の柱が次々と現れる。その数、6本。

残りのジュエルシードがフェイトの魔法により、すべて強制発動した。

強制発動したジュエルシードは各々、海水を巻き上げ竜巻を生成。たちまち辺りは嵐とかした。

 

 

アースラ・ブリッジ

 

「なんて無茶をするの。あの子は。」

 

「無謀ですね。間違えなく自滅します!」

 

「フェイトちゃん!!」

 

なのはが慌ててブリッジに入ってきた。

 

『普段は運動が得意じゃないのに、こういう時だけ異様に足がはやい。』

 

波留が関心しながらブリッジに入る。

 

「あの!私、急いで現場に……」

 

「その必要はないよ」

 

なのはが現場に行こうとした時、クロノは冷静に言い放つ。

 

「放っておけばあの子は自滅する。仮に自滅しなくてもかなり消耗している。

 こちらはそこを叩けばいい。今のうちに捕獲の準備を。」

 

その間、モニターに映し出されるのは疲弊しきったフェイトの姿。

 

「私たちは常に最善の選択をしなければいけないわ。残酷に見えるでしょうが

 これが現実。」

 

「確かに。みんなの安全を考えれば正しいな。」

 

「波留君。でも……。」

 

納得の行かないなのは。

 

「リンディさんは、艦長だ。それはこの艦の皆の安全を最優先しないといけない。

 クロノにしたって、自分の部下に「あの中に行って止めてこい」なんて指示を

 出せる筈もない。」

 

波留がなのはに説明をする。

 

「そうかもだけど、でも…。」

 

〘行って!なのは!〙

 

ユーノがなのはに念話を送る。

 

〘ユーノ君?でも。〙

 

〘ゲートは僕が開くから。行ってあの子を助けてあげて。〙

 

ユーノが艦長席の後ろにあるゲートを起動させる。

なのはがゲートの駆け込み

 

「ごめんなさい。高町なのは指示を無視して勝手な行動をとります!」

 

「あのこの結界内へ転送!」

 

なのはが転送される。

 

「まったく君たちは!」

 

「クロノ。行ってしまったものは仕様がないわ。エイミィ解析を。」

 

「了解!」

 

「クロノ執務官。あなたも現場に行ってもらいます。波留さんは…。」

 

「ここで待機してますよ。」

 

「ええ。お願い。」

 

 

なのはが上空から現れると、アルフが

 

「フェイトの、邪魔を、するなぁぁ!!」

 

なのはに向かっていく。そこへシールドを展開させたユーノが立ち塞がり

 

「違う!僕たちは君たちと戦いに来たんじゃない!

 まずはジュエルシードを停止させないとまずいことになる!

 だから今は封印のサポートを!」

 

そう言いながらユーノは竜巻に向かってバインドを放つ。

なのはは、フェイトの元に行き

 

「フェイトちゃん。手伝って!ジュエルシードを止めよう?」

 

そう言いながらレイジングハートをバルディッシュに向け魔力を渡す。

 

「二人できっちり半分こ。」

 

フェイトを見つめながらなのはがうなずく。

ユーノの拘束が解かれ始めるとオレンジ色の鎖が加勢する。

 

「ユーノ君とアルフさんが抑えてくれている間に二人でせーので封印。」

 

なのはが封印魔法の準備をする。

それを見たフェイトも続いて準備をする。

 

「せーーのっ!」

 

「サンダーーー……」

 

「ディバイーーン……」

 

「レイジーーッ!!」

「バスターーッ!!」

 

桜色と金色の砲撃が放たれる。

激しい爆発が起き、6個すべての封印が完了する。

なのはとフェイトの間に、ジュエルシードが6個浮かび上がる。

なのはは

 

『寂しいことも悲しいことも全部半分こに出来ればいいのに…。

 そっかやっとわかった。私、この子と分け合いたいんだ。』

 

「友達に、なりたいんだ…。」

 

 

アースラ

その時、アースラ内に再度緊急アラートが鳴り響く。

管制官のエイミィが叫ぶ

 

「次元干渉?別次元から本艦及び戦闘区域に向けて魔力攻撃来ます!あぁっ、あと6秒!!」

 

〘リニス!〗

 

〘わかってます!逆探知して場所の特定をします!〗

 

波留はリニスに念話で指示を出す。

その時、アースラとなのは達に雷が降り注ぐ。

 

雷はフェイトに直撃、そのまま気絶し落下していく。

 

「フェイトちゃん!!」

 

なのはにも降り注ぎ、吹き飛ばされる。

アルフがかろうじてフェイトを救出しジュエルシードを取りに行くとクロノが立ち塞がる。

 

「邪ぁ魔ぁ、するなぁぁー!!」

 

渾身の一撃を受け、吹き飛ばされるクロノ。

アルフがジュエルシードを見ると、半分の3個しかない。吹き飛ばされながらもクロノが3個、回収したのだ。

 

「うぅぅぅ。ああぁぁぁ!」

 

アルフは、叫びながら魔力弾を海面に叩きつけ逃走した。

 

「3人とも戻ってきて。」

 

「了解。」

 

リンディはクロノに指示を出す。

 

「そして、なのはさんとユーノ君には私、直々のお叱りタイムです!」

 


 

「指示や命令を守るということは、個人のみならず集団を守るためのルールです!

 勝手な判断や行動があなたたちだけでなく周囲の人たちの危険にもつながります!

 それは分かりますね?」

 

「「はい」」

 

「本来なら、厳罰に処するところですが結果的に得るものもありました。

 よって今回の件は不問といたします。ただし次は無いですからね。」

 

「「すみませんでした。」」

 

二人は、深々と頭を下げた。

 

「さて、問題はこれからね?クロノ事件のおおもとにつて何か心当たりは?」

 

「はい。エイミィ、モニターを。」

 

「はいはーい。」

 

リンディの問いにクロノが答え、モニターを映しだしてもらう。

出てきたのは、黒髪の女性。”プレシア・テスタロッサ”だった。

 

「あら、この人…。」

 

「そう。僕らと同じミッドチルダの魔導士。登録データとさっきの攻撃魔法が一致しました。」

 

「……エイミィ!プレシア・テスタロッサの資料をもっと詳しく調べて頂戴!」

 

「了解しました!」

 

リンディが支持を出し、しばらくするとエイミィが説明にやってきた。

 

一通りの説明を受けた一同はリンディの指示のもと作業を開始し波留たちは一時帰宅を言い渡された。

 

 


 

 

波留が10日ぶりに帰宅したら、とんでもない事が起きていた。

 

「ただいま~。」

 

「お帰り。波留。」「お帰り。」

 

「お?なんや波留君やないか?しばらく留守にする聞いたけど帰ってきたんか?」

 

「おう。はやて。ただいま。そしていらっしゃい。買い物か?」

 

「まあな。ここは珍しい食材があるから来るんよ。」

 

波留は必ずお店に帰ってくる(店休日以外は)。

買い物客の中にはやてがいたので挨拶をした。

 

「そういえば亜樹は?」

 

「一緒に来たんやけど、さっき「はやてさん!私、道場に行きますね。」言うて奥に行ったわ。」

 

「そっか。ありがとう。はやて、ごゆっくり。」

 

「おおきに。」

 

その後、店の奥から居住スペースに行く。

荷物を自分の部屋に置き、道場に向かう。するととんでもない光景が目に飛び込んできた。

何ということでしょう。妹の亜樹が道場の中を縦横無尽に飛び回っているではありませんか。

少し家にいない間に妹が魔法少女になっていました。

 

「あっ!お兄ちゃん!おかえり~。」

 

ニコニコ笑い飛びながら波留のもとに来る亜樹。奥にはブリジットがいる。

亜樹の頭を撫でながら

 

「ただいま~。」

 

と優しく言う波留。次の瞬間、亜樹の頭を鷲掴みにしてブリジットがいる奥にダッシュする。

亜樹をブリジットに放り投げ腕を胸の前に組み

 

「さて、どういうことか説明してもらおうか?(#^ω^)」

 

波留は訪ねる。

 

「あ、あのね?お兄ちゃんが行っちゃってから、私も飛びたくてアリア(ブリジット)にお願いしたの。」

 

「お願いされて教えたらものすごく覚えがよくてな……つい……。」

 

亜樹の必殺上目遣いが炸裂している。

 

「はぁ~…。リニス…。」

 

「はい?」

 

「正しく使えるように、亜樹に魔法を教えてあげてくれないか?」

 

「分かりました。」

 

「お兄ちゃん!ありがとう!」

 

「ただし!見せびらかさない・危険なことをしない・無茶をしない。

 これをしっかり守ってもらう。いいな?」

 

「うん!分かった!」

 

また一人、魔導士?が増えた。

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。