リリカルの世界に転生?   作:Y's T

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激突の二人・第3者の介入

金色と桜色の封印魔法がジュエルシード目掛けて放たれる。

 

波留たちが到着したころには、なのはとフェイトが激しく戦っていた。お互いの攻撃をシールドで防いだり、躱したりして致命的な一撃を当てられずにいた。

 

「フェイトのほうが優勢ですね。」

 

「でも、なのはって子も存外頑張る。」

 

リニスとブリジットが戦況を分析していた。波留たちは遠巻きに様子をうかがっている。

すると、なのはが何かを叫んでいる。どうやら説得をしているみたいだ。

それを聞いていたアルフが反論し

 

「あたしたちの最優先事項はジュエルシードの捕獲だよ!」

 

その言葉を聞いたフェイトは、ジュエルシードに向かって突進していく。なのはも直ぐにジュエルシードに向かっていく。

 

「いけない!」

 

リニスはそう言いながら飛び出す。その言葉を聞いて波留とブリジットも飛び出す。

二人のデバイスとジュエルシードが交わった瞬間、ジュエルシードからとてつもないエネルギーが放出され、お互いのデバイスが破損し二人は吹き飛ばされた。

体制を整えたフェイトは破損した自身のデバイス・バルディッシュしまい、無謀にも素手でジュエルシードを封印しようとする。

 

「フェイト!フェイト!危険だ!!」

 

アルフが叫びながら近寄る。

両手で包みながら

 

「止まれ…止まれ…止まれ…」 

 

金色の魔法陣を展開し魔力を高め暴走を抑え込もうとする。

ジュエルシードの光が治まり、気を抜いた瞬間!再びジュエルシードのエネルギーが高まりフェイトは吹き飛ばされる。アルフやなのはもその衝撃で吹き飛ばされる。

だが3人とも壁や地面に叩きつけられることはなかった。

フェイトはリニスが、アルフはブリジットが、そしてなのはには波留がそれぞれを助けに入ったからだ。

 


 

アルフside

 

「っあんたは?…」

 

「ふんっ」

 

「…はっ、フェイト!」

 

あたしは知らない女(ブリジット)に支えられ体を起こすと、直ぐにフェイトを探す。

そこには信じられない人物がフェイトを優しく抱きかかえていた。

 

「……リ、リニスなのかい?」

 

「…フェイト………アルフ。」

 

あたしは信じられなかった。あの日フェイトを託して去っていったリニス。

もう戻ってこないんだと、あたしがフェイトを守るんだと決めたあの日。

そのいなくなったリニスがフェイトを抱えて歩いてくる。

 

「リニスあんた……。」

 

  怒りと悲しみの混じったような声でアルフが声をかける。

 

リニスは悲しい顔をしながら、無言でフェイトをこちらに寄越す。

 

「………リニ…ス?……」

 

フェイトはそう言うと気絶した。

 

「……ごめんなさい……フェイト…。」

 

  リニスは一瞬フェイトを見て一言謝り、ブリジットと共に去っていった。

 

side out

 


 

なのはside

 

「……波留君?」

 

私を助けてくれたのは、青い鎧を着て黒いマントを付けたクラスメイトでした。

 

「…えっえっなんで?なんで、波留君?」

 

「なのは!なのは!」

 

耳元でユーノ君が呼んでいるけど今の状況についていけない。

 

「…落ち着け!なのは!」

 

「…は、い。」

 

波留君の声で落ち着いて周りを見渡す。

 

「フェイトちゃんは!?」

 

慌ててフェイトちゃんの方を見ると、知らない女の人に抱えられているのが見えた。

どうやら無事のようだ。綺麗な人…でもどこか悲しそう…。

 

「おい!なのは。」バチ~ン!

 

名前を呼ばれたら、波留君にデコピンをされました。

 

「……痛ったーー。なにするの波留君!」

 

「お前が話を聞いていないのが悪い。

 ジュエルシードを封印する。ここから動かないで。」

 

そう言って波留君はジュエルシードの方に、歩いて行きました。

 

side out

 

 

波留が小烏丸の抜き、月光色の魔法陣を展開した。

 

「……ジュエルシード…封印!」

 

あたりを光が包み無事に封印が完了した。

フェイトたちは今の光に紛れて逃げたみたいだ。

なのははまだ少し混乱している。

波留が近寄ると

 

「…波留君」

 

「なのは、今日はとりあえず帰ろう。話は明日。」

 

「…明日?」

 

そう言ってなのはを送り、帰宅した。

 

 


 

 

翌日

登校してきたなのはは何かを決意したような顔をしていた。

波留は、なのはとお互いの状況や経緯を授業中に念話で話した。マルチタスクというスキルで2つの事を同時に行うというものだ。以前リニスから

 

「魔導士には欠かせないスキルなので覚えてください」

 

なんて言っていた。どうやらなのはもマルチタスクは練習してたみたいなので好都合だ。

 

 

夕方

臨海公園の方でジュエルシードが発動した。

なのはと連絡を取り合いながら公園に到着するとユーノがすぐさま封時結界を発動した。すると金色の魔力弾が数発放たれる。しかし化け物はシールドを貼り攻撃を防ぐ。

今までのより格段に強いようだ。

なのは飛翔し右上からフェイトは左側面から波留は正面から、それぞれ技を繰り出す。

 

「お願い!打ち抜いて!ディバイン・〈バスター〉!」

 

「貫け轟雷〈サンダースマッシャー〉!」

 

「切り裂け<振動刃(ヴァイブレイト・エッジ)>!」

 

3人の技が当たり、ジュエルシードが浮かび上がる。

なのはとフェイトの封印魔法が同時に放たれ、封印に成功する。

 

二人はそのまま空中で向き合っている。お互いの譲れない思いを胸に抱き、

今また激突する……その瞬間、二人の間に割り込んだ人物がいた。

左手でレイジングハートを、右手のデバイスでバルディッシュを受け止めた。

 

波留は二人の問題だからと、少し離れたところで様子を見ていたが、慌てて近くまで駆け寄った。

 

「ストップだ!

 ここでの戦闘は危険すぎる!

 時空管理局執務官クロノ・ハラオウンだ!

 詳しい事情を聞かせてもらうか。」

 

「…こいつが時空管理局……。」

 

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