青龍魂心セイリュード   作:サナギ@北の大地

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pixivで連載してましたが、Twitterのフォロワーさんから勧められ、連載する事にしました。




その名はセイリュード

都立四乃宮高校。

 

何処にでも、ありふれた普通の高校。

 

強いて言うなら、テニスが強く、過去に、1度だけ都大会ベスト8に輝いた実績があるが、特筆する点はそのくらいである。

 

昼休みを知らせるチャイムが鳴り、生徒達は食堂や購買部に我先にと駆け出して行く。

 

「さて……お昼だ~」

 

黒い短髪に黒い瞳。平均的な身長の男子高校生、寺野晴人は弁当箱を開ける。

 

中身はエビフライとポテトサラダ、かぼちゃの煮物

それらが綺麗に収められ、白米に添えられていた。

 

「何から食べようかな…」

 

迷っていると、その直後、ボールが晴人の頭にぶつかり、弁当を落としてしまった。

 

「悪ぃ!晴人!」

 

「でも良いだろ?お前んち、定食屋だから……」

 

何事も無かったかのように、素早く立ち去ろうとする二人の男子生徒。

 

しかし、二人の方に軽く手が置かれると、二人はビクッと肩を跳ねさせた。

 

恐る恐る振り返ると、そこには……鬼気迫る表情となった晴人が立っていた。

 

「定食屋だから、何だって?代わりのお昼が楽に手に入る、って言いたいのかい?」

 

「あ、いや……その……」

 

「父さんと母さんが丹精込めて作ってくれた僕の弁当を台無しにしておいて、謝罪のひとつもないのかな?ねぇ?」

 

つい先程までの穏やかな印象は何処へやら。

 

本気で怒った彼の怒気は、有無を言わさず跪かせる。

 

この光景は、既にクラスの名物になっていた。

 

「悪かった……本当に悪かった!」

 

「ごめん!購買のお昼代、代わりに払うから!」

 

 

「分かってくれたならそれでいいよ…でも次は無いからね」

 

低いトーンでそう言い、肩をポンと叩き納得する晴人はその場を後にした。

 

「普段は大人しいのに怒らせたら怖いって言うからな……ボール投げはやめようぜ。たまったもんじゃないしな」

 

「お、おう」

 

2人の男子生徒はそれしか言えず、晴人が教室を出たのを見送った。

 

 

 

 

 

 

 

「きゃっ!」

 

「わっ!?」

 

購買へ向かう途中、晴人は1人の女子生徒とぶつかってしまう。

 

「ごめん」

 

「気をつけなさいよ!大羽さんに垢が付いたらどうするの!?」

 

「垢って……お風呂は毎日入ってるし……」

 

「はぁ?屁理屈言わないで!」

 

黒髪ショートの背が低い女子生徒……高木由美子と、茶髪でポニーテールの女子生徒……木俣和実は、誰が聞いても言い掛かりでしかない言葉を、晴人に投げかけ詰め寄る。

 

「2人とも、その辺にして」

 

その凛とした声で、由美子と和実は後ろを振り向く。

 

「ミカちゃん……」

 

光に照らされれば、太陽の如く煌めきを放つ金髪をツインテールで纏め、翡翠色の瞳を持つ少女……大羽美風が、睨む様に佇む。

 

「高木さん、木俣さん。私……先に行くから」

 

「待ってよ〜ミカっち!」

 

「大羽さんの優しさに感謝しなさいよね!」

 

取り巻き2人組は美風を追い掛け後にする。

 

「ミカちゃん……」

 

 

数秒後、隣を通る生徒が持っていた購買部名物のたまごサンドを見て、自分が購買に向かっている事を思い出した晴人は、急ぎ足で購買へ向かった。

 

 

―――*―――

 

美風と取り巻き2人は自分達の教室に戻り、談笑を始めていた最中、美風は席を立った。

 

「ミカっち…どした」

 

「具合悪いの?」

 

親友の2人が心配する中、美風は首を横に振った

 

「少し御手洗に……」

 

美風はそう言い、教室を後にした

 

「そう言う事ね」

 

「了解」

 

由美子と和実も納得し、美風を見送り、その後、由美子は呟く

 

「言い過ぎたかな?噂だと大羽さん、寺野君の事好きとか聞いてるし」

 

「マジ!?ミカっちに悪い事しちゃった系じゃん!」

 

噂とはいえ、自分も友人の想い人を傷付ける事をしてしまった事に和実も後悔した。

 

「謝るにもあんな事言っちゃったし……どうしよう」

 

顔を少し青くして和実を見る

 

「許してくれ無さそう。あぁ言うの怒ったら怖いって言うしさ…」

 

その和実も由美子同様に少し青かった、2人は同時に溜息をついた。

 

 

 

女子トイレの個室、そこで心のシャウトを叫ぶ美風 。

 

実際に叫んでもいないのに、彼女が入ってる個室は、何故か揺れていた。

 

この光景は、後に四乃宮の七不思議の1つになってしまったのであった。

 

『またハルくんに嫌われちゃった!あの顔きっと……』

 

自分の態度で落ち込む晴人の顔を思い浮かべると、美風は深く頭を抱えた。

 

『あの二人も言葉を選んでよ!ハルくんが可哀想じゃない!!』

 

自分を慕ってくれるのはわかる。

 

でも、本当に言葉を選んで欲しい、大好きな幼なじみが、落ち込むのは見たくないからだ。

 

 

『ハルくんは私の優しくて頼れる未来のお婿さんなんだから!』

 

本人が聞いたら、想像に難くない反応をするだろう気持ちを呟く。

 

美風は深呼吸で整えると、晴人と過ごした、あの頃を思い出した。

 

元々家が近所で、その縁で仲良くなった美風と晴人。

 

晴人の両親が営む、寺野屋で一緒にご飯を食べた事もあった。

 

一緒にお風呂も入ったりした。

今なら、顔から火が出る行為である…思えば異性と感じなかったからこそ、できた行動であろう。

 

 

そして、6歳の頃。

 

夕暮れの帰り道、晴人は美風に告白をした。

 

「僕、ミカちゃんと結婚する!」

 

「あたしも!」

 

「ホントだよ!指切りげんまんだよ」

 

「うん!」

 

子供だから【結婚】と言う言葉も気軽に言える。

 

でも美風にとっては運命の人だと分かった瞬間(とき)でもあったのだから……。

 

中学になると晴人とは別クラスで落ち込む中、由美子と和美を中心としたクラスメイトと、仲良くなってからは、晴人との会話も少なくなっていた。

 

『あの2人は、中学になって初めてできた友達……私が止めないといけなかったのに……ごめんね、ハルくん』

 

2人には感謝してる、でも、あんな事をしてしまった2人に何も言えない自分を嫌悪する。

 

「さて!教室に戻らなくちゃ」

 

休みを終えるチャイムが鳴る。

 

気持ちはブルーだけど、あの2人に心配はかけたくない……そう心に誓い、せめて表面上は明るくしよう。

 

美風はそう決めて、教室に向かった。

 

 

―――*―――

 

 

「早く帰らなきゃ……」

 

部活を終えた美風が、校門を潜ろうとしたその時だった。

 

こちらに向かって歩いて来る、不審なコートの男が目に入った。

 

次の瞬間、男は美風の前を歩いていた女子生徒を、掌から伸びた緑色に発光する触手で貫いた。

 

「……え?」

 

「きゃあああああッ!!嫌ッ、いやぁぁぁぁぁッ!!」

 

甲高い悲鳴を上げながら、女子生徒は光の粒子となって消滅し、その触手に吸収された。

 

「ゲヘヘ……まず一人ィ……」

 

男は舌なめずりしながら、周囲を見回す。

 

「嘘……何あれ……?人が……」

 

突然の出来事に、美風は混乱する。男は立ち竦む美風に気が付くと、次は彼女に魔の手を伸ばした。

 

「2人目、み~つけたァ……」

 

「ッ!?こっ、来ないで!!」

 

男はトカゲの怪物に姿を変え、美風を追い掛けた。

 

 

『なんなの?……あの怪物は。どうして人を襲うの?……助けて……助けてよ……ハルくん!』

 

「逃げるなァ……お前、美味そうな記憶してそうだなァ!」

 

 

 

舌なめずりをする怪物から逃げる美風、彼女の、脳裏には思い浮かぶのは、晴人であった。

 

あんな事をする自分に来る、そんな都合のいい話、何てないのに……そう思いながら、必死に逃げ出す。

 

 

「これは……まさか…!」

 

晴人は、1人で帰ろうとした時に

耳鳴りが起こったのだ。

 

「あの人の説明通りなら……この近くだ!」

 

足早に教室を抜けた。

 

―――*―――

 

 

 

「追い詰めたァ」

 

「この変態!」

 

壁際に追い詰められた美風は、テニスラケットをぶつけるも、逆に壊れてしまった。

 

 

 

「嘘!?」

 

「痛いなァ……お仕置だァ!」

 

トカゲの怪物は爪を伸ばし、美風の身体を切り裂こうとする。

 

しゃがんで回避したが、美風は手の甲を切ってしまった。

 

「ッ!」

 

その痛さに美風は手を抑える。

 

「何で泣かないんだァ?オレが喰おうとする女は泣くのに」

 

「あんた何かの為に、泣いてやるもんか!」

 

長く伸ばし舌で頬を舐められ、嫌悪感を示すも、毅然とした態度で、強く言うも目には涙を浮かべていた。

 

 

「生意気を言うなァ!」

 

伸ばした爪が美風に迫るーーその時!

 

「ハァッ!」

 

後ろからの蹴りをあびせる。

 

効果は無かったが、トカゲの怪物は、背後から飛び蹴りして来た存在へと、注意を向けた。

 

 

 

「お前……誰だ?」

 

後ろを振り返るとそこに居たのは晴人であった。

 

突然の出来事に手で口を抑え、驚く。

 

 

「ハルくん!?どうしてここに……」

 

「ミカちゃん!早く逃げるんだ!」

 

恐怖を抱く美風に、晴人は逃げるように諭す。

 

「無理だよハルくん!あんなバケモノなんか相手にしたら、ハルくんが……!」

 

来てくれたのは嬉しいが、想い人が傷付くのは見たくない。

 

そんな事を考えてしまう美風に、晴人は優しく微笑んだ。

 

 

「大丈夫。必ず助けるよ…ミカちゃんは僕が守る!!」

 

ポケットから石を取り出し、握り締める。

 

龍装(りゅうそう)

 

その瞬間、光を放つ蒼い球体が晴人を包み込んだ。

 

「ま、眩しい……でも優しい光」

 

目を瞑る美風、それでも放つ光は、先程の恐怖を打ち消す光を放っていた。

 

美風がその光を受け入れた時、光が収まる。

 

四聖獣の1つである、青龍の顔に黄色の角がついた蒼いマスク。

 

目は翠の複眼。

 

腰には青龍のエンブレムがつけられたベルトをつけ、左腰には両刃型の剣が備え付けている。

 

機械的だが、何故か生命力を感じるスマートな鎧装はマスクと同じく蒼色に輝く

 

両方の手の甲には龍の爪が2本つけられた、戦士がそこに立つ。

 

「何者だ!」

 

「青龍魂心!セイリュード!!」

 

その戦士の名を轟かせ、リザード・メモリアンはたじろいだ。

 

「変身した……そしてメモリアン?……ハルくんに何があったの……?」

 

「ミカちゃん、危ないから隠れて!」

 

その言葉を聞いて、ようやく美風は隠れた。

 

何故、晴人がこうなったかはまだ分からない。

 

でも、自分を助けてくれた晴人を……セイリュードを見る。

 

それだけで美風の心に【希望】が生まれた。

 

 

―――*―――

 

「カッコつけてんじゃねぇぇぇぇぇ!!」

 

リザード・メモリアンは、爪を伸ばしセイリュードを切り付ける。

 

「終わったな……何!?」

 

コンクリートを容易く切り裂くその爪は、セイリュードにヒビさえもつけられなかった。

 

それを見て、リザード・メモリアンは驚きを見せる。

 

「ハッ!」

 

その隙を見逃さず、セイリュードはリザード・メモリアンの腹を殴る。

 

「ウグッ!」

 

「お前はミカちゃんを襲った……」

 

激流の如き怒りを拳に宿し、更に一撃を叩き込む。

 

「だからなんだァ!」

 

リザード・メモリアンは両腕の爪を伸ばして切り掛る。

 

セイリュードは両腕を握り返し、投げ飛ばした。

 

 

「僕が守りたいと誓った、大切な人を怖がらせたお前に僕は容赦はしない!」

 

起き上がろうとする、リザード・メモリアンに目掛けて飛び膝蹴りを浴びせる。

 

「強い……あの怪物に勝ってる!」

 

美風は晴人の言った言葉が、確かなものだと改めて実感した。

 

 

「グルル……死ねやァ!」

 

リザード・メモリアンが口から火炎弾を吐き出す。

 

その数発がセイリュードに命中し、煙が立ち込めた。

 

「これでどうだァ!」

 

「ハルくん!上!」

 

セイリュードが怯んだ隙に、リザード・メモリアンは跳躍し、その鋭い鍵爪を今度こそ振り下ろそうとする。

 

だが、美風はセイリュードに危機を知らせるため、リザード・メモリアンの居場所を大声で叫ぶ。

 

 

「ありがとう!ミカちゃん!」

 

感謝の言葉を聞き、美風も笑顔で頷く。

 

 

 

「グッ!離せ!」

 

煙が消え、リザード・メモリアンの両腕を掴み、壁に投げ飛ばした。

 

「グガァァァァァ!!」

 

 

「これで終わりだ!」

 

トドメをさそうと足に力を入れ、拳を握って構える。

 

「ま、待ってくれ!?助けてくれェ!もう人は襲わないから!」

 

それを見て、プライドをかなぐり捨てたリザード・メモリアンは膝を地面について頭を擦り付けた。

 

「ホントだな?」

 

「あぁ!」

 

半信半疑だがその言葉を信じ、セイリュードは美風の方へ背中を向ける。

 

「バカがァ!死ねェ!!」

 

「ハルくん!」

 

リザード・メモリアンは、隙を見せたセイリュードに、鋭く伸ばした舌を出すが……。

 

「い、痛ぇよォ!!」

 

両刃型の剣セイリューバーを抜き、自身の身体を貫こうとした、舌を斜めに斬り裂いた。

 

「今度こそ……終わりだ」

 

その一言で、先程とは比べ物にならない怒りを見せるセイリュードに、リザード・メモリアンは初めて【死】という恐怖心を覚えた。

 

「こうなればヤケクソだァ!」

 

後がないと見て、火炎弾を吐き出す。

 

だが、セイリュードは動じずに両足に力を溜める。

 

その両足が蒼く光った。

 

「ハァァァァァァァァ……ブルードフィニッシュ!!」

 

 

 

飛び上がると、セイリュードの足を包むオーラが、青龍の(あぎと)を形作した。

 

技名を叫びながらセイリュードは邪悪の徒に、必殺の両足蹴りをくらわせる。

 

グォォォォォォ!!」

 

直撃を受け後退りすると、断末魔をあげ、リザード・メモリアンは、消滅した。

 

 

 

―――*―――

 

 

 

「ハルくん……」

 

バックルのエンブレムに手をかざすと、鎧は粒子に戻り、石になる事で龍装を解除される。

 

「ミカちゃん、もう大丈夫だよ」

 

こちらを向いて微笑む晴人。

 

美風は彼の元まで走り寄ると、夕日に煌めくツインテールを揺らしながら勢い良く抱き着いた。

 

「おっと!?み、ミカちゃん……?」

 

 

「ハルくん!怖かった……怖かったよぉぉぉ」

 

晴人の胸に顔を埋め、泣きじゃくる美風。

 

涙に顔を揺らす幼馴染の背中に手を回し、晴人は彼女をしっかりと抱き締めながら、右手で優しく頭を撫でる。

 

「本当に無事で良かった……ミカちゃんに何かあったら僕は──」

 

「ハルくん……。わたし、ハルくんは……わたしのこと……なんか……ひっく……助けにきてくれる……なんて、くれるわけないって……えっぐ」

 

「え?どうして、そんな事を?」

 

「だって……ハルくん……わたしのこと、キライでしょ?…中学に上がってから、わたし」

 

晴人は指先でそっと、美風の涙を手で拭った。

 

「そんなわけ、ないじゃないか」

 

「え……?」

 

 

「だって僕達、友達じゃないか?」

 

 

優しく語りかける言葉に美風は疑問に思い、質問を投げかける。

 

「でもハルくん……、全然私に話し掛けてくれないから……、てっきり嫌われたかと思って……」

 

「それはミカちゃん、中学になって友達が増えたから、僕が邪魔したら悪いかなって」

 

バツの悪そうな表情で後ろの頭を掻く晴人。

美風はそれを見てキョトンとしてしまう。

 

「そうなの?」

 

「うん、でも寂しい思いをさせたなら謝るよ。ごめんね、ミカちゃん」

 

「そんなっ!ハルくん、顔を上げてよ!」

 

 

頭を下げて謝ろうとする晴人を止めて、美風は晴人の目を真剣な表情で見つめる。

 

「謝るのは私の方。今までごめんね、ハルくん……。それから、助けてくれてありがとう!」

 

「うん!どういたしまして」

 

そして、2人はお互いの顔を見合わせ、クスッと笑った。

 

 

 

「………」

 

「ハルくん?」

 

晴人が暫く黙り込むと、口を開いた。

 

「ミカちゃん……。一緒に来てくれるかな?」

 

「え?」

 

「話したい事があるんだ。あの怪物……メモリアンについて」

 

「ハルくんが変身したあの【セイリュード】とも関係があるんだよね?」

 

「うん……僕の家に来て欲しいんだ」

 

晴人の差し出されたその手を、美風は躊躇うこと無く握る。

 

『温かい……それにあの頃より大きい。当たり前か……10年前だもんね』

 

幼かったあの頃を思い出していた。

 

「手を怪我してる!痛くない?」

 

「え!?……痛ッ!」

 

「無理したら駄目だよ。念の為、一旦保健室に寄ろうか」

 

「うん……」

 

 

晴人は、美風の手を取り、保健室へと向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

四乃宮高校 屋上

 

「あーあ、あの力、ホント厄介じゃん……プリン美味っ!」

 

ピンク色の縦巻きロールでゴスロリ衣装を身に纏い、フェンス上に座り、プリンを食べる少女がぼやく。

 

「仕方ありません……。我々の唯一のミスですからね。『彼』が生きているのは」

 

黒スーツを着て、尖った黒髪の男が不気味な微笑みをたたえ同調する。

 

「まぁ良い……。倒す、そして滅ぼす。歯向かうものに対して、我々はそうだったハズだ」

 

金色のドレッドヘアーと褐色肌で、筋肉を主張する様な赤いスーツを来た男が自信満々に答える。

 

「全ては……創成者の為に……」

 

髪型と顔をフードで身を隠した者が、機械音声で呟く。

 

そして、謎の四人は、闇夜に紛れる形で姿を消した。

 

 

 

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