悪魔憑きの白兎   作:名無しの矛盾

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誤字・脱字・語彙力なさすぎ、などがありますがそれでもよろしければどうぞご覧ください


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ベルはヴァニカが恩恵を刻んでいる合間に外に出て、目的地にむかいながらオラリオの街を見てまわり思い出す、九年前、邪神エレボス率いる闇派閥(イヴァルス)と二人の絶対悪(英雄)によって混沌を極め人々は絶望し滅亡寸前まで追い込まれていたオラリオには、すでにあの時の爪痕はなく人々の笑顔で溢れている。

 

(たった九年で、いや十年か時間が過ぎるのは早いな)

 

ベルはあの頃と今を比べてその差に時の流れを感じつつ、裏路地へと足を運ぶ、そして奥と進んで行くと、さまざまなゴミが散乱している空間に出る。

 

(あの人が時間に遅れるなんて珍しいな?まさか)

 

ベルは待ち人に付いてきてるであろう神に呆れつつ、いつも通りかと諦めていると、前の通路から二人分の足音が聞こえてくる。

 

「いや〜すまないベルくん!少し遅れてしまったかな?」

「『遅れたしまったかな?』じゃありません!ヘルメス様、貴方が余計な寄り道をしなければ時間通りついていたのにそもそも貴方は呼ばれてないでしょう、すいませんベルうちの主神(バカ)が」

「もう慣れたさ、アスフィ、キミが謝ることじゃないよ」

 

ベルの前に現れたのはヘルメス・ファミリアの主神ヘルメスと団長のアスフィ・アル・アンドロメダだった、アスフィは大分振り回されてたようで疲労が滲み出ているかのような空気を醸し出し、ヘルメスは屈託のない満面の笑みを浮かべている

 

「それで、ベル君、一体アスフィになんのようだい?」

「貴方は呼んでないんですけどね、まぁどうせこうなるとは思ってましたけど」

「さっすがベル君!俺の事よくわかってるじゃないか!ハッハッハ‼︎」

「はぁ〜、全くこの人は、アスフィ例の物は?」

「はい、こちらです」

 

ベルはヘルメスに呆れつつアスフィに頼んでいたものを受け取る、受け取った物には布が巻かれており、かろうじてそれが剣であることが分かる、ベルはなんの躊躇もなく布を取り、満足げな笑みを浮かべる。

 

「ああ、要望通りだ、ありがとうアスフィ」

「い、いえ、そんなお礼を言われる程でも////」

「アスフィ、イチャついてるとこ、申し訳ないんだけどその剣について説明してくれないか」

「なッ!何言ってるんですか!イチャついてなんかいません‼︎////」

 

ベルが新しい玩具を買ってもらった子供のような満面の笑みをアスフィに向ける、その笑顔にアスフィは顔を赤くし俯く、そんなアスフィをヘルメスが茶化しながら剣についての説明を求める。

 

「コホン、この剣は簡単に言うと魔力を吸収し放出が出来る代物です、もちろん普通の剣としても使えます、銘は【宿魔の剣】です」

「へぇ〜、なるほどね君の【神秘】で作った、魔道具なのか」

「無理言って、剣にしてもらってありがとう、アスフィ」

「えぇまったく、剣の形にするのには苦労しましたよ、まぁ貴方が私を放っておいて、ヴァニカと二人っきりで旅をしていて時間はありましたから、ね?」

「あーそのー、ア、アスフィさん?その節は本当にすいませんでした!」

 

アスフィはヘルメスに剣の説明をする、そしてアスフィは思い出すベルの空間魔法で手紙だけを届けられ、ヴァニカへの嫉妬とベルへの怒りで作り上げた、まさに自分の最高傑作と呼べるこの宿魔の剣ができた経緯をそして滲み出すベルへの怒り、いやもはや殺気と呼べるほどにまだなっていた、そんなアスフィの殺気に気づいたベルは全力でアスフィに謝る。

 

「いえ、そんな怒っていませんよ?えぇ怒っていませんとも、ただ殺意が湧いてきているだけですよ」

「うーん!それなら怒っててくれてた方がマシだったかな!ちくしょうめ‼︎」

「ハッハッハッハ!これぞまさに修羅場だね、ベル君!」

「いい顔でくだらないこと言ってないで、助けてくれません⁉︎」

「断る!こんな面白いこと止めるなんてもったいない!」

 

ベルはヘルメスに助けを求めるが満面の笑みで断る、そんなヘルメスを後でしばくと決意し、なんとかアスフィを説得しようとする。

 

「そ、そうだ!アスフィ!これまでのお礼になんでもしてあげるってのはどうかか?」

「なんでも、ですか?」

「うん、僕にできことならなんでも」

「そ、それなら、、、、ください」

「え、ごめん今なんて?」

「だから!私にもヴァニカと同じようにしてください!!」

 

ベルの言葉にアスフィが反応する、これを好機と見てベルは即座に肯定する、そしてアスフィが顔を伏せながら呟くがベルは聞き逃してしまい、聞き直す

とアスフィは真っ赤にした顔を上げ、大声で言う

 

「え、それってどうゆう?」

「おいおい、ベル君!察してやれよ、つまりはそうゆうことさ」

「あっなるほど!そうゆうことか!」

「、、、ッ////わかったんならわざわざ言葉に出さなでください!」

「そうゆう事ならヘルメス様、アスフィ借りていきますね」

「ちょっとベル!?なぜ小脇に抱えてるんですか⁉︎」

「そりゃだって、したいんでしょ?」

「それはそうに、、、?、ま、待ってください!多分勘違いをしています、もちろんそうゆうこともしたいですが、私はあなたとその、デートがしたいのであって////」

 

ベルはヘルメスの助言によりアスフィの気持ちを察するがどうも、話が噛み合わない するとベルに抱えられた状態でアスフィは考える、なぜこうも違和感があるのかとそして答えに辿り着き、顔の隅々まで赤くし自分がしたいことを告げる、アスフィ・アル・アンドロメダ、もうすぐ二十二歳は一人の男に恋する乙女なのである、そんなアスフィを見てベルの中で何かが切れる。

 

「あ〜アスフィ、デートはまた今度しよう、それじゃヘルメス様、行ってきます」

「ああ‼︎楽しんでくるといい、でも明日の朝には返してくれをベル君」

「残念ですがほんっっとうに残念ですが、今日はちょっと予定があるので今日中には返しますよ」

「待ってください⁉︎またってなんですか!今から何処に行くんですか!説明してくださいベル、目が目が怖いですよ⁉︎ヘルメス様も笑ってないで助けてください‼︎」

「アスフィ!しっかりと味われて来なさい」

 

ベルの目が捕食者の目に変わりアスフィを連れ去ろうとする、アスフィはヘルメスに助けを求めるが笑顔で送り出されるだけであった。それから数時間後アスフィはベルの空間魔法で直接、部屋に送られた、アスフィの恨めしそうにあの化け兎めと呟き眠りにつくのであった。

 

 

(つい夢中になってしまった)

(全くだ、やりすぎたよ、ベル)

(わかってるよでも、アスフィが可愛いのがいけないんだよ、アスデル)

(はぁ〜君ってやつは、なんでこうなってるのか、本当に自覚あるのかい?)

 

アスデルはベルに呆れていた、なぜならベルはすっかり日が沈み街灯で照らされた街中ではなく、建物の屋根を高速で移動していたのだ。

 

(わかってます〜でもあんな表情見たらもっとしたくなるじゃん)

(あーはいはい、それじゃ急いで急いで、ヴァニカにどやされるよ)

(わかってるって)

 

ベルの言葉をてきとうに流しアスデルはベルを急かす、ベルもその言葉に焦り、さらりスピードを上げホームへと急ぐ。

 

「ふぅ〜ついた〜」

「おかえり、ベル」

「ッ!ヴァニカ、起きてたんだ」

「まぁね〜、それでアスフィちゃんとのお楽しみはどうだった?」

 

ベルは教会の扉を開けるとヴァニカが長椅子に座っており、ベルに気づいたヴァニカは立ち上がり出迎えの言葉をかけながら近づき抱きついて耳元で囁く。

 

「やっぱり、わかっちゃう?」

「そりゃね、何年一緒にいると思ってんの、それに女は男の浮気に敏感なんだよ〜まぁ浮気ってわけじゃないけど」

「あはは、ごめんヴァニカ、それで神様は?」

「んっ、ヘスティアちゃんならもう寝たよ、初めての恩恵でしかもあんなのだったから相当疲れたんでしょ」

 

ベルはヴァニカの頭を撫でながらヘスティアのことを聞く、ヴァニカは気持ち良さそうに目を細めながら質問に答える。その言葉を聞きベルはグリモワールを開く。

 

「そっかそれじゃ、ちょうどいいな《空間魔法》神隠し・解除」

 

ベルが魔法を解除すると教会の天井の空間が歪み骨で覆われた紅い繭が現れる。その中には九年前このオラリオを【暴食】ザルドと共に滅亡寸前まで追い詰めた【静寂】アルフィア、その人だった。

 

「あぁ、ここまでくるのに随分とかかたな、それじゃあヴァニカ頼んだ」

「任せて《血液治癒魔法》玩具修理者(ドクターブライス)

 

ヴァニカがグリモワールを開き、魔法を使うと背中から巨大な人影が出来上がる。顔はおばあさんのようでナースの様な服を身に纏い背中からは小さな羽が出ており腹部からは無数の医療器具のようなものが出ている。

 

「それじゃあ、やるからサポートよろしくね、メギキュラ、ベル」

『あぁ、任せてたまえ、こうゆうのは得意分野だ』

「できる限りの補助はするけど治癒の方は任せたよ」

 

まず、ベルの骨魔法で手術台のような物を作りそこに、繭から出したアルフィアを乗せてヴァニカの玩具修理者で治していく、ヴァニカが作り出した繭、治癒の血繭はあくまでもアルフィアに巣食う病の侵攻を遅らせ弱らせる為のものでありその上呪符魔法による不死性の付与で延命さてただけ故に、ヴァニカの玩具修理者での手術(修理)が必要なのである、

 

「「終わった、無事に終わった〜〜‼︎」」

 

それから数十分後、アルフィアの手術は無事に終了しベルとヴァニカは抱き合い喜ぶ。

 

「でも、まだ目覚めるのは先になりそうだね」

「仕方ないさ、呪符魔法で不死化させて僕の骨魔法と血液魔法で母さんの病の進行を遅らせてたとは言え、無茶してたし一応また繭の中に入れておこう」

 

手術は成功したものの無理な延命の代償か目を覚さずにいたが、ベルとヴァニカは予想していたのかアルフィアを繭に戻す。

 

「さて、これで目的は一つ果たした次は、君たちを迎えに行かなきゃね、【アスデル】【メギキュラ】」

 

二人は意識を集中させ目を開くと真っ暗な空間が広がりそこに巨大な影が二人いた。

 

『あぁ、やっとかこれでヴァニカにワタシの力の全てを使わせられる』

『長いよで短いような、でもこれでボクもやっとベルに全ての力を使わせられる』

「ザルドおじさんの遺体をあの場から持ち去り、母さんを助けてオラリオを一年かけて調べた甲斐がやっときた」

「でもさ〜冥界との扉って何処に開くのベル?」

「十年前、オラリオの神々が天界へと送還されてる時、こっち(人間界)あっち(冥界)の壁が神の力(アルカナム)によってヒビが入った、そしてそのヒビが入っていて扉として使えるのがダンジョンの十八階層にある大樹だ」

「大樹?大きな木が扉なの?」

『あぁ、樹とはそちらとこちらをつなぐ扉として使いやすい、故に扉たりうるのでわないかとゆうことだ』

 

十年前、邪神エレボスの策略によって神々が天界へと送還され神の力が漏れ出し、その漏れ出した力によって冥界との壁にヒビが入ったのである、ベルの空間魔法では扉は開けられても壁は壊さないだからヒビが入っている箇所を知る必要があったそれゆえに一年かけて、ヒビの箇所を調べてあげたのである。

 

「そっか、それじゃ早速い「こらこら、少し待ちなさい」なにさベル止めないでよね〜」

「今日はもう遅いから明日行こう、それに外の疲れがまだ残ってるだろう?だから明日行こうよね、ヴァニカ」

「、、、、わかった、明日行こう」

 

ヴァニカは話を聞き、早速行こうとするがベルに止められベルの言い分に納得したヴァニカは先に地下の部屋へと戻ってゆく、そしてベルは繭を魔法で隠し部屋に帰りながら、呟く。

 

「全てはあの人達との約束のために」

 

これは無力で英雄に憧れる少年が英雄へと至る物語ではないこれは悪魔憑きの少年が約束を果たすため英雄になる物語




お読み頂きありがとうございます。
次回と次次回でロキ・ファミリアと絡めてばと思います。
ダンジョンに行けずすいません、それでは次回もよろしくお願いします。
(最後のはなんかカッコつけたかっただけです)
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