サッカー選手がダンジョンにいるのは間違っている 作:Jade dream
これはとある人(某社畜様)のキャプ翼の実況を見て思いついたものです。
ちなみに主人公の所属ファミリアをロキ・ファミリアにした理由は単純明快、ロキ様が一番好きだからですねあの普段はおちゃらけた態度なのにカッコいい時はとことんカッコいい、そのギャップにやられました。もちろんロキ・ファミリアの面々も好きですけど、特にベートのキャラとか好きですけど、やっぱロキ様なんですよね。
こんな事言ってないで本編入れって?
ではどうぞ
変更点
距離の表記をメドルではなくメートルと書いてしまいました。ファンの皆様本当にすいません。
なぁあんた、ロキ・ファミリアの「
なんでもそいつは球を使ってダンジョンに潜るそうだ。
球には何の仕掛けも無く只々頑丈なだけで、凄いのはそいつ本人の脚力だからってんだから驚きだよな。
それに噂によるとそいつの脚力は神の恩恵を受ける前からやばかったらしい。
蹴りだけで木を破壊したり、球を壁に向かって蹴ったら壁にめり込んで危うく貫通しそうだったりな。
だからあんた、ダンジョンでは「
ん?なんでそこまで言うのかって?それは俺が一度ダンジョンでその流れ弾に当たったからさ。
何より恐ろしいのは、それが威力が相当落ちてもなお俺の腕の骨を折った事だ。
仮にもレベル2の体が球を受けきれなかっただけでも驚くがさらに威力が落ちてるなんて言われたら恐ろしいを通り越して尊敬するね。
ちなみに後にも先にも「
少し話が長くなっちまったか、それじゃ俺はダンジョンに潜るぜ。
あんた、もう一度言うが流れ弾には気を付けてくれよ。
それとあんまりサポーターを雑に扱うなよ、俺みたいになるぞ。
それじゃ、じゃあな!
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さっきの男は何だったのだろうか?
ロキ・ファミリアの「
噓もあるかも知れないがそのほとんどは本当だろう。
あのロキ・ファミリアに普通の人間がいるわけがない、少しくらい常識から外れていたって大して驚きはないな。
・・・それにしてもレベル2の腕の骨を折るとは。
さっきの男はおそらく前衛職だな、あの大剣を背負い筋骨隆々とした見た目で流石に後衛ではないだろう。
耐久は相当高い筈、その男の腕を威力が落ちてもなお折るんだとしたら「
いけない、無駄なことに時間を使ってしまった。
早くあの男の様に私もダンジョンに向かわなければ。
だが「
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「くしゅん」
ロキ・ファミリアの今の状況に似つかわしくない可愛らしいくしゃみの音が響いた。
「ハッ!まさかあの「
「うるさい、たまたまだから、それにベートだって敵に注意しなきゃ。」
「うるせー、てめえだって今俺がいなかったらモンスターにやられてたんじゃねぇのかよ。」
「僕は気付いてたよ、だけど君に譲ってあげたんだ。」
「んだとドチビ!今ここでてめえのことをぶっとばしてやるか。」
「また前みたいに負けてもいいんだったら僕はいいけど。」
「やってやろうじゃねえか!」
「ベート、そこまでだ。それに日向もあんまり焚きつけるな。」
「はい、すいませんでした団長。」
「チッ...わーったよ。」
「それにしても、今回は随分と深くまで来ましたね。
今何階層ですかね?」
「確か59階層だった筈だよ、それにしても流石に皆も疲れてきているね、少し休憩を取ろうか。
皆、周囲の安全を確認してテントを設置するんだ。」
「はい...右方向の確認は終わりました。」
「左側も!」
「前と後ろの確認終わった...」
「よし、皆ありがとう、それじゃあテントを張って休憩しよう。」
「テントの設置が終わったら全員装備の点検をしておけよ。」
「はい、リヴェリアさん。」
「それじゃあ見張りは体力が残ってる僕たちが最初にやりますので皆様は先に休息を。」
「あぁ、頼んだよ。」
「団長、私が手伝うことはありませんか?」
「いや、無いから大丈夫だよ、ティオネは皆と休んでいてくれ。」
「はい!は~、やっぱり団長ってカッコいい...」
「テメェはここでも変わんねぇな。」
「うるさい、あんたなんかに団長の素晴らしさなんかわからないわよ、ダ・メ・犬」
「んだとッ?!」
「まぁまぁ、落ち着きなよベート。」
「うるっせえな日向!さっきはフィンに止められたから我慢したが今ここで続きしても良いんだぜ?」
「休めって言われたばかりだろ...」
『何だこのモンスター達は?!』
「皆さん...」
「ええ、今すぐ全員武器をもって外に出るわよ!」
「チッ、日向ッ!続き忘れんなよ!」
「また今度ね!団長ッ!今出てきました、何があったんですか?」
日向達は急いで自分の武器を持ち外に出る、テントから出ると見たことがない芋虫型のモンスターが団員を襲っていた。
「あぁ全員来たね!それが急にこのモンスター達が出てきて見張りを襲い始めたんだ。」
「なら私たちも戦闘に参加します!」
「頼んだよ!だけどあのモンスターの吐き出す液には気を付けるんだ!あれはデュランダルじゃないと武器を溶かされてしまう!」
「はい、わかりました!」
「わかった...」
「団長!リヴェリアさんはどこに?!」
「彼女は後ろで詠唱しているはずだからレフィーヤも早く下がるんだ!」
「はいっ!」
そして全員が持ち場につき戦闘は苛烈になっていく。
「クッソが!戦いずれぇッ!」
「僕も迂闊にボールを打てないな...だけどわかった、このモンスターは体の中心に魔石があるからそこを狙えれば...」
「何をブツブツ言ってやがるッ!テメェも戦えよッ!」
「わかってる!ここだッ!飛んでけ«ドライブシュート»ッ!」
日向の放ったボールはモンスターの遥か上に飛んでいったかと思うと、強烈な縦回転によって一直線に落ちていきそのモンスターの体を貫いた。
『pigha-?!』
そしてモンスターは腐食液を出す前に魔石を砕かれ灰になった
「よし、成功した、次もこれで...っ!」
『pigha!』
しかし近くに居たもう一匹のモンスターが腐食液を出しながら飛びかかってきた、ボールはさっきのモンスターの居た地面に埋まり、味方はみな持ち場にいて助けは期待出来ない、普通の冒険者ならば諦めるしかない状況だが、日向は一級冒険者、いくら距離をとって戦うと言っても接近戦が出来ないわけでは無い、日向は腐食液ごとモンスターの体を蹴り味方のいない方向へと飛ばした
「ふ~...危なかった、だけどすね当てはもう使い物にならないな、帰ったら椿に謝らないと。」
すね当てを見れば表面の装甲が腐食液によって溶かされ防具としての意味を失っていた
「おーい、日向大丈夫?」
「あぁ、ティオナ大丈夫だよ、そっちは?」
「フィンがこれ以上はこの数を相手に出来ないから必要なものだけ持って撤退だって。」
「テントは放棄か、なら先にボールを回収して...急いで団長の所に戻ろう、ベート!聞こえただろ、戻るよ!」
「チッ、わーったよ!」
...
「はぁ..はぁ..団長、西側は全員戻りました。」
「あぁ、無事で良かった、それじゃあ総員、撤退だ!」
フィンが号令を掛けると同時に聞いたことのない声が鳴り響いた。
『Aaaaaa-!!! 』
「嘘...何、あのモンスター...」
そこには全長6M程もある巨大なモンスターが居た。
下半身は先程の芋虫型のモンスターと同じだが上半身は線の細い女性の様な見た目でありながら腕は4本あり、顔は辛うじて凹凸が確認出来る程度でそのチグハグ差が恐ろしく不気味なモンスターだった
「まさかさっきのモンスターの女王だって言うの?」
「皆、早く撤退するんだ。」
「ですが団長、あのままでは先に追い付かれてしまいます。」
「なら私が...私のエアリアルならあの液は飛ばせる...」
「僕もあのモンスターの射程外から攻撃出来ます。」
「...わかった、二人とも頼んだよ。ただし無茶はしないでくれ。」
「うん..」
「はい。」
「総員、今からアイズと日向が殿を務める、その間に僕たちは撤退する。」
「そんな...二人はどうするんですか?!」
「あくまでも足止めだ、あのモンスターと僕たちの距離が取れたらすぐに戻ってきてもらう。」
「ふざっけんなッ!!誰かに守られるなんてうぜぇだけだ!俺も残っ「ベート、君のフロスヴェルトはさっきの戦闘で壊れただろう?それではアイズ達の足を引っ張るだけだ。」...チッ。」
「それじゃあ頼んだよ。」
そう言ってフィンは団員を連れ階段へと向かう。
「別に日向まで残らなくても良かったのに...」
「流石に一人は心配だから、それじゃあやろうか。」
『Ahhhhhh-!!』
モンスターはたった二人でこっちに向かってくる敵を確認すると叫びながら何かを飛ばしてきた。
まるで砂のように光を反射しているそれはおそらく鱗粉だろう。
「«エアリアル»...」
アイズは魔法を使い飛んできた鱗粉を日向のいない方へ飛ばす。
一方日向はその鱗粉からある程度距離を取り女体型の動きと鱗粉に注意していた。
ドンッ
女体型が鱗粉を撒いて数秒後、突如鱗粉が爆発した。
「あの鱗粉は爆発するのか...厄介だな。」
「日向...行くよ?...」
「あぁ、僕が援護する、アイズは好きに動いて良いよ。」
二人の役割を伝えて戦闘は始まった。
アイズは女体型に攻撃を仕掛けるがそのどれもが腕によって防御される。
「...硬い。」
「アイズ!アイツにシュートを打つからその隙を狙え!」
「わかった...」
女体型は奥の敵が何かをしようとしているのに気付き急いで鱗粉を飛ばすが、
「«エアリアル»」
アイズの風により鱗粉はあらぬ方向へ飛ばされた、それならと腐食液を飛ばそうとするが日向を止めるには一歩遅かった。
「くらえ«ファイヤーショット»!!」
あれはまずい、そう考えるよりも早く体は動き咄嗟に4本の腕をクロスさせるが、
『Oaaaaaaa?!』
女体型はその威力を止められず腕は弾き飛ばされた、その合間にアイズは女体型に近づき最後の攻撃を放つ。
「リル・ラファーガ...」
『A?!..aaa...』
アイズの攻撃によりモンスターは魔石を砕かれ灰になっていく。
「終わったよ?...」
「あぁ、やっぱりアイズは凄いね。それじゃあ団長達の所に戻ろうか。」
「うん...」
···
「団長、戻ってきました。」
「あぁ、怪我は無さそうだね、良かった!それであのモンスターはどうしたんだい?」
「アイズと一緒になんとか倒しました。」
「そうか、魔石を砕いたかい?」
「はい...もしかして魔石は回収した方が良かったでしょうか?」
「いや、君達が無事ならそれで良いんだ、ただ少しね?これを見てくれるかい?」
そう言ってフィンが出したのは怪しく光を反射する虹色の魔石だった。
「これは?」
「ティオネが回収してくれたあの芋虫型のモンスターの魔石さ。もしかしたらあの女体型も同じかと思ってね。」
「倒したときに少しだけ見れたけど多分同じだった...」
「そうか、とりあえずこれはロキと話してからだな、それまでは話が広がるのはあまり良くないか...全員聞いてくれ!只今よりあの49階層について箝口令を敷く!許可するまでは誰にも話さないでくれ!」
「「「はい!」」」
「頼んだよ、そしてもうすぐ遠征が終わる、だからといって気を抜かずにするんだ。」
「団長!あのミノタウロス倒してもいいですか!」
「待つんだティオナ、全員あのミノタウロスを倒せば中層からは抜けられる。しかしみんな分かっていると思うがいくらミノタウロスだからといって油断をすればいくら僕たちでも簡単に死んでしまう、だからみんな油断をせず倒してくれ。」
「わかりました!それじゃ行ってきまーす!」
「ティオナ、あんたはもっと落ち着きなさいよ。」
「早く来ないとティオネの分まで倒しちゃうよ?」
「待ちなさい!私だって団長にいいところを見せなきゃならないの!」
「よしべート、じゃあミノタウロスを倒した数で競おう。」
「いいぜ、俺に負けても言い訳すんなよ。」
「こっちのセリフだ。」
「まって日向、ベート私も行く。」
「別にいいけど、ベートは?」
「俺もいいぜ、ただし俺たちの勝負の邪魔はすんなよ。」
「うん、分かった。」
そして各々が自分の獲物を見つけた途端、
『ヴモォォォォォ』
なんとミノタウロスが逃げたのだ。
「はぁ?!お前らモンスターだろ!なんで逃げんだよ!」
「そんなことはどうでもいい!早く倒さなきゃ奴ら上層へ行くぞ!」
「んなことわーってるよ!」
「日向達は上層に向かったミノタウロスを頼む。僕たちはこの階層のミノタウロスを倒す。」
「はい。団長。」
「はーい!」
「了解しました。団長」
「あぁ。」
「分かった、フィン」
それぞれが団長に従い移動する。日向達は被害が出る前にミノタウロスを倒すため二手に別れた、具体的にはティオナとティオネ、日向とベートとアイズといった感じに。
「それじゃ、頑張ってね!」
「私たちも頑張るのよ。」
「倒し損ねないでくださいね。」
「わかってるわよ、団長の期待は裏切れないからね。」
「じゃあ、行こうか、二人とも。」
「俺に命令すんな。」
「うん、被害が出る前に。」
「ベート、どこに逃げたかわかるか?」
「こっから50
「左か、この通路だな。」
その先には必死に走るミノタウロスがいた
「残念だね、距離が開いてればティオナ達からは逃げられたかもしれないけど、僕たちはロキ・ファミリア最速なんだ。」
「俺が倒す。」
「あぁ、頼む。」
そう言ってベートはミノタウロスの懐に飛び込む、ミノタウロスも距離を取ろうと後ろに下がろうとしたがそのときにはもうベートの蹴りが腹部に刺さっていた。
「相変わらず凄い蹴りだね。」
「馬鹿言え、分かってて言ってんだろ腹立つが脚力だけは俺と同じかそれ以上のくせによ。」
「いいや、あれはスキルがあってだから、まだミノタウロスはあと一匹いたね、わかる?」
「こっから60
「なら早く行かなきゃ...」
「そうだね早く行くよベート。」
「てめえ後で覚えてろよッ!」
三人が走って行くと見るからに冒険者になりたての少年が居たが、
その目の前には自分たちが逃がしたミノタウロスが武器を振り上げ少年を殺そうとしていた。
まずい、アイズとベートがそう考えた瞬間にはもう日向は行動していた。
「くらえ!《タイガーショット》!」
日向が蹴ったボールはミノタウロスの腕目掛けて飛んだ。
ミノタウロスも気付き咄嗟に武器を構えたがボールはミノタウロスの武器を破壊し更には武器を持っていた腕を破壊した。
『ヴモゥォォォ?!』
「アイズ、後は頼んだよ。」
「うん。」
しかしミノタウロスは自身の武器が無くなってもなお残った左腕で抵抗しようとしたが所詮は中層のモンスター、アイズたち一級冒険者には敵わなかった。
ミノタウロスが走ってきたアイズを潰しに左腕を地面に叩きつける、しかし手ごたえが無い、何処に行ったかと探そうとした瞬間自身の目の前には細くしかし力強い剣があった。
「お疲れ、アイズ。」
「うん、それと日向ありがと...日向が居なかったらミノタウロスは私が着くよりも早くこの子を殺してた...」
「いいや、僕も仕事をしないと団長に怒られるからね。それとその少年は大丈夫なの?」
「忘れてた。ねぇ、君大丈夫?」
そうしてアイズは手を差し伸べた。返答は、
「?!うわぁぁぁぁぁぁぁっっ?!」
血まみれのまま逃げるというものだった。
「あ、ちょっと待って...」
アイズの静止も叶わず白髪の少年は地上へと走っていった。
その光景にベートは爆笑し日向もこらえきれず笑ってしまった。
「そんなに笑わなくても。」
「ごめんごめん、こんなこと滅多に無いから。」
「まさか助けた冒険者に逃げられるなんてな。まぁ仕事は終わったんだ、フィンたちのところに帰ろうぜ。」
「うん...」
「まぁ、そんなに落ち込まなくていいよ、あんな目立つ冒険者そうそういないからすぐに見つかるさ。
次会ったときに話でもすればいい。」
「そうだね...分かった。」
それでも相当落ち込んでるが、そのとき日向は
(それにしてもあの冒険者の子は凄いな、あの新品のナイフ、確かギルドからの支給品だよな・・・新人だったのにミノタウロスと戦うなんて。
ただの死にたがりか、それとも何か理由があるのか、また会ったら今度は話をしてみたいな。)
彼が考えていることは近々叶うことになるのだがそれはもう少し先の話。
ここまでこの小説とも言えないものを読んでいただきありがとうございます。
感想などを頂けましたら今後の投稿に生かせるので是非ともお願いします。
あと感想にて「自分はこのシュートが好き」等の意見を頂けたらそのシュートを早めに出すかも知れませんので気が向いたらどうぞ。