暖かな日差しが優しげに俺の頬をなでる。
朝、それはひきこもりの俺が滅多におめにかかれないものであり、そこで一つ目の違和感。
二つ目は俺の腕の中にある暖かい物体。
それも普段なじみのないものである。二つ目の違和感を自覚したとき、俺は意識を完全に覚醒させる。
もう眠気なんてどっかに飛んでいった。
抱きしめてみると柔らかく、もぞもぞと動いた。
いったいこの腕の中にあるものはなんなのか。
俺は猫も犬も飼っていない。なぜなら両親が動物が嫌いだから。ならば幽霊か。
いやいや、こんな科学文明が発達しているこの世でそんな非科学的な存在あり得ないだろう。
俺は3分間ほど悶々としたのち思い切ってそれを見てみることにした。
もうどうにでもなれという気持ちである。
「は」
俺の腕の中にいた物体それは、、、
金髪美少女ドリルロリであった。
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「スバル大丈夫?」
銀髪の美少女がこちらの顔を心配そうにのぞいてくる。
銀色の髪に紫紺の瞳。直接あったことはないが俺は彼女の名前を知っている。
「エミリア」
「ん、どうしたのいきなり私の名前なんか呼んで。ちょっとスバル変じゃない?」
「スバルがおかしいなんていつものことかしら。」
金髪美少女ドリルロリ、、、ベアトリスがツッコミを入れる。
スバル、とエミリアは口にするが俺はスバルではない。
金髪美少女ドリルロリを発見した後、俺は甲高い悲鳴をあげた。
そりゃ誰だって自分の腕のなかに美少女がいたら悲鳴のひとつぐらいあげるだろう。
それを聞いてエミリアたちが駆けつけたということだ。
駆けつけたのはエミリア、ユリウス、ラインハルト、ヴィルヘルムの4人だ。
リゼロのイケメン(エミリア含む)勢揃いである。
俺はそっとため息をついた。
つまり俺は異世界召還されたわけだ。しかもナツキスバルとなって。
最悪だ。リゼロは主人公が死に戻りをして正解を探す物語で主人公はいつも苦しくてつらい目に遭う。
もっと女の子がいっぱいいてチヤホヤされる主人公に憑依したかった。
だってほら、見ろよ。駆けつけた四人中三人が男だ。
どんだけ男がヒロインやってんだよ。
「スバル、スバルってば!」
自分の世界にとじこまっている俺を鈴音のこえがひっぱりだす。
思わず顔をあげるととんでも美少女。
また悲鳴が出る。その場にいる全員に怪訝そうな顔で見られたので口をすぐに塞いだ。
その時俺の頭に電球が現れた。ピッコーンと。
可愛い美少女を惚れさせて自分でハーレムを形成すればいいんじゃねと
幸いリゼロには可愛い美少女がたくさんいる。俺が知っているそいつらの苦難を俺がスピーディーに素早く解決してやれば全員イチコロじゃねと。
ここでは夢にみたハーレムも夢じゃない。
おれはニヤニヤと笑って、ハーレム形成の準備に取りかかることにした。