傷を呪う   作:日陰桜

2 / 2
仕事が落ち着いたのでようやく投稿できました お待たせいたしました


二話

「それじゃあ僕はもう1つ仕事があるから一緒に行こうか そこで呪術の基礎を教えてあげる 今回の事件の元凶でもあるその術式についてもね」

五条さんにお世話になる決心をした後五条さんのその一言により私は次の仕事の現場に付き添うことになった

 

訪れたのはいかにも心霊スポットという感じの廃病院 道すがらにあの時私から溢れ出していた力が呪力という人間の負の感情からでる負のエネルギーでありそのエネルギーの集合体が呪霊と呼ばれる私が昔から見えている化け物のであるということを聞いた

呪霊は呪いでしか祓うことが出来ないため術式と呼ばれる方法を用いて呪いを祓う人達が呪術師 私のこれからの道であるようだ

 

「病院とか学校って人間の負の感情が貯まりやすいんだよね そういう場所って呪霊が出やすいの 目に呪力を回してみて」

「こうでしょうか …ッ!!」

そう言われ呪力を目に流すとそこで見えたのは 地面に映る足跡のようなものそして建物や地面、自分の周りの至る所に見える線 線 線

流れ込む膨大な情報に脳が焼かれる感覚にすぐに呪力を流すのをやめる

「大丈夫かい!? 一体どうしたんだい?」

「はいなんとか 呪力を流した瞬間に大量の足跡のようなものと線が見えて おそらく情報量に耐えきれなかったのかと」

「足跡のようなものはおそらく残穢と呼ばれる呪霊の痕跡だね 線の方は分からないがもしかしたら君の術式と関係しているのかもね そうだな今度は呪力を流す際に残穢だけを見ようとするかその線を見ないように意識して流してみようか」

 

私は言われた通りに線を見ないように意識しもう一度呪力を目に流す すると今度は先程の足跡のようなもの 残穢だけが視界に映った

 

「今度は大丈夫そうです」

「本当に凄い呪力操作の才能だね よしそれじゃあ中に入ろうか 僕のそばから離れないこと あと使うことは無いだろうけどこれを渡しておくよ」

五条さんはそう言うと私に小刀を差し出してくる

「これは?」

「呪具と呼ばれる呪力を帯びた武器だね 武器自体に呪力を帯びているからそれで攻撃するだけで呪霊にダメージを与えれるものだよ その呪具は『霧裂(きりさき)』 それに呪力を流して振ると込めた呪力を斬撃として飛ばすことができる

念の為自衛武器として持っておいて」

「わかりました」

「それじゃあ見学授業開始ってことで しゅっぱーつ」

おちゃらけた雰囲気で病院に入っていく五条さんに私はついて行く

 

「まず呪力と術式についてだね ちゅーもーく」

そういうと近くにいた小型の呪霊が五条さんが放った呪力によって爆発した

「うわっ」

「今僕がしたのは呪力をそのまま打ち出したの で次が術式ね」

次は呪霊が螺子切られるようにして消滅する

「呪力は電気で術式が電化製品みたいなものだね 術式に呪力という電気を流して使う感じだね」

「あの五条さん その術式なんですけど 私の術式はどうすれば分かるんでしょうか」

「来年には君の担任になるからね五条先生と呼んでくれたまえ 君の術式に関してだけどね その術式は」

 

その言葉の最後を聞く前に私は何かに叩きつけられた

 

「がはっ げほっげほっ 一体何が 」

そこはおそらく手術室だったであろう場所

そこにいるのはナースの成れの果てのような風貌の呪霊

「手術室に怨霊って王道展開ですね ついでに見習いが隔離される展開も」

「■■■■■■■■■■■!!!」

「あぐっ! 不味い 逃げなきゃ」

呪霊が叫び声を上げるとメスが飛来し左肩に刺さる

(呪力での強化… 目に呪力で強化をするなら脚にも同じ要領で)

脚と目に呪力を流し飛来するメスをギリギリのところで避けることに成功する

「呪具に呪力を流して振るう!」

霧裂に呪力を流し振るうと斬撃が呪霊に向かい飛ぶ

「■■■■■!!!」

呪霊は身を捩り斬撃を避けるが少しの傷を付けることに成功する

(私の術式が分からずにこの呪具が有効な以上これを繰り返すしかない 私の術式って一体)

次々に飛んでくるメスや机などを避けながら霧裂を振るい少しづつダメージを与えていくが有効打とは考えにくい

(五条先生が私の周りに起きた現象は私の術式のせいであると言っていた つまり不自然な怪我と治癒速度の低下 暴走の時両親や五条先生は切り傷の様なものが出来ていた )

「ガッ 私は馬鹿か 集中しなきゃ死ぬぞ」

思考に意識が向いていた私は避けきれずに飛んできた机に弾き飛ばされた

(つまり私の術式は傷に関連するということだ

この曖昧な認識で術式が使えるのかは分からないけどやるしかないか)

「私の中の術式という家電に呪力の電気を流すイメージ」

私を構築するスイッチのようなものが押される感覚 スイッチが押され呪力の電気が全体を巡るように流す

「術式起動」

術式に呪力を流しその呪力が呪霊に向かい

呪霊の傷が裂けた

「■■■■■■■■!?」

「できた… でもまだ倒る気配はないか」

呪霊から呪力が溢れ

「うわっ」

私自身が弾き飛ばされた

(多分この呪霊は指定した物を直線に飛ばせるんだ 範囲が分からないし指定した物も分からない)

「って嘘でしょ」

目の前の呪霊が呪力を溜めだした

「呪力そのまま打ち出すってさっきの五条先生と同じ方法か」

「そうだねー」

「へ?」

呪力を溜める呪霊を警戒していると間の抜けた声が聞こえた時には五条先生が呪霊を足蹴にして立っていた

「五条先生 遅いですよ」

「ごめんごめん こいつ以外にも小物沢山とちょーっと強いのが居たからそっちも祓ってきたんだよ 思ったより時間使っちゃった」

「いや生徒第一で行動してくださいよ」

「そこは本当にすまないと思ってるよ 傷も負っちゃったし治療しないとね そして術式分かったみたいだね?」

「はい 恐らくですけ…ど…」

「おっと」

会話の途中で私は耐えきれずに意識を手放すのだった

 




術式を理解させるために五条先生は飛沫のこと放置してます 五条先生ならやりかねないからいいかなと

こんな作品ですがお気に入りと評価していただきとても感謝しています
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。