怪異症候群 怪異が創り出した怪物 作:まっちゃんのポテトMサイズ
まっちゃんのポテトMサイズという者です。
怪異症候群に関しては実況動画を見たことしかありません。
何で書こうとしたんでしょうかね。
では、拙い文章ですが、本編どうぞ。
人気の無い早朝の街をフードを被りながら近所の公衆電話へと歩を進める。
静寂が支配する中、ただ僕の地を踏みしめる音だけが鳴り響いている。
こんな早朝の風はとても涼しく、僕の緊張を解いていった。
ジャケットのポケットの中で握りしめた十円玉はひんやりと僕の手の中で自分の存在を僕に教える。
「…」
暫くすると、僕は目的地へと到着していた。
僕は覚悟を決め、銀の縁取りをした透明な扉を開け、その中に入る。
そして、銀のお金の挿入口に十円玉を一つ入れ、受話器を取り、自分のスマホの電話番号に電話をかける。
すると、十円玉が入っていたポケットの中とは反対のポケットでスマホがバイブ音を出しながら震えだした。
直ぐにポケットからそれを取り出し、画面に表示された緑の部分を親指でタップする。
そして、通話がつながったのを確認すると、「さとるくん、さとるくん、おいでください」と言った。
そうして、受話器を戻し、友達にそれを実行したとメールで伝える。
友達は直ぐにそのメールを読み、返信を寄越してきた。
「…バカバカしいな。こんな事、あり得るはずないだろ」
僕はそう言って友達の返信を読み終わってからポケットにスマホを突っ込んだ。
それから数時間後の正午、学校の昼休みに入った頃、僕のスマホが突然バイブ音を出しながら震え出した。
友達はその相手がどんな人なのか気にしていない様子で自らを取り囲む者達と笑いながら話をしていた。
僕は半分呆れながらスマホを取り出す。
その画面に表示されていたのは、非通知設定という文字だった。
僕は直ぐに緑の場所をタップし、耳元にスマホを当てた。
「…もしもし?」
「…今、君の最寄り駅にいるからね」
幼い男の子の声をした謎の通話相手はそれだけ言って通話を切った。
僕はスマホを耳元から離し、スマホの画面を見つめる。
すると、友達は僕の机に手を置き「購買行くぞ」と言った。
僕はスマホをポケットに突っ込み、溜息を吐き、仕方なく彼について行く。
それから数時間後、夕日が僕たちの背を照らしている頃、僕が友達と下校をしている最中に先程の電話がかかってきた。
僕は立ち止まり、直ぐにその電話に出た。
「今、君の家の近所のスーパーに居るからね」
彼はそれだけ言って通話を切った。
僕は耳元からスマホを離し、画面を閉じてポケットに突っ込む。
段々と僕の家に近づいてきている。
それだけはハッキリと分かっていた。
ただ、それを友達に打ち明けるのだけは避けていた。
それをしてしまえば、きっと友達は後悔をしてしまうだろうから。
こいつは心の優しい奴だ。だからこそ、僕は打ち明けない。
それから、母さんが晩御飯を準備している頃、その電話がかかってきた。
僕は自室で勉強をしていた為、それを邪魔されたことに多少の苛立ちは覚えたが、都市伝説などに対象者の都合など関係無いか、と自分を納得させ、電話に出る。
「今、君の家の前にいるよ」
そう言われ、僕は直ぐに自室の窓を開け、家の玄関の付近を見渡した。
だが、僕の家の前にはそのような人影は無く、僕は内心ほっとして背後を振り返る直前、彼の声が聞こえて来た。
「今、君の後ろにいるよ」
それに気づいた頃にはもう遅かった。
僕はそのまま背後を振り向いてしまった。
さとるくんは、自分の背後に来た時に、何でも質問に答えてくれるらしい。
だが、何も質問しなかったり、
「かはっ…!!」
突然、首を絞められたように苦しくなり、呼吸が出来なくなった。
「駄目だよ。兄ちゃん。俺の事を見ちゃいけないって、知らなかったのか?」
姿の見えない『さとるくん』は中年の先程の幼い男の子の声とは打って変わって中年男性の太い声でそう言った。
「ま、どちらにせよ君の事は連れていく。…安心しろ。この世界では死ぬが、次の世界ではしっかり生きて行けるからよ」
「つ、次の世界…?」
「ああ、俺が連れて行くのは別世界だ」
ああ、漸く納得した。
何処かに連れていかれる。その場所が分からないのは連れていかれた人が帰って来なかったから、そして、その人が死んでしまったから。
薄れる意識の中、僕はそう納得して瞼を閉じた。
「…さて、連れて行くとしましょうか。ねぇ、怪物様?」
「ああ。この少年ならば、私の力を託しても良いだろう。世界の怨念の結晶体と言っても過言では無い程の怨念を持つ、彼ならばな」
物陰に隠れていた長髪で白髪の二つの顔を持つ老人は松葉杖をつきながら少年の死体に近づき、その手を翳した。
すると、その老人は、不気味なほどに口を三日月状に歪めてその手を戻した。
「彼の怨念は我々の思っていたモノよりも遙かにすさまじい。例えるならば、そうだな。怪物だ。怪物には、怪物の力を持たせなければなるまい」
老人はそう言って彼の首元に手を置き、力を流し込んだ。
すると、その老人は力を流し終えたのか、その場に倒れ込んだ。
「…安らかにお眠りください。
『さとるくん』は姿を現し、その老人に対し、手を合わせてその場を去った。
次回から姫野美琴等の原作キャラと交わらせていきます。
感想、評価等お待ちしております。
では、また次回。
日常編は必要か否か
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必要
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要らんわぁ!!