世界の中心でフェイトォォォォ!と叫ぶ俺恋語(オレコイガタリ) 作:スターダストヒーロー
遅くなりすいません!!
最初に謝っておきます。
前後編にするつもりだったのですが、あまりの長さに三つに分けてしまいました。
すいません。
それでは、お楽しみください。
「せいっ!せいっ!はっ!」
朝になり、俺は庭で日課の『赤龍帝の籠手《ブーステッド・ギア》』の鍛錬をしていた。
《Reset》
籠手から発せられた声で、自分の力が元に戻っていく。
「よし、籠手での鍛錬はここまでにしよう。次は魔法の練習だ!」
俺は籠手をしまい、デバイスであるサジットを取り出す。
『ふう、またもや存在を忘れられるかと思ったよ』
「ナニイッテンダ?・・・じゃなくて、何言ってんだ?サジット?」
『いやなに、ちゃんと出番があったことに感動しているだけだよ』
「?」
何だったんだ?・・・あっ、そうか、また作者に忘れられてて、魔法の修行にいないのはおかしいから途中で書き足しされたのか・・・
『魔法の修行なのに私を忘れるとはな・・・』
「・・・よし、練習するか」
『おいマスター!!作者に忘れられた、哀れな相棒に何か慰めは無いのか!?』
「ええい、うるさい!!作者の都合に俺を巻き込むな!!」
『マスター、君は主人公だ!忘れることがないからそんなことが言えるんだ!!忘れられるということがどれほど辛いか!!』
「そんなの知るか!!俺は関係ないね!!」
『この世は忘れられることがない者ばかりではない!!一人の忘れられることがない者の裏には、何十人と忘れられる者がいる!!君はその現実を知るべきだ!!』
「だったら、もっとキャラを濃いくして見たらどうだ!!それで少なくとも、忘れられることはないだろうよぉ!!」
『そんなことで忘れられないのなら等に世界は輝いているっ・・・マスター、本当にそう思っているのなら・・・理想を抱いて溺死しろ!!』
「理想なんか抱いてねぇ!!もういい、お前とはやってられるか!!俺は魔法の練習をさせてもらう!!」
俺は一度家に入り、サジットを部屋に置いて、もう一度庭に出た。
サジットは『マスター、君は私の出番を減らすつもr―――とか言っていたが無視だ、無視。
そして、庭で俺は新魔法を練習していた。
俺の新魔法は、ある漫画の術を魔法で再現したものだ。
「魔力をあの力に見立てて・・・魔力を圧縮、圧縮、圧縮ゥ・・・そして、それを乱回転させて、球に留めるっ・・・どっわあ!!!!」
手のひらに集まっていた魔力が弾け飛び、俺は庭をゴロゴロと転がる。
「いててて、難しいなあー、この魔法が出来たら俺の低い魔力でも、Sランク相当の魔力障壁でも突破できるようになるのにな・・・」
なぜ、この魔法を俺が必要としているのかは、今日会うプレシア・テスタロッサ――つまり、フェイトちゃんのお母さんにある。
春菜にプレシアさんは原作ではどんな様子か聞いてみたのだが、これが中々ひどい人らしく、この世界でも、アリシアちゃんに聞いた話から推測すると正常な思考は出来ていないみたいだ。
そんな人と会うのだ、危険がないとは限らない・・・
この予想が当たらなければいいのだが・・・
しかも、プレシアさんはSランク以上の魔導師らしい。
錯乱して攻撃をしてくれば、いくら仮面ライダーの俺でも殺す気で攻撃しなければ、こちらが危ない。
しかし、そうすると確実に殺してしまう。
(え?魔力の巨大な天道を殴って軽く倒してなかったかって?あれは、あいつが未熟だからだ。攻撃はさばきやすかったし、魔力障壁の強度が少し足りていない。だから、簡単に魔力障壁を突破できた。)
なので、用心に用心を重ねて、急遽攻撃を魔力ダメージで済ませられる魔法を練習することにしたのだ。
しかし、なんせ俺には魔力がない。
そこで、俺が注目したのが、今練習している術だ。
まあ、なんの術を練習しているのかは使ってからのお楽しみだ。
そういう訳で、とりあえずもう一回練習練習。
『マスター』
「どわった!!」
いきなり喋りかけられたことにより、圧縮されていた魔力が暴発し俺は再び庭を転がった。
仰向けになった俺の頭のところに人影が立つ。
「大丈夫?誠?」
「ああ、大丈夫だよ、フェイトちゃん」
そう言って俺の顔を覗き込んだのは、サジットを持ったフェイトちゃんだった。
俺は倒れたまま、それに返事した。
「何をしてるの?」
「うーん、魔法の練習・・・と、そうだ忘れてた。おっほん、おはよう!!」
「うん、おはよう」
俺は立ち上がりながらそう言って挨拶した。
「今日だな~プレシアさんに会いに行くの」
「うん、そうだね・・・」
「うん?なんか元気ないな?久しぶりに会うのに?」
「実は、まだジュエルシードが全部集まってないことが気がかりなんだ・・・」
確かに、ジュエルシードは俺たちが14個、天道たちが5個、そして見つかっていないのが2個・・・
全部は集まっていないが・・・
「過半数はあるんだから、大丈夫だろうさ!!」
「・・・そうだよね」
「ああ!!」
・・・そう、どんなことがあってもフェイトちゃんが傷つかないように、俺が守る。どんなことをしてもな・・・
俺はそう決意して、フェイトちゃんを見る。
するとフェイトちゃんは、そうだ!!と、俺に向かってこう言った。
「誠、ケーキでも持っていったら、母さん喜んでくれるかな?」
「いいと思うぜ?俺、いい店知ってるし」
「いい店って?」
「それはな「ああ!それって翠屋?」うおっ!春菜、びっくりさせるなよ・・・」
その店を俺が答えようと思い、俺が口を開いた瞬間、俺の後ろから声が聞こえてきた。
後ろを向くと、縁側に春菜がパジャマ姿で眠そうに目をこすりながら立っていた。
「お兄ちゃん、翠屋に行くんですか?」
「おう、そうだが?」
「あたしも行っていいですよね!」
「ああ、もちのろんだぜ!」
「誠、それを言うならもちろん、でしょ?」
「いや、口に出ちゃってな・・・」
そう言い合いながら俺達は翠屋の話をした。
『ところで、マスター魔法はいいのかね?』
サジットがそう口を挟んできた時には、もう30分近くたっていた。
「うわっ!もうこんな時間だ!!サジット、手伝ってくれ」
『ふ、了解だマスター』
今度はサジットと共に魔法を発動させる。
『私が魔力を乱回転させる。マスターは形を固定することに意識を集中させろ』
「わかった。それじゃ、いくぞ!!」
魔力を圧縮していく、そして、サジットが魔力を回していく。
(ここで固定するっ!!)
魔力が球体になり、安定する。
「よしっ!!うまくいった!!」
「お兄ちゃん、それはまさか・・・」
「おう、これは・・・螺旋丸だ!!」
知ってる人は多いと思うが、螺旋丸はジャ○プのNARUTOに出てくる主人公の必殺技だ。
俺は螺旋丸をチャクラではなく魔力でできないかと考えたのだ。
結果それっぽいものができた。
「それにしても、綺麗ですね」
「うん、誠の魔力光は赤だから、赤い星が回っているみたい」
春菜とフェイトちゃんはうっとりと俺の螺旋丸を見ている。
『マスター、じっと見ているのはいいが、威力の方は大丈夫か?』
「そうだな、試してみるか・・・二人共いつまでも見てないで少し下がってて」
俺は庭にあるかなり大きめの岩に向かって螺旋丸を激突させる。
岩が螺旋丸が当たったところから丸く削り取られていき、岩を最後には粉砕した。
「うん、中々の威力だな・・・これに赤龍帝の籠手で強化すれば新しい俺の必殺技になるな!」
「お兄ちゃん成功ですね!!」
「おめでとう誠!!」
「ありがとう。さて、飯にするか」
そう言いながら風呂場に行き、俺は汗をかいたTシャツを洗濯機に入れ服を着替える。
それから、キッチンに行き食パンをトースターに入れ焼く。
冷蔵庫から卵とベーコン、サラダ菜を出し、ベーコンをフライパンに入れる。
サラダ菜をちぎって皿に盛り付け、こんがり焼けたベーコンの上に卵を落とす。
少し焼き、白身が固まり、黄身は半熟の目玉焼きの完成!!
皿に盛り付け、トースターのパンを皿に移し、テーブルに並べる。
「出来たぞー!!」
「「朝ごはん、キター!!」」
テーブルに座って待っていた、二人のテンションは少しハイになっていた。
「さて、全ての食材に感謝を込めて・・・」
「「「いただきます!!」」」
朝食の後片付けをし終わると、春菜がやってきて俺に黒くて四角い凹みがあるプレートを渡した。
「お兄ちゃん、これが頼まれていた物です」
「お、サンキュー、これで俺たちが用意は整ったな」
「でも、フェイトちゃん用は調整もしないといけないですし、デバイスに組み込まなきゃいけないのでまだ出来てないんです・・・」
「いや大丈夫だろう、今はこれだけで十分だ」
そう言いながら、俺は春菜の頭を撫でる。
「お兄ちゃん、セクハラですよ?」
「気持ちよさそうにしながら言うんじゃねぇよ」
しばらく撫で続けたあと、リビングに行ってフェイトちゃんと打ち合わせをする。
「じゃあ、11時からフェイトちゃんの家に行くっていうことでいいよな」
「うん、そこまで時間がかからないと思うから2時あたりからご飯でいいと思う」
「ご飯はとりあえず出前でいいですね?」
「何の出前を取るの?」
「そうですね・・・お寿司にしましょうか」
「おい、打ち合わせだろう?もう終わったみたいにご飯の話をしてるんだよ・・・」
「「ごめんなサイコロステーキm(>__<)m」」
「ぶん殴るぞ・・・」
数十分後・・・
「よし、これで準備は整った!あとは、出発するだけだなっ」
「十一時です。フェイトちゃんお願いします」
「うん、転移!!時の庭園」
結晶のようなものを取り出しそう叫ぶ。
(それ、ソードアートオンラインじゃね?)
と、思ったが口出さないようにした。
結晶が砕け散り光が俺たちを包む。
そして、気づくと俺達は見知らぬ所に立っていた。
「ここが・・・フェイトちゃんの住んでいたところなんですか?」
「うん、それにしても春菜ってすごい!この結晶、魔力を使わずに転移できたよ!!」
「あたしは天才ですから!!」
「ああ、春菜の発明だったのか・・・」
どうりで似てると思った。一体いつの間に作っていたのやら・・・
「こっちだよ、誠と春菜」
「そっちか、わかった。案内頼むぜ、フェイトちゃん」
そうして歩くこと数分・・・
俺達の前に大きな扉が現れた。
フェイトちゃんは「少しここで待ってて」と俺達に言い、その扉をノックし「母さん、ご報告に上がりました」と言って入っていく。
気になるので俺は春菜と一緒に扉に耳を当て中の様子を探る。
「母さ・・・中間報告・・戻・・した」
「フェイ・・・さっさ・・・の・・・しな・・い」
くぐもった声が聞こえてくる。
「うーん、よく聞こえないな」
そう言って俺は扉から耳を話す。
春菜は大体のことが聞こえるようで、簡単に実況してもらう。
が、十分程度たったとき状況が変わった。
「フェイトちゃんは緊張しながら報告しています。プレシアの方は今は冷静ですね・・・ん?急に怒り出した?」
「大丈夫かよ、フェイトちゃんは」
「今は大丈夫です。でも、いつフェイトちゃんに暴力をふるってもおかしくないくらい怒ってます・・・っつ!?」
「どうした!?」
「お兄ちゃん早く中に・・・っ!!」
「一体どうし「きゃあっ!!あうっ!!」フェイトちゃん!?」
俺が言う前に、ピシャッ!!ピシャッ!!と何かをムチで叩くような音が連続して鳴り、そして痛みに喘ぐようなフェイトちゃんの声が聞こえてきた。
俺は一瞬にして頭が真っ白になった。
気づいたときには赤龍帝の籠手で扉を殴っていた。
扉が吹き飛び中の様子が分かる。
そこには縛られ、ムチで何度も叩かれたかのような跡があり、血がにじんでボロボロになったフェイトちゃんがいた。
「「・・・・」」
俺と春菜はその光景を見て言葉を失う。
「あら、あなた達は何者かしら?」
そういったのは、ムチを持った顔色の悪い三十代位の女だった。
俺達はそれを無視してフェイトちゃんに駆け寄る。
「あ・・う・・誠・・・春菜・・・違うんだよ?・・・母さんは・・・ホントは優しくて・・・・これは私が悪かったから・・・だから・・・・」
フェイトちゃんはそう言って気を失った。
フェイトちゃんのその姿を見て、俺の中で何かが切れた。
「・・・春菜、お前はフェイトちゃん手当して下がってろ。少し、俺はやるべき事がある」
「お兄ちゃん・・・気をつけて・・・」
春菜が下がって行く。
そして、俺は立ち上がって顔色の悪い女―――プレシアと対峙したのだった・・・
いかがでしたか?
楽しんでいただければ幸いです。
さて、サジットの扱いが酷いというのでそれについて作者の気持ちは下の通りです。
はあ?サジットが忘れられてる?そんなのキャンディを舐めながらだって俺には(忘れることが)できる!!遊びさ、本気でやる(出番がないやつを書く)訳無いじゃん!!俺の仲間だってそう、みんな遊びで君たち(出番がない人)を忘れているんだ!!君たちは俺たちにとって二次小説のキャラなんだから!!
と、言うのは冗談で大事なデバイスを忘れてすいませんでした!!
次回からは忘れないようにします。
次回予告
やめて!プレシアの魔法攻撃をその身に受けたら、武神鎧武でもしびれちゃう!!
お願い、死なないで誠!!
あなたがここで倒れたら春菜やフェイトちゃんとの約束はどうなっちゃうの!?
まだ、変身は残ってる!!
ここを耐えればプレシアにO☆HA☆NA☆SHIできるんだから!!
次回、誠死す デュエルスタンバイ!!
次回も見てくださいね!!