「大体、君は僕が下界に降り立ったらすぐに姿を消してたじゃないか!僕がどれほど心配したかわかってるのかい!」
「いや~、あははははは」
「笑い事じゃない!反省しろ!」
いつまで続くんだ……これ。俺関係ないでしょ。早く、終わってくれ。お、俺の足が限界なんだ。もう危険信号出してんのがビンビン感じるんだ!早く解放してくれ!頼む!‥‥つーか、なんで隣のアホ女神はピンピンしてんだ?え?マジこいつこれ平気なの?マジやばくね?今度から拝んどくわ。
「で、君も君だ。ヘカテの眷属ならしっかりと手綱を握っといておくれよ!」
ふぁ!?現実逃避してたらこっちに飛び火が飛んできたぞ!ここはしっかりと訂正せねば‥‥えーっと
「誤解です、女神ヘスティア。私は毎日この駄女神の手綱を握ろうと努力しています。ですが、そのたびにこいつは予想以上の動きをするから手に負えないんです。」
マジで、この駄女神には苦労させられてばっかりだ。ダメだ、あ涙出てきた。前なんてロキ・ファミリアのエルフにちょっかい掛けてえらい目にあった。被害総額は数えたくない。もう我らがホームが借金の肩代わりにされてから数えてない。
「ねぇ、ヘカテこの子凄く悲しそうな眼してるけど、君何かしたかい?」
「へ!?何もしてないよ!?うんうん、むしろ私が世話してあげてるぐらい」
あぁ、遠い遠い異郷に住む父と母よ。やはり、冒険者なんてなるべきではなかった。あの時、あなた方の忠告をきちんと聞いておけば…。
「はぁ、わかったわかった。今回は許してあげよう。眷属の子がかわいそうだし」
「おお、やっと許してくるのかい!ヘスティ。やはり持つべきものは友神だな!うんうん」
借金、いつ返し終えるかな。ゼロが四、五、六、ハハ、終わりが見えねぇや。
「よし、そうと決まれば我が家に帰るぞ、テウス!!」
陽気なことを抜かした駄女神は俺の襟をつかむと歩き出した。
次の日、俺は身支度を済ませるとすぐさま、ギルドに向かった。借金返済のために依頼書受理と昨日のヘスティア様のファミリアについて調べたいからだ。冒険者ギルドはこの町の運営にも携わっているから、ファミリアを設立する際に拠点とかを記入した届け出必要な筈だ。それを見して貰えば、ファミリアの大体のことは分かるだろう。少なくともファミリアの人員は分かるでしょ。
「エイナさん、いますー?」
ギルドの門を開くとエイナさんの名を読んだ。
「はーい、どうしました?テウスさん」
嗚呼、癒される…どこぞの駄女神は俺のことを雑に扱ってくるからエイナさんの存在が俺の中で善き清涼剤となってくれるのだ
「あの、用があるんですよね・・・・?」
「あ、すいません。少し考え事をしてたもんで。」
すぐに謝らなければ、「うちの主神が~」とかそういうのエイナさん嫌いだろうし。
「えっと、それで用というのはですね・・・」
「ヘスティア様のファミリアについて知りたい?」
「ええ、そうなんですよ。なんでもうちの駄め、じゃなかった主神の旧友らしくて‥‥」
「う~ん、難しいですね」
「はれ?」
何故?Why?もしかして俺のことが嫌いになった?
「あ!別にジェイさんが嫌いだからと教えないというんじゃないですよ!ええと、なんて言えばいいのかな?...実はですね、テウスさん。ヘスティア様のファミリアはできてそれ程月日が経っていないんです。」
OH、そういう事ね。できて数日のファミリアだからあまり情報がないと、ほうほう。なるほどね。
「でも、情報が全くないというわけでもないんですよ。」
エイナさんが元気づけようとしてくる。優しい
「じゃ、その情報だけでもいいんで教えてもらってもいいっすか」
なんだか、エイナさんからの情報を整理しているうちに泣きそうになってきた。あまりにも今の俺と似通った環境下にいるから同情してしまう。新人で一人でファミリアを運営させるとか可哀相過ぎる。俺の時でさえ、四、五人はいたからなんとかなってたものの、流石に一人は可哀相過ぎる。
「メモだとこの辺りなんだけど・・・・、あれか?」
俺の目の前には今にも崩れそうな廃教会しかなかった。いや、確かに寂れた教会だとは聞いてたけどさ。流石にここまでの崩れかけの教会なんて誰が予想したよ。俺のファミリアですら拠点はもう少しましだぞ。ま、借金で火の車なんだけどな。とりあえず、しばらく様子を見てみよう。
5時間経過
おかしい、一向に人の気配がしない。寝てるのか?それとも主神も眷族も外出中なのか?まさか、場所が違うてことはないよな・・・?そろそろ帰らないと、クソ女神の晩御飯の時間なのだが・・・。
「・・・・おい」
不意に背後から声が聞こえた。なんだろう、凄く嫌な予感がするんだが・・・・恐る恐る振り返ると、そこにはこの前正座をさせた張本人が仁王立ちしていた。
(・・・・やば、俺を端から見たら変質者じゃん。)
そこで漸く俺は自身のやっていたことがどれだけ奇怪な行動なのかを理解した。
「・・・で、何でうちの周りでたむろっていたのか教えてもらおうじゃないか。」
見つかってしまった俺は厳しく追求されていた。現在またもや正座姿勢であります、ハイ。
「おっと!嘘を付いても無駄だぞ。僕にはこの嘘を見破る力があるんだからね!」
(・・・・そうだった!こいつらに嘘が通じないんだった!チートじゃん!せこいわ、その力俺にもくれよ!)
俺は顔を伏せながら、内心は焦りに焦っていた。
「あのー、神様。その人困ってるんでもうやめた方が・・・」
「甘いよ!ベル君!この輩は君と僕の愛の巣を監視してたんだよ!それもなめるようにじっくりと!」
「いや、ほんと違うんです。ただ、様子見に来ただけ何です。」
「見に来ただけの子が何で木影に隠れてるのかな?うん、言ってみなさい。」
あの、圧が強いんですが。顔は笑っているんですけども怖いんですが。
「はぁ、君はもうちょっとヘカテに比べたらましだと思っていたんだけどな~」
弁明のしようにもありません。子は親に似るというが、俺は業腹だが、あの駄女神の気質に似てきたようだ。嫌だな。俺、将来あんな女神みたいになるのか。金使いが荒くて、しょっちゅうトラブル起こして身内に迷惑をかけるような人になるのか。
「ね、ねぇ。何か悩みでもあるのだったら力にはなれないけど話は聞くよ?」
そういってヘスティア様は俺の涙に気が付いたのか、覗き込むようにして元気づけようとしてきた。
「違うんです。うちの女神があんな馬鹿なのが情けなくって…」
天国にいるおじいさん。今、僕の目の前で大の大人が目に涙を浮かべて神様に懺悔しています。ここが元々は教会だったから、この人の感情が次々と吐き出されているのかもしれません。この人、ヘカテファミリアのテウスさんというのですが、口からは自身の主神への恨みごとと言いますか、愚痴のようなものが大量に投げ出されてきます。曰く「主神のせいでホームが差し押さえをくらい、現在借金を返すのに奔走中」だとか曰く「博打好きだから返して少なくなってきた借金の額がまた膨れ上がった」とかもう散々たる状況らしいです。神様も旧友の堕落っぷりに苦笑するしかなさそうです。おじいさん、僕はこの人になんて声をかけたらいいのでしょうか....。その後もテウスさんの愚痴は三時間も続きました。
誤字脱字、文章へのアドバイス等があればコメントしてもらえると作者が泣いて喜びます。後、評価もしてもらえると...
私の小説は面白いですか・・・・・?
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めっちゃおもろい
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え!?・・・・うん、面白い、よ?
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文章がもう少しうまければ面白い
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面白くねぇんだよ!国語やりなおりしてこい