【旧版】普通の人間ですけど…ゑ、天才魔法使い?【新版はあらすじから】 作:不審者γ
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………………………………………。
………書くことが無いです…。
いや、言うことがないんですよ。ほんとに。まあ、良いや。
では、本編どうぞ。
「~~♪」
突然だが、アリスは結構散歩が好きだ。まあ、理由としては頭の中で余計なことを考えずに、自分の好きなことを考えながらできる簡単なことだから、らしい。が、もはや規模が散歩の域を越えて転移を使ったレベルまでになるとどうだろうか。
ちなみに、今彼女がいるのは山の中。施設の裏の山ではなく、その一つ奥の山である。そこで探検がてら散歩していた。
その時、
「~…!何かいる…?」
微かに何かが動く音がした。アリスは鼻唄を歌っていたが、周囲からの音にもそれなりに敏感だ。魔物の類いならとりあえず臨戦態勢をとっておきたい。そう思いながら慎重に歩いていると、
「………!」
一匹の魔物が倒れていた。
…これが普通の魔物ならそっと離れるのが常であろう。
…………何故、龍がいる?しかも、その中でも強い部類の影龍。サイズは…20メートル程あろうか。
影龍というのは、龍族の中でも指折りの上位に入る龍だ。主に闇を操り、というか自分の体の一部を闇と同化させることもできる。その爪や鱗は光を飲み込むような漆黒で、薬や装飾などにおいて重宝され、密猟が後を絶たない。現在そのせいでこの世界に100もいないとされている。そのため、危害を加えるのは禁止されたはずなのだが…
「……寝てる…?」
一瞬そう思ったのだが、寝ているのではなかった。
ふと視線を落とすと、赤い水溜まりが広がっていた。
「っ!怪我してる…!」
すぐにアリスは近寄り、怪我の箇所を魔力を通じて探す。
すると、
「…!あった…でも、多すぎる…!」
縄張り争いにでもやられたのだろうか、もしくは密猟者か、とてつもないダメージを負っていた。が、死んではいない。
「光7魔法、ヒール…!」
急いで黄色い魔法陣で影龍を囲い、治療に当たる。すると、
「グォ…グアァァァァァ!」
傷が痛むのか、咆哮をした。その勢いだけで吹き飛ばされそうになるが、耐えて治療を続ける。
「頑張って…もうちょっと我慢して…絶対治すから…!」
「グルル…」
その時、
『…オい、人間。』
「!」
ふと声がした。が、誰の声がは分かる。
「…何?」
『なニを…しテイる?』
影龍だ。怪我のせいか、思念の言葉…というかイントネーションがおかしい。
「治療に決まってるでしょ…ちょっとでいいからじっとしてて…」
『…回復しタら…お前を喰い殺すかもシれなイゾ?』
「その時はその時。対抗できる力を持ってなかったってだけ。…というか、そんな気があればそんなこと言わないでしょ?」
『…クク…ソウか…そうダな。お前は相当変リ者みタいだな。』
「そうだね…変わってるとはよく言われる。…さて、あと十秒位…!」
会話をしながらアリスは魔法陣にさらに魔力を込める。その約十秒後…
「…グオォォォォォォ!」
影龍は再び、天に向かって咆哮した。
『…助かった、人間。礼を言おう。』
「いいよ、お礼なんて。こっちが勝手にやっただけ。多分だけど、怪我させたのも人間でしょ?だったら私は同族だし。」
『それでも助かったのは事実だ。ありがとう。』
そう言って影龍は漆黒の羽を羽ばたかせ、風を起こしながら空に昇っていった。
「…ヒュー…焦ったぁ…まさかこんなところに影龍がいるとは…」
その時、
「こっちだ!こっちに落ちたぞ!」
「本当に大丈夫なのか…?あの影龍だぞ…」
「バカ、そんなのにびびってたらハンターの名が廃るぜ?」
「だが、万が一バレたらどうすんだよ…」
「バレる訳ねえだろ。ま、万一バレたらそいつを殺しちまえば良いわけだしな。」
「ちょっと待て、誰かいるぞ!」
「!何…!?ハハ、何だガキじゃねえか。」
男達五人が出てきた。
「…?」
アリスは一応首をかしげておくが、なぜここに来たかは分かる。
要は、こいつらは違法ハンター。さっきの影龍を捕まえ、爪や鱗を売り飛ばすつもりだったのだろう。影龍は捕まえたり勝手に攻撃したりしてはいけないのだが、こういう違法ハンターが結構いる。
「おう、嬢ちゃん。ここら辺に真っ黒な龍を見なかったか?」
「、見ましたよ。」
「お!どこにいた?」
「逃がしましたけど。」
「…は?」
間抜けな顔をする五人の内一人。
「怪我をしていたようなので、ヒールをして逃がしましたよ。」
「いや、バカな、何でお前みたいな子供が影龍に…」
「?私は真っ黒な龍としか言っていないのに、どうして影龍だと?真っ黒な龍なんてたくさんいますよ?」
「…!」
「まさか、違法ハン「おらぁ!」かっ…!」
ガッ
突然、後ろから蹴り飛ばされた。どうやらもう一人いたようで、突然の不意打ちに、アリスは地面を転がった。
「くっ…」
「へっ!」
そのまま口元にタオルのようなものを押し付けられる。同時に意識が遠のいていった。
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「…………は…っ!」
目が覚めるとトラックか何かの荷台のなかだった。まあ、最終そこはいい。
「くっ…!…!」
首と両手、両足に枷がはめられていた。
「…毒5魔法…!…ああ、封魔の枷か…」
しかも魔力を封じる素材でできたもの。魔法もろくに使えない。更に、似たような境遇の人たちが十数人、眠って…いや、眠らされていた。
「…なるほど、人攫い…ね…」
違法ハンター兼人攫い。どんな野郎だ。
その後も色々試してみたが、ダメ。何をしても手枷も足枷も壊れるどころか傷一つ付きやしなかった。すると突然、トラックが止まった。そして後ろの扉が開かれると…
「…あ?もう目が覚めた奴がいんのか。嗅がせたら十時間は寝たまんまだっつってたのに…まあいい、出ろ!」
「…はぁ…」
ため息を気づかれない程度につき、出ると、そこには…
「っ!」
恐らく100を越える人の群れ。
アリスが後ろを向くと、他の人も運び出され、何らかの薬で覚醒させられて今の状況を認識させられているようだった。
《本日もお集まりいただきありがとうございます!では、商品。まずは、この少年!ランクは5、力はそれなりに強いものです!魔法の操作は人並みですが、人体実験の被験体など良いでしょう!》
どうやら競り場のようだ。
そうして、一人、また一人と売られていった。が、売れなかった人は再び、トラックに入れられていた。来たのとは違うトラック…《人体処理行き》と書かれたトラックに…
アリスは本当にキレかけていた。この時ばかりはこの手足の枷がなければ皆殺しにしていただろう。
《さあ!本日の一番の目玉商品…この少女!えー…ランクは7以上ほぼ確定!相当腕の立つものです!奴隷にするも、実験台にするも、壊れるまで犯すも、お好きなように使えます!》
「なんと!ランク7以上がほぼ確定…」
「本当なのか!」
「はい。ヒールを使えていた時点でランク7以上はほぼ確定でございます!」
「こいつは何としてでも手に入れたいものだ…」
「では十万からです!」
「五十万!」
「いいや!百万だ!」
「二千万!」
「おおっと!いきなり跳ね上がりました!」
「ぬー!二千五百!」
「三千!」
「五千だ!」
「七千五百!」
もう後半は聞いていなかった。とりあえずどうやって全員を救い出し、逃がすものか、とばかり考えていた。
流石のアリスも地獄に自分から行くほどチャレンジャーではない。その上、ミスをすれば他の人も巻き込んでしまう可能性がある。
「何をー!一億五千!」
「二億だ!」
「二億!二億が出ました!これ以上はございませんか!…決定です!二億で落札です!」
「……どうする…考えろ…考えろ…」
しかし、焦っては考えが纏まらない。
「そら、行くぞ。」
しかも中年のおじさんのようだ。よく二億も出せたな、と思ったが、確かにお金は持っているらしい。それより、枷を外された瞬間、ぶっ飛ばしてやろうと考えていた。が、男は枷も外さず、じっとアリスを見て、
「何だ?その反抗的な目は…お前は今から俺の奴隷なんだよ。…返事しろ!」
「…違う。私は私。あんたの奴隷なんかにならない!」
その瞬間、横から拳が飛んできた。その衝撃にアリスはバランスを崩し、倒れる。防御魔法も発動しないため、かなりダメージを受けた。
「うっせぇな…次そんなこと言いやがったらマジで殺すぞ?」
「この…!」
それでもアリスは何とか反抗しようとするが、
「…分かった。服従しない悪い子には…こうだ!」
仰向けに転がされ、上を向けば、光弾が。
「おらあっ!」
が、
ドドドォン…
「!」
すぐにそれらは爆発し、効力をなさなくなる。
「何…!?」
ふと見ると、昔アベルがくれたあのリボンが淡く光っていた。それが障壁を張ったのだ。が、それもあまり持たず、すぐに割れた。
しかし、男の気を逆立てるには充分すぎたようで…
「…殺す。」
さっきとは桁の違う量の光弾が現れた。すると、それと同時に、
空が闇に包まれた。
包まれました。はい。
私自身何言ってるのか分かんないです。でもこの更新速度は異常なんです信じてください頑張りますから!!
では、また次にお会いしましょう。
see you!