【旧版】普通の人間ですけど…ゑ、天才魔法使い?【新版はあらすじから】   作:不審者γ

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どうもそこら辺に蔓延る匿名投稿者です。
そういやキャラクター紹介とかすっ飛ばしてたんで簡単なものを前書きとかあとがきに書いていきますね。

アリス・セナール
性別 女(男) 年齢 10歳 身長 135cm
髪色 白の中に若干紫 目の色 赤茶色(分離すると右が赤、左が茶色になる)
概要 転生者。元々青年だったが少女に転生。前例のない毒魔法を操る冷静なランク9の魔法使い。前世の記憶、知識と今世の実力を駆使する、この小説の主人公。

では、本編どうぞ!


旅立ちの都&最初の町

「お、来た来た。」

広場で待つことおよそ10分。アリス達を含め、8人が集まった。

 

「あれ?団長は?」

 

「国王に呼ばれてるってさ。」

 

「ふーん。ま、そのうち帰ってくるか。…あ、君たちが新しく入ってきた子達?」

 

「クロドが推薦したって言ってたけど…何と言うかパッと見あんまり強そうでもないけどな…」

と、口々に言っていたとき、

 

「悪い!遅くなった!」

団長、クロドが戻ってきた。

 

「遅いわよ、団長。」

 

「…………おかえりなさい……」

 

「ああ、遅くなった。…じゃあ、それぞれ、名前ぐらい言っておこうか。団長、クロド・フェルだ。」

改めてクロドが自己紹介をする。

 

「バート・スカービアです!」

 

「アリス・セナールです。」

続いてバートとアリスも自分の名前を言う。

 

「副団長のヴァイス・アドジョントだ。よろしく。」

まず、クロドよりも少し背の高い、黒い服を着た男性がヴァイス・アドジョントと名乗る。

 

「火属性剣士、アレグロでーす!よろしくね!」

次に、赤い髪で、見るからに元気オーラが出まくっている女性はアレグロと名乗る。

 

「土属性重剣士、ルーズだ。」

そして、さっきここまで案内してくれたルーズが言う。

 

「遠距離アタッカーのバレット・アラコ。で、こいつがゼロ。よろしく。」

肩に何か、小さい蛇のような動物を乗せた男性がバレット·アラコと名乗り、肩の蛇のような動物をゼロ、と紹介する。

 

「タンク兼ヒーラー、ジャンヌダルクよ。呼び方はジャンヌで良いわ。よろしくね。」

杖を持った、銀の装備に包まれた女性がジャンヌダルクと名乗り、

 

「…多属性魔導師…マリオネット・レオンブル・シノワーズ……よろしく。」

最後に、白の混ざった銀髪の、一見するとアリス達より年下にも見えないこともない女性がマリオネット・レオンブル・シノワーズと名乗った。

 

そして、それぞれの自己紹介が終わり、説明に入る。

 

「まず、二人はまだ未成年だ。当然、勉強も必要だから、二人の世話係は…マリオネット、良いか?」

 

「………分かりました…。」

何と言うか、表情の読めない感じの人だが、団員の人達が言うにはこれが彼女の通常運転らしい。

等々説明を受け、最後に、

 

「ふむ………そして、これが最大の問題だが、バトルの場合だ。相手を殺さない場合、どうしてもリスクはかなり高くなってしまう。何せ相手は殺す気で襲いかかってくるからな。そこはどうするつもりだ?」

クロドがアリスに聞くが、アリスも一応考えてはいる。

 

「…今考えているのは、それぞれの攻撃そのものに封印魔法をかけておくんです。本来、魔物も凶暴化するものではありませんが、魔王の復活と同時に発せられる邪気によって攻撃性が上がる…と聞きました。そこで、魔王との繋がりを間接的に絶ってしまえば一時的ではあれ、下手に戦う必要もないと思います。…封印魔法につきましては、こちらで前から勉強していましたので、私もそれなりに扱えます。」

するとクロドは少し頷きながら、

 

「…なるほど。その手があったか…つまり、封印…というよりは、封印結界内への転移魔法…ということでいいか?」

 

「、その通りです。」

封印の障壁によって区分された場所に転移させる魔法、ということだ。

 

「ほー…中々考えてるじゃん。それは武器とかに前もってかけとくものなの?」

アレグロが聞くと、

 

「はい。武器にかけておけば後は継続的に発動してくれるので、下手に魔力を使うことはありません。」

アリスは明確に答える。

 

「…よし、その手で行こう。皆、武器を出して。」

そうクロドが言うと、全員が武器を取り出す。長剣、大剣、魔導書、弓矢や杖等だ。すると、

 

「……手伝うわ。それぐらいなら私もできると思う……。」

 

「あ、ありがとうございます。」

マリオネットも手伝ってくれるという。

 

「「……………。」」

二人は並べられた武器に手をかざし、魔力を込める。少しすると、武器それぞれに黄色い何かの模様らしきものが描かれていき、消えた。そして…

 

「……終わったわ…。」

 

「、これでか?あんまり見た目は変わらないがな…。」

 

「確かにかかったと思いますが…」

 

「…大丈夫……ちゃんとかかってるから…。」

 

「マリオネットが言うならまあそうか。」

どうやら結構信頼されているらしい。そしてクロドが…

 

「さて、そろそろ出発だ。…の前に、さっきこっそり適性を測った後で、二人に合った武器を買っておいたんだ。さっきのに巻き込ませておいたから、こっちにも転移魔法はかかってる。こっちがアリスちゃんので…こっちがバートちゃんのだな。」

アリスには紫に、幾何学模様が白で描かれている本、バートには透明な装飾のついた青い杖が渡された。

 

「、あの、これ何も書かれてないんですが…」

が、アリスへの本は、中身が真っ白だった。何も書かれていない、未使用のノートのようなものだった。

 

「ああ、それは自分で魔法を書き留めていくタイプの魔導書ね。」

と、ジャンヌが横から教えてくれた。

 

「聞けば専攻してないとか。それじゃあ属性の魔導書なんか持ったところでほとんど使えないしな。自分で使える魔法をそこに書いていけば、いつでも使えるようになるよ。…あ、それ最後の方に基本的な属性魔法が七属性、それぞれ十個書かれてるから、書き込むのは自分の自作の魔法にするといいよ。」

と、バレットが言う。どうやら基礎魔法は元々入っているようだ。

向こうではヴァイスがバートに杖の使い方を教えていた。近くの人から聞くに、ヴァイスの優勢魔法は水、特に氷らしい。

 

そうこうして、説明が終わり、出発しようとしたとき、

 

「クロド団長!一言お願いします!」

「今回は魔王討伐ではなく和平交渉だという話も出ておりますが、本当でしょうか!?」

「あと、10歳ほどの子を団に入れたというのは!?」

「説明はどうなさるおつもりでしょうか!」

「クロド団長!こちらにも少し!」

「団員の皆さんはどう思っているんでしょうか!?」

 

マスコミだ。この世界にもアリスの前世のと同じく、ああいうマスコミはいるらしく、しかもどんな魔法を使ってくるか分からないため、その人達より相当厄介らしい。が、今回は想像以上の()()がアリス側にはいた。

 

『ええい!うるさいぞ!』

「グオオオアアアアアァァァ!」

ナイトメアだ。

アリスのポケットから飛び出し、マスコミの前で元に戻る。

 

『貴様ら!我が主達に何の用だ!これから忙しくなるというのに貴様らなどの相手などしてられんわ!』

ちなみにだが、影龍は、()()契約上はアリスとの友人となっているが、一方的に主と呼んでいる。

 

「か、か、影龍!!?」

「嘘だろ…しかも、今我が主達ってことは…」

が、思考もそこまでで、

 

「…メア。」

 

『、』

 

「…勝手に出てこないでって言ったでしょ…あーもう…」

アリスが少々頭痛を感じ始めたところで、

 

「マスコミの皆さん、退いてください。僕たちにはやることがあるんです。…もし、まだ続けるというのなら、ある意味公務執行妨害にも値しますよ。」

 

「!」

ザワザワザワザワ

一気に更に騒がしくなったところで、

 

「早く行くよ。今日中には次の町に行っておきたい。」

 

「「「はい!」」」

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─────

「…で、彼の事だけど…」

 

「…………グルル」

ナイトメアはアリスのポケットから顔だけ出している。体は影にしているため、厚みはないのだ。

 

「すみません…黙っていて。ちょっと色々ありまして…」

 

「いやそこよりさ、よく影龍を使役とか出来たねー。それに、ナイトメアだっけ?名前。」

 

「はい…使役と言いますか、何故か気に入られまして…」

 

「影龍に気に入られる奴なんかそういないよ?大体龍族って単一性生物が多いからさ。契約するのなんか力を認めた奴とかで、友好的な契約するのなんか聞いたこともないよ。」

そう。龍やドラゴンというのは普通、ほとんど友好的ではない。そもそも他からの干渉が必要ないため、契約自体しないのだ。たまに龍と契約するものも聞くが、ほとんどは余程の力を認めたか、もしくはデマ。友好条件的な契約はほとんど…というより、あり得ないのだ。

 

「私に位言ってくれても良かったじゃん。」

バートが口を尖らせるも、

 

「いや、実はこうなったのついこの間なんだよね。それでまだ言えてなくって。」

本当である。アリスがナイトメアと契約したあの事件から、まだ一週間ほどしか経っていないのだ。

 

「そんな急にねぇ…というかクロド、最初の町ってどこなんだよ?」

ヴァイスが聞くと、

 

「ああ、もうじき着く。そこでとりあえず一泊して、明日からアタックだな。」

 

「登山かよ。」

ルーズが横から突っ込む。どうやらルーズとクロドは幼馴染みのような感じに見えていた。

 

そうこうして…

 

「着いたぞ。とりあえず今日の町、ウームランドだ。」

そこは、アリスが思っていたより豪華な町だった。

 

────────────────────

──────────

─────

 

その後、ちゃんと宿も見つかった頃には夜になっており、とりあえず町の散策などは明日に回すことになった。

 

「…は良いんだけどさ、」

 

「二部屋しか空いてなかったんだよね…男女で分かれて泊まろう。」

そうか、とアリスは思った。

ゲームの中ではそういうプログラムのため、何人仲間がいようと泊まれたし、何ならインペントリのような所に仲間がいる場合もあるが、現実だとそうもいかない。部屋にも限りがあるのだ。そこで、男女が分かれて泊まることとなった。

 

─部屋─

「あ、そうだ、今のうちにアリスちゃんとバートちゃんに私たちの事知っといてもらおうよ!」

 

「あー、そうですね。クロドさんとヴァイスさん、バレットさんも呼びますか?」

 

「レディの部屋に男を入れるわけにはいかないわね。向こうに押し掛けましょ。」

こうしてアレグロは突入計画を一人で練り、一人で実行した。

まあ、突入する直前に外に出ようとしたルーズが戸を開けてそこにアレグロがタックルを食らわせる事になったのだが。

それを後ろから見ていたアリス達だったが、その中でアリスはプルプルしながら笑うジャンヌダルクと一緒に、初めて、少し楽しそうにマリオネットが笑っているのを見た。

 

 

 

「……なるほど、それでこっちに来たと。」

 

「…はい。」

 

「アレグロ、まずお前その元気、過剰過ぎるだろ。元タンクの俺じゃなかったらぶち抜かれてもおかしくなかったぞ。」

 

「は~い」テヘ

反省の様子が見られないアレグロを見て、ルーズははぁ、とため息をつき、

 

「ま、でも知ってもらうってのは大事かもな。じゃ、クロドから。」

 

「え、僕から?」

周りも、まあ団長だし、と同意し、クロドから各々の話が始まった。




次からフェンリオ魔法騎士団の皆のお話です。つまり七話分。頑張りますか。

バート・スカービア
性別 女 年齢 10歳 身長 130cm
髪色 緑 目の色 エメラルドグリーン
概要 若干の感情を視ることができる、元気でフレンドリーなランク4魔法使い。感情を読む能力と水魔法を操る。アリス大親友で一番のパートナー。

では、また次にお会いしましょう。
see you!
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