【旧版】普通の人間ですけど…ゑ、天才魔法使い?【新版はあらすじから】 作:不審者γ
変にステータスとか言うシステム入れたせいで話がややこしくなっちゃいました。いきあたりばったりなのでそこはしょうがないですね。投稿頻度だけでも褒めてもらいたいものです。
ガーテ・セナール
性別 男 年齢 37歳(享年) 身長 172cm
目の色 茶色 髪の色 黒
概要
アリスの義父。ランク5の魔法使いだった。
とは言ってもあまり魔法を多用する感じではなく、使うものといえば転移魔法か隠密魔法ぐらいのものだった。フェル同様、亡くなっている。
では、本編どうぞ!
とりあえずステータスの確認をし、街を出た一行。
だったが…
「……………」
アリスが何か疲れていた。
「あ、アリス?大丈夫…?」
「…ねえバート、レベルいくつだった…?」
「私?私は今回も戦闘はしてないからレベルは1だよ?HPが70で、魔力値は変わってなかったよ。STRとINTが600、DEFが100でSPDが300だね。ただ…スキルが3つあるんだよね…」
ステータスは完全にアリスの方がおかしい。
「ウォーターフィールドがレベル1、看破っていうのがレベル4、あと…何かよく分かんないけど演算?っていうのがレベル4…おかしくない?」
で、スキルも安定でアリスのほうがおかしかった。
その上、称号について触れなかったということはまだ無いということだろうか。
「アリスはどうだったの?」
「い、言わなきゃだめ?」
「私も言ったんだし、もちろん!」
いい笑顔でアリスを追い詰めようとするバート。これが意識的でないと言うから怖い。
「…レベルが3でHPが300、魔力値はあのままでSTRが800のINTがせ、1400、DEFが300でSPDが900…」
「え、この状態で私全部負けたんだけど…スキルは?」
「よ、4つあって…ポイズンフィールドがレベル3、状態異常耐性がレベル4、気配遮断がレベル1、精密攻撃が…レベル5だね…。」
「("゚д゚)エ?」
「あと、称号が毒魔法使い、龍を従えしもの、自身を宿すもの…だね。意味が分からないけど。」
「「("゚д゚)……ェエ?」」
「あれ、なんで二人分…」
「…既に称号が3つ…?」
「く、クロドさん。」
バートの後ろからヌッ、とクロドが出てきた。
「僕でもまだ2つだよ…」
「…("゚д゚)エ?」
「称号自体そう易々と手に入るものじゃないのに…」
「………アリス、何かすごいことになってない?」
「何か凄いこと、で済むなら良いんだけどね…」
実は、と言うわけでもないのだが、魔物たちは強い魔力に惹かれて寄ってくる。即ち…
「グオアァァ!」
「っ!また…!火5魔法
ボン!
シュゥン
歩いているだけであっちこっちからモンスターたちが喧嘩をふっかけてくるのだ。しかもたまに魔獣が混じっている。ウルフゴブリンがいい例である。最初の街襲撃を合わせて既に4体に出会っている。
「レベルはたしかに上がるけど…魔力が足りなくなりかねないからなぁ…」
ちなみに、だいたいこういうモンスターに応戦しているのはルーズ、アレグロ、バレットの3人に、たまにアリスとバートである。
クロドは力を温存させとけ、と皆から言われ、ヴァイスも同理由、ジャンヌはタンク兼ヒーラーのため不参加、マリオネットはそもそも魔法の桁が違いすぎるため却下、となっている。
「一体一体はそんなに強くないんだけど…こうも量が多いと中々大変ね…」
「まあ、な。というか、そろそろ職業鑑定しなくていいのか?その二人の。」
「だから今そこに向かってるんだけど。」
今一行が目指しているのはダンジョン。
その奥に職業鑑定のオーブがあるという。
「そろそろ…お、あった。」
見た目はいかにもダンジョン、というような洞窟。
「よし…行くか。」
アリス、バートにとっては初ダンジョンである。
「そういえば、このダンジョンのレベルっていくつなんですか?」
ふとバートが聞くと、クロドが、
「基本的に職業鑑定のダンジョンはレベル3だから心配しなくていいよ。これでも僕達の平均レベル25あたりだからね。ちなみに僕は28だよ。」
というような話をしながら進んでいると…
「お、ボスの部屋だ。」
途中でモンスターが出ることなくボスの部屋まで行き着いた。そもそもこういうダンジョンはボス以外いないことも多いのだとか。
「…そうだ、今回のボス戦はアリスちゃんとバートちゃんの二人が主体として戦ってみるか?」
「「……えっ?」」
突然ヴァイスから提案が飛んだ。
「そういえばまともに二人が戦ってるのあんまり見てないよねー。ちょっと勉強がてらレベリングもいいんじゃない?」
「戦い方に不備があればこっちから補助もできますしね。」
とまあ、話が進んで今回のボス戦は二人が主体となることになった。
「じゃ、じゃあ、開けますね…っと!」
目に入ってきたのは広い部屋と、その奥にいる普通より少し大きめのオーク。
「レベルは…5といったところか。いけそう?」
「…やってみます。」
「がんばります!」
上がアリス、下がバートである。
と、オークが跳び、部屋の真ん中でドスン、と立った。
同時にアリスは本を、バートは杖を出し、臨戦態勢を取る。
「ウ"アァァァ!」
「…バート、行くよ。」
「うん!」
と、オークは1メートル程の太い棍棒を振りかぶり、二人に向かって、
ブン!
「いや嘘ぉ!?」
投げた。
「っ!水3魔法、ウェーブスピア!」
と、バートは水の槍で弾き返す。そこに、
「毒4魔法、ポイズンベリー!」
アリスが毒魔法を使った。部屋の天井から大量の毒光弾が飛び散り、まあ、綺麗なことになっている。
「ブ、グォ…ブイィィィ!」
が、オークは何とか耐え、タックルの姿勢を取って突っ込んできた。
「!バート!」
とアリスはバートを抱えて横にずれる。
そのままオークは方向を変え、アリス達の方を向いて再びタックルをする。と、
「み、水4魔法、オーシャンウォール!」
バートが水の壁を作り、その壁にぶち当たったオークは目を回したようにフラフラし始めた。
隙あり!と思ってアリスは上に飛び、両手に魔力を固め、打ち出そうとした瞬間、バートの頭の中に声が流れた。
『【ボスオークがフレイムブレスを使用します。】』
「アリス!屈んで!」
「え?」
その声を聞いた瞬間、
「ブモオォォォォォ!」
オークが散大した火を吹いた。
「っ!」
それに反応しきれずに、アリスは火の嵐に巻き込まれた。
「アリス!」
「っ!アリスちゃん!」
「待った。」
とっさにヴァイスが飛ぼうとしたが、それをクロドは止めた。
「お前何を…!」
「…あれは…おかしくないか。」
アリスに火の嵐が直撃した、筈だ。
にもかかわらず、
と、
「隙ありッ!」
オークの後ろから声がした。アリスがいた。
「ッ!ブ…」
「はァっ!」
と、アリスは後ろから振り向いたオークの顎を蹴り、バランスを崩させたところで…
「…精密攻撃。」
恐らく、攻撃が当たりやすくなるスキルなんだろうな、と思って使用し、再び本を開いた。そして…
「毒6魔法、錯乱への誘い!」
毒霧と魔力弾を大量に展開する。そして、魔力弾が小光弾になったところで…
シュウン
と音を立ててオークは消えた。
そして、バートの所に行くと…
「や…」
「うん?」
何やらバートが呟いた。そして、
「やったぁぁぁぁぁあ!」
アリスに飛びついた。
「わっ!?バート!?」
「びっくりしたよぉ!アリスが火に飲み込まれてぇ…どうしようって思って…!」
「そこは…スキルと素早さのステータスに感謝かな…。」
あれは、どうということでもないのだが、スキルは口に出せば使えるかな、と思って一か八かで気配遮断を使って、最速でオークの後ろに回り、隙を見て後ろから不意打ちをしただけである。
「おーおー、勝ったなぁ。やるな!」
「いやー、勝ったね!すごいね、二人とも。」
「あ、ありがとうございます。」
「なかなか…いい戦いだったんじゃない?というか多分下手な魔法使いよりいい動きしてたと思うよ。」
と言われる中…
「…手、抜いた…。」
「えっ?」
一人、マリオネットがじっとアリスの方を向いていた。
「……多分…本気で戦ってない…本気出したらこんな物じゃないはず…」
「え、えーと、そこについては…ちょっと…」
「…じゃあ…後で私と勝負ね……」
「「「「「「「えっ!?」」」」」」」
「…実力を見ようと思ってたのに…手を抜かれたから本気が見れなかった…教える側として…後で実力を見せてもらうわ……!」
魔力が漏れ出ている。が、クロドが…
「いや、それはまた今度でいいだろう。どうやら…アリスちゃんが本気を出すのは相当鬼気迫った状態か、キレたとき…みたいだし。」
少し苦笑いしながら言うクロド。恐らく王城でのことを思い出しているのだろう。
「…ふーん……」
マリオネットはそう言うと首を縦に数回振り、魔力を収めた。
「…じゃ、職業鑑定といきますか!」
気を取り直すようにヴァイスが声を上げ、部屋の隅にあった箱を開けた。そして、手のひらサイズの水晶玉のようなものを2つ、持って来た。
「じゃあ…バートちゃんがこっちで、アリスちゃんがこっちね。手に持った状態で魔力をそこに流し込んでみて。」
魔力値測定もこんな感じだったよなー、とアリスは思いながら水晶玉に魔力を流し込んでいくと…
「…うん?」
水晶玉の中に黒い靄のようなものが出てきた。
ふと横を見るとバートのもっている水晶玉の中には青い靄が出来ている。
「うん、黒と青…ね。って、うん?」
ヴァイスが何やら手帳のようなものをどこからか出し、ペラペラとめくり始めた。横からクロドが覗き込んだりしている。
「…あー、なるほど…あ、二人とも、ステータスの確認してみて。」
「え、あ、はい。」
いきなり何だろう、と思いながらもアリスはステータスを開くと、
《アリス・セナール Lv6 HP 600/600 MP 360000/526000》
STR 790 INT 1520 DEF 460 SPD 1050
《職業???》
スキル
ポイズンフィールドLv3 状態異常耐性Lv4 気配遮断Lv3 精密攻撃 Lv5
称号
毒魔法所持者 龍を従えしもの 自身を宿す者
「あ、上がってる…」
レベルが3上がっていた。ステータスも特にHP値がレベル1上がるごとに100増える換算になっているし、何気に気配遮断のスキルがレベル3になっている。なんじゃこりゃ。
「あ、レベルが7上がってる!」
と、隣でバートが言った。7?と思ったが、まあ、レベル差の問題だろう、としておく。
「ふむ…じゃあ二人とも、さっきの水晶、割って。」
「「え?」」
「割ったら職業欄が開放されるはずだから。」
「あ、はい。」
と、バートは水晶を振り落とし、アリスは魔力を過剰注入して割った。と、アリスのステータス欄の一部がグニャリと歪み、職業欄が???から変化した。そこには…
《職業:(暗殺者)》
「…え?」
悲報、魔法使い、それも魔法騎士団員のはずなのに暗殺者だった件
…うん、わたし本当に何考えてるんでしょうね。
この頃私自身が何考えてるのか分からなくなってきてます。一寸先は闇ってね。自分のことですけど。
ルオリー・セナール
性別 男 年齢 16歳(享年) 身長 168cm
目の色 青 髪の色 黒
概要
アリスの義兄。ランク4の土魔法使いだった。
魔法というよりは武術の方が長けていた、という設定があったが、フェル、ガーテ同様に亡くなっている。
(…やっぱり享年やら亡くなっているやら書くのは抵抗が…by作者)
では、また次にお会いしましょう。
See you!!