【旧版】普通の人間ですけど…ゑ、天才魔法使い?【新版はあらすじから】   作:不審者γ

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どうも匿名投稿者から不審者にランクアップした人です。

もう一本匿名投稿をしているため、そちらの名前と揃えました。
そして今回…難産すぎました…
特に展開が微妙というか文章力の著しい低下と言いますか、まあまた何か変な感じになってる気がします。
寛大な目で見ていただけると幸いです。

では、本編どうぞ。


会議

「…では、お話を聞かせてください。」

あれから少し時間が経ち、村長さんが来た。

とりあえず即席の会議室に案内して団の全員が座る。エルちゃんはちょっと直接会議に出てもらうわけにいかなかったから気配隠蔽で隠れてこの部屋にいる。

 

「…村長さん、まどろっこしい事は全て省いて率直に聞かせてもらいます。

 

 

 

…エルちゃんは、義神がいないんですね?」

 

「…っ!な、何の話ですかな?わたしは魔獣の件について話がある、と聞かされていたのですが…」

目に見えて動揺してるね。ちなみに、エルちゃんにはいないか、かなり弱いって言ったけど、多分いないんだと思う。そうじゃなきゃ、エルちゃんに義神が二柱降りる事になるしね。

 

「ええ、魔獣の件でお呼びしました。その上で聞いているんです、今後の展開に必要ですから。…はい、かいいえ、で答えてください。」

 

「っ……そこまで言うなら気付いているんでしょうに。ええ、そうです。あの子には義神がいません。」

 

「……それはおかしいわ……義神がいないなら…あそこまで普通の生活はできない筈……」

 

「はい。村長さん、いない、ではなくいなかった、なんですよね?」

 

「……君はどこまで気付いている…。」

 

「ある程度は。憶測に過ぎないので確認のために聞いているんです。」

 

「……ああ、おそらく君の考えている通りだ。魔獣…マーダーはあの子だよ。」

 

「「「「「「「!?」」」」」」」

…やっぱ皆びっくりするよねー…

 

「でしょうね。おかしいとは思ってたんですよ。…なぜ最初に私達にそれを言ってくれなかったんですか?」

 

「……それはこの会議に関係あるのか?」

 

「もちろんです。」

間髪置かずに言う。言うのを後々に伸ばそうとしてるのがバレバレだ。

 

「…本人の前で言え、と?」

!?…バレてたか。

 

「…流石はアンチメイジ、と言ったところですか?」

と、

 

ガッ!

 

「!」

僕の顔の真横に杖が突き刺さった。

 

「…貴様…何処でそれを知った…!」

 

「演算のスキルを超えて逆算を使えるようになれるのはアンチメイジのみですし。…逆算のことについては彼女から聞きました。」

 

「あのガキ…!また余計なことを…!」

ガキ…?

 

「そこだな!」

ヒュッ、と村長さんがどこから出したのかナイフを投げた。その先にいるのは…エルちゃん。

でも、そんなの届かせる訳ない。こっちからもナイフを投げて弾く。

 

ガキィン!

 

「…チッ、暗殺者か…それならここまで上位の気配隠蔽を使えててもおかしくない…だが!」

と、村長さんの足元に大きく一つ、周りに中ぐらいで4つの魔法陣が現れた。

 

「火7魔法フレイム…」

 

「遅い。」

が、火が蠢き出したところでこっちは宣告を待たずにウェーブスネークで魔法陣ごと相殺する。

 

バゴオォン…

シュウゥゥ…

 

「!?なっ…!」 

 

「…子供相手に情けない……」

たぶん今使おうとしたのはフレイムランスだと思う。火が槍みたいな形になろうとしてた。

 

「む、無宣告だと…そんなまさか…」

 

「何をほおけてるんですか?というか、あなたの子?孫?なんでしょう。なんで攻撃を…」

 

「そんなやつが私の子供なわけ無いだろう!この恥さらしが…魔法一つロクに使えない泣きじゃくってればいい無能のくせに…魔獣にそのまま食われでもしてれば…っ!?」

………………

 

「あ?」

…これは…

 

『おいアリス、落ち着け。今ここで暴れればそれこそ相手の思う壺だ。冷静に周りを判断しろ。』

 

「っ…」

っ…そうだ。一回…怒りを沈めないと…

一度深呼吸をして落ち着かせる。…よし、

 

「…あなたの子供ではない、とは?養子、というやつですか。」

 

「…ああそうさ。こんな落ちこぼれを押し付けられるなんてツイてないものだと考えてばかりいた。」

…ん?待った、思って()()…?

 

「だが義神がいない奴なんて言うのだった。使わない手はないだろう。」

…さっきから若干話がおかしい…?

と、ルーズさんが声を上げた。

 

「待て、お前まさか…アポストルか!?」

 

「ふん、その通りだ。」

アポストル。

人の中で魔王の味方につこうとする人がたまにいる。原因は様々だが、多人数に対して何か嫌な事があったりとか、人に対して何らかの敵意を持っている人がそっち側につくことが多い。

…まあ、アポストルにはそれ相当の力が分け与えられるからその力目当てに、って軽視してやって、殺される、なんてこともザラだったけど。アポストルになるのは基本的に重罪として処されるみたいだし。

 

「…なら、話は別だ。これから、村長、ではなくアポストルとして接させてもらう。光6魔法、ライト…」

と、クロドさんが魔法陣を出した…

 

「バカめ!」

瞬間、魔法陣の色が黄色からオレンジに変わり、逆向きに稲光が貫いた。

 

「!」

ドドォォン!

 

「っ…!な、何が!?」

 

「これが逆算だ。お前の反応速度ごとき、屁でもない!」

これは…想像以上。

いくらなんでも早すぎる。逆算式を展開するには相手の魔法陣か何の魔法を使うためのものかを見極めてその式の逆算式を展開、それを相手の魔法陣に滑り込ませて操る、ってのが仕組みだけど…宣告も途中、魔法陣ができて1秒足らずで逆算式を展開した…。

…強いとかそんな次元じゃない。

 

「………毒6魔法、錯乱への誘い!」

体の周りに5つの魔法陣、村長の後ろに2つ、魔法陣を置いて魔法を使う。が…

 

「…ふっ!」

光弾が着く前に逆算された。…何なら死角においたはずの魔法陣まで。

…でも、これで分かった。

 

「なら…毒7魔法、ドロップトキシン!」

村長の周りに10の魔法陣を展開、同時に、一つ、外れに設置しておいて、そこだけ無詠唱でアンチマーク…魔力遮断の魔法をかけておく。と、

 

「何度やっても無駄だ!」

10の魔法陣は一瞬にして逆算された。でも、外れにおいた魔法陣は健在で…

 

「せっ!」

 

「なっ…!?」

ドドーン…

一瞬驚いた表情を見せて煙に包まれた。

 

「ぐぁっ…!?」

ドロップトキシンの最大の強みは残留ダメージ。一度食らえば継続的に一定ダメージを与えられる。

 

「ぐ…な、何故…がはっ…」

と、バートがエルちゃんの目と耳を抑えていた。…ナイス。

 

「…逆算にも限界があります。最強と言われたる所以にも弱点の1つや2つぐらいあるんです。……すみませんが、一度更生を兼ねて封印させてもらいます。」

で、本を取って生成でナイフを作り、一閃した。

 

シュウゥァァ…

 

と、村長は光の粒子となって消えた。

本を通さないと本当に殺すことになっちゃうからね。あくまで封印させるのであれば本を通さないといけない。

 

「……人に対してはやり辛いなぁ…。」

にしても、やっぱり人に対して武器を構えるのは罪悪感が…理性があると、ね…

 

「アリスちゃん…?」

 

「……すみません、独断です。これ以上続けると周囲に危害が生じると判断しました。」

 

「おねー、さん……」

 

「…エルちゃん…」

 

「……ありがとう…」

………

 

「…うん。」

 

「…ところでだが、アリスちゃん、どうやったんだ?魔法陣を死角に入れて隠しても一発で場所を見つけられたし、逆算能力はトップレベルだった。…どうやって攻撃できたんだ?」

 

「簡単です。あの逆算は、先に微弱な魔力をドーム状に広げて、魔法陣の位置と構造を理解して逆算をしていただけです。…最初の錯乱への誘いの時に一瞬違和感があったので、気付けました。…あとは、上の方に置いた魔法陣にアンチマークをかけておけば魔力の探知にかからずに魔法が使える、と言うわけです。」

それと、あの反応速度の異常さは多分殆どの魔法の魔法陣の式を覚えてるんだろうね。僕の魔法は一瞬じゃ逆算しきれてなかったし。

 

「………なるほど…だが、アンチマークの宣告なんてしたか?」

 

「…………」

あ、やべー、どうしよう。そこまで考えてなかった。無宣告とか言ってもいいけど、原理聞かれたところで答えようがないし何ならその前にウェーブスネーク無宣告で撃っちゃってるし言った方が良いかいやでも面倒なことに巻き込まれかねないんだけどいやもうすでに巻き込まれてるからいっその事…

なんて超高速で頭をフル回転させていると…

 

「アリスちゃんー?」

 

「……まぁ…アリスは無宣告で魔法が使えるのよ……この間の授業で聞いたわ……私もちょっと信じられなかったけど…実際にやられると信用せざるを得ないわね……」

マリオネットさァァん!いやそうなんですけど!そうなんですけども!

 

「無宣告で……はぁ…まあ、アリスちゃんだからなぁ…もう大体の事はできるように感じてきたよ。」

…なんか納得された…?オーケー?

 

「…ともかく、ここですべきことはまだ残っています。…エルちゃんの中にいるマーダーをどうするか、です。」

まだ一段落しかついてない。本当にここでするべきなのはこれである。

 

「…そうか…だが、どうすればいいんだ?マーダーは今エルちゃんの義神の代わりなんだろ?それを取り除いてしまえば…エルちゃんは死ぬことになる。かといって、義神無しで生きることはできないし、ましてや義神を交換するなんて聞いたこともないし、実際できた人は一人もいない。」

 

「そうですね。義神を下ろすのと入れ替えるのでは難易度の次元が違いますし、そもそも一度下ろされた義神は宿主を離れることはできません。…ならば、マーダーから戦闘意欲をなくす、マーダー自身の変化をさせれば何とかならないでしょうか。」

 

「んな無茶な!そんなことできると思ってるのか?これは倒せば終わりの話じゃない。今までの戦いとは一線を凌駕するレベルの難易度だ。…余裕を持ってマーダーと戦えるレベルの人がこの人数ならまだしも、俺達のレベルじゃ勝つこと自体が難しい。そんなことにまで気を配れる保証はない。」

一瞬、ルーズさんが声を荒らげた。

…だよね…この間の戦闘を見ればわかると思うけど、私とて勝てる自信はゼロ。皆は…戦いを見てないからどうとも言えないけど、反応を見るに思わしくないみたい。うーん…なら…

 

「…私が、最前線で戦います。」

 

「っ!…それは許可できない。そんな事をしてもアリスちゃんが怪我をするだけだ。…最悪死ぬ場合だってある。」

 

「その他にできることが無いからです。…確かに策は一応ありますが、魔力が足りない上、机上の空論です。」

確かに、成功すればマーダーを鎮静化させつつ義神にする方法はある。ただ…本当に机上の空論。失敗すれば膨大とかいうレベルじゃない量の魔力が一瞬でパー。…流石に…奥の手ぐらいにでもしとかないと駄目だ。

 

「っ………はぁ………どうしても、か?」

 

「どうしても、です。」

 

「………………………………分かった。ただし!条件がある。」

長く考えてクロドさんは口を開いた。

 

「っ、はい。」

 

「危ないと思ったら必ず引くこと。後方支援だけでも君は本当に有能な人材だから、必ずしも前線で戦う必要はない。本来なら、状況に応じてタイプを変えるのが暗殺者だから。」

 

「…分かりました。」

次の満月は…確か、一週間後。…それまでに何とかしときたいね…




…うん、どうしましょうかこれ。
内容が微妙すぎて言う事がない。そしてキャラクターも尽きた。説明は…その回で初めて出た魔法の紹介とかにしますか。

ドロップトキシン
アリスの毒7魔法の一つ。
10程の魔法陣を好きなところに固定し、そこから毒の光弾を撃ち出す。当たったときのダメージ自体は大きくないが、残留してダメージが持続的に入る。プラスして状態異常の麻痺を付与し、一定時間動けなくする。

こんなもんですか。

では、また次にお会いしましょう。
See you!!
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