【旧版】普通の人間ですけど…ゑ、天才魔法使い?【新版はあらすじから】   作:不審者γ

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どうも不審者です。

サブタイ…思いつかなかった…内容が漏れてる…(汗)
ま、まあ、もしかしたら、という所がありますからね。…ね。
あと、ちょっと時間の流れが狂ってる所がありますが、ご了承ください。

では、本編どうぞ!


限界魔法

「グルォォオオ!!」

 

「っ!」

…やっぱり気のせいじゃない、明らかに前のとレベルが違う…でも、

 

「っ!毒7短剣技、ポイズンエッジ!」

リデルから百を下らない量のナイフを出現させて飛ばす。当然、マーダーは回避行動を取るが、

 

「おっと、簡単に避けれると思うなよ?氷6魔法、ホワイトアウト!」

ヴァイスさんの魔法で視界が白一色で染められる。更に…

 

「そこっ!火6剣技、フレイムスラッシュ!」

炎の斬撃が弾けるように大量に飛び出てくる。

連携がすごい。

と、

 

ヒュヒュヒュンッ!

 

「グルォッ!?」

何本もの火の矢がマーダーの足に突き刺さった。

その時、

 

「ガアァァァ!!」

 

「っ!少し下がって視界を広げてください!前から斬撃が飛んできます!」

バートの声。見るとマーダーの振りかぶっている腕の先に黒光りする鋭い爪が。しかし、

 

「ふん!」

 

バギィン!

 

ルーズさんの大剣に当たり、簡単に砕かれた。そして、その後ろから、

 

「火光6魔法、インフェルノライト!」

「光7魔法、ライトニングブレイク!」

赤と黄に光る炎の渦と、超スピードで飛ぶ雷が貫いた。

 

ドドオォンッ!バリバリバリバリッ!

 

「ゴゥアァッ!」

見事、炎と雷は命中し、一瞬、マーダーの体制が崩れた。が、すぐに戻り、体を丸めた。そして次の瞬間、

 

「!大量に攻撃がばら撒かれます!とりあえず避けることに専念して離れてください!」

 

「ガアァァァァァッ!」

紫と黒の小さなエネルギー弾が大量にばらまかれた。

っそ…ただでさえ夜で暗いのに相手の弾が見えづらい…!

 

「っ、錯乱への誘い…!」

光弾で相殺しつつ反撃を試みるけど…うまくはいかない。あまりにエネルギー弾の量が多すぎる…

 

「…!躱せるなら…躱してみろ!火6魔法、ディアザボルグ!」

隙間を縫ったアレグロさんの剣が炎を吹いて、一直線にマーダーを貫いた。ように見えたが……

 

「っ嘘!?」

その剣をマーダーは手で掴んで、軌道を反らせていた。

 

「ガォォァァァァァア!」

「隙ありィ!」

そして、そのまま剣ごとアレグロさんを投げ飛ばす…直前に、ルーズさんが後ろからマーダーの首を蹴り飛ばした。

それに一瞬怯んだのかマーダーは剣から手を離した。

 

「っ…硬すぎんだろ…結構まじで蹴ったんだぞ。」

しかし、マーダーは全く痛がる様子も見せてない。…これは…予想以上にやばいかも。

 

「土5魔法、サンドフィールド!」

「氷6魔法、ヒートロスト!」

「光8魔法、サテライトレイン!」

ルーズさん、ヴァイスさん、クロドさんの三人が魔法を撃った。けど、ほとんど躱される。

 

「っ…!アリスちゃん!そろそろ魔法式の構築を頼む!これは想像以上にやばい!」

…同感。本音を言えばもう少し削っておきたかったけど、これ以上引き伸ばせば疲労が上回る。

 

「分かりました!…メア、私の埋め合わせ、お願い。」

 

『ああ、任せろ。』

それだけ言ってメアは飛んでいった。…よし、

 

「ルーズさん、よろしくお願いします。」 

 

「了解、任せとけっ!」

と、ルーズさんが大剣を地面に突き刺し、バリアを貼ったところでエルちゃんの杖とリデルを構え、目を閉じる。体の中を流れる魔力を感じ取る。……さぁ、詠唱だ。

 

みたまのみことわがぎしんのちからいまこのまりょくにかえんたとえてんがはぜようとちがほろぼうとけしてうせることのなきひかりのしんじゅ………

 

人には聞き取ることのできない詠唱、人外の魔術。

…ぶっちゃけできるとは思ってなかったけど…できるならやるしかないからね…!

 

《クロドside》

アリスちゃんが詠唱を始めた。さて、ここからだ…!

…と意気込んでも、俺の役目はスキを見つけて攻撃し、ほんの少しでもあいつの体力を減らしながら、アリスちゃんに気付かせないこと。

 

「ふっ…!」

光をまとって跳躍、できるだけこっちに視線を集める。

 

「光7魔法、ライジングストライク!」

雷をまとった光がマーダーに向かって5本、一直線に飛んでいく。が、当然のように避けられる。…まあ、これはダミーだが…

 

「火5魔法、バーニングスネイクラッシュッ!」

「氷6魔法、アイシクルキングダム!」

と、マーダーに向かって火の雨が降り、氷の宮殿のような檻に閉じ込められる。

よし、バレットとヴァイスのおかげでマーダーの行動範囲を狭められた。

 

「光6魔法、サンライトネス!」

で、光球を大量に、四方八方からマーダーに向けて乱射する。と、

 

「………団長……そろそろ…こっちも準備するわ……」

 

「、そうか、分かった。…気をつけろよ?」

 

「……どこかの誰かみたいに…乱発して死にかけるなんてことは無いわ……」

 

「ぐ…」

俺なんだよなー、これ。マジで掘り返さないでほしい。

 

「…ふぅっ、」

まあ、こんな所でうだうだやってるわけにもいかず。……どれぐらいあの檻持つだろうか。と…

 

「ゴァァァァァア!」

 

「!」

マーダーが咆哮した。同時に、魔法の檻にひびが入る。

 

「!まずい!」

 

「離れてください!」

バートちゃんの声。逃げろ、と本能も叫んでいる。

 

「っ!」

 

バガキイィィン!

 

「まずっ…」

あれで2分は持つと思ったんだがな…!

マーダーは跳躍してこっちに飛んでくる。と、

 

『ふん!』

バガァッ!

 

マーダーが横薙ぎにぶっ飛んだ。メアだ。

 

『ようマーダーよ、久々に対峙するが…やはり頭は弱いようだな。我が主の脅威にもならぬ。さあ、我も少しばかり遊んでやろう。』

 

「グオアァァォォオオ!」

ドン!

ヒュウッ!

マーダーがメアに突撃するが、メアは軽く尻尾でいなして逆に打ち上げた。そして…

 

『ハァッ!』

黒い炎を大量に吐き出した。うっわ熱がここまで来てる…

 

少しメアに任せて一瞬、アリスちゃんを見た。と…

 

「っ!?」

体の周り中に、数十にもなる金色の魔法式が同時展開されて体に吸い込まれ、あの杖と本に魔力が行き渡っている様子が見えた。

なんだあれ…あんな魔法見たこともない…

…まあともあれ、アリスちゃんの言うとおりなら、残り数分、それでこの戦いの決着がつく。

…頑張れ…!

 

《マリオネットside》

…かれこれ前線を離脱して20分位経ったかしら。

 

…よし、そろそろ使えるわね。

アリスの言ってたことが本当ならそろそろ私があれを使ってマーダーを行動できなくするのに丁度だわ。

 

「…義神…解放……!」

義神解放。

自分の義神と、姿以外をほとんど同化させる魔法のこと。体にそれ相応の負担はかかるけど、その分強化される。

私の義神は少し特殊で、7属性が使えるようになってる。そんな私の義神は…

 

「…目覚めよ、禁龍、アトリビュートドラゴン…!」

体中から魔力が吹き出すのが感覚でわかる。

アトリビュートドラゴンは、昔、当時最大勢力と言われていた大陸の一つをたった一夜で壊滅させた歴史上最悪の魔竜の一つ。

私が義神開放を使えば、ランクは一時的に6から9相当に跳ね上がる。

 

「さぁ…行くわよ…!」

今にも暴れだしそうな全身の魔力を押さえつけながら飛ぶ。多分…使えるのは二回のみ…しかも、一発は念の為後に残しといた方がいいと思う。でも、私のレベルじゃそれでも倒せないでしょうね。

そもそも四天王幹部は第一でさえ10人いて平均レベルが40はいる、なんて言われてるのにこうなったんだか…でも、行動不能ぐらいにはできるはず。

 

「ゴウアァォ!」

…やっぱり抵抗するわよね…!でも、

 

『余所見をしている場合か!?』

 

ズガアァン!

 

戦ってるのは…私一人じゃない。

ゆっくりと押さえつけていた魔力を解放する。が、

 

「っ!?」

予想以上の体の痛みに止める。…いえ、落ち着いて、マリオネット·レオンブル·シノワーズ。これぐらいは想定の範囲内でしょ…っ!

 

「は…っ…!」

もう一回、解放し始める。…痛い…けど…大丈夫…!

 

「グアァォァァォォァ!」

と、マーダーが咆哮し、こっちに大量の攻撃を散らばらせる。けど…

 

「防御9魔法、アンチェインシールド。」

この程度、防げない今の私じゃない。さあ…!

 

「遊んでる時間はないのよ。…さっさと失せてもらう。世界を構成する7属の魔力…それを操る古魔龍の力、とくと味わうがいいわ…!」

体中の魔力を一つにまとめ上げて放つ、最も単純で、最も強力な龍の技…!

 

「義神術式、オールクリエイションブラスト!」

火、水、大気、土、草、そして光と闇。

7つの魔力が一本の強大な光線となってマーダーに向かって飛んでいった。そして…

 

ドガゴオォォォォォォオオォォォォォン!

 

「っ!」

我ながらだけど…威力えげつないわね。体の軽い私なら吹き飛ばされそうね…

ただ、直撃はさせてない。体の真横に着弾させた。

 

と、

 

「!」

よし、少なくとも気絶まで持ってはいけてる!アリスの方は…って、何あの魔法式の量。って、あの魔法式って…

…はぁ…もう……なるほどね。

でも、もう終わるみたいね…アリス、決めてしまいなさい。

 

そう思った瞬間、光が弾けた。

 

《アリスside》

「…ルーズさん…っ、ありがとうございます…。」

 

「、終わったのか?」

 

「…はい…っ。」

やばい…体中が痛い…!…いや…こんなの…エルちゃんの耐えてきた痛みからしたらかすり傷にもならないはず…!

 

「バリアを解くぞ。いいな!」

 

「っ…はい!」

と、ルーズさんが勢いよく大剣を抜いた。同時に周りの空気の感覚も変わる。荒々しいまでの魔力が手にとるように感じ取れる。でも、こっちだって負けてない。

 

「ふっ…!」

エルちゃんの杖とリデルに魔法式を完全に組み込む。

そして…

 

「…かのせんせきにおきてかりしちからわれすくうべきものにつかひたり…

もう少し、

 

わがなのもとにすくひたまへ…

もう少し…

 

はらいたまへ…

さあ…

 

たけたまへ…!

喰らえ…!

 

かみによりまもりたまへ!

キイィィィィィイイイイイン!

杖、リデル、が光り、目の前にとんでもない量の魔法陣が木のように、また機械仕掛けの塔のように生み出される。

 

そして…

 

限界魔法(げんかいまほう)神籠(こうご)…!神樹(しんじゅ)宿木(やどりぎ)…っ!」

杖から気絶していると思われるマーダーの足元に光の塊が移動し、リデルから何本もの金色の線が生まれて、吸い込まれるようにその光の塊に近づいていく。そして…

 

「はあぁっ!」

半透明の金に光る樹がマーダーの身体を包み込むように貫いた。

が、

 

「ガ…グ……ォォォォオオオ…!」

 

「っ……嘘っ…!?」

マーダーが目を覚ましたらしく、宿木の中で逃れようと足掻く様子が見えた。金の魔力の壁の中で、黒い魔力が蠢き始める。

…どうしよう…!まさか…ここまで抵抗力が強いなんて…!

 

「ぐ…ぐぐ……!」

ヤバい、ヤバいヤバいヤバい…全力で押さえつけても…このままじゃ…っ、押し負ける…!

 

「うっ…ぐ…が…ぁぁあ…!」

 

「グォォ…ガァァァア…!」

っ…!駄目…!まずい…!

まさか…全力で発動するだけでここまで力を消耗させられるとは…思ってなかったから…全力と言えるには程遠いってのもあるけど…!これは本当に…っ…あぁ…クソ…!

術式はエルちゃんの杖とリデルに組み込んでるから、最終、式が残ってれば魔力を吹き込めばまた使えるけど…そんなの、もう不可能に近い…これで決めなきゃいけないってのに…!

 

目の前では、黒と金が内側と外側でせめぎ合っている。

が、じわじわと黒が金の中を侵食していき…

 

「ガアァァァァァ!」

黒の咆哮が成された、その瞬間──

 

 

 

 

 

 

 

 

ピシッ…パリイィィンッ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

─────金の壁の一部が、弾けた。




義神解放
自分の義神の力をできる限り発揮させ、自分とほぼ同化させる技。ものによってはランクが3、4程上がる人もいる。ただし、義神が強ければ強いほど代償が大きくなりやすい。
使いすぎると義神に飲まれる可能性も出てくる。

こんなところですか。
あ、ちなみにですが、twitterの垢があるんですよ。私。
特にツイートもしてないですけど、何かあったときにハーメルン関連のことを呟くかもしれないので一応URL貼っておきますね。
https://twitter.com/FusinshaGAMMA

では、また次にお会いしましょう。
See you!!
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