【旧版】普通の人間ですけど…ゑ、天才魔法使い?【新版はあらすじから】   作:不審者γ

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どうも不審者です。

今気付いたんですけどバーに色がついてますね…黄色。
いつの間にかお気に入りしてくださった方も70人になってました。
本当にありがとうございます。もっとくだs(ry

では、本編どうぞ。


出発、2つの再会

《魔王軍、魔王side》

「…なるほど、マーダーがやられたか。…流石に予想外だな…」

試しにあの小さな村を内分させてやろうと思っていたが…まさか倒されるとは…その上、アポストルにした村長もあえなく鎮圧。

 

「はい。その上、両者とも封印措置を取られたようです。」

 

「…封印措置…。」

…全く、舐めているのか。旅を始めたときからわざわざ誰も殺さずに全ての魔物に対して封印措置など…

 

「分かった。下がって良い。」

 

「……魔王様、やはり戦いに慣れていないものを前線に送るのは…」

 

ヒュッ!

 

「下 が れ と 言 っ た 。」

ゴチャゴチャと煩いやつの首元に魔素で創った黒い槍を突きつける。

 

「は…い……」

と、そいつはそそくさと部屋から出ていった。

……にしても…まさかあいつが…か…

まあ、流石にこんなところで諦める気は毛頭ない。こちらとしては、あいつらがここに来てくれれば勝ちが確定するだけなのだ。それまで()()()に力を蓄えてもらわねば。…魔王として。

 

 

 

《トウキョウ、アリスside》

「じゃあ、行ってきます!」

 

「行ってらっしゃい!気ぃつけて…無事で帰ってこいよ!」

 

「魔法騎士団の皆様、どうか、よろしくおねがい致します。」

 

「はい、任せてください。」

そうクロドさんが言って、出発した。

 

 

 

 

「エルちゃん、疲れてない?」

 

「大丈夫!」

歩き続けて30分ぐらい。草原みたいなところに来ていた。

 

「クロド、次の場所は?」

 

「シラクナ街だな。ただ、ちょっとばかし距離があるから今日は野宿かも。」

 

「えー?またー!?」

 

「言うと思った。」

予想通りアレグロさんがゴネた。

まあまあ、と数人でなだめていると…

 

ヒュンヒュンヒュン…!

 

「!しゃがんでください!」

バートの声が聞こえた。同時になにかが飛んでくる音も。

 

「……っ敵襲……!?」

マリオネットさんが戦闘態勢を構えるも、敵の気配はない。ただ…

 

「っ!ナイフ!?」

大量のナイフがどこからともなく飛んできていた。

 

「っリデル!毒7短剣技、ポイズンエッジッ!」

慌ててリデルを出して、短剣技を発動させ、こちらからも大量のナイフを飛ばして向こうのナイフを相殺していく。が…

 

「っ、多っ…」

多すぎる。例えるなら銀の雨、といったところか。

 

と、

 

「待て!ストップ!ケイ!ストップだ!」

突然、どこからともなく声がした。同時にナイフの雨が止まる。

 

「ケイ…?」

ふと横でエルちゃんが呟いた。と、空中に黒髪の男の人と緑髪の男の人が現れた。そのうちの緑髪の人がこっちに飛んでくる。

 

「ば、バートか!?」

 

「!兄さん!?」

はい!?

 

「あっ!お兄ちゃん!」

 

「って、エルか!?」

はいぃ!?

 

―――――――――――――――

――――――――

――――

「改めまして、エルの兄のケイ·インラシュグと申します。で…」

「バートの兄、グリー·スカービアだ。」

エルちゃんにお兄さんがいたのは知ってたけど、バートにもいたんだ。…というかエルちゃんのラストネームってインラシュグなんだ。初耳。

 

「ケイとグリーってあの…」

 

「ああ、トップクラスの冒険者、通称ハイランカーの《黒鷹(こくよう)》と《緑虎(りょくこ)》の二人だな。パーティーだったとは知らなかったが、それより…」

 

「「「「両者ともうちのパーティーの子の兄だったとは…」」」」

団員の大半が手で顔の半分を覆って下を向いている一方…

 

「兄さん、なんでいきなり攻撃してきたの?」

「お兄ちゃん?何で?」

 

「い、いや、最近ここらへんで妙な連中がうろついてるらしくて、そ、それで、」

 

「片っ端から攻撃してた、と?」

 

「お兄ちゃん…?」

 

「いや、その、な、別に片っ端からってわけじゃなくて、その、」

 

「分かってるところがあってる人たちはみんな、って事?」

 

「うぐ…」

 

「…なあバート、もしかして…怒ってるか…?」

 

「心読んだら分かるんじゃない?」

 

「……うわぁ…マジ切れしてる…」

 

「「「「「 何あの状況。」」」」」

同感。ハイランカーのそのまた上位二人が妹二人に石の上で正座させられながら説教食らってる…えぇ…

 

「ば、バート、エルちゃん、そこらへんで…」

 

「「むー…」」

むー、じゃない。

 

「って、ランク9…?」

ふとグリーさんが、呟いた。

 

「ん?」

 

「あ、いや、あの子。アリス…って名前みたいだが、ランクが9…?らしい。バートとエルちゃんの友達…や、エルちゃんの方においては恩人、らしいg……」

 

「兄さん、勝手に人の心は読まないって言ってなかったっけ?」

 

「……あ、」

 

「…アクアラーグ、水4魔法、ラピッドボム。」

と、バートはあの杖…アクアラーグを出してグリーさんの頭の上にちょっと大きめの水球が現れる。

 

「ちょ、ストッ」

バシャアァァァン!

 

あー…

 

「うへー…魔法の操作もうまくなったな…」

 

 

……マジで何この状況。

 

 

「まあつまり…フェンリオ魔法騎士団っつー騎士団に入団して魔王討伐に向かってる、と。なるほど、バート、すごいな。」

 

「まあ、アリスのお陰なのが大半なんだけどね。」

ほー、とグリーさんが水を払いながら納得している一方で、

 

「というかエル、病気の方は大丈夫なのか!?」

ケイさんが聞いた。そりゃそうなるよね。

 

「うん、おねーさんが治してくれたよ!」

 

「治ったのか!?何でああなってたんだ?」

 

「ぎしん?っていうのがいなかったんだって。」

 

「……え?」

 

「それで、前には魔術師さんが治してくれたんだけど、その時に四天王…何とかってやつを入れられたみたいで、満月になったら体が乗っ取られてたの。そこから助けてくれたのがおねーさん。」

 

「……そうか…ごめんな、側にいてやれなくて。」

 

「ううん!お兄ちゃんがくれた杖のおかげで私も魔法が使えるようになったんだし!」

 

「そうか、良かった。…アリスちゃん、で良いかな?」

と、こっちにケイさんが来た。

 

「は、はい。」

 

「妹を助けてくれて、本当にありがとうございます。…それと、一方的に攻撃してしまったことを魔法騎士団の皆様にお詫びします。」

 

「まあ、あれは完全にこっちの非だからな。何かしておきたい気もするが…できることがな…」

 

「あ、それならー、」

と、アレグロさんが口を開けた。

 

「シラクナ街まで転移させてくれない?確か黒鷹って転移魔法が使えるって聞いたことがあるんだけど。」

…ん?転移魔法ってランク4の無属性魔法だから大体の人が使えるのでは…?父さんも使ってたし。

 

「ああ、それぐらいならお安い御用です。えーと…今ですか?」

 

「あ、はい。…団長、良い?」

 

「まあ、好意に甘えるぐらいはいいんじゃないか?よろしくおねがいします。」

 

「はい。では…………転移4魔法、テレポート!」

父さんが使ってた転移魔法と同じ、青い魔法陣が地面に展開される。そういえば…転移魔法ってボクは使えるのかな…?

 

「…到着です。」

 

「うわっ!?って、ここどこらへん?」

 

「えーと…シラクナ街の入口の門前だな。警備が厳しいらしいから、ちゃんと門を通って許可証を貰ってないと色々厄介になるらしい。」

グリーさんが教えてくれた。

なるほど、それで門の前に転移したわけか。…にしても…

 

「ここから見るだけでもわかるが、でかいな…」

ルーズさんが呟いた。と、グリーさんは、

 

「そりゃあな。村4つが1つの街に収まってるわけなんだし、その上商業都市だ。広さはそんじょそこらの街を超える。」

 

「はっ!?」

村4つ分の大きさ…? 

 

「ああ。元々シラクナ街ってのはそんなに大きな街じゃなかったんだ。が、合併やらなんやらでどんどん面積が大きくなって今や国一番の商業都市になってる、ってわけだ。」

グリーさんってかなり物知りだね…

っというか、合併とか言うシステムここにもあるんだ。

 

「さて、入るか。取り敢えず今日の宿はここの街だな。」

 

「野宿じゃなければ何でもよーし!」

 

「……アレグロだけ…門外に放り出してみる………?」

 

「マジでやめて!?」

あはは…やっぱりマリオネットさんってSっ気強いよなぁ…顔に墨で落書きしようとするぐらいだし。

 

 

 

「っていうか…なんで兄さんたちも着いてきてるの?」

 

「ん?……なんとなくか?それに、俺らもここに用事があったしな。」

 

「何の?」

 

「…ここらへん、ちょくちょく魔物が見つけられてるんだ。…ただおかしいのが、別段危害を加えてこないらしいくてな、たまに食べ物をせびってくるやつがいる程度らしい。」

友好的な魔物って所かな?珍しい…のかな?

 

「その調査に僕達も駆り出された、って訳です。…まあ、この間一匹見つけたんですけど……」

 

「ですけど?」

 

「グリーが会って初っ端から魔力で威圧したんでそのまま逃げられまして。」

いや何してるのグリーさん。

 

「兄さん何してんの…」

 

「いやちょっと待て。俺は別に威圧したわけじゃない。勝手に体から出てる魔力に当てられてあいつが逃げだしただけだろ。」

 

「どうだかなぁ。」

バートが首を振って言う。…バート、お兄さんに対して結構当たり強くない?

 

「あっ、バートお前信用してねえな?」

 

「そうだけど。」

 

「クッソ心読むまでもなく即答しやがった。」

 

「……なあ、緑虎ってこんな感じなのか…?だいぶフランクだな…」

何かクロドさんが疲れてる…

 

「まあ、基本こんな感じですよ。でもまあやるときはやる奴なので。」

そりゃそうだよね。

…あれ?この先…というかちょっと離れたところの路地みたいなところにゴブリンぐらいの魔力が3つ…いや、4つ?あるね。1つはちょっと気配が隠されてるのかな。

でも…通りに出てくる気配もないし、何かをしてる気配もない。…強いて言うなら何かを待ってるみたいな?

 

「…スちゃん、アリスちゃん?」

 

「はっ、はい?」

 

「どうした?なんか上の空だぞ?」

ヤベ、また癖が…

 

「あ、いえ、ちょっと考え事を。」

 

「ほら、宿ついたぞ。」

わーい時間が飛んでるー…。

 

「ちょっと手続きしてくるから待っててくれ。」

で、クロドさんがカウンターに行った。今回は3部屋取れたみたいです。正確には、部屋は4つあったんだけど1部屋はグリーさんとケイさんが泊まるそうなので、3部屋だそうです。部屋割りは男性陣の方が固まって一部屋、アレグロさん、ジャンヌさん、マリオネットさんで一部屋、バート、エルちゃん、自分で一部屋らしい。

同年代は同年代同士で固まってた方がやりやすいでしょ、と言われ、さらにアリスちゃんがいたら問題なくないか?と言われてこうなった。信用されすぎてませんかね。

 

で、その部屋にて…

 

「あれ、アリス、メアさんは?」

 

「そうなんだよね、どっか行っちゃって。まあ、メアの事だから多分すぐ戻ってくると思うけど…」

そう、ここ入ったときには居たんだけど、いつの間にかメアがいなくなってた。

と、

 

コンコン

 

「ん?アレグロさんとかかな?」

…まあ、一応魔力を探知してみると…あ、

 

ガチャ

 

「失礼します。」

男性。長身のまあ、優しげな感じで、この宿の従業員の制服を来た人。

 

「わ、どうかしたんですか?」

バートが聞くけど……

 

「………何やってんのメア。」

 

「、……バレたか…」

 

「そりゃバレるよ。形とか量を変えても魔力の質は変えられないって前に言った気がするんだけど。」

はい、メアです。何か人の形になってました。

 

「元から人の形にはなれたのだがな。あまり安定してなかったのだが、最近形が安定してきたから使ってみたのだが……少しイメージと違ったな。」

なんというか…優男風。心なしか口調も柔らかくなってる気がする…?気がするだけ…?

メアってこんなキャラだったっけ…?




グリー·スカービア
性別 男 年齢 19 身長 174cm
目の色 深緑 髪の色 緑 二つ名 緑虎
概要
バートの兄。未成年にも関わらずトップクラスの冒険者であるハイランカーで、職業は魔剣士。優勢魔法は大気。
最強とも称される人だが、妹であるバートには超絶弱く、実は隠れシスコン。ただし実力は折り紙付きで、一人で数百の魔物相手に完勝したとか、全能力をフル使用すれば山の一つや二つ消し飛ぶとか言われている。

こんな感じですね。
最後の下りはちょっと書きたかっただけです。
あと、また更新頻度戻ります。短期連続更新はキツイです…というか、本当は私今テスト期間中なんですよね……

では、また次にお会いしましょう。
See you!!
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