【旧版】普通の人間ですけど…ゑ、天才魔法使い?【新版はあらすじから】 作:不審者γ
早すぎんだろ、ネタ尽きるの。まあ、まだあるし、連想とか主は得意な方なのでなんとかなるでしょう。
あ、今回ちょっと東方のクロスオーバーが入ります。若干。
ではでは、本編どうぞ!
只今家の中の図書室。毒魔法について書かれている本を捜索中。が、
「…無い…」
見つからない。本当に存在しないのかもしれない。その場合どうするべきか…毒魔法を作るより他あるまい。優勢魔法が使えない魔法使いはある意味でレアらしいが、そんなことを言っている場合ではない。
「でも毒魔法ってどんなのを…」
魔法に毒の効果でも付けておけばいいのだろうか。そういうわけにいかない。というかものによっては死ぬ。有名どころでいくとテトロドトキシンとか青酸カリウムとか。
「…毒を操るって意味ならどうなるんだろう…無毒を毒にしたり毒を無毒にしたり…とか?」
そうなるならかなり強い気もする。
「…まあいいや、参考では鈴蘭毒のメディスンの弾幕急造で借りよ…」
とりあえずアリスは、東方projectのキャラクター、メディスン・メランコリーの弾幕を少し借りることにした。
「…急造の器としてだからちょっと借りますね…」
記憶の中から何とか引っ張り出してきてとりあえず一つ、イントゥデリリウムは出来た。
名前を捻れと?思い付かんかった。後でどうせ名前もつけるし、まずはこんな感じでいいだろう。が、出せるかどうかは怪しいため、とりあえず外で試射してみよう、と思い、アリスは外に出る。
「スゥ…フゥ…よし、毒魔法…イントゥデリリウム。」
自分の回りから大きな光る魔力弾と、紫の霧のようなものが出ていく。
この紫の霧は移動速度低下と共に、幻覚、若干の錯乱を引き起こすようにした。まあ、とは言ってもそこまで強力なものでもなく、毒霧から出れば晴れるようにしているし、死ぬような毒じゃない。精々弾幕が二、三倍の量とか大きさに見えるぐらいだし、ちょっと正気を失わせるぐらいだから。
更に、魔力弾は少し立つと20個の小弾幕に分裂するようにしてみた。
「…よし、こんな感じでいいか。…消費魔力は…うん、ランク6魔法の下ぐらいだね。」
これでまず一つ完成、毒6魔法イントゥデリリウムだ。
「…まあ、そのうち名前も変えて他のも作るし、まずは一個でいっか。」
明日が学校であることもあり、アリスは今日は寝ることにした。
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《翌日》
今日から本格的に学校である。
一応制服もある学校で、昨日配られた制服を着る。なんと言うか…こんな感じなんだなぁ、といった感じだった。
「アリスー。準備できたー?」
アベルの声。一緒に行くことになっているからだ。
「うん、できたよー。」
アリスはそう答えてアベルのところに行く。
「…よし、じゃあ行こっか。行ってきまーす!」
「行ってきます。」
ウィルヘム魔法学校は家から歩いて30分位の所にある。大体皆飛んで向かうことが多いが、今日はアリスを連れているため、歩いて向かっている。
ちなみに、箒で飛ぶ、というのは結構前の発想らしく、最近は何も使わずに飛ぶのが主流らしい。まあ、飛ぶ練習をする時に箒を使うことはあるみたいだが。
「…アリス、疲れてない?」
「うん、大丈夫。」
「疲れたら歩くの遅くするから、言ってね。」
「分かった、ありがとう。」
まあ、歩くのにも少し魔力を含めるだけでかなり楽になるもので。
そのまま学校に到着した。
「どこの教室か覚えてる?」
「うん。1年のC組だった。」
「オーケー。じゃあ、私は中棟だから、また帰りにねー。」
「うん、じゃあね。」
そう答えてアリスは教室に向かう。が、
「…誰も来てない……」
誰一人として来ていなかった。教室間違えてないよね?等考えたが、教室も合っているし、登校日も間違っていない。
要は早く来すぎた。そういうことだ。
「…本でも読んどこっかな。」
そう呟いて本を取り出そうとしたとき、
ガラガラガラガラ
一人男子が来た。何なんだろう、この安心感。
やけにビビられている気もするが、多分気のせいだろう。うん。
が、一人、二人とその後来たが、揃って避けられている気がする。まだ何もしてないどころか初対面だろうに、
と考えていたとき、
「あ、アリスー。」
バートだ。
だから何なんだろうこの安心感。知り合いがいるっていうのはここまで安心することだったか。
「おはよう、バート。」
「うん、おはよう!」
ふと視線の先にぎょっとした感じの人が見えたため、一度バートに聞いてみる。
「…何か私避けられるようなことした?」
すると、
「あー…何かね、昨日、アリスが私を助けてくれたときに男の人を吹き飛ばしたのと、最後の勝負(?)の時に泣かしたのがあってか、すごい気性の荒い人みたいに見られてるみたい。ほんとは違うのにね。」
「あー…あれかぁ…」
ちょっとイラッとしたのと、できるだけ傷をつけずに勝つ方法をとった結果、こうなったわけだ。…ある意味自業自得か、とアリスは苦笑いした。
「ま、でも私はアリスがそんな感じじゃないってのは知ってるからね!」
「……ありがと。」
まあ、心から優しい人はこういう人を言うわけで。
「あ、そういえばさ、アリス、自己紹介とかどうする気なの?その…ランク、とか。」
「あ、それはね、お母さんが校長先生と話して書類上は私ランク4になってるから、大丈夫。…周りには秘密だよ?」
「もっちろん!」
バートは明るくて結構おしゃべりだが、大事な秘密等は勝手にしゃべったりしないし、人の嫌がることはしないタイプの人だ。それは信用できる。
「そうだ、バートは優勢魔法何だった?」
「私は水だったよ。アリスは?」
「…何か、毒って言われたけど…大方草みたいな感じだね。」
今使える毒魔法なんか鈴蘭毒1個しかないし、大体毒は虫とか草とかだから無理矢理こじつけで草でいいだろう。
「…毒魔法なんてあったっけ?」
「……昨日調べたけど無かった…だから1個作った。」
「…え、作ったの?」
「うん。参考書手本にして結構…というかかなり時間かかったけど。」
実際、あれを作るだけで4時間かかっている。昨日寝たのは1時だった。…寝たの今日だった。
「凄い…普通作れないよ!魔法なんて。」
「頑張ったからね。」
まあ、参考物があったからイメージも出てきたのだが、他のやつどうしよう。
まあ、そこは置いておいて、アリスはバートと話していると、
ガラガラガラ
担任の先生が入ってきた。
「はーい、席についてくださーい。」
先生の号令で全員が席につき、朝の会を始める。
まあ、色々話があってルール等を話し、朝の会は終了。まず一時間目である。
「えーと、一時間目は……」
前に書かれたのは、一時間目から総合という時間割。まあ、初めだからこういうことになる。
「じゃあ、それぞれ自己紹介をしてもらいまーす。出席番号、名前、優勢魔法の後に何か一つ自分の特徴を言ってみてね。どんな食べ物が好きー、とか何とかって呼んでねー、とか何でもいいからね。」
アリスは出席番号は2番である。まあ、アから始まるから前半にもなるだろう、とは思っていたが、前に一人いたんだな、と思った。
「じゃあ、言うこと決まった人から手を上げて、当てられたら立って、言ってね。」
先生がそう言うと、アリスの目の前で手が上がった。
「はい、じゃあアイネさん。」
「1番、アイネ・カランです!ランクは5、優勢魔法は草で、好きな動物はハムスターです!」
また元気な。
というかア、イの並びとか出席番号1番不可避じゃないかな?
その後も色々情報が飛び交った。
印象に残ったのは饅頭って呼んでくれっていった少年。よく言ったな、それ。それと、好きな動物でガラガラヘビって言った少年。猛毒蛇じゃないか。もしかしたら召喚できるかもしれない、等考えていた。
さて、そろそろ手を上げておかないと最後に言うはめになって面倒なことになる、とアリスは判断し、手を上げる。
「はい、アリスさん。」
「2番、アリス・セナールです。ランク4、優勢魔法は毒、好きな花はカラーです。」
色々ざわざわする。
カラー。結構形は有名だったりする花。アリスは個人的に結構好きなのだが、どういう偶然かこの花、死ぬほど強い毒性を持っているらしい。齧ったりしたら最後、口の中が使い物にならなくなるほど痺れて痛くなるらしい。
まあ、そこじゃなくて多分優勢魔法の方だと思うが、そこも変に追求されることもなく、全員の自己紹介が終わった。
「はい、じゃあ、仲良くしてねー。…先生の名前覚えてる人ー?」
確か昨日言っていたはず…あれ、何て名前だったか…とアリスが思い出していると、
「ユーヌ・アイオライド!」
誰かが言った。
同時にアリスは、ああそうだ、と思い出した。アイオライトっていう宝石があったため、それで覚えた気でいたのだ。
「お、覚えてくれてたんだ。はい、じゃあ私も改めて自己紹介をしようかな。ユーヌ・アイオライド、ランク4で、優勢魔法は石、特技として先生ね、すごい体が柔らかいんだよ。」
そう言いながらユーヌは右足を持ち、バレエのように上に持ち上げる。
「「わーー!すごーい!」」
これはすごい、とアリスは思った。足が180度開いている。
「まあ、こんな感じだね。じゃあここから2年間、よろしくね。」
「「よーろーしーくーおーねーがーいーしーまーす!」」
「じゃあ、一限目はそろそろ終わりね。」
この学校の一時間授業は40分だ。
そのため、少々終わるのが早いのである。
そうとは言えども黒板に書かれた時間割にある、初日から体育とかいうハードワーク。
「ひー…五限目か…」
二、三、四限はいっても難しいものではない。そもそもこの世界では国語と簡単な算数、魔法ができていればなんとかなるため、社会等はそこまできつくもない。だが、体育は運動と称して魔法の練習の一つでもある。一年であろうと魔法の勝負もあるらしい。
まあ、アリスが何を言いたいかというと、ここでは体育、算数、魔法が特に大変だということである。