ここはとある山中。炭治郎は任務でこの山に来ており、今鬼との戦いの真っ只中だった。
鬼「喰らえ❗」
ブシュ~
炭「うわっ❗❓」
炭治郎は鬼の口から吐いた煙を浴びてしまった。
鬼「ゲヒヒッ、俺が今吐いた煙は俺の血鬼術で作られた煙だ。うんと苦しみなッ」
ヒュバッ
炭「まっ…、待て…❗」バタッ
炭治郎はその場に倒れてしまい、意識を手放した。
鴉「カアァ~、カアァ~。竈門炭治郎、鬼トノ戦イデ意識不明、意識不明❗」
~~~蝶屋敷~~~
し「ただいま戻りました」
ア「しのぶ様、お帰りなさい。…❓、しのぶ様、その子供は…❓」
緊急柱合会議から帰ったしのぶはアオイに出迎えられたが、何故かしのぶは出る前にはいなかった"男の子"を抱いていた。
し「クスッ、アオイ、この子の額の痣や目に見覚えはありませんか❓」
アオイはしのぶに言われ少年を注視する。"赫い目"と"炎のような痣"。そこでアオイは少年が誰なのか気づく。
ア「もしかして…、炭治郎さん❓」
し「正解です」
何と炭治郎は鬼の血鬼術で幼子になってしまったのだ❗
ア「えっ❓何で❓何で炭治郎さんが幼子になってるんですか❓」
し「私も詳しくは聞かされていないんですが、どうやら『鬼の血鬼術でこうなってしまった』…としか」
し「とりあえず、炭治郎君は蝶屋敷で預かることになりましたので、アオイも炭治郎君のお世話、お願いしますね」
こうして幼子となってしまった炭治郎は蝶屋敷で世話をすることになった。
ア「それでは炭治郎さん、今日は私アオイお姉ちゃんがお世話します。よろしくお願いします」
炭「アオイおねーたん❓」
ア「グハッ❗」
炭治郎の舌足らずな言葉にアオイは可愛さの余り吐血した。
炭「❓❓❓」
炭治郎は何でアオイが吐血したのか分からず、首を傾げていた。
~~~翌日~~~
し「アオイお姉ちゃんは今日はお仕事で忙しいから、今日はしのぶお姉ちゃんと遊ぼうね」
炭「うんっ❗しのぶおねーたん❗」
し「グハッ❗」
炭治郎の可愛さにアオイに続きしのぶも吐血した。
炭「❓❓❓」
炭治郎は何でしのぶが吐血したのか分からず、首を傾げていた。
~~~更に翌日~~~
カ「………」
炭「❓❓❓」
この日はカナヲが炭治郎の世話を任されていたが、カナヲは喋らず、炭治郎もどうしたらいいか分からず、ぼ~っとカナヲの顔を見ていた。
炭「カナヲおねーたん❓」
カ「………」鼻血ドバ~
炭「カナヲおねーたん❗❓」
実はカナヲは炭治郎の可愛さに固まっていただけであり、炭治郎が声を掛けた瞬間、鼻血が滝のように出てしまい、炭治郎はオロオロした。
その日の夜、炭治郎が寝たのを見たカナヲはしのぶとアオイを自分の部屋に呼んだ。
ア「カナヲ、こんな時間に呼んでどうしたの❓って言うか貴女、鼻血大丈夫なの❓」
アオイはカナヲの鼻の穴に入れられた紙を見て心配になり聞いた。
カ「………」コクコクッ
カナヲは頷くことでアオイに返事をした。
し「カナヲが大丈夫ならいいですけど、もし具合が悪くなったら遠慮なんかしないでね❓」
しのぶはカナヲの手を優しく握りながら話すと、カナヲはまた頷いた。
し「それでカナヲ、私たちを呼んだ理由を聞かせてくれる❓」
しのぶはカナヲの手を離し、呼んだ理由を聞いた。
カ「………炭治郎、可愛い//////」ボソッ
カナヲがボソリと炭治郎のことを言うと、二人は納得したように頷いた。
し「確かに。炭治郎君、可愛いですものね」ポッ
ア「あの舌足らずな喋り方で"おねーたん"なんて言われると、ホワホワしちゃいますもんね」ポッ
二人は頬を染めてカナヲが言いたいことを理解した。
~~~更にその翌日~~~
し「さぁ炭治郎君。今日はしのぶお姉ちゃんとアオイお姉ちゃん、カナヲお姉ちゃんの四人で遊びましょう」
炭「うんっ❗しのぶおねーたん❗アオイおねーたん❗カナヲおねーたん❗」ニパーッ
しアカ「「「グハッ❗」」」
炭治郎の無邪気な笑顔に三人はノックアウトされてしまった。
数日後、義勇が炭治郎に血鬼術を掛けた鬼を討伐し、炭治郎はその二日後に元に戻った。
だが炭治郎は幼子になっていた時のことを覚えており、しのぶ、アオイ、カナヲの三人に土下座していたのを同期の善逸と伊之助が不思議そうに見ていた。