蒼と秩序の力と魔法少女   作:総長

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どうも、総長です。
今回は長くなってます。

ではどうぞ。


誘拐と正体と死神

朝倉は帰っている途中、顔が紅くなっていた。

 

(むっちゃ、恥ずかしいんだけど。)

 

朝倉がなんでこんなに恥ずかしがっているのは、公園であった少女なのはにかっこいい所を見せたくて、後ろを向いて歩いたことが恥ずかしかった。正直やるのを、後悔しました。

 

(しかし、あれで良かったのかなぁ…)

 

朝倉は、あれで良かったのか、心配になりました。

 

朝「まあ、考えても仕方ないか…」

 

そう言って歩いているとなにやら声が響いた。

 

「いや!!!!離してよ!!!!」

 

「離してください!!痛いです!!!」

 

「黙っていろ!!お前らを誘拐すれば金になるってリーダーに言われたんだよ!!」

 

響いた声は、二人の少女の声、そして一人の男性の声であった。どうやら男が二人の少女を誘拐している。

 

物影に隠れていた朝倉は男が誘拐している所を見た。

 

(あれはいけない)

 

そう思った朝倉は、ラグナに念話をした。

 

<ラグナさん、大変です。少女二人が男に誘拐された。>

 

<なんだって!!分かった。今すぐに行く。>

 

<僕は一人で車を追います。>

 

<おい、待て、話はまだ、…>

 

プツンとラグナさんとの念話を切りました。

そして、車を追いかけた。だが、車を見失ってしまった。

 

朝「どこに行った?」

 

朝倉は、完全に車を見失いました。すると、どこからともなく声が聞こえました。

 

「おい、聞こえているのか、貴様。」

 

どこから聞こえているのかと、思えば首飾りから、聞こえていました。

 

朝「聞こえています。貴方は誰ですか?僕は、朝倉宗介です。」

 

ゼロ「俺か?俺はそうだな・・・ゼロでいい。さん付けなどはいらん。」

 

そう言ったゼロは僕に名前を言った。

 

朝「ゼロは僕のなんなの?どんな役割があるの?」

 

朝倉は、ゼロに僕のなんなのか、どんなことをができるのか、聞いた。

 

ゼロ「お前のデバイスだ。そして索敵、単独行動ができることだ。」

 

ゼロは朝倉に教えた。

 

朝「索敵!?じゃあ、車を探して!!」

 

ゼロ「任務了解。」

 

朝倉は、ゼロを待った。

 

ゼロ「見つけた。」

 

朝「本当に!?」

 

ゼロ「ああ、場所は海鳴港・・・誘拐犯が隠れるには絶好の場所だな・・・」

 

朝「行くよゼロ。」

 

朝倉は、歩いて行こうとした。だが、ゼロは、朝倉にこう提案した。

 

ゼロ「飛ばなくていいのか?」

 

朝「は?何言っているの?」

 

確かに、飛べば速く着くが、そんなのがあるのか?

 

ゼロ「試しにウィングゼロ、セットアップと、言ってみろ。」

 

朝倉は、ゼロに言われた通りにやった。

 

朝「わかりました。ウィングゼロ、セットアップ!」

 

そう、言うと腕、足、胴体に装甲が付き、背中に羽が付いた。その体は胸元に緑色に輝く宝石のようなものが埋め込まれており、白と青を基調とするツートンカラーの装甲を見に纏っていた。

 

朝「すごいですね!!」

 

ゼロ「宗介、背中を意識しろ。そうすると、羽が動く。」

 

ゼロがそう言うと朝倉は、背中を意識して羽を動かし、飛んだ。朝倉は、喜んでいた。

 

朝「すごいよ!!僕、空を飛んでいる!!」

 

喜んでいると、ゼロは次のことを言った。

 

ゼロ「よし、飛んでいるな。次は変形と言ってみろ。」

 

朝「分かった。変形!!」

 

そう言うと羽が横に広がり体を真っ直ぐにし、変形が完了した。

 

朝「速い!!ここれならすぐに着く。」

 

そしてすぐ、港に付いた。

朝倉は、ゼロに装甲を解除させてもらいました。

 

ゼロ「宗介、倉庫の中に生体反応あるぞ。数は定かではないが、どうやら奴らの仲間だな。」

 

ゼロが索敵してくれていました。あとは、武器ですね。

 

朝「ゼロ、何か武器はないか?」

 

朝倉は、ゼロに武器がないか、聞きました。

 

ゼロ「あるぞ。受け取れ。」

 

朝倉は、ゼロから武器受け取りました。

その武器は、紅く染まった銃でした。

 

ゼロ「それは、クレッセント・ローズだ。今のままだと、子銃形態だが、大剣形態、大鎌形態、薙刀形態があるが子銃形態でも行けるだろうな。」

 

朝「分かった、ゼロ。僕は、これ、クレッセント・ローズを使いこなせるようになってみせる。」

 

朝倉は、倉庫へ侵入した。

倉庫に、入った朝倉は、物隠れた。

 

(大きい部屋には障害物があまりなあまりない。加えて相手の武器は刀や銃などバラバラ、この広い部屋では戦いやすいが、先に人質の場所を確認したい。)

 

朝「ゼロ、どこに人質がいるか索敵してくれ。」

 

ゼロ「もうやっている。」

 

ゼロは倉庫内を索敵した。

そして、小さな部屋から声がした。

 

「へへへへ、ガキを二人連れてくるだけでこんなに金が入るのですかい?」

 

「そりゃそうだろう、ここら辺じゃ有名な、バニングス家の令嬢と月村家の令嬢だぞ?これくらい普通だろう?」

 

「そうだな。だが何故月村家の令嬢もなんだ?バニングス家だけでも大金だが」

 

そう三人の男たちはそう言った。どうやら人質の二人は、この町では有名な貴族の様なものらしい。その二人を誘拐し、身代金を要求、受け取ったらこの町から去るつもりなのだろう。

 

「あ・・あんたたち・・なんのつもり!?」

 

その人質の一人が声を荒げながらそう言った。金髪でロング、水色の目をした少女だ。気の強い言い方だが、声が震えていた。五歳で誘拐されたのだ。怖いのも無理はないだろう。

 

「・・・・・・」

 

一人は何も言わずにただ男を見てる紫色の髪に黒目の少女だ。

目に涙が溜まっているため、怖くて声も出ないのだろう。

 

「ああ?どうするって、お前ら使って金を要求するんだよ。」

 

「なら私だけでいいじゃない!!なんですずかも一緒なのよ!!」

 

と金髪の少女は言った。どうやら人質の二人は友人らしい。紫色の髪の少女はもい一人の少女を心配そうに見ていあた。

 

「それは・・・」

 

そこまで言ったリーダー格の男の言葉を遮り、下っ端らしい男が話した。

 

「それより兄貴少しいいですか?」

 

「・・・・なんだ」

 

リーダー格の男は少し怒気を含みながら、下っ端に聞いた。

 

「その・・ですね?金を貰った、こいつらどうするんですか?」

 

「・・・・ここに置いて、倉庫を爆破するがそれがどうした?」

 

「「「!!??」」」

 

人質の二人、そして朝倉はそその言葉を聞いて驚愕していた。方法が普通ではありえないから驚いたのだ。

 

だが、下っ端の言葉に三人は更に驚愕する。いや、人質二人にとっては恐怖になる。

 

「その前に、こいつらの身体、楽しませてもらえませんか?」

 

「「!!??」」

 

その言葉に二人は驚愕していた。朝倉は怒りを露わにしたが、少し落ち着かせた。

 

「なんだ?お前、小さいのが好きなのか?・・・手短にな」

 

「へい!ありがとうございます!!」

 

下っ端は目の色を変え、人質二人に視線を向ける。二人は「ビクッ!!」」と肩を揺らし、後ずさる。

 

朝「突入する!」

 

朝倉は部屋に突入しようしたが、ゼロに呼び止められた。

 

ゼロ「待て。これを使え。」

 

そう言うとゼロはフラッシュグレネードを出した。

 

朝「ありがとうゼロ。」

 

朝倉はゼロにお礼を言った。

 

「さあ、楽しませてもらうとするか!!」

 

「「いや・・・・!!こないで・・・・!!」」

 

なんて事をしていたら、人質と男性の声が聞こえた。どうやら今まさに襲う瞬間らしい、その声を聞いて、すでに朝倉は覚悟を決めていた。絶対に少女たちを助けると。

 

朝「朝倉宗介、任務及び目標の殲滅、人質の救出を開始。」

 

朝倉は、扉を開け、中にフラッシュグレネードを投げる、爆発音と共に眩い光が広がる。男達は目を押さえて苦しんでいた。その隙にクレッセント・ローズ(子銃形態)のライフルショットで、男性三人の頭を衝撃波で撃ち、気絶した。

 

朝「まずは、三人っと。」

 

朝倉はそう言うと、周りを見た。どうやら部屋の中に男達は三人のみ。今のところ外から増援が来る気配もなかった。

 

朝「殲滅、一旦完了。救出に向かう。」

 

朝倉は二人の元へ向かう。二人は目をやられてはいないらしく、朝倉をジッと見つめていました。

 

朝「大丈夫ですか?」

 

朝倉は二人に向けてそう言った。二人は無言で首を縦に振った。どうやら怪我もなさそうだ。朝倉は内心ホッとする。

 

朝「そうか、とにかくここから脱出します、立てますか?」

 

朝倉は二人に問いかけました、二人は互いを見つめ合い、そして首を縦に振った。その時

 

「なんだ!?今の光はなんだ!?」

 

「ガキのいる部屋からだぞ!?まさか助けが来たのか!?」

 

部屋の外から複数の男性の声が聞こえた。どうやらフラッシュグレネードの光に気づき、確認に来たらしい。朝倉は小さな声で二人に言った。

 

朝「突撃する。僕につかまって。」

 

朝倉はクレッセント・ローズ(大鎌形態)男達前にガンブラストし、道を突き抜けた。

 

「「きゃあぁぁぁぁ!!!」」

 

少女二人の悲鳴が上がったが、気にしなかった。

 

ガンブラストを止めると少女二人は泣いていた。悪かったと思っている。

 

出口走っていると一人男性の声した。男性は朝倉こんな提案をしてきた。

 

「なあガキ、バニングス家の令嬢はいいが、月村家の令嬢は助けなくてもいいじゃないか?」

 

男性はそんな事を言い出した。朝倉は怪訝な顔を男性に向けていた。人質の一人を助け、一人は助けなくてもいいとそういっているからだ。

 

朝「貴方は何を言っている?人質を見捨てろと僕にそう言っているのか?」

 

「お前も知っているだろう?月村家の秘密を」

 

そう言うと、ビクッ!!と紫色の髪の少女は肩を揺らした。どうやら月村家の令嬢というのはこの子らしい。なら、もう一人がバニングス家の令嬢なのだろう。

 

朝「月村家の・・・・秘密?」

 

「なんだ?知らないのか?ならおしえてやるよ。そのガキの秘密を」

 

「いや・・・やめて・・・言わないで!!!」

 

「月村家はなぁ、・・・吸血鬼の一族なんだぜぇ・・・つまりなぁ・・

月村家はなぁ、「バケモノ」の一族なんだよぉぉ!!!」

 

「いやぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

そう言われて少女は膝から崩れ落ちる

 

 

???side

 

言われてしまった・・・・私の・・・私たちの秘密を・・・・

 

これでもう・・・・私はアリサちゃんに嫌われる・・・・

 

化物と言われて・・・私はアリサちゃんと一緒にいたいだけなのに・・・

 

私は家族と「普通」に暮らしたいだけなのに・・・

 

私は秘密を誘拐犯に明かされ、膝から崩れ落ちる。そして目から涙を流して嗚咽をこぼしていた。

これでもう私の居場所が無くなる。今までの楽しい時間は戻ってこない。目の前の男の子も、もう助けてはくれないだろう。私はこの男に殺されるとそう思っていた。

 

「それが、どうした?」

 

「・・・・・・え?」

 

その男の子の言葉を聞くまでは・・・・

 

 

朝倉side

 

「・・・・・・なに?」

 

朝「だから、それがどうした?」

 

男性に向けて、朝倉はそう言った。

 

「どうしたって・・・・そいつは吸血鬼なんだぞ!?化物なんだぞ!?助ける必要ねぇだろうが!?」

 

男性は声を荒げながらそう言った。

朝倉は苛ついていた。

 

朝「貴方の言っている事は信用性がない、この子が吸血鬼である理由にはならない。」

 

「だから助けるってのか!?」

 

朝「・・・・確かに、今のお前の言う通り、も仕方ない彼女は吸血鬼なのかもしれない」

 

朝倉がそう言うと、彼女は表情を暗くし、顔を俯かせ、涙を流す」。

 

朝「だがな」

 

朝倉が目を閉じ、そこで言葉を切ると、全員の視線が朝倉に向く

そして朝倉は目を開き、クレッセント・ローズ(子銃形態)を男性に向けて

 

 

朝「僕はこの子とは初対面だ、彼女を見た時間は救出に来た数分だ。だけどそれだけでもわかることがあるーーー

 

 

彼女はお前達に怯え、お前達に反抗した友達を心配する、そして喜び、悲しみ、怒りなどは彼女にはある!!

 

 

だから!!彼女は普通の人間だ!!!お前達の言う様な化物ではない!!」

 

朝倉は怒気を含んだ声で男性に向かって叫んだ。そう言うと彼女は目を見開き、大粒の涙を流した。

そして彼女の友達は、僕の言葉に便乗して叫んだ。

 

「そ・・・そうよ!!!すずかが吸血鬼だろうとなんだろうと、

私の大切な親友よ!!あんたの言う様な化物じゃないのよ!!!」

 

「アリサちゃん・・・・」

 

彼女達は互いに顔を向いて、涙を流し笑い合っていた。その光景は至って普通の親友同士で笑い合う光景だった。

 

朝「あんたの言葉は間違いだったな・・」

 

朝倉は男性に向けて言葉を放った。朝倉は視線を向ける。すると男性はワナワナと体を震わせ、朝倉に視線を向ける。顔には怒りの表情が出ていた。

 

「ガキがぁ!!!!なめんじゃねぇ!!!」

 

男性は刀を構え、朝倉の方へ駆け出す。朝倉はライフルを男性に向けて引き金を引こうとした瞬間、

 

ドゴォォォォォォン!!!!

 

侵入した扉から轟音がなった。扉が原型を留めてなかった。

そして次の瞬間、声が朝倉の横を通った。

 

「カーネージシザー!!!」

 

「がぁ!?」

 

「「「!!??」」」

 

声が聞こえた後、駆けていた男性の身体が宙を舞うその光景に驚愕していた三人は男性を吹き飛ばした人物に目を向けた。白髪の紅いコート、朝倉は知っていた。

 

朝「随分と、遅かったですね?ラグナさん。」

 

ラ「うるせーよ。それは気にするな。」

 

朝倉は遅かったラグナをもて遊んでいました。

 

ラ「あと、警察と彼女の家族が到着しているぞ。家族に会わせてやれ。

 

朝「分かった。」

 

朝倉は彼女、月村すずかを家族に会わせました。

家族に会わせると、今までの恐怖から解放されたからか泣きながら家族に抱きついていた。

少し微笑ましい光景だった。

 

すると彼女達は話をしていると、僕に視線を向ける。そしてすずかと呼ばれていた少女が家族と話していると、顔を険しくさせ、僕に視線を向けていた。そして僕の方来た。

 

「妹を助けてくれてありがとう」

 

女の人は僕にそう話しかけてきた。すずかに似た紫色の髪の、しっかりしてそうな人、妹と言っていたから姉だろうと朝倉は思った。

 

朝「見過ごす訳にもいかないからな、それよりあなたは?」

 

忍「ああ、ごめんなさい、私は月村忍、この子の、月村すずかの姉よ。」

 

朝「僕は朝倉宗介です。こっちはラグナだ。」

 

ラ「ラグナだ。よろしくな。」

 

忍「ラグナさん、よろしくね、それで朝倉君、月村家の秘密を知ったって本当?」

 

忍は顔を険しくさせ朝倉に聞いた、どうやら男の話した事は本当のことらしい。

 

朝「すずかが、吸血鬼だと言う話ですか?」

 

忍「聞いたのね、アリサちゃんも聞いたらしいからもしかしたらと思ったけど。」

 

朝「聞いたと言うより、誘拐犯が勝手に話したと言う方が正しいですが。」

 

忍「そうなのね、それでね朝倉君、月村家の秘密を知ったからにはあなたをこのまま帰す訳にはいかないのよ。」

 

その言葉に、朝倉達は警戒する。忍の顔は明確な殺意があったからだ。だがそこにすずかが、割って入った。

 

す「お姉ちゃん!!宗介君は私達を助けてくれたんだよ!?」

 

忍「確かにそうだけど、それはそれ、これはこれなのよ、私は月村に迫る危険は排除しようと考えてる。」

 

す「朝倉君が危険だって言いたいの!?」

 

忍「分からないわよ!!けど少なからず誘拐犯を無力化できる力を持っているのよ!!充分危険だわ!!!」

 

忍にそう言われすずかは黙ってしまった。それもそうだろう。なぜならすずかは朝倉が誘拐犯を無力化するのを目の前で見ているのだから。

 

忍「見苦しいところを見せたわね、ごめんなさい。」

 

朝「気にしないでください、あなたがやっている事は、間違いじゃないですから。」

 

忍「ありがとう。さて朝倉君、秘密を知ってしまった以上あなたには二つのうち、どちらかを選んでもらいます。一つは月村に関する記憶を消して過ごす事、もう一つは、この秘密を誰にも話さない事を誓って、すずかと一緒に暮らす事。」

 

す「お・・・・お姉ちゃん!?////」

 

すずかは顔を赤くし、忍に言葉をかける。記憶を消すか、秘密を共有して話さない事、簡単な二択でした。朝倉は答えました。

 

朝「分かりました。僕は何も喋りません。」

 

朝倉は即答した。その言葉にすずかと忍に呆気にとられていた。我に帰った忍はその即答に疑問を抱いた。

 

忍「即答ね…理由を聞いてもいいかしら?」

 

朝「僕にも話したくない事もありますから。ですがすずかのものは僕よりも重いものですから。

それに僕が話す事ですずかの未来をなくしてしまう。それは、嫌ですから。」

 

忍「・・・・分かったわ、なら私は何もしない、あなたは信用できるからね。」

 

そして、犯人が捕まり、恐怖から解放され、家族と再開した。これでもう、誘拐事件が終わった様に見えた。

 

 

 

あいつの声が聞こえるまでは

 

 

「この化物がぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

「「「「「!!??」」」」」

 

突然叫びに全員が声の発した人物に目を向ける。それはあの男性だった。警察の拘束から逃れ、刀を振り上げ、すずかに向かって駆け出していた。その場にいる全員が最悪の結果を予想してしまった。

 

「うぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 

す「きゃあああああ!!!!!!」

 

忍 アリサ「「すずかぁぁぁぁぁぁ!!!」」

 

男性の叫びと共に振り下ろされる刀、すずかの悲鳴、忍とアリサの叫び、

この場面ですずかを助けることができる人は誰もいない。

 

 

たった一人を除いては。

 

 

すずかside

 

男性の声を聞いて、視線を向けたら、刀を振り上げ駆け出す男だった。

 

その対象は私だった。私だけは・・「化物」だから・・・

 

逃げようと思ったが、走ってくる男を見て、腰が抜けて立つことすらできなかった。目の前に男が迫り、刀が振り下ろされる。

 

ああ・・・・私は死ぬだ・・・私は化物だから・・・

 

その時、今まで、一緒にいてくれた家族、アリサちゃんの事を思ってしまう。走馬灯というものなのだろう。アリサちゃんと楽しく遊んだ事、家族と一緒に過ごした時間が、思い出す。

 

私は・・・・まだ・・・家族と、アリサちゃんと、一緒にいたかったなぁ・・・

 

私は目を閉じて、死を覚悟した。

 

ドンッ!!!

 

す「痛たっ…」

 

だけど、痛みは横から来た。誰かに押されていた?

すると私の顔に何かが付く、顔に手を当て、私は目を開けて手を見る。

手についたものを見た時私はうまく声が出なかった。

 

す「あ・・・・ああ・・・・あああ・・・!!」

 

私の手についていたのは、血だった。でも私が斬られたわけではない。ならこれは誰の血なの?私は男の走ってきていた方を見る。

そして私は息を呑んだ。私の居たところに宗介君がいた。

だが、私は宗介君を見て、涙を流していた。

なぜなら宗介君は

 

 

 

   左腕が無くなり、鮮血が出ていたのだから

 

 

 

朝倉side

 

朝「・・・・!!」

 

すずかに刀が振り下ろされる瞬間、朝倉はすずかを右から押した。そして刀が振り下ろされる。刀は朝倉の左腕を切り落とした。

斬られた場所から鮮血が吹き出し、鋭い痛みが走る。

 

朝「・・・・・っ!!!!」

 

朝倉は、痛みに顔を歪めるが、すぐに相手の顎を殴り、相手を気絶させた。相手を気絶させた後、朝倉は斬られた場所を右手で抑える。

そしてすずかに視線を向ける。

 

朝「大・・・丈夫・・・です・・・か・・・・・すずか・・」

 

す「あ・・・・・宗介君・・・私を・・・庇って・・・」

 

朝「怪我・・・・は・・・ないか・・・」

 

す「私・・より・・宗介君が・・・」

 

朝「何・・・すずか・・が・・・気に・・・する・・ことは・・ない・・・」

 

すずかに怪我はない様だ。朝倉は自分の左腕を見る。血は止まってなくまだ流れていた。何か縛るものが有れば止血ができるのだが。

 

忍「救急車!!急いで!!早く!!」

 

忍は救急車を呼んでいた。警察以外に救急車は来てなく、忍は焦燥と怒気を含んで電話をしていた。

 

ア「ちょっと!!あんた!!大丈夫なの!!??」

 

朝「あなたは・・・・アリサ・・・だっ・・・たか?」

 

ア「あんまり喋らないの!!出血が酷いのよ!!??」

 

アリサは顔を青くしながら、朝倉を心配する。五歳で同じ年齢の朝倉が左腕を失い、そこから鮮血が出ているのだ。耐性が無いのに気絶をしないのは大したものだろう

 

ラ「宗介!!」

 

ラグナは朝倉に駆け寄る。朝倉はラグナに苦笑いを浮かべる。無駄な心配をさせない様に。

 

朝「ラグナ・・さん・・僕は・・・大・・丈夫・・・です・・」

 

ラ「左腕を失って大丈夫なわけないだろう!?早く止血を!!」

 

ラグナは急いで止血をしている。

 

朝「大・・丈夫・・です・・死には・・しな・・・い・・」

 

そう言って朝倉は倒れてしまう。ラグナは体を動かしながら名前を呼ぶ。すずかと、アリサも朝倉に駆け寄る。

 

ラ「宗介!!目を開けろ!!宗介!!」

 

す「宗介君!!目を開けて!!宗介君!!」

 

ア「まだお礼も言ってないのよ!?さっさと起きなさいよ!!」

 

三人は朝倉に呼びかける。すずかとアリサは泣いていた。その直後、忍が救急隊員を連れ、到着する。ラグナが同行し、朝倉が搬送される。

 

すずか、忍、アリサは事件の重要参考人として、警察で、事情聴取を受け、家に帰っていった。

 

こうして誘拐事件は朝倉宗介の重傷、犯人は全員確保で幕を閉じた。

 

 

 

場所は海鳴大学付属病院、朝倉宗介はここに搬送され、入院している。

 

 

 

 

あれから三週間、朝倉宗介はまだ、目を覚まさない。

 

 




次回予告
すずか達を助けて重傷を負って三週間、朝倉は目を覚まさない。ラグナ達は心配になってきた。果たして、朝倉は起きるのか?

次回:蒼ととある高校生と来るべき再開

「あたしの名前は・・」

「あなたは・・・まさか!!」

「会いたかったよ・・宗介君!!」

いかがでしょうか。
ちなみにゼロの声はヒイロさんです。
評価と感想をお願いします。

次回も見てくれると嬉しいです。

原作の人達を強化か、増やす?

  • 強化する。
  • 仲間を増やす。
  • いや、どちらもする。
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