朝「・・・眠い・・・」
朝倉は眠たそうにしているが、体を伸ばした。
朝倉は着換えをし、ゼロを首につける。
リビングに降りるとセリカが朝食を作っていた。
朝「おはよう、セリカ。」
セ「あっ、宗介君。おはよう~ちょっと待ってね?ラグナ達を起こしてくるね!」
セリカはラグナ達を起こしに朝倉はそう待っているとセリカが戻ってくる。みんなは眠たそうにしているが起きてきた。
朝「おはよう、ラグナ。」
ラ「ああ、おはよう、宗介。」
ラグナは挨拶をしたが、歩き方がぎこちなかった。
朝「どうしたの?ぎこちない歩き方して。足が悪いの?」
ラ「いや、そう言う訳ではないんだがな・・・ほら出てこいよ。」
「待ちなさいよ!心の準備がまだ・・・」
ラ「いいから俺の後ろから出てこいよ。」
そう言うとラグナは後ろから誰かを手に持ち、前に出させる。
朝「えっと・・・ラグナ。この子は?」
ラ「こいつか?・・・こいつはなあ・・・」
ラグナが少女の名前を言う前に少女が言い出した。
「ちょっと待って、ラグナ。自分から言わせてほしいわ。」
ラ「ん?そうか分かった。」
少女がそう言うとラグナは言うのをやめそして、少女は朝倉の前に立ち、自己紹介をした。
ロ「はじめまして、私はアリサ・ローウェルよ。よろしくね。」
朝「僕は朝倉宗介。よろしく。」
ロ「宗介ね・・・分かったわ。」
朝倉は違和感を覚えた。
朝「ねえ、ローウェル。あなた、もしかして幽霊ですか?」
朝倉に言われてローウェルびっくりしていました。
ロ「なんで分かったの?」
朝「ほら、基本的に幽霊は影がないからね。意外と分かりやすいんですよ。」
ローウェルは啞然としていましたが、すぐに元に戻りました。
ロ「まあ、いいわ。ほら、さっさと朝食を食べるわよ。」
そして、今朝食を食べています。朝倉達は談笑していると、ラグナからこんなことを聞いてきた。
ラ「なあ、宗介、学校の事なんだが、少し早く家を出てみるか?」
朝「・・・なぜです?」
ジ「確かに、兄さんの言う通りだ。宗介、お前はいつも一人で登校しているな。僕が言えることではないがたまには友達と一緒に登校してみたらどうだ?」
確かに、朝倉はいつも一人で登校している。一人と言っても、ゼロと一緒である。
朝「なのはと登校しろって?」
ノ「なのはさんと言うのですか、たまにはいいんじゃないでしょうか?」
後日分かったのだが、宗介の家となのはの家は意外と近所なのだ。なので一緒に登校するのは簡単である。
朝「そうですね、たまにはいいか。」
朝倉はそう言い、朝食を食べ終え、なのはの家に向かう。
そして朝倉はなのはの家に到着する。インターホンを鳴らし、少し待つ。すると「はーい」という言葉の後扉が開く、出てきたのは桃子だった。
朝「おはようございます、桃子さん。」
桃子「あら?宗介君じゃない、どうしたの?」
朝「たまにはなのはと一緒に登校しようと思って、なのははいますか?」
桃子「あら♪そうなの?ごめんね?なのはならまだ寝てるのよ・・・そうだわ♪宗介君、ちょっといいかしら?」
朝「なんでしょうか?」
桃子は朝倉を手招きし、朝倉を家に上げる。そして桃子は微笑みながら朝倉に耳打ちをした。
なのはside
な「・・・・うーん・・・ふあぁぁぁ」
私は身体を起こし、小さくあくびをした。窓を見ると、太陽の光が部屋を射していた。
な「・・・なんか・・変な夢・・・」
私は今朝、夢をみたの。男の子が変な生き物を追いかける夢。なんだったんだろう?私はそう思いながら、リビングに降りる。
な「おはよう・・・」
桃子「おはよう、なのは」
な「おはよう、お母さん・・・・・あれ?」
私はお母さんに挨拶を返す。だけどおかしい。だっていつもならお母さんは朝ご飯の準備をしているはずなの!でもキッチンから音がする。誰かいるのかな?キッチンの方を見るとお姉ちゃんがいるの。
な「お母さん、まさかお姉ちゃんに朝ご飯作ってもらってるの?」
桃子「ふふふふ♪今日はある子が作ってくれているの」
な「ある子?」
お母さんと話していると、キッチンから話が聞こえるの。
美由紀「美味しい!!どうしてこんなに美味しいの!?」
「家で練習してますから簡単なものは出来ますよ。ほら、出来ました。」
するとキッチンから男の子が出てきたの。私はその男の子を見て驚愕したの。
な「そ、宗介君!?」
そう、料理を作っていたのは、宗介君だったの!!
朝倉side
朝倉の姿を見てなのはは目を見開いていた。だが朝倉は真顔で表情を変えなかった。
朝「おはよう、なのは。」
な「あっ、うん・・おはよう・・じゃなくて!!な、なんで宗介君が家にいるの!?///」
顔を赤らめ、なのははそう聞いた。その質問には桃子が返す。
桃子「宗介君は、なのはと一緒に学校に行こうと思ってきてくれたのよ?」
な「・・え?本当?」
朝「ああ、本当だ。噓言ってどうする。」
そう言うと、朝倉は扉の方へむかった。
な「どこにいくの?」
朝「外で待っておく。それと格好は見なかったことにしておくから。」
な「・・・え?」
なのはは、自分の格好を確認する。パジャマの格好で寝癖がたっている。ガチャンと音がした後、静寂が部屋を包むが、数秒後
な「にゃあああああ!?」
顔を赤らめ、なのはは部屋を出る。ビューン!と音が出るのではないかと思うほどだ。
~数十分後~
なのはと朝倉は一緒に学校に登校していた。
ですが、なのはの様子がおかしい。顔を赤らめ、朝倉の顔をチラチラと視線を向けるが、朝倉が視線を向けるとプイッと視線を逸らす。
朝「・・・なのは?」
な「にゃ!?ど、どうしたの?宗介君」
朝「さっきのが恥ずかしかったんですか?それなら謝りますが。」
な「う、ううん!?大丈夫だよ!?」
朝「・・・そうか。」
なのはがそう言っているから大丈夫なのだろうと思った朝倉はそれ以上は聞かなかった。その後二人はバスの中でアリサ達やラグナ達と合流し、学校へ登校し、授業を受けていた。
そして放課後、朝倉達は公園へ向かっていた。すると湖にかかっている橋とボートが壊れていた。
そこには数人の男性と警察がいました。
「ああ、危ないから、入っちゃいけないよ?」
ア「あ、はい、あの、何かあったんですか?」
「ああ、橋とボートが壊れてしまってね?片付けているんだよ、勝手に壊れたような感じでもないし、我々警察も調べてもらってるんだよ」
アリサは警察の一人と話している。するとその時
「助けて・・・・・」
朝「・・・・?」
声が聞こえた時、朝倉は周辺を見る。すると、なのは達が突然走り出してしまった。朝倉達はそれを後を追うように走り出す。走っている最中朝倉はなのは達の行動に疑問を持っていた。
朝(なのは達にもあの声が聞こえていた?声の主は誰だ?)
そんな事を考えていると、朝倉達はなのは達に追いつく。するとなのはの手に何かが抱かれていた。
よく見ると動物のようだ。
朝「どうしたんだ、その動物。」
ラ「傷だらけじゃないか。どうしたんだ?」
な「この子ボロボロのなの!お医者さんに見てもらおう!!」
ジ「近くに動物病院がある、急ぐぞ。」
朝倉達は急いで動物病院に向かう。獣医さんに見てもらうと、命に別状はないらしい。その後なのは達と別れ、朝倉達は帰宅していた。するとラグナとゼロが朝倉に話しかける。
ラ「宗介、どうやらあの獣野郎には何かあるぜ。」
朝「どういう事?」
ゼロ「奴から微弱だが、魔力反応がある。魔法で変身しているのだろう。」
朝「そうなの?覚えておこうか。」
そんな話をして、帰宅後、夕食を食べた後、朝倉は部屋でのんびりとしている。その時
「助けて・・・・」
またこの声だ。頭に響くこの声は一体なんなんだ?朝倉は頭を抑えながら外へ出た。すると玄関の前に誰かが立っていた。
ラ「待て、どこに行くつもりだ。」
朝「どこって・・・動物病院ですが?」
ラ「宗介も聞こえたのか、仕方ねえ・・宗介、行くぞ。」
朝「分かった。」
朝倉はラグナと一緒に動物病院へ向かう。病院に着いた後朝倉とラグナは驚愕していた。道路には砕けたような跡があり、病院は見る影もなくなっていた。その時、大きな音が響いた。
音のした方へ向かうと、なのはがフェレットを抱え、ある生物から逃げていた。
朝「ゼロ、セットアップ。」
ゼロ「了解、SET UP」
朝倉はゼロを纏う。いつものウィングゼロの姿になった。
朝「ラグナ、これを。」
ラ「宗介これは?」
ラグナは朝倉から渡されたものを聞く。
朝「それはラグナのデバイス、デスサイズだ。今はブレスレット、つまり待機状態です。魔力でできた大きな鎌を持ち、多くの敵を切り裂くものです。そして、シールドの先が開くと魔力でできた刃が出てくるようになり、シールドが発射される。発射した後は自動で戻ってくるから安心してね。」
ラ「ああ、分かった。じゃあ、デスサイズ!セットアップ!」
そう言うと、腕、足、胴体に装甲が付き、黒と白のツートンカラーの装甲になっていた。
ラグナは鎌を出し、朝倉に聞く。
ラ「宗介、行くぞ。」
朝「ええ、行きますよ。」
なのはside
な「ええ?ええええ!?」
私はまたあの声が聞こえてから動物病院にいったの。そしたら変な生き物があのフェレットを襲っていた。私はフェレットを抱えて生き物から逃げていた。
「君!聞こえているかい!?」
するとまたあの声がした。でも周りには誰もいない。すると抱えていたフェレットが離れて、首にかけている赤い玉を外した。
「こうなったら封印するしかない!でも僕じゃできないから君にやって欲しい!」
な「フェ、フェレットが喋った!?」
そう、声の主はフェレットだった。フェレットから赤い玉を受け取る。
「僕の後に続いて、言葉を言って!!」
な「え?う、うん、わかったなの!」
だがその直後、あの生物が私達に攻撃をしてきた。フェレットとの会話に夢中になっていたから避けられない。私はそう思い、目を閉じた。
だけど、痛みは襲ってこない。
な「・・・・あれ?」
不思議に思い目を開けると、私と生き物の間に割って入った人がいた。いや、人ではないかもしれない。なぜならそこにいたのは、
天使と死神のようなロボットだったのだから。
朝倉side
朝「間に合ったか・・・」
朝倉は化物の攻撃を弾き、サーベルで切り裂いた。
な「え・・・ロボット?」
「こ・・・・これもデバイスなのか!?」
なのはとフェレットは驚いたような声を上げる。朝倉はゼロ越しに声をかける。
朝「大丈夫ですか?」
な「え!?宗介君!?」
朝「はい、怪我はしていないか?」
な「う、うん!!大丈夫なの!!(また助けてもらった//かっこいいなぁ宗介君///)」
顔を赤らめ、なのははそう答える。どうやら外傷はないらしい。
朝「少し離れてください。俺が相手をする。」
「ま、待ってください!!」
フェレットは朝倉達に話しかける。朝倉達は驚愕したが、直ぐに冷静になった。そしてフェレットに話しかける。
ラ「・・・喋っただと?」
「あれは普通に戦っても倒せません!奴に付いているジュエルシードを封印しないとダメなんです!!!」
朝「ジュエルシード?」
朝倉達は視線をフェレットから、化物へと視線を向ける。奴の体には一つの宝石が付いていた。
ラ「・・・何か策があるのか?」
「はい!少しの間でいいです、時間を稼いでくれませんか?」
ラ「いいだろう・・・宗介!足止めするぞ!」
朝「わかりました!」
そう言い、朝倉達は化物に斬りかかる。そして少し離れて朝倉はマシンキャノンで、ラグナはバルカン砲で化物を撃ち続けていた。
すると、なのは達がいる方から突然、輝き始めた。そして光が収まると、朝倉達は目を疑った。なのはの服が私服から学校の制服のようなものに変わっていたのだ。
「よし、成功だ!!」
フェレットは歓喜の声を上げる。朝倉達は化物の相手をしながら、何故なのはが変わったのかずっと考えていました。
朝「何で服が変わるんですかね・・・」
ラ「多分俺達と同じデバイスと言う奴じゃねえの?」
朝「ふ~ん・・・」
そんなことを話していると、フェレットが話しかけてきた。
「あの!ジュエルシードを封印します!」
朝「わかりました!」
朝倉は化物を蹴り飛ばす。そして化物から離れると桃色の閃光が奴を飲み込んだ。
視線を向けるとなのはが撃ち出した物らしい。
ラ「・・・凄い威力だな、どれだけの魔力量なんだろうな。」
朝「そうだね・・・(あれよりは下か・・・まあ、そうでしょうね。)」
な「リリカル マジカル!ジュエルシード封印!」
なのはがジュエルシードを封印したらしい。それを見て朝倉達はなのはの近くへと駆け寄り、なのはに声をかける。
朝「なのは、急いで離れるよ。」
な「え?どうして?」
なのはは首を傾けながらそう尋ねる。
朝「今の騒動で他の人が聞こえていないと思いますか?」
そう言うと、パトカーの音が響いてきた。
な「にゃ!?ご、ごめんなさい~~!!」
そう言い、なのはは飛び去ってしまう。
朝「仕方ない・・・追いかけますよ。」
ラ「わかった。」
ラグナは朝倉につかまり、朝倉はなのはの後を追いかける。追いついたのは公園に着いた時だった。
な「ご、ごめんね宗介君、急に飛んでっちゃって。」
朝「気にしないでください、それで、フェレット?さん。話を聞かせてもらいましょうか?」
「あっ、はい、話すよ。」
朝倉達はフェレットの話を聞いた。ジュエルシードは発掘された物であり、輸送中、ジュエルシードを落としてしまった事などだ。
ラ「それで、あんたはどうしたいんだ?」
「できれば、僕は一人でやるんだ。僕の責任でもあるんだ。」
フェレットからは覚悟が感じられる。だが、一人で探すには効率が悪すぎる。
ラ「・・・仕方ない、宗介、お前もやるだろ?」
朝「ああ、そうだがなのははどうする?」
な「もちろん!なによりほっとけないもん!」
ラ「決まりだな、ということで俺らはそれに参加させてもらうぜ。」
「ありがとう、それじゃあ自己紹介をしておくね、僕はユーノ・スクライア、ユーノでいいよ、よろしく。」
な「私は高町なのは、よろしくね!ユーノ君!!」
朝「僕は朝倉宗介です、よろしく、ユーノ。」
ラ「俺は、ラグナ・ザ・ブラッドエッジだ、よろしく頼むぜ。」
その後、朝倉はなのはを家に送った後、朝倉達は自分の家に帰って寝ました。
アンケートが終わりましたのでそれで、書いていこうかなと思います。
ではまたね!