ハイスクールD×D 〜とある悪魔の物語〜   作:天羽風塵

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初投稿&処女作です。
拙いところもあると思いますがよろしくお願いします。


冥界バトルロワイヤル編
プロローグ


ある日、冥界のある邸宅の一室で白髪と金髪の男が真剣な顔で相対していた。

そんな真剣な顔で何をやっているかというと———

 

「よしこれでどうだ、フルハウス」

 

「甘いよ、はいフォーカード」

 

「クソがっ……!」

 

「これで122勝6敗っと」

 

———ポーカーだった。

同じ部屋には他に二人。

金髪の少女とガタイのいい男性。

この部屋にいる四人全員が同じ主に仕える下僕悪魔である。

その内金髪の少女が呆れたように、

 

「はあ…、ほどほどにしなさい二人とも。もうすぐ若手悪魔の会合なのですよ。いささか緩すぎませんか」

 

と言った。

 

「まあ落ち着け嬢ちゃん、まだジークの坊主も来てないんだしよ。もう少し気を休めたらどうだ。確か坊ちゃんと同レベルも来るんだろ?そういうのもいるんだから今のうちに英気を養っとけ。何つったか、あーっと、サイ、サイラ……」

 

「サイラオーグ・バアルです、小父様。バアル家で唯一魔力を持たないが故に今時珍しく純粋な力を鍛え上げた純血悪魔です」

 

「あーそいつだそいつ。スゲーやつだな」

 

「それとこれとは話は別です、小父様!彼の眷属たるものこのような体たらくでは「ガチャッ」ってシルヴィ、どうしました?」

 

横でポーカーを見ていた二人が話していると扉を開けて茶髪の少女が入ってきた。

 

「ジークくんがみんなを呼んで来いって。もう出るんじゃない?」

 

「もうそんな時間?それじゃあほら、机に突っ伏してないでトランプ片付けてよ、シュウ「あなたもですよ、ダイヤモンド」あちょっと待って、襟引っ張って吊るさないでアリス」

 

 

 

 

 

 

〜???side〜

 

あいつら遅いな。さてはまたなんかゲームやってたな?主にダイヤとシュウの二人。

おっと、自己紹介が遅れたな。

俺はジークハルト。ハルファス家次男、ジークハルト・ハルファスだ。

まあ、次男って言っても兄貴が継承権放棄してるから俺が次期当主ってことになるんだが。

まあとにかく、この物語の主人公ってやつだ。親しいやつらにはジークと呼ばれている。

これから若手悪魔の会合に行かなきゃならなくてな、玄関で他のメンバーが集まるのを待っている訳だが———

 

「———一向に集まらねぇ!どうなってんだ!」

 

「落ち着いてジーク…シルヴィがいるから大丈夫よ…」

 

この儚げな印象の少女はオーフェリア・ランドルーフェン。俺の眷属の一人である僧侶(ビショップ)だ。

 

「いや、にしても遅すぎねぇか。呼んでからもう30分経ったぞ?」

 

と話していると、バタンッ!!と、勢いよく玄関の扉が開き、二人の男が出てきた。

 

「悪い坊主、遅れた!」

 

「やっと来やがった……。よしダイヤ、遅れた理由を簡潔に述べよ」

 

「なんで僕!?」

 

「なんか一番やらかしそうだから」

 

「ひどっ!」

 

この金髪糸目の胡散臭いやつが「胡散臭くないよ」人の心読んでんじゃねぇよ、気持ち悪い。

とにかく、この金髪がダイヤモンド・アルバーン。俺の眷属の一人で僧侶(ビショップ)、通称ダイヤ。

 

「よろしく~」

 

「だから人の心読むんじゃねぇよ」

 

「さて何のことだか」

 

ったく、コイツは。

お?今出てきたのは……

 

「———実際お前が遅れた原因だろうが、ダイヤ」

 

「どうしたシュウ、そんな疲れたような顔して。つかなんだ、やっぱこいつが原因か」

 

「忘れ物しやがったんだよ、よりにもよって自分の武器。おまけにどこに置いたかも忘れたと来た」

 

「……やっぱお前が原因じゃねぇか」

 

「あっはっはっはっは」

 

今出てきてダイヤに文句を言った白髪赤目のこいつは紅(しゅう)。俺の眷属の一人で戦車(ルーク)

たぶん俺の眷属のなかで最強。

 

「まあ良いじゃねぇか、結果的に見つかったんだしよ。それよりもとっとと行こうぜ?もう時間だろ」

 

ダイヤと一緒に出てきて今俺に話しかけてきたガタイのいい男はベルクーリ・ハーレンツ。俺の眷属の一人で騎士(ナイト)

大剣の扱い()()に関してはピカイチ。

他はさっぱり。特に刀やレイピアみたいな軽い武器。

ちなみに妻帯者。

 

「それもそうか、あと来てないのは……」

 

と言っていると、突如視界が塞がり……

 

「だーれだ♪」

 

誰かが話しかけてきた。と言っても正体は分かってるんだが。

今俺の目を塞いでいるのは俺の眷属の一人で女王(クイーン)———

 

「シルヴィだろ?」

 

———シルヴィア・リューネハイム。

 

「正解♪なんで分かったの?ジークくん」

 

「声」

 

「む〜、そこは嘘でも『愛の力さ』とかいう場面だよ?」

 

「お前には必要ねぇだろ、言わなくてもお前とオーフェリア、加えてアリスには俺の愛がちゃんと伝わってるはずだからな」

 

「……あ、はい///」(ずるいよー、その言い方は!)

 

うん、照れるシルヴィも可愛い。ん?

 

「どうしたオーフェリア、俯いて」

 

「……なんでも…ないわ///」

 

どうしたこいつ?

 

「そうか?なんかあったら言えよ」

 

「えぇ……分かってるわ///」

 

「おい、ジーク。鈩と()()()は現地集合だったか」

 

「そ、だからあと来てないのはアリスだけ」

 

っと、噂をすればだ。

 

「すいません、遅くなりました」

 

「遅いよー、アリス」

 

「あなたが言えたことではないでしょう、ダイヤモンド」

 

今出てきた二人のうち丁寧語で話す金髪美少女は騎士(ナイト)のアリス・ツーベルク。

そしてこれでやっと———

 

「全員集合っと、残り二人は現地集合だ」

 

さて行くか。

柄にもなくワクワクしてるみたいだな、俺も。それもそうか。サイラオーグとの決着もついてないしな。それに———

 

「———リアス・グレモリーのところには赤龍帝とやらもいるらしいしな」

 

「なかなか面白い戦い方するらしいね。ちょっとで良いから実験体(モルモット)になってくれないかな〜なんて」

 

「おいジーク、やっぱコイツ置いていこう。何やらかすか分かったもんじゃねぇ」

 

「ちょっと協力してもらうだけじゃないの」

 

「ハッハッハ!ダイヤの坊主のちょっとは坊主の基準だからな。ま、ジークの坊主に怒られたくなかったら諦めろ」

 

「ちぇっ」

 

……ちょーっと不安だな、このメンバー。

まあシルヴィとアリスがいるから大丈夫だろ。

ゆうて心配なのはダイヤだけだし…うん、大丈夫大丈夫……

 

「ごめん、胃薬持ってくるからちょっと待ってて」

 

「あれ何でだろう。今なんか言外にディスられたような……」

 

気のせいだ気のせい。




全員じゃないけどまずはオリ主陣営。
次回はイッセー視点からです。

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