リアルが忙しくなるので投稿ペース落ちると思います。
〜ジークside〜
ガンッ!
キンッ!
ガチチッ
鍔迫り合いってこういうのを言うのか?初めてやったぞ。
それにしても、へぇ……これが聖魔剣ね。
確かに聖剣と魔剣両方の性質を兼ね備えてるらしい。
だが、
バキンッ
「脆いな」
「っ!あなたの剣が頑丈すぎるだけでは?」
「かもな」
木場裕斗の聖魔剣は鏡面剣によってすでに
「ハッ!」
ガンッ!
あっぶな!サイラオーグのこと忘れてたわ。
ん?なんか1人でかい剣持ってこっちに突っ込んでくるんだけど。
「せいっ!」
剣を構えて受けようとするが———
「あ、これ受けちゃダメなやつか」
咄嗟に構えを解いて横に避ける。
ドガァァァァァァン!
……これ避けてなかったらどうなってたんだよ。
デュランダルだっけか。特殊な能力は持たないがその代わり絶大な攻撃力を持つ聖剣。
「外したか……」
「ゼノヴィアさん大丈夫かい?」
「ああ、問題ない」
「突然で悪いがリアスの
「はいっ」
「了解した!」
まずは聖魔剣の方が突っ込んできてそれを受け止め———
「んでもってこれはフェイントでデュランダルが本命で、っと」
ガンッ!
「っ!バレていたのか……!」
フェイント仕掛けたいんだったら目線も注意しような。
それでバレることなんてザラだから。
「ったくよぉ、そもそも俺はサイラオーグとの決着をつけようとしてたんだけど?」
「先程も言ったかもしれんが1人では勝てそうにないのでな」
さいですか。
「来ないのならこちらから行きます!」
別に敬語じゃなくて良いぞ?それとな———
「もう1人いることを忘れてないか?」
ギンッ!
「行かせませんよ、木場裕斗」
「クッ!」
あっちはアリスに任せるとして、こっちはサイラオーグとデュランダルを相手するか。
「ちょうどいい、たしかゼノヴィア・クァルタと言ったな。俺に一撃打ち込んでみろ、面白いものを見せてやる」
「ほう?では、そうさせてもらおう!」
〜ゼノヴィアside〜
とは言ったものの、誘ってくるあたり何か策でもあるのだろうな。ならば!
「その策ごと力押しで叩き潰すまで!」
キィィィィン
「せやぁっ!」
エネルギーを溜めたデュランダルでジークハルトを斬りつける!すると———
「鏡面剣、秘奥が壱———」
ジークハルトがそう言うと、鏡面剣の魔力が異常なほど膨れ上がった。防御をする様に鏡面剣の腹をこちらに向け———
「<
ズバン! ブシャァァァァ
「え、あぐ、カハッ」
デュランダルと鏡面剣が打ち合った瞬間、ゼノヴィアの胸に大きな切り傷ができ、そこから赤い血が勢いよく噴き出した。
「今、何…が……!」
『リアス・グレモリー様の【
〜ジークハルトside〜
鏡面剣では初めてやったけどうまくいったな。
今使ったのは秘奥と呼ばれる技術。
魔剣や聖剣には奥に秘められた力があり、それを剣の秘奥と言う。どれだけ魔力を高めても、その剣に真の力が現れることはない。剣とその身を一体にするだけでは足りない。無の境地に至り、その剣の魂と言うべきものを自身の魂でつかみ、一体となる。そうすることで初めて剣の秘奥に届く。
<虚鏡>、剣の腹で受け止めた攻撃を鏡の如く反射する鏡面剣ヴァニールが秘奥。
そもそも鏡面剣は直接的な戦闘に使うべきものではない。俺が持つ数ある剣の中でもカウンターという一点に特化した剣。
「まあ、リアス嬢の
「クッ」
「…………」
「さーてと、あとは木場裕斗とサイラオーグの2人だな。アリス、手伝ってくr『リアス・グレモリー様の【
リアス嬢の
「……何やってんだ、
「……兵藤一誠のやつ、リアス・グレモリーの胸をつついたと思ったら
なんで止めなかったんだよ。絶対なんかあるって分かるじゃん。
「
ああ、それでリアス嬢の
「その隙に
「イエス」
えぇ…………
〜イッセーside〜
俺、復活!
部長のおっぱいをつついて
『あははははは!ホントに至りやがったコイツ!チクショォォォォォォォ!』
うるせぇ!おっぱいは男の夢だろうが!おっぱいがありゃ男は何でもできる。
「……変態」
小猫ちゃんの一言が痛い!
「騒いでる場合じゃないわよイッセー!」
おっと、そうだった。
うぇぇ、普通に立ち上がったよあの人。結構強めに殴ったはずなのに傷一つ付いてねぇし。頑丈すぎるだろ。ってあれ消えた!?
「っ!イッセー、右!」
部長が言った方を見るとシュウさんが拳を構えていた。速い!
ドォォォォォォン!!
危ねぇぇぇぇ!かすったぁぁぁぁぁぁ!
って、あれ?なんでジークハルトさんがこっちに来て……
シッ!
うお!斬ってきた!
ていうかこの人サイラオーグさんと戦ってたんじゃ!?
サイラオーグさんの方を見ると木場と一緒に金色の鎧を纏った女騎士、アリスさんと戦っていた。
「……なんかサイラオーグの前にお前を始末しておいた方がいい気がしてきてな。サイラオーグと木場裕斗はアリスに任せてきた」
なんでぇぇぇぇぇぇぇぇ!?
「喰らいなさい!」
部長が援護射撃をしてくれた!
俺に集中していたジークハルトさんはそれに対処しようと俺から意識を外す!今だっ!
「俺を忘れんじゃねぇ」
「ぐほっ!」
やっべ!シュウさんのこと忘れてた!
「にしてもシュウ、お前ならすぐに倒せただろうに」
「さっきから回復役が鬱陶しい!」
っ!アーシアを狙う気か!?
「ならそいつからだ!」
と、ジークハルトさんが言うと、ジークハルトさんの傍らに黒い波紋が広がった。そこから出てきたのは———
「手榴弾!?」
「正確には閃光弾だ」
カッ!! ザンッ! バンッ!
閃光弾が破裂すると共に、何かを斬るような音と
『リアス・グレモリー様の【
え、2人?ってことはまさか!
「おいジーク、もう1人は誰だ」
「すぐ近くにハーフヴァンパイアが隠れてたから」
「私がやったの」
シルヴィアさん!?チクショウ!ギャスパーもやられた!
「……そろそろか」
え?そろそろって、何が?
〜ダイヤside〜
わーお、なんか赤龍帝が
「君らも頑張ってよね〜」
「簡単に言うんじゃねぇよ!クソが!」
おー、怖い怖い。
「行け!
匙元士郎が自身の神器の名前を叫ぶと、匙元士郎の左腕を黒いトカゲのような籠手が覆い、口に当たる部位から触手を飛ばそうとするが———
「させないよ、
ダイヤが両目を見開く。
瞬間、匙元士郎とソーナ・シトリーの視界が
視界が入れ替わったことにより匙元士郎はよろめき、
「ってうお!」
「っ!何が!?」
ダイヤの両目は普通の目ではない。両目には普通の眼球の代わりに精緻な幾何学模様が浮かぶ青い眼球がはまっている。
「神々の義眼って言ってね、『見る』ことや『眼』にまつわることならなんでもできるチートアイテムなんだよ。『眼球王』とも呼ばれてるね。今みたいに君たちの視界を入れ替えたのもこれのおかげだよ。まあ手に入れるのに少し条件、っていうか代償があるんだけどね」
そう、この眼を手に入れるには代償がいる。それは———
「
ま、もうこの世にはいないんだけどね。馬鹿なやつだったよ。2人で遺跡を探索しに行った時に崩落に巻き込まれて重症を負った、その場じゃ治せないほどのね。
……その時だ。僕たちが
身体中に眼球を持つかろうじて人型と判別できる怪物。だが僕は不思議なことに奴に対して畏怖の念を覚えた。奴は片手に持った二つの奇妙な眼球を僕たちに見せながらこう言った。
———選べ、見届けるのはどちらだ
選べるわけがない。長年共にしてきた友人と自分だ。「友達のためならば!」なんて漫画の主人公みたいなこと、普通に考えて言えるわけがない。
———奪うなら、俺から奪え。どうせもう長くない。
僕が悩んでいると、下半身が瓦礫に潰され、あとは死を待つばかりの友人がそう言った。
「そして友人が視力を失う代わりに、僕はこの眼を手に入れた、ってわけ」
「……その友人とやらは?」
ソーナ・シトリーが聞いてくる。
「死んだよ、そのあとすぐにね。同情でもしてくれるのかい?優しいねぇ」
「そこまで優しいつもりはありませんよ?」
うん、知ってる。だってさ———
「今こうやって話してるのも時間稼ぎでしょ?術式は構築できたかい?」
「……気づいていましたか。なら見せるとしましょう。先日習得したばかりな上あまり長時間は使えませんが!」
ザク、ブシャァァァァァ
ソーナ・シトリーがそう言うと彼女は自分の腕をナイフで刺し、腕から血を勢いよく噴き出させ———文字通り血のように赤い槍を作った。
「紅血魔槍ディヒッドアテム」
…………へぇ……へぇへぇ……へぇへぇヘェヘェヘェ!!!!!
ハハッ、ハハハハハハハハハハハハハハッ!!!!!
「良いねいいね!!すごいよ、君!!自分の血で槍を作るか!!しかもその槍ならひょっとしたら、ひょっとすると?」
あの槍は自身の血を使ったにも関わらずシトリーという悪魔の力、つまり神秘を宿している。一時的なものとは言えそれを素材に作った武器は当然の如く神秘の力を帯びる。とすればジークやギルバートさんの武器みたいに———
「秘奥をも使えるかもしれない」
まあさすがに今は無理だろうけど。そもそも秘奥という技術の存在を知っているかどうかすら怪しいしね。
「か、会長、それってまさか……」
匙元士郎が青褪めた顔でソーナ・シトリーに聞く。
「ええ、私の血が材料です。今も言いましたが、あまり長時間は使えません。急いで決着を着けますよ、匙!」
「っ!うすっ!」
「……フフッ、その意気だよ」
ダイヤは大鎌を前に突き出すように構えた。
ガチャン! シャコン!
すると大鎌の刃の部分が前に跳ね上がり、柄は短くなり、次第に———
「あれは……剣?」
———内側に刃が反った鎌のような刃の真っ白な片刃の片手剣に変形した。
「それじゃあ———死合おうか」
「……俺忘れられてねぇか?……まあ良いか、若者を見守るのは大人の務めだからな」
ベルクーリは
〜ジークside〜
「……そろそろか」
よし、そうと決まれば。
「全員撤退!」
オーフェリアと鈩に巻き込まれるのはゴメンだからな。
あの2人には担当していたチームを始末した後一定時間置いてから集まるように言っておいた。
「それで、ジークくん。オーフェリアちゃんと鈩の2人が残るってことはまさか……」
シルヴィは察しがついてるみたいだな。まあみんな分かってると思うけど。っていうかさ、
「なんか気分悪そうだな、ダイヤ」
「興奮して、注意が、ハア、疎かに、なって、気づいたら、ハアハア、ちょくちょく、
はぁはぁ言いながら、息絶え絶えという風に説明するダイヤ。
「でも、収穫は、あった……!」
相手の観察自体はうまくいったようで、満足げではある。
「なんか面白いことでもあったか」
シュウが聞く。
「ソーナ・シトリー、って、ハア、面白い、ねぇ。自分の、血を武器に、ハア、したよ」
悪魔の血を使った武器、ね。それなら鍛えればおそらくそのうち———
「秘奥も使えるのか?その武器」
「はぁ、はぁ、あー、ちょっとは回復したかな。えーっと、秘奥だっけ?うん、たぶんそのうちね。何せ
槍なのか。機会があればリアス嬢の
「お、配置に付いたっぽいな」
〜イッセーside〜
今俺、部長、木場、、小猫ちゃん、会長、サイラオーグさんの前後には2人の人物がいる。
匙はやられちまったのか……くそっ。
「オーフェリア・ランドルーフェンに鈩……!」
「マズイな……」
「何がマズイんっすか?」
部長とサイラオーグさんが戦慄していたので、つい聞いてしまった。
「この2人の能力はあまりいい噂を聞かないのよ」
「周りの植物が次々枯れて行ったり、構造物が崩れて行ったりするらしい」
うっそだろ!?
という風に驚いていると、オーフェリアさんを取り巻く瘴気がさらに濃くなり———
「っ!植物が!」
周囲の植物が、木造の家がどんどん崩れていく。
「……もう気づいてるかもしれないけど、私の能力はあらゆる存在、物質に作用する毒。私の毒は、一部の例外を除いて抗うことは不可能……」
「……部長、仙術もまともに使えません」
なんでも小猫ちゃんが言うには、大気中の気が何故か乱れて、仙術もまともに使えないらしい。そして何より気になるのは———
「やつは何をしている?」
「(@_@)」
サイラオーグさんが言う
オーフェリアさんと俺たちを挟む位置、つまりオーフェリアさんの反対側に立っている。
すると———
「
うお!なんだ!?
鈩さんが急にぐちゃぐちゃの呪文らしきものを唱えると同時にスーッと鈩さんの顔布が消えた。その顔は———
「何ですか……あれは……!」
頬の部分は白い鱗に覆われ、額には桔梗紋が刻まれていた。
「ククッ、クカカッ、カカカカカカカカカカカカカカッッ!!」
鈩さんが笑い始めるのとほぼ同時にオーフェリアさんの時と同じように周囲のものが崩れ始めた。
「———
オーフェリアさんが技名らしきものを唱えると、瘴気が急激に広がった。鈩さんも攻撃を始めようとしている。
まじでここで終わっちまうのかよ……!
「リアス、貴方達だけでも逃がします」
「っ!何を言っているの!?逃げるなら一緒に……」
「私にはもうそんな体力は残っていません。正直、こうやって話すのも限界です。匙もやられましたし、戦い続けるのは絶望的です」
「くっ!大体!どうやって逃げるのよ!?」
正直この状態で逃げるのは難しい。前にはオーフェリアさん、後ろには鈩さんが陣取っている。
「……ふっ、
「何をするつもりだ?ソーナ・シトリー」
サイラオーグさんが聞くと同時に会長が———
「……紅血魔槍、秘奥が肆———!」
〜ジークside〜
『ソーナ・シトリー、リタイア』
………………は?
いやいやいや、待て待て。どういうことだ?
あの猛毒コンビがいながら倒せたのがたった1人だと?
「……何が起こった」
シュウが聞いてくるが、正直今何も分からん状態でいる。2人の攻撃に巻き込まれないように結構遠くまで離れたからなぁ。
お、噂をすれば2人が戻って来た。
「オーフェリア、鈩、何が起きた」
「(´・ω・)」
「……ソーナ・シトリーだったかしら、彼女。秘奥を使ったわよ?」
『!?』
まじかよ、おい。土壇場で秘奥を会得するとか。それとも元々使えたのか?
「嬢ちゃん、どんな秘奥だった?」
ベルクーリが興味深そうに聞く。
でもそれは俺も気になる。
「……血で作った門だったわ。そこに他の者たちを放り込んでいた。状況から察して転移でもさせたんじゃないかしら……」
「すごい子だね……」
「ええ。件の血の槍を習得してからここまでの短期間で秘奥を使うとは……中々鍛えがいがありそうな少女ですね」
シルヴィは感嘆し、アリスは何故か喜んでいる。
しっかしまあ、よく粘るもんだ。正直侮っていたよ。だからこそ———
「———今度こそ徹底的に叩き潰してやるよ。そしてその敗北を噛み締め、お前たちの成長の糧としろ」
秘奥が壱<虚鏡>
剣の腹で受けた攻撃を反転させて相手に攻撃を返す鏡面剣ヴァニールの秘奥。
〜〜〜
ダイヤの剣はコードヴェインのエクスキューショナーをイメージしてください。
それと、友達に聞かれたのでここで言っておきますが、鏡面剣はオリジナルです。web版の魔王学院にも登場しません。ただ、web版に似たような秘奥を使う剣が出てきます。
用語関連でも分からないものがあれば聞いてください。
例えば秘奥ですが、ハイスクールddに根源なんて存在しないので若干設定変えてます。
感想、高評価お願いします。
次回、観客side
宝具を使わせる時に「◯◯を発動せよ」の前に「宝具」を入れるかどうか(命令を聞かないと動かないペイルライダーぐらいにしか使わないと思うけど)
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違和感あるから入れて!
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世界観おかしくなるから入れないで!