ハイスクールD×D 〜とある悪魔の物語〜   作:天羽風塵

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※前話の最後の方若干変えました。って言っても読まなくても特に問題は無いです。下手すりゃ気づかないと思います。ほんとに十文字ちょいのセリフを一言足しただけなんで。


第2話

〜ジークside〜

 

やーっと着いた。

さてと、鈩は一体どこに……

お、サイラオーグ発見。

 

「よう、久しぶりサイラオーグ」

 

「む、ジークハルトか。久しいな」

 

あー、何でだろ。こうやってこいつと向き合ってると……

 

「なんかムカつく」

 

「なんだ急に、どうした」

 

「いや、なんでも?まだお前との決着が着いてねーなーって思っただけ」

 

「総合的に見ればお前の方が圧倒的に強いだろう」

 

「個人だと分かんねぇだろうが」

 

「お前に急用ができて中断しなければ俺が負けていただろうさ。二強なんて呼ばれてはいるがな」

 

「せっかくならちゃんと最後までやりたかったんでね…それはそうと、お前はなんで眷属共々通路に出てきてんの?」

 

「ん?ああ、くだらんから出てきただけだ」

 

「くだらない?なんだゼファードルがもう来てんのか」

 

「アガレスもアスタロトもすでに来ている。着いて早々、アガレスとやりあい始めてな」

 

ほーん、そういうことね。

アガレスって言うと、確かシーグヴァイラとか言ったっけ。

まあそれはどうでもいいや。

 

「ところでサイラオーグ、うちのもう一人の戦車(ルーク)見なかったか?先に来てるはずなんだが」

 

「おいジーク、鈩いたぞ」

 

「今お前の眷属が言ったやつか?顔を顔文字が浮かび上がる布が掛かっている大男だったらさっき厨房から何かもらってたが。あれじゃないのか?」

 

声を聞いて振り返るとシュウがある方向を指差しており、サイラオーグも同じ向きを指差していた。

その先にいたのは異様な風貌の大男。

SFと和風を混ぜたような服に身を包み、腰には大きなしめ縄。そして何よりも異様なのが頭部。狐の耳のような髪型をしており、サイラオーグが言ったように顔を布で覆っている。そしてその布には———

 

「(*´∀`*)」

 

顔文字が浮かび上がっていた。ていうかめっちゃなんか食ってる。え、何食ってるかって?パンの耳。

いやね、こいつ絶対に他の部分食わないのよ。食パンを渡すと白い部分だけ帰ってくるっていう冗談みたいなことが起こる。

 

「鈩ー、こっちこーい」

 

「(・ω・)ハーイ」

 

「ああっと、紹介しよう、サイラオーグ。こいつは鈩、俺のもう一人の戦車(ルーク)だ。前にお前と戦った時は別件でいなかったからな」

 

「ふむ、サイラオーグ・バアルだ。よろしく頼む」

 

「( `・ω・´)ノ ヨロシクー」

 

「会話に関しては頑張れ、サイラオーグ・バアル。そいつは基本喋らないで顔文字でしか意思疎通をしない。仮に喋ったとしてもぐちゃぐちゃの言葉ですさまじく聞き取りにくい」

 

そう、シュウの言う通り鈩は基本的に無口だ。こいつとまともに会話できるのは俺、親父、母さん、オーフェリア、それにシュウぐらいなもん。

……オーフェリアの場合はお互い喋らないのに意思疎通が成立するという謎現象が起こるが。

 

「……お前の母親、どんな状態だ」

 

「……いや、ダメだ。まるっきり起きる気配がない」

 

「やっぱしか、こっちでも治療法を探してみよう」

 

「……すまない。本当なら俺一人でやるべきことなのだが」

 

「…… 敵ばっかじゃねぇよ、お前には眷属がいるだろうが。もっと気張れ。んでもって元気な姿を起きた母親に見せてやれ」

 

「……ああ、そうだな。すまない」

 

「そのすぐ謝るのも治しとけ」

 

「善処しよう」

 

「やらねぇやつのセリフじゃねぇかよ、それ」

 

まあ、そんな感じで話していると……

 

「サイラオーグ!」

 

お、ついに来たか。

 

「リアス嬢だな。お呼びだぞ、サイラオーグ」

 

「みたいだな、少し行ってくる」

 

サイラオーグが行くのを見届けた後、俺はある人物を探していた。

 

「確か赤龍帝は兵藤一誠とかいう日本人だったか。後ろの茶髪のあいつかね、シュウ」

 

「たぶんそうだろう。ていうかここに写真あるぞ?」

 

いや、なんでそんなん持ってんの。

 

「ダイヤにもらってきたものなんだがな、本当ならあまり信用できないんだが。まあ、興味のあることに関しては包み隠さずペラペラ喋るやつだからな。嘘ではないだろうさ」

 

「あいつどこで手に入れたんだよ、そんなもん」

 

「駒王町に無数に設置しているカメラの映像から持ってきたんだとさ」

 

「いつの間にそんなもん設置したんだよ……」

 

「コカビエルが暴れようとしていたあたりだそうだ。リアス・グレモリーの目を掻い潜ってカメラを設置するのはなかなか大変だったそうだぞ?」

 

相変わらず隠密性高いよね、僧侶(ビショップ)のくせに。

まあそれはとりあえず横に置いといて。

 

「さてと」

 

「ん?おい待てお前何するつもりだジーク」

 

「ちょっと試すだけだよ」

 

徐々に当てる殺気を強くしてってみるか。

 

ザワワッ

 

ドササッ

 

あ、弱そうなのが二人倒れた。

まあ()()()()によると後方支援タイプらしいしな。仕方ないっちゃ仕方ない。

おー、慌ててる、慌ててる。

まあ、すぐ起きたっぽいけど。

ってあれ?あのちっこいの……

 

「あ」

 

「どうした」

 

「あいつ泣きそう」

 

「は?」

 

いや、あの男の娘がね、泣きそうなんですよ。

 

「あ、あぁ、あぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

 

ほーら始まった。

 

「怖いよぉぉぉぉぉぉ!!!怖いよぉぉぉぉぉぉ!!!鬼がぁぁ、鬼がぁぁぁぁ!!!」

 

え、鬼?

 

「って、ああ、()()()()姿()のことか」

 

「そこまで見えるほど殺気出してないだろ、お前」

 

「感受性が高いんじゃないかな」

 

うおう、急に出てくんじゃねぇよ、ダイヤ。

 

「感受性?」

 

どういうことだってばよ。

 

「そ、感受性。吸血鬼ゆえか、神器(セイクリッド・ギア)か。それとも()()()()()()()()()()()()()()()()()によるものなのか」

 

「……いくら感受性が高いからってジークの()()姿()まで認識できるもんなのか?戦ってる時ならともかく今みたいな平時にだぞ?」

 

「んー、なんとも言えないかな〜。もしも()()()()()()()宿ってれば話は変わってくるけど」

 

ふ〜ん、なるほどねぇ。

なぁダイヤ、お前さぁ、

 

「すでになんか知ってるだろ」

 

「さて、どうだろうね」

 

……まあいいや。

さーてと、そろそろ挨拶しに行くかね。

その前に最後に一発でかいの行きますか!

俺はサイラオーグたちの方へ近づきながら、徐々に殺気を強めていった。

 

 

 

 

 

 

「へぇ、倒れた二人は非戦闘員だから仕方ないとして、あのレベルの殺気に耐えるか」

 

「……治ってる?」

 

ん?治ってるって何の話、ってああ、震えが止まったのか。

 

「突然仕掛けてすまないな、リアス嬢。赤龍帝というのがどれほどのものか見ておきたくてね」

 

「……にしてもやり方っていうものがあるんじゃないかしら?」

 

ごもっともです。

 

「それに関しては素直に謝ろう。すまなかった。君たち二人も、耐えられずに倒れると分かっていてなお巻き込んでしまったこと、謝罪しよう」

 

「はあ……イッセー、彼がさっきエレベーターで話した二強のもう一人であるジークハルト・ハルファス。ハルファス家次男であり次期当主よ」

 

自己紹介代わりにやってくれてありがとう、リアス嬢。

さて、

 

「よろしく赤龍帝、兵藤一誠」

 

期待しているぞ?




えー、主人公の見た目ですが、テイルズ オブ エクシリア2の主人公、ルドガー・ウィル・クルスニクをイメージしてください。
って言ってもイメージは見た目だけで口調とかは全然違うと思います。
ていうかぶっちゃけ「テイルズ オブ エクシリア2」はゲームの存在しか知らないし、プレイしたこともないので作品要素のところにも書くつもりはないです。

感想、高評価お願いします。
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