〜ジークside〜
ダイヤのやつがとんでもないけどある意味ナイスな提案をした後、その案が驚いたことに可決された。
魔王様方も娯楽に飢えてるみたいだからな、特にアジュカ様。
そんでもって現在はハルファス領に戻り作戦会議中である。
「僕赤龍帝の相手したい。データ取りたいし」
「おいふざけんな、赤龍帝は俺が潰す。出しゃばんな」
「「あ゛あ゛?」」
……作戦会議中である。誰が何と言おうと作戦会議だ。
「赤龍帝は適当にジャンケンでもしてお前たちで決めちゃってくれ、俺はサイラオーグの相手するから」
「「最初はグー、ジャンケンポン!」」
「っしゃあ!」
あ、シュウが勝った。
とりあえず打ちひしがれているダイヤにはソーナ嬢の相手してもらおうっと。
「つーわけでダイヤ、代わりと言っちゃなんだが
「え、マジで?いいの?やったね、赤龍帝ほどじゃないけど中々のレアモンだ♪」
うんうん全然いい。
「ベルクーリもダイヤに着いてってくれ、やり過ぎないように監視役として」
「おう、了解だ」
ああ、それと、
「ダイヤ、お前の
「お、奮発するね〜。いいよ、使うよ」
「鈩、お前はゼファードルのとこ潰してこい。徹底的にだぞ。せっかくの祭りに愚者はいらん」
「(`・ω・́)ゝ」
「あとゲームにパンの耳持ってくんじゃねぇぞ。パンの耳に限らないけど食品全般」
「(!?)」
絶対邪魔だし。
シルヴィは俺に着いてきてもらおう。
オーフェリアはシーグヴァイラにぶつけて、アリスと黒歌はどうするか。
うーん。
「アリスと黒歌、戦いたい相手いる?」
「急になんですか?」
「あ、なら私白音と戦いたいにゃん。ジークがちょくちょく修行つけてるって言うし」
『……は!?』
全員が驚いたように声を上げる。
鈩以外だけど。
鈩には着いてきてもらってたからな。
「ちょっと待ってジークくん、それ初耳なんだけど!?私にも言ってよ、白音ちゃんに会えたのに!」
「あー悪かった悪かった、だから揺らすなシルヴィ」
って言っても言うわけにもいかないんだよ、これが。
リアス嬢の方にも内緒でやってんだもの。
「んじゃあシルヴィはリアス嬢の方行くか?シュウと黒歌と一緒に」
「え、いいの?」
「だったら坊主はどうすんだ。1人でサイラオーグとやらの相手するのか?」
「いや、アリスに一緒に来てもらう。頼めるか?」
「分かりました」
よし、これで色々決まったわけだし、
「俺は少し席を外す」
「どこ行くんだ、坊主」
「少し寝る。寝不足でな」
「……また夜遅くまで研究してたの?」
「仕方ないだろ、お前の武器だけまだ完成してないんだから」
「……たまには休みなさい」
「分かってるよ、オーフェリア」
そう言って俺は部屋を出た。
「ん?なんか1人忘れてるような……まあいいか」
……
〜ハルファス邸、地下〜
俺は今ハルファス邸にある地下室の一つに来ている。
ここには俺の眷属が1人、いや一体?そもそも単位なんてあるのか?
まあともかく眷属が幽閉されている。
訳あって眷属全員に隠しており、うちで存在を知るのは親父と兄貴だけ。
自意識は持たないに等しく、ただ命令に従う機械のようなやつ。
そもそも人間や悪魔どころか生き物に区分していいのかどうかすら怪しい、そんな存在。
鍵を開ける。
この地下室はハルファス邸に数ある部屋の中で最も秘匿性が高い代物。
中にいたのは黒い靄に白で適当に目と口を描いたかのような何か。
「今回はお前も参加してもらうぞ、■■■■■■■」
「了解シタ、マスター」
それから一週間後、バトルロワイヤルの戦場となるうちのハルファス領に若手悪魔たちが集まっていた。
場所がうちになったのは、四大魔王の方々が「できるだけ広い場所でやらせたい」と言ってきたためで、そこで冥界でもとある事情により最大級の領地であるうちに白羽の矢が立ったためである。
とある事情、それはつまり悪魔たちの訓練場という側面。
ソーナ嬢が言う「貴族の悪魔しかレーティングゲームを学べない学校」もハルファス領にある
それに加えてハルファスはいわゆる辺境伯でもある。
ハルファスに連なる者全員が戦士である。
一歩出れば他勢力の陣地である冥界の果て、それがハルファス領。
とは言ってもここは冥界、摩訶不思議なことはいくらでも起こる。
この冥界の「果て」だが、どうも時空が捻じ曲がっているらしく、一定周期で隣接する他勢力の陣地が切り替わる。
隣が一週間前まで天界だったのが今はギリシャのオリュンポスになっている、といった具合に。
そして今はどこに隣接しているかというと
「よりにもよって須弥山かよ」
「須弥山だねぇ」
俺は今横に立っているある人物と話している。
「どう、勝てそうかい?ジークくん」
ハッ、バカ言うなよ。
「負けるかよ、
「そうか、でも、くれぐれも増長したり油断したりしないようにね」
大丈夫、サイラオーグだろうが赤龍帝だろうがゼファードルのバカだろうがディオドラの変態だろうが油断とかは絶対にしない。
そうやって親父に始末された
あ、
「……ま、何とかなるだろ」
(大丈夫かなぁ、僕の息子)
新キャラ登場!
実は奥さんの名前はまだ決まっていなかったりする。
あと眷属も全員は決まってない。
感想、高評価お願いします。