ハイスクールD×D 〜とある悪魔の物語〜   作:天羽風塵

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ちなみに言っておきますが、今のところ毎日投稿していますがそんなつもりはないです。
今は春休みなんで頻繁に投稿できてるだけです。


第6話

〜イッセーside〜

 

今俺たちはレーティングゲームの会場とパーティの会場のあるハルファス領に向かうために、タンニーンさんの背中に乗っている。

そんな時、別行動中のアザゼル先生から連絡が来た。

 

『おい、お前ら。いい話と悪い話、どっちから聞きたい』

 

「急にどうしたの、アザゼル?」

 

いや、ホントに急だな。

 

「まさか今更追加情報とかじゃないでしょ?」

 

俺が冗談半分で言ったところ……

 

『よく分かったな、その通りだ』

 

『え?』

 

全員が驚いた顔をする。

え?マジで?このタイミングで!?

 

『とは言ってもいい話と悪い話とは言ったが知らなくてどうこうなるって話じゃあない。これは神を見張る者(うち)のが調べてきたもんだ。1人ハルファス領に偵察に行かせてな。こいつには感謝してやれよ?帰ってきた時には瀕死の重症だったからな。なんでも領主のギルバート・ハルファスの眷属にやられたらしい』

 

えぇ!?そ、そんなに貴重な情報なのか!?領主の眷属が直接出てくるほどの!?ていうかやっぱ領主、というか当主の眷属って強いのかな?

 

「……ねぇ、アザゼル。その斥候は何を知ってしまったの?」

 

『……これから戦うやつにとっては貴重っちゃあ貴重な情報だろうな』

 

何を知っちゃったの偵察の人!?

 

『とは言ってもいい話の方は元々あったルールが一つ消えたってだけだ。正直このルールはイッセーにとって厳しいものだったからな』

 

「何のルールが無くなったんっすか?」

 

『無くなったルールは『大規模な破壊の禁止』だ。元々ソーナ・シトリーとやるはずだったゲームがあの僧侶(ビショップ)のせいでバトロワに変わっちまったからな。んで、それに伴って会場も変更になったんでルール改変、って話だ』

 

うわ、そんなルールあったのかよ!

 

『俺と相棒には最悪の条件だな』

 

ホントだよ、赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)とは相性最悪じゃねぇか!

 

「それで、アザゼル。それは『いい話』でしょう?『悪い話』は?」

 

『……ジークハルト・ハルファスの眷属の1人、紅修は神器(セイクリッド・ギア)を持っている。加えて神滅具の可能性が高い、それも最上位のだ』

 

げ、マジかよ……

そこで木場がアザゼル先生に質問した。

 

「どんな神器なんですか?」

 

『これが全く分からん。分かったのはどちらも凄まじいエネルギーを内包しているろいうことだけ。それこそ黄昏の聖槍(トゥルー・ロンギヌス)に匹敵するレベルだ』

 

黄昏の聖槍(トゥルー・ロンギヌス)?」

 

「最強の神滅具だよ、イッセーくん。君の赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)をも超える」

 

木場がそう俺に教えてくれた。

マジで!?そんなのもあるのか……

 

「……神器を持っているのは私も知りませんね、たまにジークさんとの修行に付き合ってもらった時も基本素手だったし」

 

「ちょっと待って小猫、その修行って初耳なんだけど」

 

「部長含めて誰にも言ってませんからね」

 

部長にも言ってないのかよ。

ちょくちょくいなくなる日はあったけどそういうことか。

 

「小猫ちゃんあの人のところで修行してたんですか?」

 

「はい、姉様ともその時に再会して仲直りしました」

 

「まあその話はいずれ聞くとして、そろそろ着くわね。アザゼル、一度切るわよ」

 

『ああ、分かった』

 

 

 

 

 

 

◆◆◆◆◆

 

パーティ会場になるハルファス領の()()隅の方にあるホテルはハルファス領でもお偉いさん方御用達の超高級ホテルらしい。

おっさんは闘技場のような場所に降りた。

 

「では、俺は大型悪魔専用の待機スペースに行く、頑張れよ」

 

「ありがとう、タンニーン」

 

「ありがとう、おっさん!」

 

最後に俺と部長がお礼を言うと、おっさんは再び翼を羽ばたかせ別の敷地内へと移動していった。

そして俺たちは会場にまで迎えに来ていたホテル従業員に連れられてリムジンに乗車、ホテルに向かった。

部長は俺の身だしなみを正しながらこれから行くところの説明をしてくれた。

 

「ハルファス領だけでしょうね、国家レベルの軍を町中ありとあらゆるところに配備しているのは」

 

なんでもハルファスは悪魔の中でも格段に戦闘を得意とするらしく、軍の質も他に比べてありえないぐらい高いらしい。

なぜか。

それはハルファス領が冥界の「果て」でもあるから。

時空が捻じ曲がってあらゆる勢力の陣地に繋がり、侵攻してくるあらゆる外敵に対応して冥界を守る、いわば戦闘のプロ。

それに、長年最前線で戦っているからか戦士たちは才能と経験だけに頼っては負けるということをよく理解しており、悪魔の中でも珍しく修行や訓練を頻繁にするという。

それこそ修行が趣味っていう人も探そうと思えば簡単に見つかるほどには珍しくないそうな。

 

「部長、アザゼル先生は?」

 

「あの人は他のルートでお兄様たちと合流してから向かうそうよ。すっかり仲良しこよしなんだから……」

 

どうやらトップという立場同士何か感じるものがあったらしく、気付いたら仲良くなっていたらしい。

 

「それとみんな。さっきタンニーンから降りた時にソーナから連絡が来たのよ。宣戦布告されたわ。———『私たちは夢のためにあなたたちを倒します』って」

 

そんなことが?

やっぱり親友と同時に部長と会長はライバル同士でもあるからな。この正々堂々感はちょっと熱く感じるぜ。

 

「私たちも頑張らなくてはな、アーシア」

 

「はい、ゼノヴィアさん!頑張りましょう、お姉様!」

 

「僕もいつも以上に頑張らないとね」

 

「ぼ、僕も頑張りますよ!」

 

「……ジークさんだけじゃなくて部長にも恩はありますので」

 

「あらあら、みんながここまでやる気なら私も頑張らないわけにはいきませんね」

 

「当然俺もやります、部長!」

 

「イッセー、みんな……ありがとう。あなたたち、勝つわよ!」

 

『はい!』

 

お、騒いでるうちに着いたな。

そうやってホテルの玄関に向かうと……

 

「アザゼル!もう着いてたのね」

 

「お、おう、まあな」

 

ん?なんか冷や汗かいてる?

ていうか今気付いたけどアザゼル先生の隣に誰かいるな。

 

「どうしたのよ、そんなに冷や汗かいて」

 

「いや、今さっき超大物に会ってな……それで驚いただけだ」

 

アザゼル先生はそう言ってさっきから横に立っている男性を指さした。

長く伸ばした黒髪、糸目に眼鏡、そしてスーツという出立ちの男性。

 

「あの、アザゼル先生、その人は?」

 

「ん?あー、そうだな、うん、こいつはだな———」

 

「ああ、いいよアザゼルくん。自己紹介ぐらい自分でやるから」

 

と、男性が紹介をしようとしていたアザゼル先生を止めた。

 

「さて、改めて……初めまして、リアス・グレモリーとその眷属たち。僕はギルバート・ハルファス。ハルファス家現当主であり、ここ、ハルファス領の領主だ。よろしく」

 

「……え?」

 

「へ?」

 

「は?」

 

「……はい?」

 

「え?」

 

「ふぇ?」

 

「えっと?」

 

「……今、なんて?」

 

『えぇぇぇぇぇぇ!!!?』

 

「ハハハ」

 

「本人は呑気に笑ってやがるよ……」

 

アザゼルは頭に手を当てた……




戦闘回はもう少しお待ち下さいm(_ _)m

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