沖野
サイレンススズカ
スペシャルウィーク
この世界には馬が擬人化した女の子、通称ウマ娘と呼ばれる子達がいる
今回はそんなウマ娘達と1人のトレーナーの話である
成田国際空港
今回は遠征の休日で帰国したサイレンススズカをいつもなら迎えに来るスペシャルウィークの変わりに駆り出された沖野がロビーでサイレントスズカを待っていた
沖野「ハ、ハクション!」
沖野「ズズズ、またお花さんが俺の噂でもしてんのかねぇ」
ワイワイ ワイワイ
沖野「お、そろそろ着いた時間か」
搭乗ゲートから降りてくる人達
???「トレーナーさん」
人の波から女の子が1人、沖野に近づき話しかけてくる、人とは違い頭の上に耳があり、腰の部分には尻尾が生えている、この女の子がウマ娘と呼ばれる1人であり、明るめの栗毛、耳には緑色の耳カバーにカチューシャを付けたウマ娘、サイレンススズカである
沖野「おぉー、待ってたぞスズカ」
サイレンススズカ「………」
沖野をじっと見つめるスズカ
沖野「………?」
サイレンススズカ「それだけですか」
沖野「え?」
サイレンススズカ「私に言う事がありますよね?」
沖野「……何かあったっけか?」
サイレンススズカ「…スペちゃんならすぐに言ってくれますよ」
沖野「スペがすぐに言う………あ!」
沖野「お腹が空いたのか!」
サイレンススズカ「えい」グリ
スズカが沖野の足の爪先を踏む
沖野「イッテェーーーーーーーッ!」
サイレンススズカ「ハズレです、後大きな声は出さない方がいいですよ?周りに迷惑です」
沖野「ス…スズカ、お前何か性格変わってないか」
サイレンススズカ「別に変わってませんよ」ニコ
サイレンススズカ「それで言う事はわかりましたか?」
沖野「え、まだ続くのかこれ」
サイレンススズカ「………」
沖野「えっと、が、学園にいた時より。綺麗になったなぁー、なんて…」
ピク
沖野(やべー、昨日見たドラマのセリフが…)ダラダラ
サイレンススズカ「残念ハズレです」 ブンブン
沖野(そ、その割には尻尾が揺れてるが口には出さない方がいいな)
数分間悩む沖野
サイレンススズカ「…もういいです」
沖野「そ、そうか、じゃあとりあえず行くか」
サイレンススズカ「はい……トレーナーさんのバカ」
沖野「スズカ?」
サイレンススズカ「いえはやく行きましょう」
そうして2人は駐車場に向かった
……
沖野「ほれ乗ってくれ」ガチャ
サイレンススズカ「ありがとうございます」
扉を開けて車の助手席に座るスズカ
沖野「じゃあ学園に行くか」
その後は道中何ごともなく学園に到着した
トレセン学園前
沖野「よっしゃ、ついたぞスズカって言ってももう夕方だな」
サイレンススズカ「ありがとうございます、トレーナーさん」ガチャ
そう言って車から降りるスズカ
沖野「あ、それと言い忘れてた、寮に荷物置いたら、アイツらがスピカの部室でパーティーやるから来てくれだってさ」
サイレンススズカ「トレーナーさんも来るんですか?」
沖野「とりあえず車を駐車場に駐めてからな」
サイレンススズカ「わ、私もいきます!」
スズカがまた車に乗ろうとする
沖野「おいおい、降りたのに乗るなよ」
サイレンススズカ「そ、それもそうですね」
サイレンススズカ「じゃあ先に言ってますね」
そう言って寮の方に行こうとして
沖野「あ!」
沖野「スズカ!」
サイレンススズカ「は、はい!」
沖野に突然呼ばれて驚くスズカ
沖野「もう一個言い忘れてた」
サイレンススズカ「な、何ですか?」
沖野「おかえり」
サイレンススズカ「……ぁ」
沖野「じゃあ先に行っててくれ」
そう言って車が走り出す
サイレンススズカ「……フフッ」
スペシャルウィーク「スズカさーーん」
サイレンススズカ「スペちゃん」
寮の方からスペシャルウィークが走って来た
スペシャルウィーク「スズカさん、おかえりなさい、荷物持ちますよ!」
サイレンススズカ「あ、ありがとうスペちゃん」
スペシャルウィーク「あれ?トレーナーさんは…」
サイレンススズカ「車を駐めてから行くって」
スペシャルウィーク「そうなんですか、あれ?スズカさん顔が…」
サイレンススズカ「な、何でもないわ!私、少し走って来るから!」
サイレンススズカ「スペちゃん、荷物お願いね」バッ
スペシャルウィーク「え!す、スズカさん!」
そう言ってコース場に駆け出したサイレンススズカの顔は夕方の空のように少し赤かった。
ありがとうございました。
次はスペシャルウィークのお話です。