「僕の愛の為に死ね。」   作:蔵之助

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お待たせしました、続編です!
一部はあと数話で完走です


p.s.日刊ランキング三位、二次創作日刊二位にランクインしました!ありがとうございます!


敵に容赦は必要ですか?

 結局、施設は「研究所から逃げ出した呪霊を討伐している間に爆破された」ということになった。

 「到着した時にはすでにこの有様で」「おそらく自爆装置が作動したのだろう」「補助監督は自爆に巻き込まれて死んだ。」という嘘の報告は、わだかまりを残しつつも受け入れられた。だって証拠がない。

 吉野先輩が「蜃」で私と先輩の残穢を全て残さず吸い取った。いや、そうではないな。()()()()()()()()()()()()()()()()()()()、全て吸い取った。具体的に言えば毒殺した研究者の体内に残る残穢や、火災現場に残った残穢を。

 「火災によって研究資料は全て燃えた」という虚偽報告を上は信じなければならない。

 生き残ったわずかな被害者も、記憶を消して警察に保護してもらった後だ。研究資料を消したから、被害者の非術師は呪術の世界にはなんの関係もなくなった。しかし安心するわけにもいかないので、私と先輩の二人で被害者の周辺に不審な影が現れないか監視し続けている。

 不審に思われようが、証拠がなければそれは無実だ。私たちは完全犯罪を成し遂げた。

 そして、あの日から一週間。何事もなく日常は進んでいく。変わったのは私たちだけだ。

 

 「先輩たち、僕に何か隠してますよね。」

 

 先輩が稽古をつけている最中、灰原がそう言った。私はどきりとして、らしくもなく動揺する。ほんの一瞬、瞳が揺れた程度だったけれど。

 それを目ざとく見咎めた灰原が「やっぱり」と目を座らせる。

 

 「革命に何か関係あるんですか?」

 

 珍しく強気な態度で、ずずいと詰め寄る。灰原が詰め寄ったのは吉野先輩だった。私じゃない。灰原は吉野先輩の動揺すら見破ったというのだろうか。

 灰原は意外と洞察力がある。「人を見る目がある」という自称は本当なのかもしれない。

 吉野先輩は灰原の急接近に苦い顔をして、顔を逸らす。気持ちは、わかる。曇りのない灰原の瞳は、今の私たちには毒だ。

 

 「……言えない。」

 「言ってください。」

 「知ったら取り返しがつかないことになるぞ。」

 「だからなんですか。まさか、知らない方が幸せだなんて言うつもりですか?

 勝手に決めつけないでください。」

 

 いつもは聞き分けがいいと言うのに、今日に限って灰原は頑固だ。

 黒い大きな瞳を極限まで見開かせて、無表情で詰め寄るその姿は、妙な迫力がある。

 灰原は、逃がさないように先輩の手を掴んで、瞬きもしないで目を見つめて、言った。

 

 「僕たちは師弟で、クーデターを企む共犯者で、運命共同体じゃないですか!」

 

 だから、僕だって知る権利があるはずです!

 そんな主張をした灰原を、吉野先輩は呆然と見つめて、そして頬を膨らませる。

 

 「ぷ、ふはは、あっはっは!」

 

 吹き出して、天井を見上げる。片手で両眼を覆って、「そうくるかぁ」と震える声。

 

 「共犯者に運命共同体、ね。うん、そうだね、そうだったな。僕たちは()()だった。」

 

 先輩が笑った。苦笑した。憫笑した。一笑して哄笑して失笑して談笑する。

 

 「夏油、帳をおろしてくれ。密談用のだ。」

 「灰原に教えるんですか?」

 「今教えないで、一人で暴走して首突っ込まれたほうが怖いし困る。

 なら、早いうちに言っておいた方がいいだろ。」

 

 咎めた私に先輩は語った。納得できる意見だ。でも、それでいいかと言われたら「否」だ。

 純粋で素直な後輩だ。この世界の闇を知るにはまだ早すぎる。

 

 「灰原、今から話すことは他言無用だ。

 話を聞いた後、僕たちに失望するだろう。それでも、聞くか。」

 「洗いざらい、全部白状して(おしえて)ください、吉野さん。」

 

 灰原は覚悟に染まった瞳で告げた。

 

 ■■■

 

 灰原が願った通り、洗いざらい全て白状した。非難されることも覚悟の上だ。でも、灰原は予想に反してなんとも言えない顔で全て受け入れ、「なるほど」と頷く。

 

 「腐ってますね。」

 「そうだろう?」

 

 灰原の直球な非議に、先輩は頷く。

 「それで、どう思った」と、先輩は灰原尋ねて、灰原は「はい?」と疑問符を浮かべる。

 

 「軽蔑したか?」

 「?

 いえ、別に。」

 

 灰原はキョトンと目を丸くしてから、意味がわからないと言いたげに首を横に振る。

 こんな話を聞いたのに、「僕が先輩方を軽蔑するわけないじゃないですか」などといつも通りを崩さない灰原を見て、私は「ああ」と思い出す。

 灰原も呪術師だ。所詮、呪術師なのだ。善良で好青年なのは確かだけれど、頭のネジが外れてる側の人間だった。

 

 「むしろ、教えてくれて良かったです。僕、絶対に革命を成功させなきゃ!って改めて思いましたもん!

 僕も精一杯お手伝いするので、()()()()()頑張りましょう!」

 

 からりと、いつもの人懐っこいひまわりみたいな笑顔で語る。

 吉野先輩も私と似たようなことを考えたのかもしれない。「あっはっは!」と腹を抱えて笑って、「灰原はすごいなぁ」と、目尻に浮かんだ涙を拭った。

 

 「あのね、灰原。僕はね、フランス革命が嫌いなんだ。歴史が動いた瞬間ではあるけれど、あれの主導者は嫌いだ。

 理想自体はお綺麗で素敵で高尚なものだよ。

 でもさ、自分たちの貧しさを全て上流階級のせいにして、「あいつら倒したからこれで平和だー! もう苦しまないで楽に生きられるよー!」っていう、楽天的な結末が最高に嫌い。

 国を回す人材すら殺し尽くして、国が回らなくなったら意味がない。本当に要らない、必要のないものからじわじわと消して、ゆっくりと権力者の首をすげ替えて、体制を整えながら変えていく必要がある。

 要は、教育だね。」

 

 突然、先輩はそんなことを言った。革命、革命というから、フランス革命は好きな方だと思っていた。でも違うみたいで、先輩は嫌悪を態度に出しながら酷評し、そしてこれからの展望を語る。

 

 「まずは予備校から作ろうか。非術師家庭の呪術師を見つけて、サポートする役目も兼ねた駆け込み寺みたいな学校を作ろう。

 それから、呪詛師の被害に遭ってる非術師の人たちも保護してあげたいよね。呪詛師倒して終わりじゃなくて、アフターケアも万全に。」

 

 先輩の理想は、ただお綺麗なだけってわけでもなさそうだ。作るの自体は、やろうと思えばできるだろう。

 しかし上層部から妨害されそうな理想で、故に反逆精神が顕著だ。

 

 「はは! これを、僕たちで成し遂げるんだ。『やるからにはできることを精一杯』に、ね!

 『一般出身(ぼくたち)が過ごしやすいだけの水槽』を作るんじゃなくて、『一般出身(ぼくたち)と善良な非術師が、下衆な呪術師に脅かされる心配のない水槽』を作ろう!」

 「それ、いいですね!」

 

 灰原の絶賛に私も同感する。私達だけじゃない。自分の両親や大切な人を丸ごとも守れる水槽を作ると言う先輩の案には賛成だ。

 「早速七海に教えなきゃ!」とはしゃいだ灰原の肩に腕を回した先輩が「待てまて灰原」と言って止めた。

 

 「いいか灰原。いまの、七海には絶対に教える(いう)なよ。」

 「どうしてですか?」

 「アイツは、優しすぎるじゃん。」

 

 あいつが知るにはまだ早い。そう、先輩は言った。ぶっ壊れるぞ、とも。

 灰原はまだこの世界に来て浅いから、わからなかったみたいだけど、私は先輩が言いたいことが分かる。

 

 「七海が優しいと、なんでダメなんですか。」

 「抱え込んじゃうんだよ。

 僕はこの業界長いからね、そういう奴を何人も見てきた。」

 

 夏油もそうだろうと尋ねられて、躊躇いがちに頷く。

 たった一年、一年過ごしただけで嫌というほど理解した。この世界はあまりにも非情だ。

 まともな奴から詰んでいく。追い詰められて、狂っていく。

 そうして結局、彼らが行き着くのは同じ場所だ。呪術師をやめるか、呪詛師になるか。

 七海がどちらに傾くかはまだわからない。だが、いずれこの腐った現実を知ることになるだろう。だけど、もっとゆっくり、時間をかけて知ってもいいんだ。

 七海にはまだ早い。先輩の意見に賛成だ。

 

 「七海みたいに優しくてまともなやつはなぁ、敵にまで優しいんだ。

 忘れればいいのにさ、「殺した奴のこと覚え続けることが強者の義務」みたいに考える奴は一定数いるんだけど、そう言う奴らはみんな呪術師の仕事に耐えきれずに辞めていく。」

 

 ちらりと、先輩は私を見た。「お前もだぞ、夏油」と、無言で言われたような気がした。

 まさか、私が優しくてまともだと言いたいのだろうか? そんな、まさか。

 

 「向いてないんだよ、暗躍とか。必要な悪ですらしっかり背負って消化してしまう奴だ、必要な犠牲なんて受け止めきれないさ。

 だから、言っちゃダメだよ。」

 「はい、わかりました!」

 

 ペカっと敬礼して、灰原がにっこり笑う。それを見て先輩が腕を組んで、「うん」と一つ頷いて見せた。

 

 「その点、灰原は暗躍とか向いてるよね。」

 「そうですか?」

 「うん、そうだよ。

 根明で「綺麗なことしか知りません!」みたいな顔してるくせに、敵を呪うことに躊躇いがない。

 必要なら犠牲を出すことも厭わない。敵と決めたら容赦がない。そういうとこ好きだよ、僕。」

 「?」

 

 灰原が、キョトンと目を丸くして首を傾げる。

 

 「敵に容赦なんてする必要、ありますか?」

 「灰原、ほんと最高。」

 

 先輩がサムズアップとウインクを送る。おちゃらけた態度に緊迫していた空気はいつのまにか緩んでいて、私も一つ、息を吐いた。

 コレで終わりと思われた話はまだ続きがあって、帳をあげようと印を組んだ手をやんわりと遮られた。

 吉野先輩は、なんとも下手くそな笑顔で「それから、これは言うか迷ったんだけど。」と前振りを一つ。

 今日一番、いや、今までまで一番下手くそな笑い方だ。

 

 「洗いざらい白状するって言ったからね。

 教えておくことにする。」

 「なんですか、先輩。」

 

 ちょっと、緊張しているのだろうか。渇いた喉を潤そうと唾を飲んだ先輩が、硬い声と口調で、低く唸る。

 

「僕を狙った呪詛師がいるらしい。」

 

 ぴきりと、空気が凍る。何もいえなくなって、ただ先を促すことしかできなかった。

 「呪術師かもしれないけどね。」などと肩をすくめて言って見せるが、先輩は依然として……否。怒りと焦燥、そして緊張で顔が引き攣っている。

 当然だろう、そんなこと分かりきっていた。

 ()()()()()()()()()()

 

 「多分、研究所の残党だ。やっぱり疑われるよね。

 あれの残党が高専にもいるらしくて、下手に動けない。行動を制限されてる今、僕は凪さんと順平を守りきれないだろうね。」

 「まさか、私の家族もーーー?」

 「いや、大丈夫。狙われてるのは僕だけみたいだから。」

 「……先輩の方が、大丈夫じゃないでしょう。」

 「あはは、そう思う?」

 

 そりゃ、そうだろう。なにせ、先輩の弱みはわかりやすすぎる。大事に大事に抱え込んで、そばに置いているのだから。分かりやすすぎるほど「大事にしてるのだ」と主張して、「手を出すのは許さない」と言外に言っているのだ。

 常日頃はそれが牽制となって、吉野一家を守っていたが、今回はそれが逆手に回っている。

 凪さんと順平は、吉野先輩の唯一の『急所』

 そして、それは私たちにだって言えることだ。私たちだって凪さんと順平くんが好きだ。

 当然、向けるベクトルは吉野先輩のものと違うけれど、人質に取られたら躊躇ってしまう程に「親愛」を抱いている。

 いや、親愛というよりは慈愛なのかもしれない。呪術師ばかりの高専で唯一の非術師である凪さんと、呪術師の才能はあるけれどわかりやすく子どもで非力な順平。

 わかりやすく弱い二人を、守るべき存在と認識しないでなんとする。

 私たちの心配をよそに、一番取り乱すであろう吉野先輩はどうしてか落ち着いていた。

 むしろ、慌てるわたしたち二人を「大丈夫、大丈夫」と慰めるほど余裕があって、それが不審で仕方がない。

 

 「凪さんと順平は大丈夫だよ。」

 「すこし、楽天的じゃないですか。」

 「でも、本当に大丈夫なんだ。

 もうすでに、凪さんと順平は『頼りになる人』に保護してもらってるからさ。」

 

 さすがは先輩、家族愛の化身を名乗るだけあるな、と気が抜ける。私たちが想定する程度のことを、先輩が想定していないわけがなかった。

 どっと肩の力が抜けて、脱力する。

 先輩はちょっと嬉しそうに頬を染めて「心配してくれてありがとうね。」なんて笑って見せた。

 

 「トシノリ先生って、知ってるかな。夜蛾さんの同期で、僕の元担任だった人だ。」

 「ああ、鴨川先生ですか。なら安心ですね。」

 「鴨川先生?」

 

 灰原は首を傾げた。あれ、と思って、思い出して、納得する。

 一人で勝手に納得した私に変わって、吉野先輩が灰原に説明をしていた。

 

 「うん、そう。鴨川俊則(かもがわとしのり)先生。

 ちょうど、灰原が入学する年に京都校に転属になったから、知らないのも無理はないかもね。

 御三家の加茂家の分家の人だけど、御三家思想に染まってない反骨精神の人でさ、東京に出てきた人なんだ。

 コネもあるし、二人を守るにはピッタリだろう?」

 「へえ、そんな人がいるんですね。」

 「でも確か、鴨川先生は任務で頭を負傷して京都の実家に呼び戻されたのでは?」

 

 そうだ、と転勤の理由を思い出して心配する。鴨川先生はその負傷のせいで一時期術式がうまく使えなくなって、それを理由に京都校へ行くことになったはずだ。

 そのことを尋ねたら、先輩が「ああ」と笑う。

 

 「頭の怪我も術式も、もうとっくに大丈夫なんだよ。でも先生を実家に呼び戻す口実にはちょうど良かったみたいでさ。

 五条がいる東京に分家とはいえ加茂の一級呪術師である先生を置いておきたくなかったらしいよ。」

 

 ひどい話だ! と先輩が憤慨する。吉野先輩は非術師出身がゆえに、基礎を知らなかった。夜蛾にスカウトされて高専に初めてやってきた中学生の吉野先輩に、呪力の操作だの術式の理解だのという『基礎』を教えたのが鴨川先生。

 だから、吉野先輩は鴨川先生を全面的に信頼してるのだ。

 そして先輩が加茂家に対して憤慨してるのも、鴨川先生の生い立ちに関係してる。

 鴨川先生は相伝にかすりもしない術式を持って生まれたせいで、加茂家で奴隷のような扱いを受けていたらしい。

 落語者として蔑まれてきた先生は家出を決意。東京校へ入学した。

 潤沢とは言えない呪力量をカバーするために精密な術式と呪力の操作を身につけ、一級に上り詰めたサクセスストーリーの持ち主だ。(そんな鴨川先生に教えを受けたから、吉野先輩の術式制御は緻密すぎて気持ち悪い。)

 だけどそんな先生だから、怪我で術式をうまく制御できなくなり非常に大変なことになったのだが、大事に至らなかったようで安心した。

 

 「今でも時々連絡取り合ってるんだけどね、傷は残ったみたいなんだけどそれ以外は全然問題ないんだって。

 トシノリ先生は僕が呪術師の大人の中で一番信頼してる人だと断言できる。だから安心して凪さんと順平を預けられたんだけどーーーーそれでも、万が一があるかもしれない。」

 

 ごくりと、先輩の迫力に息を呑む。それは隣の灰原も同じだ。

 

 「トシノリ先生には研究所のことは言ってない。というか、言えないよね。

 僕が呪詛師に狙われてるから家族を匿ってほしいとしか言ってないし、変な研究してる研究所があるとしか教えてない。

 だから、さ。」

 

 へなりと、先輩は眉毛を八の字に下げた。情けない顔がらしくなくて、目を見開く。

 

 「夏油にも、灰原にも、こんなこと頼みたくもないんだけど……。

 僕に何かあったら、凪さんと順平を頼む。」

 「らしくないですよ、先輩。」

 

 灰原が、吉野先輩の手を握る。真っ直ぐに先輩の目を覗き込んで、強気に言う。

 しかし言葉は言い聞かせるように静かで、心に沁みていくような不思議な力があった。

 

 「そんなこと言っちゃだめです。愛の力で寿命いっぱいまで生きるんでしょう?

 凪さんと順平くんから、吉野さんを奪うようなことしないでください。」

 「……そうだな。」

 

 先輩が、目を閉じる。「すぅー」と深く、深呼吸をして、瞼を持ち上げた先輩がニヤリと笑った。

 

 「うん、コレは僕らしくない。ごめん、忘れてくれ。」

 

 にかりと笑った先輩は、少し無理が滲んでいたが概ねいつも通りだ。

 それに私は安心して、「はい、わかりました。」なんて余裕ぶって笑ってみせる。

 

 「最後に、僕から一つ言っておかなきゃいけないことがある。」

 

 コレはだけは、譲れないと先輩が言って、「なんですか?」と私たちは言葉を待った。

 どうせいつもの吉野節*1だと思って待っていた私は、次の言葉に絶句する。

 

 

 「いいか、お前ら。これだけは覚えておけ。

 汚れ仕事は僕がやる。」

 

 

 それは、違うだろう。革命の汚い「暗部」を全部、先輩一人に全て押し付けろと言うつもりか。

 反論しようとした私の唇を、先輩の人差し指が制する。

 

 「反対意見なんて最初から聞いてないよ、これは確定事項だ。

 年上の意地って奴さ。どうか、覚えておいてくれ。」

 

 らしくもない低い調子の真面目な声が、狭い帳の中で歪に反響していた。

*1
愛情至上主義者の演説




新キャラ 鴨川俊則(かもがわ・としのり)
・相伝ではない術式とショボい呪力量(not天与呪縛)
・キモいぐらいの術式制御で一級術師に上り詰めた
・吉野公平の恩師で彼に「呪術師の中で一番信頼できる」と言わせる程度の人格者
・一年前の任務で『頭を負傷』した。
・術式が一時期使えなくなった(*キモすぎるレベルの術式制御が少し乱れた程度ではある)
・現在京都にいる。(頭を負傷してから、公平と対面で会うことは少ない)




伏線いくつか紛れ込ませてます。

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