ランプが地底に出現
に決まりました
※作者が書く作品内ではさとりは地底組とも地上組とも仲良しです
ランプが八雲邸から消えて数分、地底の旧地獄街道上空にて青い煙が渦巻きその中からランプが出現した
ランプはそのまま重力に従って落ちていき---
「んっ…なんだ?」
たまたま下を歩いていた鬼、星熊勇儀の頭に当たった
「なんだこりゃ…やかんみたいな形してんなぁ…
外の世界で言う…ランプってやつか?」
勇儀は頭に当たりそのまま足下に転がったランプを拾い上げてじろじろと眺め始めた
「ふーん…古ぼけてはいるが中々良い出来だ
丁度地霊殿に行くところだったしいい手土産が出来たかね」
そう言いながら勇儀はランプを手に地霊殿へと向かっていくのだった
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地霊殿の主、古明寺さとりは仕事を終えて私室にてくつろごうとしていた
奮発して買ったロッキングチェアに腰掛け、サイドテーブルに台所で入れたばかりの紅茶を注いだカップを置き、本棚から取り出したお気に入りの本を開き読もうとしたその時---
「おーーーい!!
いるかさとりーーー!?」
と勇儀が扉を蹴破り来襲してきた
「ご、ごめんなさいさとり様!
止められませんでしたー!」
「うにゅ~…!」
そんな勇儀の後ろから雪崩れ込むようにさとりのペットであるお隣とお空が部屋に入ってきた
「よしよし…大丈夫よ、いつもありがとうねふたりとも
それで勇儀さんは…あぁなるほど、理解しました」
さとりは申し訳なさそうに俯く2人を撫でて励ましつつ勇儀の
『暇だけど喧嘩する相手もいないし、昼間なせいで酒屋が開いてなくて他に行くところも無いから暇つぶしに来た』
---という思考を読み取りため息をついた
「そう嫌そうな顔するなって!
面白そうな物拾ってきたんだからよ!」
そう言いながら拾ってきたランプを取り出す勇儀
ランプを見たさとりは不思議そうに首を傾げつつ口を開いた
「不思議なランプですね、見た目には何の変哲もないランプなのに…
何故か私の能力が思考を読もうと反応している、なのにまるで靄が掛かったように読み取れない…
もしかしてまだ目覚めてない付喪神の類だったりするのでは?」
「ほー…このランプがねぇ?
どうも妖力なんかの類は感じられないけどなぁ?
でもまぁ…さとりが言うならそうなのか?」
さとりが付喪神ではと予想ランプを改めて眺めながら不思議そうに言う勇儀
しかし心を読むさとりの能力が働くのならば少なくとも心を持ってはいるのだろうと納得し机に置くとどうすれば目覚めさせてやれるか考え始めた
その思考を読んださとりも釣られて目の前に置かれたランプについて考え始めたのだった---