さとりがご主人に
に決定しました
さとりと勇儀がランプを前に考え始めて数分、さとりはふと妹である古明寺こいしが以前読んでいた絵本『アラジンと魔法のランプ』を思い出した
「もしかして…」
さとりは思いつくままにランプに手を伸ばし持ち上げると恐る恐る擦り始めた、すると案の定ランプから煙が吹き出して---
「ハイハイ、お呼びですかご主人様!
おや、今度のご主人は可愛らしいねぇ!」
さとりと勇儀の前にジーニーが現れた
「何だぁコイツ?」
「ランプの魔神ジーニー…
ご主人様、ランプを持った者の願いを何でも3つ叶える…と言うわけですか
これはまた凄い物を持って来ましたね…勇儀さん?」
現れたジーニーを胡散臭い物を見る目で見つめる勇儀、その横で新たなご主人様となったさとりはジーニーの心を読み名乗られる前に名やどんな存在かを看破しつつ勇儀に問いかけていた
「おや、新しいご主人様は心が読めるのかな?
なら話は早いね!
早速願いを聞かせて頂きましょー!」
そんなさとりにジーニーは魔法でスポットライトを当てて願いを問いかけた
「そうですね…では私達姉妹の
「オーケーオーケー、お任せあれ!」
そう言ってさとりの第三の目を指から煙を出して包み込むジーニー、そのまま数秒が経ち煙が晴れた
その後さとりが試しに閉じようとするとさとりの第三の目は眠るように閉じ、いつの間にやら隣にいたこいしの姿に気付く事が出来るようになった
「こいし…!」
ここ数日姿を見ず心配していた妹を見たさとりは堪らずこいしを抱きしめた
それと同時、こいしが手に持っている自身の黒歴史といえるノートを見て固まった
「感動の姉妹の再会だねぇ!」
そのままさとりはこいしからノートを取り上げつつそう感動的に言うジーニーの方を向くと顔を赤くしながら二つめを口にした
「お願いですジーニー…
私の黒歴史ノートを跡形も無く消し去ってください!
一つ残らず!」
「了解了解!」
そう言いつつ指を一度鳴らすジーニー、するとこいしから取り上げたノートとさとりの私室の隅に置かれた金庫の中の物がポンと音を立てて消え去った
「ふぅ…取り敢えず私の黒歴史は闇に葬れましたね…」
「うんうん、黒歴史って怖いよねぇ!」
ほっと安心感した様子のさとりに同意しながら次を待つジーニー
しかし当のさとりは勇儀とこいしに黒歴史ノートについて問いただされ其れ処ではない様子だった
「ご主人、落ち着いたらランプを擦ってくれな
そうすりゃぱぱっと参上、最後の願いを叶えるからね!」
そう言いながらジーニーはランプに戻っていった