こいしがランプを持ち出す
に決定しました
「も、もう付き合いきれません!」
妹と友人である勇儀に自身の黒歴史について問いただされ数分、限界を迎えたさとりは顔を赤く染めながら部屋を飛び出していった
「ちっと揶揄い過ぎたか…まぁいい頃合いだし私はお暇させて貰うとするか」
「うん?勇儀おねーちゃん帰るの?」
「あぁ、いたのかこいし…
気を抜くとすぐ分かんなくなるね…さとりに見て貰えるようになって良かったな」
そう言って勇儀は手に持った盃を傾けつつこいしの頭を少し雑に撫でその場から出て行った
その後に一人残されたこいしは撫でられた頭に手を当て、さとりが第三の目の開閉を願い自分を見つけられるようにしてくれた、それ程大事に思われていた事を思い出し一人その場で嬉しそうに微笑んでいた
その時ふとこいしの視界に机に置かれたままのランプが入ると興味本位で手を伸ばし持ち上げるとこいしはランプを擦り始めた
「ハイハイハイ、お呼びですかご主人!
おや今度のご主人は前のご主人の横にいた妹ちゃんかな?
話を聞いてたなら分かるよねぇ、早速願い何でも聞かせてちょうだい!」
「んー…じゃあねー、おなか空いたからお腹いっぱいお菓子食べたい!」
「オーケーオーケー、このジーニーさんにお任せあれ!」
そう言いながらパチリと指を鳴らすジーニー
その次の瞬間、部屋に煎餅やケーキ、団子など無数のお菓子が現れ浮かびながら部屋中を埋め尽くしてしまった
「お菓子がこんなに…!
これ全部食べて良いの!?」
「もちろん!
ご主人の願いで出した物だからね!」
それを聞くやいなやそこらに浮かぶお菓子を手当たり次第に幸せそうに頬張るこいし、そのまま数時間を掛けて全てのお菓子を食べ尽くしたこいしは満足した顔でその場に立ち尽くしていた
「満足してくれたみたいだね、魔神ジーニーとしても大満足だ!
ふたつめの願いはお決まりかな?」
「うん、食後の読書に…消し去ったお姉ちゃんのノートを復活させて欲しい!」
「ワーォ、容赦ないねぇ!
まぁ出来るんだけどね!」
そう言いながらこいしの目の前に消し去ったさとりの黒歴史ノートを復活させ出現させるジーニー
「わーい!
ありがとジーニー!」
そうお礼を言いながら早速さとりの黒歴史ノートを読み始めるこいし
そんなこいしにジーニーは3つめ、最後の願いについて問いかけた
「最後の願いについては…もう決まっているのかい?」
「うーん…それじゃあ…
ジーニーと友達になりたい」
その言葉に一瞬呆気にとられるジーニー
すぐに気を取り直すとこいしに問いかけ始めた
「…え?
俺と?友達に?
それが最後の願いなのか…?」
「うん、ダメかな?
私が能力使っても私のこと気付いてたみたいだし…友達になったら面白そうだから」
「いや…ダメじゃない、予想してなかったから驚きはしたけどな
気を取り直して…最後の願いを叶えよう、今から俺とご主人は友達だ
もしどこかで見かけたら声を掛けてくれよな
それじゃ…またな!」
言いながらランプに吸い込まれるように入っていくジーニー
そのまま八雲邸の時と同じようにランプが煙に包まれるとジーニーとランプはその場から消え去っていた
「ふふ…魔神さんと友達になっちゃった」
嬉しそうに言いながらノートを読み進めるこいし
数分後戻ってきたさとりはそれを見て発狂したかと思うほどの叫び声を上げてベッドに潜り丸まるのだった---