『他の3つ叶えてない主人の願いを叶える』
に決まりました
ジーニーが紅魔館に宿泊した翌日、旅立つ彼を見送るために紅魔館の面々は正門前に集まっていた
「もう少しゆっくりしていっても良いのに…忙しないわね?」
「おぉっと、そうしたいのは山々だけどお許しをマスター!
なにせまだ3つ叶えて無い人が残っているんだ、自由になったからにはそこは清算しておきたくてねぇ!」
呆れたように言う咲夜に変わらず陽気に答えるジーニー
そんな二人のやり取りを微笑ましく見ていたレミリアが口を開いた
「そこら辺にしておきなさい咲夜、せっかく自由になったんだもの…
あまり引き留めては可愛そうでしょう?」
「はい…それもそうですね」
「また遊びに来てねー?」
そんなやり取りをするレミリアと咲夜を横目にニコリと可愛らしい笑顔を浮かべるフラン
「もちろん、約束するよ!
また俺のショー、見てくれよなぁ!
それでは皆様、またお会いしましょう!」
ジーニーも笑ってフランと握手し約束を交わすと空に飛び去っていくのだった
──なおその背後ではジーニーが強化した窓に激突した某白黒が涙目に退散していたとか…いないとか…
「さーてさて、他に3つ叶えて無い元ご主人は…と」
幻想郷の上空を漂いながら望遠鏡を出しあちこちを見渡していたジーニー
すると
「いたいた、それではさっそくいきましょー!」
飛んでいる魔理沙を発見したジーニーはさっそく飛んでいき──
「ハーイ、久し振りだねぇマスター!」
「うぉわぁぁっ!?
ジ、ジーニー!?」
「イエース、元ランプの魔神ことジーニーさんでーす!」
いきなり魔理沙の前に現れ、それに驚いた魔理沙は箒から落ちかけた
しかしなんとか踏ん張ると驚いた様子でジーニーを見ながら口を開いた
「お前っ…今まで何処に!?
というか…ランプは!?」
「色々あって自由になってねぇ!
今は元ご主人だった人達に会いに行ってる所さ!」
「なるほど、自由にね…
なら私の残りの願いも叶えてくれるって訳か?」
「流石、鋭いねぇ!」
自由になったと言うジーニーが自分に会いに来た事から言い当てた魔理沙
そして叶えてもらう残り2つの願いを何にするか考え込み始めると──
「じゃあ2つ目の願いだジーニー
さっき紅魔館に入れなくなっていてな、また入れるようにして欲しいぜ!」
「了解了解、お安い御用さ!」
そう言いながらパチンッと指を鳴らすジーニー
すると魔理沙の首に、紅魔館で使えるマスターキーらしき物がネックレスのように現れた
「これは…鍵か?
ありがとうなジーニー、感謝するぜ!」
そして最後の願いを考え始め──
「よし…最後の願いだジーニー!
見た目より物を入れられる…マジックバックが欲しいぜ!」
「オーケーオーケー、おまかせあれ!」
そう言うジーニーは魔理沙に向かって煙を打ち出した
その煙が晴れると先までは無かった肩掛け鞄が魔理沙の肩に掛かっていた
それを見た魔理沙は試しにと被っていた帽子を近づけた
すると容易く入ってしまい、更にはまだまだ余裕があるのを見て魔理沙は目を輝かせジーニーに向き直った
「こりゃ凄いぜ!
ありがとなジーニー!」
「どういたしましてさマスター!
それじゃ、またなバイバイ!」
そう言い残しジーニーは、残る3つ叶えていない元ご主人様であるさとりに会うために地下へと向かって言った