自身が手に入れた魔法のランプを見ながら笑いつつどんな願いを叶えて貰おうか考えていた魔理沙
するとふと自身の友人である巫女の姿と羨ましがり悔しがる顔が脳裏に浮かんだ
「せっかくこんな良い物を手に入れたんだ…!
自慢してやらなきゃ勿体ないぜ!」
そう言いながら魔理沙は帽子を被り箒を掴むと落とさぬようランプを紐で腰に下げ家を飛び出し博麗神社へと飛び去っていくのだった
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「れーいむー!
遊びに来たぜー!」
博麗神社の縁側で当代博麗の巫女、博麗霊夢が茶を飲んでいると友人である魔理沙がやってきた
「あらいらっしゃい魔理沙、賽銭箱はあっちよ」
「あいにくと、昼間からお茶飲んで動きもしないぐうたら巫女に払う賽銭は持ち合わせてないな
そんなことより今日は見せたいものがあるんだぜ!」
ニコニコ笑いながら霊夢の言葉を斬り捨てつつ隣に座る魔理沙
そのまま腰に下げていたランプを取り出して霊夢に見せつけるように差し出した
「見せたいものって…そのランプのこと?
古ぼけて汚くて…金にはならなそうね」
「まぁまぁ、そう言うなって!
ちょっと見てろよ…?」
ランプを一瞥し興味なさげに言う霊夢にそう返しながらランプを擦る魔理沙
そのままランプからは青い煙が立ち上っていき
「紹介するぜ!
ランプの魔人…ジーニーだ!」
「ハイハイハイハイ、たった今ご紹介されました!
ランプの魔人・ジーニーさんでーす!」
「ふぅん…ランプの魔人ね
本物かも分からないし…驚く気にはなれないわね」
「くっ…なら本物だって証明してやるぜ!」
現れたジーニーを見るもお茶を啜りながら言う霊夢
それを見て悔しくなったのか魔理沙はジーニーの方を向き声を上げ始めた
「おいジーニー!
私の魔力を…パチュリーやアリスも足元に及ばないくらい膨大にしてくれ!」
「了解了解、新しいご主人のひとつめの願いだな?」
そう言いながら指先から出した煙で魔理沙を包み込むジーニー
その次の瞬間、魔理沙から放たれる魔力が今までの比ではないほどまでに膨れ上がった
「なるほど…願いが叶った、と言うことは本物みたいね…」
膨れ上がった魔理沙の膨大な魔力による威圧感に一瞬怯みかけながらも落ち着きつつ、それでも驚愕を隠しきれずに言う霊夢
それと同時に霊夢はランプとジーニーへ強く興味を抱いた
「ねぇ、ジーニーって言ったかしら?
貴方…願いを叶える魔人なのよね、貴方どういうそんざいなの?
具体的に可不可あるんじゃない?」
「流石マスターの御友人、鋭いね!
俺はご主人であるランプを持った者の願いを3つだけ叶える、そういう魔人さ!
ただしきっちり3つだけね!
願いの回数を増やすって願いはNG、天地がひっくり返ろうとも3つだけ!
キャンセルや交換は不可!
俺の魔力で人を殺したり逆に死者を蘇らせたり、誰かを好きにさせるのも不可なー?」
ジーニーに質問し答えを聞きながらランプとジーニーについて探りを入れようとする霊夢、その際どさくさに紛れて魔理沙の腰に下げられたランプを奪おうとしており…