ようこそ地獄のような教室へ   作:ラズベリー

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教室での出来事

皆さんこんにちはー

 

今私は先程会った人にお姫様抱っこされて保健室へ連れてこられました

 

どうして私を運んでくれたんだろう?優しい良い人なのかな?でも、バスでは優先席座席お婆さんに譲ってなかったから、そうではないのかな?後疑問なんだけどどうして私の名字知ってたんだろ。珍しい名字だと思うから当てずっぽで言ったんじゃないと思うけど。もしかして彼と会ったことある?

 

色々な疑問などが私の頭の中に浮かんだがやっぱりあの男の事はよく分からない。...分からないけどでも、いい人なのは確かだよね

 

「それじゃあ此方に寝かせておいてね〜」

 

私が考え事をしている間に保健室の先生にそう言われて金髪の男は私をベットに運んだ

 

そして金髪の男はゆっくりとできるだけ揺れないように、私をベッドに下ろしてくれた。その途中、まぁ正確に言えば下ろしてくれている時に彼と顔が結構近くなった。…そして、こういうことに余り慣れていない私は少しびっくりしてめちゃくちゃ恥ずかしくなった。ま、まぁ、それは置いといて…こういう気遣いをしてくれるなんてやっぱりいい人だな。と、私は改めて実感した

 

その時、保健室の先生はニヤニヤしながは爆弾発言を言ってきた

 

「いきなり来てびっくりしちゃったけどお姫様抱っこなんで青春ね〜!君たち付き合ってるの??ねぇねぇ」「つ、付き合ってないです」

 

取り敢えず変な誤解を招かないように即答しておいた

 

「あらそうなの?お似合いだと思うのに勿体無いわね〜!私だったらほっとかないのに〜!」

 

なんかこの先生、フレンドリーだな。

 

「えとあの」

 

「あ、そうだったわ。取り敢えずお名前を教えてもらえないかしら?」

 

「不留美 優です」

 

「高円寺六助だ。以後お見知り置きを。ティーチャー」

 

「不留美さんに高円寺くんね、私はBクラス担当の星宮知恵です。よろしくね2人とも!あ、まだ2人ってクラス知らないんだっけ?」

 

「そうですね」 

 

すぐここに来たから知らないかな

 

「テェーチャー、教えてくれないかい?」

 

高円寺くんがそうお願いすると星宮先生は何やら紙を取り出して見ていった

 

「そうね〜、ちょっと待っててね。え〜と」

 

楽しみだな。どのクラスだろう

 

「2人は、お、2人共Dクラスよ!という事はさえちゃんのクラスか〜。うんうん。良かったじゃない!」

 

そう言いながら先生は笑顔で私のほっぺたをツンツンしてくる。

 

というか、さえちゃんって誰かな?話の流れからして私達の担任の先生だよね。星野宮先生がさえちゃんって呼んでるって事は結構仲が良いのかな

 

後、思ったんだけどクラスって1組2組とかの数字じゃなくてアルファベットなんだね。なんかちょっと意外。

 

「それより具合大丈夫〜?」

 

そう思ってると先生が体調のことを質問してきた。

 

「あ〜、急に学校来る途中にお腹痛くなっちゃっただけですので...たぶん直ぐ治ると思います。」

 

まだ結構痛いけど、横になれて少し楽になったからもう少ししたら直るはず。…たぶん

 

「そっか〜、それじゃあ取り敢えずお腹を暖かくして寝てたら良いわ!まだホームルームの時間まで20分ぐらいあるから」

 

20分、か。まだ結構時間あるな。よかった

 

「そうですか。ありがとうございます」

 

「うんうん!それより学校行ってる途中でお腹痛くなるなんて可愛いわね〜!!」

 

ニコニコしながらそんな事を言ってくる。

 

「...褒めてないですよね?」

 

「え〜、褒めてるわよ〜」

 

「そうですか」

 

なんか、あまり納得いかないけどまぁいいや。

 

「それで、高円寺くんはどうする?不留美さんが回復するまでここにいる?」

 

星野宮先生がそんな事を言ってきた

 

え?

 

「そうさせてもらうよティーチャー」

 

「え、えっと」

 

教室に行ってて良いのに

 

「それじゃあ後は若い2人でごゆっくり〜!私はちょっと行くところがあるから具合良くなったらそのまま自分のクラスに行って良いからね〜!」

 

そう言って私にウインクをすると星宮先生はどっかに行ってしまった

 

ちょっと待って、なんで私にウインクしたの?

 

そう思いながらふと、高円寺くんの方を見ると彼はパイプ椅子に座っていた

 

いつの間にパイプ椅子なんて持ってきたんだ。長い時間ここにいるつもり満々じゃん。

 

取り敢えずここまで運んでくれたしお礼を言おうかな

 

「え〜とあの、高円寺くん?だよね。保健室まで運んでくれてありがとう」

 

「気にする事はないさ不留ガール。それより体調は大丈夫かい?」

 

「う、うん。さっきよりは良くなったよ。ありがとう。だから、えーと先に教室に向かってもらって全然大丈夫、だよ?これ以上高円寺くんに迷惑かけたくないし」

 

初日そうそう私なんかと一緒にいるより教室に行って友達作った方が高円寺くんのために絶対なると思うし

 

「いや体調が悪い女性を1人にすることはできないねぇ。気にする事はないさ、私は好きでここにいるだけなのだから」

 

「そ、そっか」

 

不思議な人、だな。....まだ時間あるよね。どんなお話ししよう...。あ、折角だし疑問に思ってる事聞いてみようかな

 

「ねぇあのさ高円寺くんって私の名前知ってたみたいだけど、どうして?もしかして私、高円寺くんと会ったことある?」

 

もし会ったことがあるなら申し訳ないな

 

「2年前に君と会ったことがあるのだが...忘れられてしまってるみたいだねぇ」

 

そう、少し哀しい顔をしながら彼は言った

 

2年前....か。2年前は、あんまり良い思い出がないんだよね。その時、色々あったし。...もしかして、その時に会ったのかな?うーん

 

「無理に思い出す必要はないさ。というか思い出せないと思うからねぇ。」

 

思い出せない?どうしてだろう

 

「ふっ、いずれ分かる事さ。」

 

私が考えていることが分かっているようにそんな事を言ってきた

 

「分かった...」

 

思い出せるように頑張ろう

 

 

***

 

 

そして、しばらくするとお腹も痛く無くなってきた

 

だいぶ良くなったな。良かった、これなら時間に間に合いそう。

 

「具合、良くなってきたからそろそろクラスに行こうかな」

 

「そうか。では行くとしようか」

 

そういうと彼は立ち上がった。そして私もベットから降りてクラスがある方に歩いていった

 

***

 

えーとDクラスは...

 

「あ、あった」

 

なんか緊張するな...こういう時ってなんか緊張するよね。

 

「入らないのかい?」

 

私が教室に入らないでいる事に不思議に思ったのかそんなことを言ってきた

 

「あ、ううん。入るよ」

 

高円寺くんは全然緊張してたいみたいだな。まぁ、高円寺くんって緊張しなさそうなイメージがあるけど。というか、高円寺くんが緊張してる姿全然想像出来ない。

 

そう思いながらドアを開け、中に入っていくと高円寺くんもそれに続いて入ってくる

 

教室の中をざっと見渡すと人が沢山いた。

 

えーと、席は...

 

「あ、優ちゃん!」

 

聞き覚えがある声がしたと思い、声がした方へ振り向くとそこには桔梗ちゃんがいた

 

「桔梗ちゃん?」

 

桔梗ちゃんもDクラスだったんだ。なんだか嬉しいな

 

「うんっそうだよ!同じクラスだったんだね!嬉しいな、もう体調は大丈夫なの?」

 

心配そうに言ってくる桔梗ちゃん。この子、天使みたいな子だな

 

「うん、もう大丈夫だよ。あの時はありがとう」

 

「ううん、ごめんね。私は特に何も出来なかったから。でも、体調良くなってよかった!」

 

そう言うと、今度は私の後ろにいる高円寺くんに視線を向けた

 

「君も優ちゃんを運んでくれてありがとう!」

 

「いや、気にする事はないさプリティガール。では」

 

そう言うとチラッと座席表を見て自分の席に座って行った

 

私も席に着こうかな。そう思って座席表を見ようとした時、桔梗ちゃんが先に座席表を見てくれたみたいで席を教えてくれた

 

「えーと、優ちゃんの席は真ん中ら辺の列の...あの赤い髪をしてる男の子の隣の席みたいだね」

 

「そっかありがとう」

 

そうお礼を言って私は自分の席へと座った

 

荷物を置いて取り敢えず誰かに話しかけようかなと思い周りを見渡した

 

教室の席は殆ど埋まっていて各自好きなようにして過ごしていた

といっても殆ど皆誰かとお話をしてるみたいだけどね

 

乗り遅れた、かな。でも保健室に行ってたからしかたないか...

 

周りを見渡してたら隣の席の赤い髪の毛の人と目があった。すると、

 

「チッ」

 

凄い勢いで睨まれ、舌打ちされた

 

う、舌打ちされたけど...でもせっかく目があったしお話ししようかな

 

「ね、ねぇ」

 

「あ゛?んだよ」

 

凄い勢いで再び睨まれ、背筋がゾッとした

 

.....中学校の隣の席の子もこんな感じの人居たな

 

この人と仲良く出来るかなぁ。正直言ってちょっと怖い、不良みたいな人だよね..どうしようかな。でももう話しかけちゃったし、それになんで呼べばいいかわからないから名前だけ聞こうかな

 

「え、えと隣の席同士今日からよろしくね。私は不留美優だよ。君の名前、もしよかったら教えてくれないかな?」

 

「チッ、須藤健だ」

 

舌打ちされたけど名前教えてくれた。この人案外良い人なんじゃないかな?中学校の隣の席だった子は最初は名前全く教えてくれなかったからね。うん、そう考えるとこの人めっちゃいい人だよ!

 

取り敢えず名前知ることができて良かった!これで何で呼べば良いかは解決だよね

 

「名前教えてくれてありがとう。これからよろしくね須藤くん。」

 

すると睨まれ&舌打ちされた

 

うう、さ、流石に何度も睨まれたり舌打ちされたりするのは辛いかな...

 

そんな事を思っていると担任の先生と思われる人物が教室に入ってきた

 

「えー新入生諸君。私はDクラスを担任することになった茶柱左枝だ。普段は日本史を担当している。この学校には学年ごとのクラス替えは存在しない。卒業までの3年間、私が担任としてお前たち全員と学ぶことになると思う。よろしく。今から一時間後に体育館にて入学式が行われるが、その前にこの学校における特殊なルールについて説明しよう。今から資料を配布する。」

 

すると前から資料が送られて来た。

資料を見ると資料には色々な事について簡潔に書かれていた。

この資料、すごく見やすい。この資料作った人凄いな

 

「今から、個別端末を配布する。この個別端末には全ての施設を利用したり、売店などで商品を購入するするためのクレジットカードのようなものが内蔵されている。ただしポイントを消費することになるので注意が必要だ。学校内で買えないものはない。学校の施設にあるものなら、なんでも購入可能だ。」

 

おお、『学校内で買えないものはない。』か。ということはポイントさえあれば何でも買うことができるってこと、だよね。凄いな

 

「それからポイントは毎月1日に自動的に振り込まれることになっている。お前たち全員、平等に10万ポイントが至急されているはずだ。なお、ポイントは1ポイントにつき1円の価値がある。それ以上の説明は不要だろう」

 

茶柱先生がそう言った瞬間教室がざわついた

 

私は急いで端末を操作して確認すると、本当に10万ポイントが支給されていた

 

凄い....、これってつまり今月は10万ポイント支給されるってことだよね。

 

「支給額に驚いたか?この学校は実力で生徒を測る。入学を果たした時点で、お前たちにはそれだけの価値と可能性がある。それはお前たちに対する評価の表れだ。遠慮なく使え。ただし、ポイントは卒業後には全て学校側が回収する。現金化などは不可能だから貯め込んでいても得にはならんぞ。ポイントはどのように使おうがお前たちの自由だ。仮に必要ないと言うのであれば誰かに譲渡することも問題は無い。だがカツアゲのような真似はするなよ?学校はその手の問題には厳粛に対処する」

 

カツアゲ...それはダメ、だよね。気をつけよう

 

「何か質問はあるか?」

 

そう言いながら、茶柱先生は教室を一周見渡した

 

「質問は無いようだな、これで説明を終わる。では、よい学生ライフを送ってくれたまえ。くれぐれも入学式に遅れないように」

 

ふぅ、いきなり10万ポイントも支給されるなんて凄すぎだよ

 

でも、普通はこんな大金貰えるわけないよね、いくら国が運営してるって言っても。可笑しいな〜。

という事は、何かこの学校に裏でもあるのかな?

 

というかさ、今月は10万ポイント貰えたけど来月は何ポイント貰えるのかな。来月貰えるポイントの額、先生言ってなくない?

 

そう思っていると好青年と言える男子生徒が声を発した

 

「皆、少し聞いて貰ってもいいかな?」

 

彼にクラス中の視線が集まっていく。すると彼はクラスを一周見渡した

 

「僕らは今日から同じクラスで過ごす仲間だ。今から自発的に自己紹介でもして一日でも早く皆が仲良く出来ればと思うんだ。入学式までまだ時間もあるし、どうかな?」

 

「さんせー! 私たち、まだ皆の名前全然わかんないし」

 

他の何人かの生徒が賛成すると、それまで迷っていた生徒たちが次々に賛同した。

 

クラスメイトの名前、知れるから良いかな。ここで友達作ることができるかもしれないし!

 

「じゃあ言い出した僕から。僕は平田洋介。趣味はスポーツ全般だけど、特にサッカーが好きかな。気軽に洋介って呼んでほしい。よろしく」

 

平田くんか。趣味がスポーツ全般って凄いな。それに、リーダーに向いてそうだな

 

そして、平田くんに続いて1人、また1人と自己紹介をしていった

 

「俺は山内春樹。小学では卓球で全国に、中学では野球でインターハイまでいったけど、怪我で今はリハビリ中だ。よろしくぅ~」

 

えーと、中学にインターハイなんてあったかな?たぶん無かったと思うけど...もしかしてウケ狙いの自己紹介なのかな。度胸があって凄いな〜

 

「じゃあ次は私だねっ」

 

そう言い、元気良く立ち上がったのは私の体調のことを気にかけてくれた桔梗ちゃんだった

 

「私は櫛田桔梗と言います。みんなの顔と名前を早く覚えて友達になりたいなって思ってます」

 

桔梗ちゃんは愛くるしい笑顔で元気よくハキハキ自己紹介をしていく

 

「私の最初の目標は、ここにいる全員と仲良くなることです。皆の自己紹介が終わったら、ぜひ私と連絡先を交換してください」

 

凄い目標、流石桔梗ちゃん。大変そうな目標だけど、でも桔梗ちゃんならその夢直ぐ叶えられそう。

 

「それから放課後や休日は色んな人とたくさん遊んで、たくさん思い出を作りたいので、どんどん誘ってください。ちょっと長くなりましたが、以上で自己紹介を終わりますっ」

 

桔梗ちゃん、クラスの人気者になりそうだな。明るくて可愛いしそれに加えて優しいもん。

 

「じゃあ次──」

 

「俺らはガキかよ。自己紹介なんて必要ねぇ、やりたい奴だけやってろよ」

 

そう言って立ち上がりながらそう言った後、須藤くんは自分の椅子を勢いよく蹴った

 

バンッ!ガンッッ!

 

いっったぁ!

 

視界がグニャリと歪み、須藤くんが蹴った椅子が私に直撃したことが分かった

 

ガシャンッ!

 

そして、私の頭に見事ヒットした椅子は床に落ちた

 

そして私は反射的に頭を押さえ、自分の机に頭を伏せるような形になった

 

痛いくて頭が少し熱くなるのを感じた

これは....ガチで、痛い....私の頭、死んだ?

 

痛くてそう思わずにいられなかった

 

椅子っていわば鉄だよね。鉄が勢いよく私の頭に直撃したっていう感じだよ....めっちゃ痛いんだけど。

 

凄い威力....私の頭、なんともなってないと、いいけど....たんこぶできてないかな....

 

そう思いながら頭を頑張って上げて須藤くんを見ると流石にこんなことが起こるとは思っても無かったようで目を見開いて驚いていた。

 

クラスの皆もこちらを見て驚きながら固まっていた

 

たぶん、須藤くんは蹴った事によって椅子が誰かに当たるとは思ってなかったみたい、だね。軽い気持ちでストレス発散程度でやったんだと思うけど。まぁそれは当たり前か、わざとだったらやばいもんね。私も椅子に当たるなんてびっくりだよ。とうとう椅子が頭に当たる日が来るなんてな....

 

にしても、須藤くん何かやってるのかな。凄い威力だったよ...

 

そんな事を痛いなと思いながら考えていた。

 

「ゆ、優ちゃん大丈夫!?頭痛くない?」

 

最初に再起動したと思われる桔梗ちゃんそう言いながら近づいてくる

 

めちゃくちゃ痛い...なんかだんだん後から痛くなってきたな。あと少し気持ち悪いし...

 

「ゆ、優ちゃん!聞こえてる?おーい!」

 

私の頭、歪んでないよね?ちゃんと丸だよね

 

「優ちゃん!?」

 

えあ..桔梗ちゃん...

 

その言葉に初めてそばに桔梗ちゃんがいる事に気づいた

 

「ぁ、桔梗ちゃん...」

 

「ちょ、ちょっとこれやばいんじゃない!?」

 

「先生呼んで来た方がいいかな?」

 

クラスの誰かがそう言ったのが聞こえた

 

ッ...

 

「わ、わりぃ大丈夫か?」

かすかに須藤くんと思われる人がそう言ったのが聞こえた

 

このままだと、須藤くんが責められちゃうよね.....悪気はないみたいだし、謝ってくれたみたいだしね。

 

出来るだけ痛みを我慢して、私の得意な演技を——

 

ふぅ、

 

「だ、大丈夫だよ!ほらっ、ちょっとびっくりしちゃっただけだから。特に痛みなんて無いし。心配かけてごめん」

 

私は出来るだけ明るく、ハキハキ喋った

 

「で、でも優ちゃんさっき私の声聞こえなかったみたいだったよ」

 

「それはたぶん、ちょっとびっくりしてぼーっとしちゃっただけだからさ!心配しないで。ごめんね、無視しちゃって..... 」

 

「そ、そう?」

 

「うん。だから先生呼ばなくて大丈夫だよ。心配かけてごめんね。」

 

「う、うん...で、でも」

 

やば、めっちゃ痛い...。それに何か気持ち悪いよ...吐きそう。取り敢えず、先生がいるところ....職員室に行こう...今日、ほんとに最悪な日だな....

 

「ごめん、私ちょっとトイレに行ってくるね。」

 

そう言い、立ち上がって教室を出て行こうと歩いた

 

視界が歪んでくらくらする...ちゃんと歩けてるのか不安だな...

そして、誰かの声が聞こえたような気がしたけど、それに答えてる余裕はなく、そのまま教室を出た

 

その時、

 

「待て、不留美ガール」

 

高円寺くんらしき人が教室から出てきてそう言った

 

「高、円寺くん...?」

 

なんで?

 

「本当は頭が痛いんだろう。ちょっと失礼」

 

そういうと彼は私を本日2回目のお姫様抱っこをした。

 

え...

 

「職員室に行くつもりだったんだろう。連れて行く」

 

そういうと、彼は物凄い速さで走り、職員室までやってきた

 

私は、ギリギリ意識がある中で運ばれて行くのを感じた

 

ガラガラ

 

「失礼するよティーチャー」

 

「どうした?....高円寺と、不留美?」

 

「だ、大丈夫!?」

 

職員室中の視線がこちらに向いているのを感じた。

 

「不留美ガールが頭を打ったのだが、星野宮ティーチャーはいるかね?」

 

そう言うと、ピンク色の髪をした先生がやってきた。えーと、確か...星野宮先生だっけ..?

 

「大丈夫?不留美さん、聞こえるかしら?聞こえたら返事して」

 

「....は、い」

 

「ちょっといいかしら」

 

そう言って先生が私の頭を動かしてどうなっているか見た

 

「...たんこぶが出来てるわね。病院に連れて行った方が良さそうだわ。」

 

そう言い、慌てる先生。

 

私はその先生の袖を掴んだ

 

「あ、...の」

 

「どうしたの不留美さん」

 

「..わたしの...クラスの....ひと、たちに、わたしのことで、なにかいわれてもごまかして、ください」

 

視界が暗くなるのを感じながら必死にその事を伝え、私はブラックアウトした———

 




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