ダンボール戦機×装甲娘 セイバークライシス 作:謎のコーラX
オメガダイン、言ってしまえばLBXの管理機構である、アダムとイブの事件以来、トップは暗殺され、解体されるのも時間の問題であった。
そこに二人の女性が現れた、二人は母と娘、母はあらかたの襲名の作業を行ったあとに行方をくらまし、娘はオメガダインの総帥の座についた。
LBCSの開発から、ワールドセイバーのLBXでのテロも抑圧し、様々なLBXの問題を全て解決していった。
今ではLBXは危険なものとは一部では思われるも、ホビーとして世界中で今でも愛されている。
それを行った総帥については世間に公表されず、あるLBXプレイヤーと、そのLBXプレイヤーが使っていたLBCSを身に纏う少女達が表で活動している。
総帥は何者か、本当に存在するのか、全ては謎につつまれている。
○
「オメガダイン、そんなことになっていたのかー」
琉我は優雅に朝のコーヒーを飲みながら、LBXの週刊誌、LBXマガジンに乗っている新生オメガダイン!、どうやってLBXは再び大人気ホビーとして返り咲いたのかという見出しから始まるページを読み進め、今のオメガダインの
「あのー!、琉我さん!」
「んー?、あぁ今行く」
琉我はLBXマガジンを閉じ、椅子から立ち上がると、指揮官室から出るためドアを開く、目の前には一人の少女が立っている。
「おはよう、カリナ」
ミカヅキ・カリナ、琉我が所属しているLBXプレイヤーが多く在席する大会優勝を目指して頑張っている
LBXスポーツ、言ってしまえばeスポーツみたいなもので、アルテミスなどの大会はもちろん、障害物など避ける競争、テクニックを活かしたLBXでのダンス、人がやるスポーツなどなど、オメガダインが設立したLBXでのロボットスポーツである。
琉我はその大手クランの一つ、ファーストケースの先生をやらされている。
「おはようございます、皆さん待っていますよ」
琉我らカリナに連れられ、LBXを動かせるジオラマ、Dキューブが多数設置された部屋に入る、そこでは多数のLBXプレイヤーが遊んでおり、戦闘音が響き渡っている。
「いっけー!、必殺ファンクション!」
「そこだ!、いけー」
「くっそー、負けたぁ、もう一回!」
それに混じり、楽しげな子供達の声も聴こえてくる。
「いい感じだな、それにしても……私こっちにきて何も教えられてないよね」
「ま、まぁそうですけど、
「そかなー、そうかも」
「そうです」
二人が納得しあっていると、一人の大人びた少女が近づいてくる。
「あなた達、いつまでそこで喋っているおつもりですか」
カタクラ・ソフィア、ファーストケースで一番のプレイヤーである。
「あはは、すみませんでしたソフィアちゃん」
「まったく……琉我さん、あなたはこのファーストケースのたい……リーダーとしてきたんですからそれ相応の働きをしてくれないとですね、実力に関しては不相応ですが」
「最後いる?」
「いります」
「あははこやつめ、今すぐジオラマでぶちのめしてあげよう、私が負けたら働いてやるよ」
両者えやりと笑い、ジオラマにLBXを出撃させる。で、
結果、完敗
「も、もう一回とか」
「駄目です」
「そんなぁ」
琉我が肩をがくんと落として仕事場にいこうとしたとき、自動ドアが開かれ、一人の少女が中に入ってくる。
「どうも」
少女はぺこりと頭を下げる、暗い青の髪が揺れ、笑みを浮かべてはいるが鋭く、綺麗な瞳、声音、顔立ち、少女のあらゆる要素がこの場の人間全てがいしゅくして動きを止めて少女を見ている。
「だ、誰」
「知らないよ、でも綺麗な人だなぁ」
「どうしよう、あの人見てると動けないや」
各々が口を動かしてるだけの中、一人、少女に近づいていく者がいる、ソフィアだ。
「何かごようでしょうか」
ソフィアは少女に声をかける。
「あぁ、あなたがここで一番強い人かな、どう?」
「えぇ、わたしがそうですが」
ソフィアは気圧されず、少女と対話を続ける。
「そ、じゃあやろっか」
少女は空いているジオラマに歩いてき、ソフィアと向かい合う。
「普通にスタンダードレギュレーション(通常のLBXバトルのルール)でいいかな」
「ええ、それでは……ジ・エンプレス!」
ソフィアはエンペラーのようなカラーの女王のようなLBXがジオラマに操作して手のひらから跳躍してジオラマ立たせた。
「へぇ、見たことないね、ハンドメイド?」
「わたし専用のLBXよ、つまり本気の機体ってわけね」
「ふむ、じゃあこちらもこれで、Gリュウビ」
少女はポケットから真紅のリュウビを取り出し、操作してジオラマに手のひらから跳躍して立たせた。
「リュウビ……汎用のLBX、特に突出したものはないですが本人の技量で何処までも強くなるとか、それにその機体もしかして」
「よくご存知で、その先はバトル終えたらわたしが答えてあげる、それじゃあ、スタート」
Gリュウビは槍を、エンプレスはハンマーを構え、合図と共に両者走り出す。
激しい戦闘だ、まわりで見ている者達の殆どは目で追うのがやっとだ。
数分経つと、戦況が見えてくる
「やりますね、もうわたしのほうは半分ですよ、エンプレスの軽い装甲もありますが、単純に技量があなたのほうが強いのでしょうね」
「そちらもなかなかだよ、今までのやつらに比べれば、じゃ、決めようか」
「えぇ、そうしましょう」
「「必殺ファンクション!」」
【アタックファンクション! ブレイクゲイザー!】
エンプレスが力いっぱい振り上げ、地面を叩きつけると、青い衝撃波が放たれ、Gリュウビに向かっていく。
そして、それに応戦するために、Gリュウビも構える
【アタックファンクション!
Gリュウビが槍を掲げると、地面から龍が飛び出し、そのままGリュウビは槍を突き出し龍と共に走り出す。
龍と衝撃波がぶつかり、土煙が舞う。
「――お見事」
土煙が晴れると、そこには倒れるエンプレスと槍を勝利のポーズとして掲げるGリュウビが立っていた。
「そんな、まさかソフィアさんが負けるなんて」
「あの娘何者なんだ!?」
まわりの人達がざわざわとソフィアが負けたこと、そのソフィアに勝った突然現れた少女の話をしてる最中、Gリュウビを回収し、少女はソフィアに手を差し出す。
「思ったより良いバトルだったよ、ソフィアさん」
「えぇ、こちらこそ、面白かったですよ、
「「え?、えぇぇぇぇぇ!?」」
「あ、やっぱりか」
琉我を除いた全員が、その名を聞いて驚きを声を上げたのであった。