ダンボール戦機×装甲娘 セイバークライシス    作:謎のコーラX

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(´・ω・`)そろそろ装甲娘サービス終了かぁ


8話 交流会前日

「交流会が明日行われることが決まったぞ」

 

LBXプレイヤー育成の部屋の地下に存在する装甲娘育成の施設。その1つの部屋、ミーティングルーム。

 

奥にホワイトボードが壁に設置され、長机と左右に5人分の椅子が置かれている。

 

内装は白で統一されており、まだ新しさが残る清潔さがあった。

 

そこに集まっているのは琉我をはじめ、ファーストケースのリーダー、ジ・エンペラーに、アキレス シン・エジプト、そしてジョーカー クノイチ ハンターの装甲娘6人がおり、左右に前半と後半の3人ずつで向かい合っている。

 

今はホワイトボードに日程の明日!と、デカデカと書いた琉我に皆視線を向けている。驚愕の表情で。

 

「いや急すぎませんか、私達そんなに準備なんて」

 

エンペラーの発言を琉我は手で静止する。そして無駄に笑顔で話し始めた。

 

「お前らはアベルツが襲撃したときもそんな感じなのか、違うだろ。仮にも戦士なら常在戦場であるべきだと私は思うぞ。ま、セカンドケースのほうも急な決定だからおあいこって感じだ、とりあえず去年のように皆の今の実力を見せてやれ」

 

交流会の日程は1日だけセカンドケースの施設がある北海道で行われ、LBX そしてLBCSの腕前を競い合い、装甲娘どうしの仲を深める目的がある。

 

去年の交流会はファーストケースの惨敗となっており、エンペラーはリーダーではなく、副リーダーである装甲娘にLBX共に負けを喫している。

 

そのためかエンペラーだけはやる気で満ちており、怖いくらい眉間に皺が寄った形相だ。

 

「――今回こそ、今回こそは勝ってみせますわ、私はリーダーですもの」

 

その様子に他の装甲娘達は心配な眼差しを向けていた。空気が少し悪いと思い、琉我はアキレスに話題を振った。

 

「そういえばアキレス、お前そういえばシン・エジプトと同じで交流会は初だったな」

 

「あ、あぁそうですね、去年は寝込んでしまいましたし、今回こそは元気な身体で行きたいですね」

 

「その交流会のセカンドケースの方々ってどんな人達です?」

 

シン・エジプトはエンペラーに質問した、空気は多少変わったが、エンペラーの様子はまだ変わらずだ。

 

「そうですね、まず注意すべきはリーダーと副リーダーですね。リーダーのアマミヤ・ソラさんことイプシロンは天才と言っていいでしょう、ただ少しおかしさな人ではありますが、実力はLBX 装甲娘、どちらもトップクラスですね。副リーダーのサキザキ・チズルことマグナオルタスもかなり強かったですね……手も足も出せませんでしたから」

 

「ふむ……エンペラーさん、ワタクシとしては去年の負けよりも先の勝利を目指したほうが楽だとは思うですね。今は昔よりも強く新しいんですから」

 

シン・エジプトの言葉に、エンペラーはハッとした顔をして、先程の皺は消えて、笑顔を見せる。

 

「……それも、そうですね。すみません皆さん、少し緊張していたようです」

 

エンペラーは頭を下げ、装甲娘の皆が顔を上げてくださいと焦る姿を見て、琉我は安堵すると、一人、歩いていき、ミーティングルームから出ようとドアを開いた。

 

「それじゃあ話はそれだけだから、後はゆっくりするなり、明日に備えて模擬戦とか、あ、最低限の荷物は準備しておくように。じゃ、また明日集合場所でね」

 

それだけ言って、琉我はドアの向こうに消えた。

 

 

琉我はそのまま歩いてきた場所はカインのいる部屋だった。機器が所狭しに置かれ、カインは一段落ついて椅子に座ってLBXで遊んでいた。

 

「カイン」

 

琉我の声に反応し、椅子を回転させて琉我のほうに向き直る。

 

「来たな、琉我、もう終わったところだよ」

 

カインは笑みを浮かべ、タブレットを投げ渡した。琉我はそこに映し出されたデータに軽く驚く。

 

「へぇ、まぁよく知らないが、有名人だよね」

 

ディ・エゼルディに搭載されていたカメラの映像から、ハカイオー怒愚魔の身体情報を洗い出し、そこからどの人物かを割り出した。

 

「まぁ有名だな、何せ……あの人気バンドのLBX(ラメントブラックボックス)のドラム、ホドウ・ユウカなんだからね」

 

アキレスが聞いたら卒倒するだろう情報だと、琉我は苦笑する。それにそれほど有名だと捕まえるのもかなり面倒だ。あまり事を大きくするのは避けるのが方針であるから、もしLBX(ラメントブラックボックス)のメンバーがワールドセイバーのメンバーですなどと報道したら混乱が生まれるのは確実だ、なので取るべき選択は1つ。

 

「LBCSそのものを回収するといったところか」

 

「まぁそうなるね、後はそうだね、1日だけなら尋問は可能だから……ま、考えても仕方ない。琉我、明日の交流会、警戒しておけよ」

 

「言われなくてもそうする」

 

琉我はタブレットをカインに渡し、カインの部屋から出ていったのであった。

 

 

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