現在のフワのさくせん
いのちだいじにして...たすけれそうならたすけるよ
現在のスヤのさくせん
よくわからないからねむる
現在の魔王城のさくせん
姫と王子のたすけかたしらべちゅう
てくてくてく
「ふわぁ...(今日もいい天気だな...)」
「...!」
パシッ
「ん?どうしたのかな?」
「...あなた何者」
「...(クロくんの言ってた特徴によく似てる...)ひょっとしてきみが小泉紅子さん?」
「っ!」
「(あっ警戒させちゃったかな)あの黒羽快斗くんから君のこと聞いたんだ」
「...へぇそれであなた何者かしら」
「ん〜と僕はオーロラ・フワリースだよフワって呼んでね」
「...あなたは魔女かしら?」
「(めっちゃくちゃ警戒されてる〜)ううん...僕そもそも男だし違うよしいて言うなら...魔法使いとか魔術使いがいいかな」
「!」
「...(これ言ってよかったよね?たぶん...)すこし話をしない?魔女さん」
「...えぇいいわよ魔法使いさん」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
小泉紅子宅
「へぇ!赤魔術ってそんな感じなんだ!」
「えぇそうよ...でも異世界の魔術にはそんなものもあるのね...興味深いわ」
「ほかの魔術は?使えるの?」
「いいえ」
「あー...一点集中形の方がやっぱ安定するよねぇ...僕は色々使えるけど子供の時は全然上手く魔術使えなかったんだよねぇ...」
「でも今それだけ使えれば充分じゃないかしら?」
「まぁ元の世界にいる時は国1番の魔術使いだったからね今の世界は生きにくい...魔術使っちゃうと最悪実験体にされそうなんだよね〜」
「前科がありそうね?あなた」
「いや...うん僕が8歳の時ミスって人の前で魔術使ったらね...えらいことになったよね...それからは自分でも最大限気をつけて魔術使ってるよ...」
「逃げきれたのね...」
「いや別に逃げてないよまぁただ記憶なくすかその見た人自体を消すかその時は悩んだけど」
「物騒ねぇふふふその時はどうしたの?」
「ナイショだよ〜それで服の露出度が高いのと泣けないのは大丈夫?」
「平気よ...そういえばあなたはそういう魔術面の弱点は無いのかしら?」
「あー...しいて言うなら...魔術使うとMPを減少されるんだけどそのMPが少なくなるとしばらくの間動けないかなぁ無くなると寝ちゃう」
「...だいぶ赤魔術と違うわね」
「世界が違えば魔術も色々だよ僕の世界ほぼ全員が魔術の存在知ってるよ」
「羨ましいわ...こちらでは隠れていなくちゃいけないんだもの」
「あー...確かにそれは大変だよね」
「まっ慣れたわよ...そういえば占いとかはできるのかしら?」
「あー...どうだろう未来知りたくないからやったことないんだよねしてほしいともいわれなかったし」
「未来は1つだけじゃないわよ悪い未来は回避した方がいいんじゃなくって?」
「ううんそれでもだよその結果死んじゃったとしてもそれは僕の運命通りでしょ?」
「あなた危険な考え方じゃない?」
「ふふそうかもね?まー実際は未来は知らない方が楽しそうだからだよ」
「ふーん...ねぇあなたのこと占ってもいいかしら?」
「...そういえば僕占われたことは無かったな興味あるな〜でも未来知りたくないなぁ...」
「仕事運とか恋愛運とか色々占えるわよ」
「ううん...」
「...勝手にやるわよ過去と今と未来占うわ」
「えっ!?紅子さん!?」
「...うわぁ」
「魔女にうわぁって言われるほどなの僕...?」
「...まずあなた過去がギリギリね」
「えっそうなの?」
「魔術無かったらあなた死んでたんじゃないの?」
「わぁ辛辣ぅ...」
「事実を言ったまでよ?」
「でも心当たりがいっぱいあるからなぁ...」
「今は仲間に恵まれてるわねもっと増やしなさい」
「りょーかい仲間もっと増やすよ〜」
「んで未来はね...形容しがたいほどめんどくさくなる」
「えぇ...?めんどくさくなるのはやだなぁ...なんでめんどくさくなっちゃうの...?」
「そこまでは知らないわよ軽く占っただけだから...まぁあなたの事だし魔術関連じゃないかしら?」
「どうしよう...!否定しきれない...!」
「...まったくなんだかんだで未来知ってるじゃないどう?知った感想は」
「...面白いね占い...でもこれで終わりでいいよ未来を知るのは」
「かたくなね...まぁこの未来になるとも限らないわよ?」
「そうだねとりあえずめんどくさくなっちゃうのは嫌だから...仲間増やしていくよ」
「えぇそうしなさい」
「ちなみに紅子ちゃんは仲間になってくれるの?」
「断るわよ」
「しってたー!」
「あなたの言うクロくんも仲間にならなかったんだから私もならないわよ当たり前じゃない」
「やっぱ辛辣じゃん...紅子ちゃん...」
「ふふでも話くらいなら聞いてあげてもいいわよ?」
「え本当に?嬉しいな」
「そうね...対価は魔術を教えなさい」
「あっそれはだめ異世界の魔術使いに教える魔術はないよ...この世界と僕の世界の魔術はかなり違う...僕が大丈夫でも紅子ちゃんが大丈夫じゃないかも...」
「それもそうねごめんなさい早計だったわね...」
「ううん僕も赤魔術知りたいからどっこいどっこいだよ...そうだねお菓子食べながら色々話そうよいつでもここに来て招待してくれるのなら僕からここに伺わせてもらうよ」
「あらいいわね...というかあなた王子なんじゃなくって?」
「うん?...そうだけどどうしたの?」
「話してて思ったけど...あなた王子と言う割に一般人にかなり近くないかしら?」
「23年間勉強しまくったからね...それにそもそも城抜け出してよく城下町に遊びに行ってたし」
「あら悪い王子様ね」
「ふふふたまに姉さん連れ出してたりもしてたよ〜その後父上にめっちゃ怒られたけど」
「でしょうよ...そこまでしてなぜ城下町に...」
「だって...マジで仕事と寝ること以外することなくって...姉さんがさらわれる前とかは本当に2人とも疲弊してたもん...少しくらい息抜きは必要でしょ?」
「なるほどね...ねぇもしそのお姉さんがこの世界来たらあなたはどうなると思う?」
「...姉さんは誤解されやすいからな...あでも本人のスペックもあるか...まぁ...ひとつ言えるのは...確実にめんどくさいことになりそうかなって...」
「...そうどんな人なの?」
「容姿は僕の髪をこの辺まで伸ばしたくらい...あと姫様と王子様は仕事終わるまで寝ちゃダメだから僕も姉さんも仕事だけは確実にやるよ...あとー...僕が魔術面で特化してるなら...姉さんは体力面で特化してるかな...」
「姫なのに...?」
「姫なのに...僕魔術で自分の体強化しないと姉さんに追いつけないんだもん...本気を出した姉さんに...」
「...あなたの姉さんなんなの...?」
「僕でもわかんないよ...魔王城に囚われてるのにほとんど毎日抜け出しておばけふろしきっていう魔族を5体以上倒して...でもほかの魔族の人とかとも仲良くしてるみたい」
「え姫よね?なんで魔族倒し...え?」
「あはは〜...まぁ僕もよく抜け出すよ?旧魔王城仕事がないから寝ること以外することがないんだよね〜」
「王族と初めて話したけど失敗したかしら私」
「なんでよ〜ひどいなぁ僕姉さんよりマシだと思うよ〜?」
「(その姉がヤバいんだから)そりゃそうよ...」
「え〜...まぁいいやあっそうだ今更だけど僕に魔術はあんまりかけない方がいいよ自動的にカウンターするようにしてるから」
「はあぁぁ本当に魔術教えてくれないかしら...羨ましいわ...」
「...いやぁ...あんまり力がありすぎるのもダメだよ?」
「...そんなものかしら」
「そんなもんだよ紅子ちゃん」
「そう...」
「「...」」
「さてと...ふわぁ...またお話しよう紅い魔女さま」
「あらもう行くの?王子さま」
「うんもう帰らなくちゃみんな心配してるみたい」
「そう少し残念ね?」
「またいつでも遊びにおいでよ...あっそうそう紅子ちゃんに言った内容他の人には言ってない内容がほとんどだから出来れば多言無用でお願いしたいな...」
「えぇあなたも私が魔女って言わないでよ?」
「もちろんだよ...ゆびきりする?」
「そうね」
すっ
「ゆーびきーりげーんまーんうーそついたらはりせんぼんのーますゆびきった」
「あなたじゃはりせんぼんだけですまなそうね」
「そんなに僕怖くないよ...?」
「私より確実に魔術の扱いが上な人が何か言ってるわね」
「エッ」
「だってそうでしょ...人目を気にせずMPにさえ気をつけていれば魔術練習できるんだから...」
「うーん...でも赤魔術がどこまで強いか...僕の世界の魔術が弱い可能性だってあるでしょ?」
「それでも扱いで言ったらあなたが上でしょ...ったくほらさっさと帰りなさいよ王子さま」
「ふふごめんね紅子ちゃん喋りやすいからさまた会おうね!」
シュンッ
「空間移動...ほんと恐ろしい人...今度邪神にあわせてみようかしらふふふ...」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「でどこいってたんだ?」
「せーくんこわい口調変わってるの怖いからやめよう...えーとクロくんの同級生に会って話してたんだ」
「へぇフワくんが3時間も話していたんだ!」
「まっって!あーちゃんこわい!ただの世間話だって!」
「フワが3時間も世間話...?すぐねちゃうのに?」
「それは違うよ!?僕はすぐ寝ないって!...まってヒロ顔怖いって...」
「「「何話してたの?」」」
「...ひみつ」
「そう...オレたちは信用出来ないか?」
「ううんちがうよ...ごめんね約束はやぶったらダメなんだ...だから言えないきっとそのうち話せるから...少し待っててくれないかな?(さすがに紅子ちゃんにOKが出ない限り魔女って伝えるのは...)」
「...危険なことじゃないのよね?フワくん」
「うんぜんぜんむしろ敵にならないように根回ししたって言うか...」
「...まぁそれならいいかな敵を作るのはあんまり良くないからね」
「敵になりそうなのを協力者...並にはできたと思うよ?」
「ちわーすなんの話ししてんの?」
「あっクロくん!今日紅子ちゃんに会ったよ!」
「...ん?まてなんで快斗くんの同級生が敵になるかもなんだ?」
「(やっちまった...油断しすぎだよ僕...!)...まぁ色々あってね...」
「(コイツやっぱりバカなんじゃ...?)ふーんどうだった?紅子は」
「うんふつーにいいこだね仲間にしたかったね断られたけど」
「はぁ!?アイツを仲間に誘ったのかよ...やっぱバカなんじゃ...」
「えっなんで...普通にいい子だと思ったのだけれど」
「...よしこっちで話すぞ所長さん」
「げせぬ」ずるずる〜
ぱたん...
「...フワのいい子判定がどの辺かまだ分からないんだよなぁ...」
「...そもそもが別のところからきてるからね...フワがいいって思う基準が僕らのいいの基準にあってるかわからないし...」
「でも仲間にした3人中2人は悪いこともうしてるわよね」
「自爆にオレを巻き込まないでくれないかな明美さん...!」
「僕もある意味悪いことはしてるからなぁ...というかこの悩み相談所に来る人たちも大抵誰かを殺したいとか隠したいとか...悪そうな人多めじゃない?」
「「たしかに...」」
なにかしらミスったら犯罪者集団になるかもしれないお悩み相談所
フワ (ニコニコ)
せーくん 前科(ギリギリ)あり
ヒロ あーくんによるハッキング(例:組織のコードネーム&名前)
あーちゃん 前科(言い逃れできない)あり
たぶん邪神にあっても魔王城と旧魔王城に神族がいるから王子と姫はまったく驚かない