「すやぁ...」
~完~
「はいフワ起きてね〜」
「んん...なるみんうるさいよ...昨日魔法使ったから疲れてるんだよ...もう少し眠らせて...あと5分...」
「さっきもそう言って3時間眠ったのだーれだあとオレはなるみんじゃないぞー」
「...すやぁ...」
「...起きないならこっちにも考えがあるよ?フワ...?」
バサッ!
「ぬー!?布団剥がないでよ!?...もー...まだ疲れてるのにぃ...」
「はいはいお昼ご飯食べたら色々聞くからね着替えて着替えて」
「ちぇはーい...あっそうだ小倉ってラーメン屋さん美味しいし行っちゃおうかー」
「へぇそれは楽しみだな」
移動中~
ガララッ
「へいらっしゃい!おっ!久しぶりだな!坊主そっちは連れさんかい?」
「うん!そんなとこ!閻魔大王ラーメン2つおねがいね!」
「あいよ!」
「閻魔大王ラーメン…?」
「まぁまぁ名前はすごいけど味は保証するよー?ほんと美味しいから」
「へいお待ち!」
「わーいいただきまーす!」
「いっいただきます?」
ズルルルルルルルルル
「はっ!もう食べ終わってた…」
「あるある…美味しすぎて記憶飛んでるよね…」
「へへっあいかわらずいい顔して食うじゃねぇか!兄ちゃんもいい食べっぷりだったぞ!」
「替え玉とかって…?」
「おう!少し待っててろ兄ちゃん!」
「今日は僕の奢りでいいよどんどん食べちゃって!タイショー!ギョウザおねがい!」
「あいよ!」
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「いやぁ美味しかったねぇセイジ」
「うんなかなかいいお店だったよまた行きたいな」
「うんもちろんだよ一緒に行こうねセイジ」
「ああもちろんだよフワ」
「フワお兄ちゃん!その人だぁれ?」
「やっほコナンくんまずはこんにちはしようね…この人は僕の親戚の人だよ」
「初めましてオレは風井成美だよろしくな」
「はじめまして!僕の名前は江戸川コナン!フワお兄ちゃんあとで話したいことがあるんだけど!」
「ごめんなコナンこいつにはオレからも聞きたいことがあるからなぁ...」
「うーん先約優先かなぁどうせセイジについて聞きたいんでしょ?また今度教えるから今日はランの所に帰りなよ」
「...はぁわかったよ...一つだけなんで日本人の親戚がいるの?」
「んーとね...僕もよくは知らないけどね僕のお母さんの姉さんが日本大好きでね?結婚して苗字が風井さんになった訳そんじゃまたねコナンくん」
「えっちょ...」
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「...ねぇフワオレからも質問なんだけどいまさっきのって今考えた設定?」
「いやいや〜風井成美が生まれた時からだよ」
「...ほんと君には聞きたいことが色々ありすぎるよ...んじゃ次...異世界から来たって本当?」
「ウソをつくメリットないでしょ〜...せっかくだし魔術使ってみようか?」
「えっ...じゃあ見てみたい」
「そんじゃあ...あそこのコップに水入れてみるね」
トプン...
「...あっ詠唱とかないのか〜残念...」
「詠唱する場合は...無いかなだって対策立てれるし魔術の名前バーンって言ったら」
「確かにね...どういう世界だったの?」
「人と魔族が戦いあってる世界だよ僕の姉さん魔王城に囚われてるし」
「あー...王道のRPGゲームでよくあるやつ...ってまてまて姉さんってことはフワは勇者だったのか...?」
「んげ...アなんとかくんといっしょにしないでよ〜ちゃんと勇者は勇者としているよ?めちゃくちゃ姉さんに嫌われてるけど」
「アなんとか君!?なっ名前覚えてないの?よほど印象が薄いんだね...」
「アなんとかくんはひどいんだよ?姉さんにバラの花束渡す時はいつも顔面に投げてくるし」
「アなんとか君!?」
「そしてその花束の中にハチが紛れ込んでるし」
「うっわぁ...」
「そしてそのハチを食べて感想まで述べてくるし...」
「いや!?なんで名前覚えてないの!?」
「...いや僕は名前は覚えてるんだよ...ただ...アなんとかくんは悪い意味で太陽みたいな人だから...呼んだら来そうだから...」
「悪い意味で...あーでも何となくわかるかも...しかしフワのお姉さん一体何者なの?」
「...えーと...お姫様?」
「ん?...まてじゃあひょっとしなくてもフワって...」
「うんこれでも一応王子様だよよろしくねぇセイジ」
「ええええぇ...?じゃあその髪の色も...?」
「うん美容院とかでつけてきたわけじゃないよ?」
「マジかー...異世界すごいな...」
「僕からしたらこっちの方が色々すごいと思うけどなぁ...」
「へぇ...って待て待てその魔術に絶対回復させるやつとかあるでしょ?」
「あるけどさぁこの世界で使ったらコナンくんとかめんどくさい人にバレたらめんどいじゃん?」
「た...たしかに...」
「僕が異世界から来たって知ってるのは今のところセイジだけだからね?」
「なんでオレにだけ...」
「んー...僕のお手伝いして欲しいからかな?僕さぁ早く元の世界に戻りたいんだよね...」
「!...まぁそりゃそっかー...じゃあもし帰ったとしてオレはどうなるの?風井成美としてずっとここに居ないといけない?」
「もしセイジが良ければ僕の世界来る?」
「ん???」
「帰れたら空間移動系の魔術で多分僕の世界に連れて行けると思うよ?まぁセイジがもうこんな世界やだーって感じだったらいいんだけどさ...まぁすぐには答え出ないだろうし考えてみなよ歓迎するよ〜?」
「...ぶっちゃけ言うとさこの世界にはもうやりたいことはオレはないんだよ?」
「浅井成美と麻生成美は死んじゃったからねぇ...でもさ風井成美でもし、やりたいことこの世界で何かしたいなら残った方がいいと思うよ?異世界転生とかってさー色々アニメとか小説とかマンガでもやってるけどさぁ...前世の記憶を持ったままなんて可哀想だよねぇ...」
「可哀想...?」
「だって今までの常識全部通じなくなるんだよ?セイジの場合もし僕の世界に来たらMPあるのかな?魔術の使えない人結構少ないよ?僕は少なくともあっちでは会ったことないし」
「...なるほどねぇ...」
「ふわぁ...長く喋ってたら疲れちゃった...あと他に聞きたいこととかある?」
「フワはこの世界に居たくないのか?」
「まぁねぇ...家族が...姉さんがいないから早く帰りたいかな...それに...」
「それに?」
「師匠達がきっと心配してるだろうなぁって」
「...そっ...か...」
「ふわぁ...もういい?」
「あぁまた聞きたいことがあったら聞くからね」
「はーい...おやすみぃ...すやぁ...」
「...異世界からの訪問者フワ王子...か」
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「...ぬ?(眠ってたのか...ここどこだろう?また違う場所に連れてこられたのか...私の事ももう少し考えてくれないかな...?)」
「あら眠り姫お目覚めかしら?」
「きみは...?(セクシーみたいな人...人は久々に見たなということはここは人間界...?)」
「あら残念私のこと知らないのね残念だわ...私はクリス・ヴィンヤード」
「...?ふーん」
「ねぇ貴方はどこから来たのかしら?」
「きみが連れてきたんじゃないの?」
「私がここに来た時から貴方はそこで寝てたわよ」
「ぬーん...?」
「ねぇあなた名前は?」
「ぬ?...栖夜」
「そう...ねぇあなた私たちの仲間にならない?」
「...?」
「ふふふ...」
オーロラ・栖夜・リース・カイミーン米花町行き決定...
「そうねぇ...あなたのコードネームどうしようかしら?」
「?こーどねーむ...?」
「ならこの運命の出会いを祝して...貴方はオーロラね」
「オーロラ・栖夜・リース・カイミーンだよ?」
「あら!ちょうどいいじゃない?」
「ぬー(...安眠できるなら別にいいか)わかったセクシー2号のコードネームは?」
「私はベルモットよよろしくねオーロラ」
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「魔王様!大変です!姫がどこにも見当たりません!」
「何っ!?王子だけでなく姫もか!?総員姫と王子を探し出せー!」
《はっはいぃぃ!!!》
「くっ...人質にもし何かあったら...我輩も王国の方へ行ってみるあくましゅうどうし後のことは任せるぞ」
「はい魔王様!(王子といい姫といい...一体どこに消えてしまったんだ...?もし姫に何かあったら...)」
「あくましゅうどうし様ー!人質捜索について聞きたいことが!」
「(...ひとまずはこの仕事を何とかしないとね)ああ!今行くよ!...姫、王子すぐ見つけてあげるからもう少し待っていて...」