米花町でおやすみ   作:こめさん

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「人質はまだ見つからないのか!」


「もっ申し訳ございません!」


「まぁまぁあのよく寝る弟子たちは帰ってくるだろう」


「睡魔...しかし...今どこで何をしているかと思うと...」


「あー...まぁなんとかなるだろうあの弟子たちは強いからなぁ...ふわぁ俺は寝る...すやぁ」




魔術師は奇術師と遊びたい

「オレにもあだ名ないのか?」

 

 

「急だねセイジ...大丈夫?僕今考えただけでもせーくんとかしか思いつかない人だよ?」

 

 

「...で...いい」

 

 

 

 

「ん?」

 

 

「それでいいよ...」

 

 

「...なんかゴメンね...僕あんまりそういうののセンスないから...姉さんとかはすごいよ?とげちゃんとかツノ男とか、らぞくとか」

 

 

「らぞくってなんだよ...」

 

 

「んーとねこの前のコクーンでポセイドンくんって子がいたんだけどね?その子が、らぞくって言われてるの僕は名前からしか連想出来ないから少し羨ましいよ...」

 

 

「いやうんフワせーくんでいいから」

 

 

「そう?ならよかった」

 

 

「なら私も便乗して...あだ名つけてくれる?フワくん」

 

 

「あーちゃんしか思いつかないけど大丈夫!?あーくんと似ちゃうよ!?」

 

 

「ふふふいいわよこれからもよろしくね?」

 

 

「うん!」

 

 

「ちょっと明美さーん?ズルくないかな?」

 

 

「ふふ!ごめんなさい成美くん?」

 

 

「うわ...悪い人だ...」

 

 

「なっ仲良くやろうね〜?2人ともお金奪ったり人を殺そうとしたんだから2人とも悪い人だよ〜」

 

 

「「うっ!?」」

 

 

「こんにちは〜なんか楽しそうだね!僕も混ぜて混ぜて!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「怪盗キッドから宝石を守って欲しい?」

 

 

「そうそう!次郎吉おじ様にフワのこと言ったらそんなことになっちゃって...」

 

 

「ソノコ...まぁいいよいまはお悩みの依頼ないし報酬は...あっこのケーキバイキング一緒に行こ?ランとコナンも誘ってね」

 

 

「うぅありがとう〜フワ!」

 

 

「はいはいそれで?そのキッドさんはいつ来るの?」

 

 

「今夜?」

 

 

「...ソノコ僕の所員たちもケーキバイキング追加で」

 

 

「ごっごめんなさい〜!」

 

 

「あっ!園子いた!フワくんごめんなさい園子から聞いた?」

 

 

「うん今聞いたよ怪盗キッドから宝石を守ればいいんでしょ?僕らに任せてよ少し準備するから...あー宝石の場所聞いてなかったや教えてくれる?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「月下の奇術師VS異世界の魔術師か面白そうだなぁ?」

 

 

「せーくんひどいな...他人事だと思って...」

 

 

「なんだなんだ!子供がこんなところはいってんじゃねぇ!」

 

 

ヒョイッ

 

 

「うわわ!ジロキチのおじさんからOK貰ってるって!」

 

 

「はぁ!?お前みたいな子供に...いやあの坊主もいたな...」

 

 

スタッ

 

 

「(コナンくん相変わらずだね...)あと...僕はこの通り(この世界では)成人してるよオーロラ・フワリース22歳だよよろしくね」

 

 

「えっ!?そうなのか...オレと4歳差...」

 

 

「せーくんー???」

 

 

「ごめんなさい...私も成人してないと思ったわ...」

 

 

「どうして...」

 

 

「おぉ!フワか!」

 

 

「おいじいさん!こいつが本当にキッドじゃない証拠はあるのか!」

 

 

「あぁフワ」

 

 

「なっなーに?ジロキチのおじさん」

 

 

「...悪いな」

 

 

ぐにぃぃぃ

 

 

「いてててて!」

 

 

「ほれキッドじゃないだろう?」

 

 

パッ

 

 

「うぅ...ひどいよジロキチのおじさん...しくしく...」

 

 

「...キッドがこの身長に変装できるのか...?」

 

 

「さぁ...?できるんじゃない...?僕はマジックそこまで知らないからなぁ...なんとも言えないけど」

 

 

「なんでこんなやつを宝石の守りに使うんだよじいさん」

 

 

「うんそれは僕も聞きたかった...ソノコから聞いたけど...なんで僕?」

 

 

「なんでって...あのキッドキラーの小僧が推薦したからな!」

 

 

「あっ」

 

 

「コナンくーん???ちょーっと後でお話しよっかー!」

 

 

「ゴメンって!フワお兄ちゃん!」

 

 

「はぁ...ひとまず今はキッドに集中するけどさぁ...これが今回キッドが狙ってるっていうビックジュエル?」

 

 

「うんそうなんだビックジュエル...ロイヤル・ヴァイオレット」

 

 

「えーとヴァイオレットはたしか青みの強い紫だったね...ロイヤルはどっから来たんだろ?」

 

 

「ここに書いてあんぞえーと...古代ローマ時代まで遡ると...その当時、紫の染料を抽出するの難しくて...一部の特権階級のみが紫色の服を身につけていたらしい...そっから紫は高貴な家柄を表すようになっただからそれにちなんでロイヤル・ヴァイオレットって名前がつけられた...」

 

 

「へぇ...まぁたしかにビックジュエルだからちょうどいいかもね」

 

 

「どうやって守るか考えたのか?」

 

 

「ひとまずあっちがどう動くのか...少し見てみたい」

 

 

「そろそろ犯行予告の時間だ!お前ら気を引き締めろ!」

 

 

『はい!』

 

 

「5 4 3 2 1...」

 

 

 

 

パチン!

 

 

「(人間は暗いのはなれるのに時間かかるから予想通り...この匂い...睡眠ガス...?あれ宝石の近くに誰かいるな?あれがキッドかな?うーん...)」

 

 

 

 

グイッ

 

 

「っ!?」

 

 

「ねぇもっとマジック見せてよ...キッド」

 

 

グググッ

 

 

「ここで突き出してやろうか?」

 

 

「...(ニィッ)」

 

 

ヒョイッ

 

 

「あれ?(しまった僕軽いから普通に)」

 

 

「かっっる...」

 

 

「(あ本性出したうーん...)あーくん」

 

 

 

 

 

 

パチン!

 

 

 

 

『ぐぅ...』

 

 

 

「みんな寝てるねぇ...」

 

 

「なぜあなたには効かなかったんですかね?」

 

 

「さぁ?なんでだろうね?まぁみんな寝てるならちょうどいいやねぇキッド」

 

 

スッ

 

 

「僕と少し遊ぼうよ...キッド」

 

 

「そうしてあげたいですが私はこれにて...」

 

 

「そっか〜なら」

 

 

...アレでいいかな

 

 

「少し止まってもらうね」

 

 

ピタッ

 

 

「っ!?(なんだ!?動けねぇっ!?)」

 

 

「よーいしょっ...ロイヤル・ヴァイオレットはビックジュエル...どうしてビックジュエルを狙うのかな?...まぁいいや少し上に行こうキッド」

 

 

ふわふわ〜

 

 

「っ...(動けねぇし喋れねぇし...まるで...魔法...まさか紅子以外に魔女がいるってことか?でもコイツは男だし...)」

 

 

「...うーん君ならいいかな?」

 

 

スタスタスタ〜

 

 

「僕ね魔法が使えるんだよ嘘じゃないよ?ホントだよ?」

 

 

クルクルクル〜

 

 

「ふわぁ...だからタネも仕掛けも何も無いよ〜...ふふどうして自分に言うんだって顔してるね別に殺したり警察に突き出したりしないから安心してよ」

 

 

「安心できるかって喋れる...!?」

 

 

「オープンザセサミー」

 

 

ガチャ

 

 

パタン...

 

 

「少し話そうかキッド...僕はね今協力者が欲しいんだよね一応警察関係者はもういるけど...暗躍できそうな人が欲しいんだよね〜」

 

 

「断ると言ったら?」

 

 

「それならそれで別にいいよ僕も今すぐ欲しいわけじゃないし...強いて言うならコナンくんが危ない時には助けてくれると嬉しいなってそれだけ約束して欲しいかな?」

 

 

「...何が目的でしょうか?」

 

 

「最終的な目的は...元の世界に帰りたいかなこの世界も楽しいけどね...きっと心配されてるから帰りたいのさ...僕のお手伝いしてくれるなら君のお手伝いもしてあげるよ?...これはパンドラじゃないみたいだね」

 

 

「!なんでそれを...」

 

 

「優秀な子がいるんだよ...ノアズアーク君も聞いたことはあるんじゃない?」

 

 

「!...なるほど確かに魅力的なお誘いですが...別にいらねぇよ」

 

 

「...うんうん!それでこそキッドだよね!これでOK出してたらコナンくんに差し出してたよ!」

 

 

「こっっわ!?」

 

 

「これは僕があの警察の人に返しておくね...あ自分でも見る?」

 

 

ふよふよ〜

 

 

ぱしっ

 

 

「浮かすな...」

 

 

「ふふふあと出来ればマジック少し教えて欲しいな僕は魔術は使えてもマジックは知らないからね...ど?パンドラじゃないでしょ?」

 

 

「そのあたりはもう信じましたよ...」

 

 

すたすたすた

 

 

「あなたのお名前は?」

 

 

「!おっと失礼したね...僕はオーロラ・フワリース...よろしくね奇術師くん」

 

 

「...」

 

 

カンカンカンカンッ!

 

 

「おっと僕の弟分が来たみたいだね今日は喋れて楽しかったよまた話そうねキッドくん?」

 

 

「...えぇまたあいましょう」

 

 

スッ

 

 

バタン!

 

 

「キッド!!!」

 

 

「ばいばーい」

 

 

「フワ!何とかしろ!」

 

 

「うーん無理...あれいつの間に宝石つけられてたんだろ気が付かなかったやマジックって面白いねぇ」

 

 

「お前はなぁっ...!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「...オーロラ・フワリース...異世界の魔術師...か」

 

 

「坊ちゃん?」

 

 

「じいちゃんおもしれーやつ見つけた!」

 

 

 

 

 

 

 

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「ふわぁ...ひまだねぇ」

 

 

「昨日のキッド寝てて見れなかったの残念だったな...」

 

 

「いつの間にか眠っててびっくりしちゃった...」

 

 

「昨日そんな感じだったんだね僕も行きたかったなぁ」

 

 

「たぶんヒロも寝てるだけだと思うよ...?」

 

 

「そういえば...なんでフワは眠らなかったんだ?」

 

 

「え?何言ってるの?王子様は仕事が終わるまで眠っちゃダメなんだよ?」

 

 

「実家の闇をだすなだすな」

 

 

「事実を言ったまでだよ...ふわぁ...」

 

 

ピンポーン

 

 

「ん?依頼人かな?せーくん出てきてくれる?ああとお茶用意してくれる?あーちゃん」

 

 

「「了解!」」

 

 

 

 

 

がちゃ

 

 

「こんにちは〜ここって悩みを相談できるんですよね!」

 

 

「うん...名前聞いてもいいかな?」

 

 

「黒羽快斗だ!」

 

 

「...うーん...まぁいいかぁごめんねせーくんあーちゃんカイトと二人で話したいいいかな?」

 

 

「?珍しいないいけど」

 

 

「ならお茶ここに置いとくね」

 

 

「ありがとうせーくんあーちゃん」

 

 

 

 

ぱたん

 

 

 

 

 

 

「...んで何しに来たの?キッドくん」

 

 

「...スゲーな俺まだ名探偵にもバレたことないんだけど」

 

 

「まぁわかるよ普通に...」

 

 

「ではあの少年が少年では無いことも...?」

 

 

「...へぇ驚いたよくわかったねコナンくんがコナンくんではないって」

 

 

「わかりやすいからなアイツ」

 

 

「はは言えてるねもっと隠した方がいいよねぇ...それで?今日は何しに来たのかな?悩みがあっても自分でなんとかする人でしょ?」

 

 

「まーな...昨日マジック見たいって言ってただろ?あの所員の人たちもいっしょに見せてやるよ」

 

 

「え本当に!嬉しいなありがとう!なら少し待っててね!」

 

 

「(パチクリ)...ふは!なら準備するから呼んでこいよ」

 

 

 

 

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

 

 

 

「学校でマジックすることになって...心配なので見てもらえます?」

 

 

「ってことだからせーくんあーちゃんも一緒に見よ見よhey!あーくんヒロ呼んできてもらえる?」

 

 

[もう呼んであるよ!]

 

 

がちゃ

 

 

「はぁはぁ...おまたせ!」

 

 

「おっととお茶飲んで落ち着いて座って座って急いできてくれてありがとうねヒロ」

 

 

 

 

 

 

 

「よしこっちも準備OKです!では...始めます」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「マジックってすごいね!面白かったよ!」

 

 

「すごいな...クラスのやつビビると思うぞ〜?」

 

 

「自信もってマジックしていいと思うわ素晴らしいマジックだったわ!」

 

 

「すごいですね...!僕マジックは初めて見たので感動しました!」

 

 

「えっそうなのか?...あっそだなら報酬はマジック見せに来るでどうです?」

 

 

「え!いいの?カイト」

 

 

「もちろん!」

 

 

「ありがとうございます!楽しみに待ってますね!快斗さん!」

 

 

「次はトリック見破ってやりたいなぁ...」

 

 

「ふふならいつでも来てくださいね楽しみに待ってます!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

黒羽 快斗 が よく来るようになった!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ならオレにもあだ名つけてくれよフワ」

 

 

「え...えーとえーと...カイくんだとダブるしかーくんはちょっとなぁ...最近あーちゃんせーくんでずっとそんな感じだしえーと...」

 

 

「めっちゃ悩んでるな...」

 

 

「クロくん...かなぁ?」

 

 

「そのまんまじゃねぇかよ...まっいいや!よろしく!フワ」

 

 

「うんよろしくねクロくん!」

 

 




お悩み相談所 所員一覧

オーロラ・フワリース (フワ)

我らが所長自分の世界に戻るために色々模索中現在は仲間を集め中...暇な時にピアノを弾いてるたまに成美と連弾してる


風井 成美 (せーくん)

ヒーラー要員でスカウトされた今のところヒーラーとしての仕事はあんまり多くない米花町の事件の多さに少しビビってる


樫村 ヒロキ (ヒロ)

ノアズアークと共にフワの手伝いをしてる現在は家族と一緒にいられるためハッピー早く大人になってもっと恩を返したい


ノアズアーク (あーくん)

基本的に電子の海を漂っているヒロを助けてくれた事に感謝してるフワのためなら何でも調べるね!


風柳 明美 (あーちゃん)

現在は何の監視もなく自由に生きていけるためかなり楽しんでる模様大学も行きながら相談所を手伝ってる






追記

感想ありがとうございます!修正しましたガバガバで申し訳ありません...(´・ω・`)

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