……。
「眠い…」
俺は、また行くのか。
つまらない学校へ。
自宅警備員になりたい。
「空閑ー!飯だぞー!父さんもう会社行くからな、遅刻するんじゃないぞぉ!!」
俺は、眠い目を擦りながら適当に返事を送った。
「あーい…」
親父が会社に行った後俺は洗面台で顔を洗って歯を磨いた、って逆になっちまったよ、まぁいいやめんどいし。
誰も居ない空間で時折箸が食器に当たる音だけが聞こえる。
俺は、飯を食べながら色々考えたあげくある結果に辿り着いた。
「…よし、休もう」
別に休むくらい、いいだろ。
俺は、食器を洗った後すぐ二階に行って寝た。
実につまらない日常だ。だが、俺はそれでいいと思ってるだって、こうしていれば自由を、平和を、味わえれるから…俺はそんな糞みたいな思想を頭の中で言い訳した後、今度こそ寝た。
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―――――
―――
ピンポン、ピンポン、ピンポン。
「おい!空閑!!いつまで休むつもりだ!宿題だ!!持ってけ!!」
あぁ、寝てる内にもう夕方か…だやいなぁ…
「あ~わりぃ、勝手に上がってきてくれ…」
白井はチっ、とわざと俺にも聞こえるように舌打ちした。
「お前、最近休みすぎだぞ!自宅警備員でも目指すつもりかぁ!?」
馬鹿が、勝手に人のTVを弄ってAVに視線を向けながら怒鳴る。
…お前、AV嬢に怒ってんの?
「…バカヤロウ、これはあれだ…魔法使いを維持する為に修業してんだよ」
白井は苦笑と溜め息をした後、表情を真剣なものに変えた。
「…俺、盗撮部作ったんだけどお前、入るか?当然俺が部長なんだが」
俺は、手元にあったP.S.で脱衣麻雀をしながら入るか入らないか考えた。
「嘘だよ、嘘、何を本気にしてんだよwそれより明日は必ず来いよな待ってるぜ」
「てか、お前さっき怒ってた癖に機嫌いいな。」
「久し振りに会えたからなもう一年たつだろ?」
「そうだな…」
トラウマを思い出して少し、心が痛む。
「白井、怖いんだ…俺はあそこに戻るのは お前だってもう嫌だろ?あそこは」
俺と白井は極度の人見知り。幼稚園の頃からの俺と白井はもう覚えてないが色々あって親友という形になれた、それ以外の奴らとは駄目だ…緊張して話せない、俺は、白井としか話せずまた、白井も俺としか話せず俺は、孤独というプレッシャーに負けて…白井を見捨てて勝手に自分だけ平和を、自由を噛み締めていた。
「いや、忘れてくれ…今のは…ちょっと変わってたわ…俺…明日から来るから、待ってろ」
俺は、お前がどんな気持ちで学校に行っているのかは分からない、でも多分俺と似たような感情を抱いているのは確かなのだ。
白井は俺の意図を察し、少し渇いた声で俺に―
「あぁ、待ってるよ」
無理した笑顔を作って玄関を出ていった。