CoCリプレイ-死者達の孤島   作:重言 白

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1-共通導入

GM:まずはPL1から処理していきます。9月3日の朝、後遺症がようやく完治したあなたはいつものように、新聞を取りにいきます。

 どこかの議員の汚職が見つかっただの、アイドルに恋人が居たことが発覚したなどのどうでも良い記事の中で、1件だけ気になる記事をあなたは見つけます。

 それは、近くの浜に大量の死体が打ち上げられたという記事。

 それだけなら特に気にならなかったかもしれませんが、その死体はほとんどが犬やサル、リス、ムササビなどの陸上の動物だと、マタギであるあなたならわかることでしょう。

 PL1は自然、科学(動物学)、陸上のサバイバルのどれかでダイスを振って下さい。

 

PL1:サバイバル(山)で振りました。99でファンブルです。

 

GM:……あなたは、ムササビが海上を飛ぶようになったのかと思いました。

 

PL1:「最近のムササビは海の上を飛ぶのか。あのリスもドングリじゃなくて、貝でも食うのか?」と、興味を示します。

 

GM:その不思議な生態系に興味を惹かれたあなたは、記事に書かれている浜の事件について調べる事にしました。

 


 

GM:次にPL2の処理を行います。PL2も同じ日の朝刊でこの記事を見ます。

 PL2も先程と同じダイスを振って下さい。

 

PL2:サバイバル(森)で54の失敗でした。

 

GM:では、その浜に異常な事が起きているということだけがわかりました。

 

PL2:「もしかしたら、なんらかの犯罪が行われているのかもしれん! 自分、少し調べてきます!」と言って、職場から飛び出します。同僚はいつもの発作だと思い、止めないでしょう。

 

GM:では同じように、PL2も浜について調べ始めます。

 


 

GM:最後に、PL3の処理を行います。PL3は9月3日の午前11時頃、とある女性と会っていました。

 彼女は不知火 蓮華。探偵であるあなたの元を訪ねてきた依頼人です。

 依頼内容は彼女の近所の浜に打ち上げられた死体の山の原因の調査、及びどうにかすることです。

 

PL3:対象に目星と心理学を振って良いですか?

 

GM:まあ、どうぞ。心理学はコッチで振ってシークレットとします。

 心理学は……あなたを騙そうとする意図は感じませんでしたが、何かを隠しているようでした。

 

PL3:目星84で失敗です。

 

GM:では、彼女は清潔感のある格好をしていることがわかります。安定した幸せな生活をしているようだと分かりました。

 

PL3:「なるほど、分かりました。その記事は今朝、私も拝見しまして、気にはなっていました。しかし、それはおそらく学者や警察に頼るべき仕事では?」と、隠し事があるなら受けないように持っていこうとします。

 

GM:「警察には相談したのですが、近隣の悪童のやりすぎたいたずらだとして取り合ってもらえなかったんです。死体は連日打ち上げられているのにです。そんなとき、ここのチラシを見つけまして。藁にもすがる思いで来たんです。謝礼金は100万円までなら出せます!」

 彼女はそう言いながら、お金が入っているであろう茶封筒を取り出します。

 ゴキブリ案件で部屋を焦がしてしまい、大家の信用を失いかけているあなたにとっては、修理費と慰謝料として渡すのにちょうどいい金額です。

 

PL3:「……わかりました。前金で半分、成功報酬で残り半分と諸経費。それで良いですか?」そう言って、契約書を差し出します。

 

GM:不知火はうなづいてから契約書を確認し、必要な内容を書き終えました。

 その依頼を達成するため、あなたは件の浜に向かう事になります。

 

PL3:依頼は受けたので、何を隠しているのか聞き出そうとします。言いくるめですか?

 

GM:言いくるめで大丈夫です。ですが、不知火の心理学との対抗ロールになります。

 

PL3:言いくるめ54で失敗です。

 

GM:では、不知火の心理学をロール……は? えー、RPをお願いできますか?

 

PL3:「依頼はお受けします。ですが、不知火さん。あなたは何か嘘をついて……いえ、何かを隠していますね?」と揺さぶりをかけます。

 

GM:そうすると不知火はあの恐ろしい出来事を一人で抱え続ける事が限界だったのか、ポツポツと隠し事を語りはじめます。

 

「実は、元々あの浜はゴミや誰かのボトルレターなど、物がよく流れ着く浜なんです。だから不法投棄なんかもたまにあるくらいで……」

 

「ああやって死体がたくさん流れ着くようになる少し前、私は後ろ足がなくなった犬の死体が波打ち際に落ちているのを見ました。見ていて気分が良いものではないので、あまり見ずに帰ろうとしました。でも、少し気になって振り返ったんです」

 

「すると、その犬の死体が無かったんです」

 

「見間違いだったかな? そう思ってその日は家に帰りました」

 

「翌日、新聞を取るために家を出ると、家の前の道路に何かを引き摺ったような跡が残っていたんです」

 

「気持ちが悪くて、夫と一緒にその後を辿っていくと、あの犬の死体がカラスに啄まれていました。しかしそれは浜ではなく、家の近くの道路ででした」

 

「夫は酷いいたずらだと思ったようですが、私にはあの犬が浜から私を追いかけてきたんじゃないかって……だから、あの死体がたくさんある状態は嫌なんです」

 

「また、動き出すんじゃないかって考えてしまうので」

 

 不知火はそこまでで話を終えました。

 突然の恐怖体験談に、あなたは背筋に悪寒が走ります。

 正気度喪失0/1をお願いします。

 

PL3:正気度判定17で成功、喪失なしです。ついでに今の話が真実か心理学振って良いですか?

 

GM:振るまでもなく、あなたはソレが彼女の隠そうとしていた事だと理解できます。

 

PL3:「なるほど、辛いことを話していただきありがとうございます」と慰めてから、調査に向かいます。

 

GM:では、PL3も事件の調査を始めるということで。

 コレで、共通導入を終わります。

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