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雄助
「それでは皆さん、佳織さんの装備を手に入れる為に魔物と一通り戦いますよ。」
ユグル
「ワン!」
シンラ
「ブゴ。」
ユティ
「了解。」
ユティを家族に迎え入れてから数日後、佳織をアルセリア王国に連れて行く為に【大魔境】で佳織の装備を取りに出かけた。
雄助
「ユティさん、【邪】の力を抜き取りましたが体の支障はありませんか?」
ユティ
「問題ない。ユウスケのお陰で前より動きやすくなった。」
雄助
「そうですか、それでは行きましょう。」
雄助
❨ユティさん、学校はどうですか?❩
ユティ
❨勉強。大変だった。
ユウスケとカオリに事前に教えてもらったけど、難しかった。
でも、クラスの子と仲良くなれた。感謝している。❩
雄助
❨そうですか、クラスの子と仲良くなれたのなら何よりです……皆さん、遠くに魔物の気配があるので注意して下さい。❩
ユティに学校の話を念話で会話する雄助は、魔物がいる事を伝えるとユティ達は警戒する。
雄助は魔物の姿を確認したが奇妙な見た目をしていた。
毛の色は黄色で、タキシードと胸元に赤い蝶ネクタイ身に着けシルクハットを被った兎だった。
雄助
(不思議の国のアリスに出てきそうな見た目をしていますね。)
雄助はそう思い兎の魔物のステータスを確認する。
【ファンタジー・ラビット】
レベル:77
魔力:777 攻撃力:777 防御力:777
俊敏力:777 知力:777 運:777
スキル
【最大化】【最小化】【危機感】【緊急回避】
雄助
❨ユティさん、【ファンタジー・ラビット】とはどういう魔物ですか?❩
雄助は【ファンタジー・ラビット】はどういった魔物なのかユティに聞く。
ユティ
❨【大魔境】の中なら、最弱といってもいい。
他の場所でも、とても弱い部類。
ただ………見つける事が困難で、別名【幸運兎】と呼ばれている。❩
雄助
❨ステータスの数値通り縁起が良さそうですね。
それにしても珍しいスキルを沢山持っていますね。❩
ユティ
❨【最大化】と【最小化】は、的に見つかった際に大きくなって逃げるか、小さくなって隠れながら逃げるかのどちらかを選択する。
でもそれより厄介なのが、【危機感】と【緊急回避】のスキル。
【危機感】は極めて薄い殺意、敵意、害意出会っても察知するスキル。
【緊急回避】は殺意等を察知した瞬間、安全圏まで転移させるスキル。❩
雄助
❨つまり、殺意や敵意といった感情を出さずに死角から対応できない速度で確実に倒すしかないということですね……なら簡単ですね。❩
雄助は手からナイフを出現させ【ファンタジー・ラビット】の頭に目掛けて投擲する。
ナイフは見事頭に命中し、アイテムだけを落として消えた。
雄助は早速アイテムを回収し効果を調べ始める。
【幸運兎の黄毛】
ファンタジー・ラビットの毛皮。
非常に肌触りが良く、この毛皮で作られた
但し、ファンダジー・ラビットの存在自体が希少である為、世の中に出回るのは非常に稀。
【大小変化の
ファンタジー・ラビットのレアドロップアイテム。
この薬を飲むと、自分の大きさを自由自在に変化させる事ができるようになる。
効果は永続。
【危機回避の指輪】
ファンタジー・ラビットのレアドロップアイテム。
この指輪を装備している者は、1日に1回だけ、装備者の危険を察知した瞬間、装備者を安全圏まで転移させることができる。
安全圏は、事前に設定しておく必要がある。
【ラッキーローブ】
ファンタジー・ラビットのレアドロップアイテム。
装備者の運に補正がかかる。
雄助
「これは中々いい装備ですね。」
ユティ
「肯定。そして予想外。
直接強くなるわけじゃないけど、それでも安全が確保されるというのは本当に凄い。
それと……この薬。」
ユティは【大小変化の丸薬】に目を向ける。
ユティ
「この薬が【最大化】と【最小化】のスキルの元なのは分かる。
けれど使う場面がない。」
雄助
「ユティさんにはこの薬と相性はよくありませんね。
身を隠して矢を射つ人が大きくなってしまえば相手が気づいて逃げるか攻撃してきますし、逆に小さくなればそうなる事はありませんが、その影響で矢の威力は減るかもしれませんね。」
ユティ
「ユウスケはどう?」
雄助
「スキルにこれと同じような事が出来るので必要ありません。
ユグル君やシンラ君も同様です。」
ユティ
「………やっぱりユウスケ達可笑しい。」
雄助
「自覚はしています。
それにこれは何かに使えるかもしれませんし、取っておきましょう。」
アイテム確認を終え、その後は探索を続けユティの戦闘を確認し戦闘姿を指示し、時間を過ごした。
***
佳織
「す、凄い効果ですね……
ですが有難う御座います雄助さん。」
雄助は約束通り異世界の街に連れていく為に、佳織に【危機回避の指輪】と【ラッキーローブ】を渡した。
雄助に渡されたアイテムの説明を聞いた佳織はアイテム効果の破格の性能に驚いた。
雄助
「これで説明は終わりましたが、最後に僕達の世界と異世界は文化が全く違います。
佳織さんの服装は目立ってしまうのでそのローブである程度隠せるので常に羽織って下さい。」
佳織
「分かりました。
………今更こんな事を言うのも可笑しいのですが、本当に良かったのでしょうか?」
佳織は雄助にお礼を行った途端に表情を曇らせる。
佳織
「私の我儘で雄助さんに無理をしてしまったので。
それにこの頂いたアイテムもどう考えても貴重だと思うものばかりですし……」
雄助
「無理なんかしていませんよ、佳織さんには散々お世話になったのでこれ位は当然ですよ。」
ユティ
「肯定。私、カオリのお陰で、色々知れた。
だから、今度のガッコウ、って場所も楽しみ。
ありがとう。」
ユティも佳織のお陰で色んな知識を教えられた事にお礼を言う。
佳織
「………分かりました、それでは有難く使わせて頂きますね。」
雄助
「それでは王都に向かう為、転移魔法で行きますよ。」
雄助は直ぐ様、転移魔法を発動して賢者の家から王都より少し離れた場所に転移した。
一瞬で別の場所に転移された事に佳織どころかユティさえ目を大きく見開いて驚く。
ユティ
「驚愕。本当に転移できた。
【魔聖】でさえ、不可能な魔法を使った。
転移は魔法ではなく、スキルで似たような効果を発動することができるのに、ユウスケはそれを当然とばかりにできた。」
雄助
「レクシアさんの言う通り、やはり転移魔法はそれ程難しいのですね。」
雄助は前にレクシアとルナを賢者の家まで転移した時に言われた事を思い返して、王都に向かった。
佳織
「……ここが異世界の街なんですね!!」
王都に入ると、佳織は周囲を忙しなく見渡しながら目を輝かせる。
ユティ
「カオリ、そんなに見回すと目を回す。気をつける。」
佳織
「はっ!す、すみませんつい興奮してしまいました///」
ユティ
「カオリ、子供みたい。」
雄助
「ユティさんも大概ですよ。
車や電柱見た時の反応はまるで野生の動物に育てられた人間の反応でしたよ。」
ユティ
「………………知らない。」
ユティは佳織の反応が目立っている事を指摘し子供のようだといったが、雄助は現実世界を見たユティのこうどうに指摘していた。
特に雄助達が見た中で印象深かったのが、
ユティ
「要求。私の武器を返す。」
雄助
「拒否させていただきます。」
通りかかった車を破壊しようとし、
ユティ
「……………」
雄助
「ユティさん、電柱から降りてきて下さい。」
電柱に登り魔物がいないか確認し、
ユティ
「人間ジロジロ見てくる。不快。撃ってもいい?」
雄助
「駄目です。」
自分を見てくる周囲の人間を射ろうとしたり、
ユティ
「ユウスケ。これ、どう?」
雄助
「試着室に戻って下さい。
それと下着に関しては僕ではなく佳織さんに確認して下さい。」
試着した下着を雄助に見せる。
その後も常識外れな行動に雄助達は足止めして様々な知識を教えていった。
佳織
「大変でしたねあれは……
レクシアさん達を連れて行く場合もああなるのでしょうか?」
雄助
「いいえ、ユティさんが特殊なだけですからレクシアさん達は最低限のマナーはありますよ。
それにしても王都の皆さん慌ただしいですね。」
佳織と雄助はユティの行動を思い返している時、雄助は王都の人達が慌てている事を指摘する。
雄助
「何が起きているのか聞いていきますので待ってて下さ……いえ、向こうから来てくれたようなので必要ありませんね。」
雄助は王都の人達にこの状況を聞き出そうとすると、1人の人物がこちらに駆け寄ってきた。
オーウェン
「ユウスケ殿!!!」
駆け寄ってきたのはレクシアの護衛オーウェン。
だがその表情は王都の人達と同様慌ただしかった。
雄助
「オーウェンさん。」
オーウェン
「ユウスケ殿、どうしてここにいらっしゃるのですか!?」
雄助
「佳織さんがこの街を見て回りたいと仰っていたので観光しに来ました。」
オーウェン
「カオリ殿が!?それに観光と…………ッ!!!?」
オーウェンは雄助の話を聞きながら後ろにいる佳織に目を向けた途端、隣にユティが立っていた事気付くとその場から飛び退く。
オーウェン
「ユウスケ殿ッ!?その女はッ!?」
雄助
「オーウェンさん、説明しますので剣を収めて下さい。」
雄助は人気がない場所で、ルナの時と同じ様にオーウェンにユティについて全て説明する。
オーウェン
「おとぎ話でしか現れない『聖』と『邪』がまさか存在してる上にユウスケ殿とユティは『聖』の弟子とは……」
話を聞き終えたオーウェンは頭を抱える。
オーウェン
「本来ならユティを捕まえる所ですが実力的にも不可能な上、ユウスケ殿に詳しく説明してくれたのでこの件は陛下に説明してユティを見逃します。」
雄助
「有難う御座いますオーウェンさん。」
オーウェンは、レイガーを襲ったユティを見逃した。
雄助
「ところでオーウェンさん先程焦っていましたが、王都の人達と何か関係があるのですか?」
雄助はオーウェンと出会った時、王都の人達と同様焦っていた事を聞き出す。
オーウェン
「そうでした…ユウスケ殿!!!
是非力を貸して頂けないだろうか!!!」
雄助
「力を貸すのは問題ありませんが話の内容を教えて下さい。」
オーウェン
「実はこのアルセリア王国の近くに、『伝説の竜』が眠る渓谷があるのですか……」
雄助
「その竜が目覚めたのかもしれないので調べてほしいという事ですか?」
オーウェン
「そうです、理解が早くて助かります。」
佳織
「竜……実在しているんですね。」
ユティ
「驚愕。話は聞いた事がある。迷信だと思ってた。」
佳織とユティは互いに発した言葉は違うが驚いていた。
オーウェン
「私からすれば『聖』と『邪』はおとぎ話の存在とだったから同じなのだが……」
雄助
「伝説の竜が目覚めたという事は分かりましたが、それは一体どのような影響を与えるのですか?」
オーウェン
「それが……分からないのです。
迷信だと思われていた存在ですから、伝説の内容には『創世と共に存在する竜、ここに眠る』としか残されてて人間に有効的か敵対的なのかさえ分からないのです。」
雄助
「分かりました、僕がその伝説の竜を調査しに行きます。」
オーウェン
「有難うユウスケ殿!!
ユウスケ殿が王都に来てくれて本当に良かった!!!!」
雄助は王都の人達が混乱を招いた伝説の竜に調査をし始める。
ユティ
「疑問。オーウェンの話にあった。」
伝説の竜が眠ると言われた渓谷に馬車で移動している途中、ユティはオーウェンの話に疑問があると言った。
雄助
「疑問というのは世界が揺れたと錯覚する程の咆哮が轟いた後、渓谷に棲む魔物が逃げるように移動した事でしょうか?
それは家に貼られてある結界が咆哮を攻撃とみなして為、結界内にいた僕達には聞こえなかったのですよ。」
ユティがオーウェンの話に疑問を持っていたのは雄助達は異世界にいたというのにその咆哮が聞こえていなかったからだ。
その理由は雄助が教えてくれたが、結界が貼られていないアルセリア王国は家の壁や、城の城壁が崩れたとオーウェンは言っていた。
雄助
「佳織さん、伝説の竜が気になる気持ちは分かりますが僕達から離れないで下さい。」
佳織
「はい、それにしても伝説の竜に会えるというのは何だがワクワクしますね。」
雄助達が伝説の竜を調査しに行くと、佳織も自分と行くと言い出して、今は伝説の竜に出会える事の好奇心がいっぱいになっている。
雄助
「皆さん先程、伝説の竜について調べました説明しますよ。」
ユティ
「質問。ユウスケはどうやって調べてる?」
雄助が伝説の竜について説明しようとすると、ユティは雄助がどうやってその事を調べているのかを聞き出す。
雄助
「そうですね、折角ですし説明しましょう。
どうやって調べているのかというと、僕のスキル【全知全能】の【全知】で情報を調べているんです。」
佳織
「調べる?全知というのなら雄助さんは調べる必要はないのでは?」
雄助
「それは単に解釈の違いです。
僕の【全知】は全てを知っているのではなく、
最初から知っているのであればアーチェルさんの師匠を助けていましたし、そもそも『聖』の皆さんに会わずに僕1人で全ての『邪』を倒していましたよ。」
ユティ
「………ユウスケ。
さっき、任意に調べると言ってた。
なら何でこの世界に来た時、調べなかった?」
雄助の能力を聞いたユティは、雄助が異世界に来た途端に何故異世界の情報を調べなかったのかを聞いた。
雄助
「調べなかったのは【全知】を使いたくなかったんです。
あらゆる全ての知識を任意で調べるという事は、1人1人の個人情報だけでなく、過去、現在、未来の出来事すらも調べられるんです。
プライバシーの侵害だけでなく、人の一生やその後の世界がどうなるのかも知ってしまうなんてこれからの人生に楽しいや辛いといった事が当然の感情が感じなくなってしまうんですよ。
【創世竜】を例に、情報が少ない又は無いものじゃない限り【全知】で調べません。
それと皆さん、そろそろ目的地に着きますので準備して下さい。」
雄助はユティに調べなかった事を説明した後、目的地に到着する事をユティ達に伝え、馬車から降りる準備をする。
ユティ
「………ユウスケ。結界を貼った。」
雄助
「有難う御座いますユティさん。
どうぞカレーです、いっぱいあるのでおかわりして下さい。」
目的地の渓谷に辿り着いた雄助達は、見晴らしのある所まで移動し、魔物を倒してキャンプ気分でカレーを食べていた。
雄助
「皆さん僕の作ったカレーはどうですか?」
ユティ
「美味しい。」
佳織
「はいとても美味しいです!!」
ユグル
「ワン!はぐはぐ……」
シンラ
「フゴ!フゴフゴ……」
雄助
「それは良かっです。
では食べながらでいいのでこれから【創世竜】について何なのか僕が説明させていただきます。」
雄助は【全知】で【創世竜】についての情報を話す。
雄助
「【創世竜】が目覚めた理由は興味深い能力で目が覚めた事なんです。
それは『聖』と『邪』を匂いで嗅ぎ分ける事で、『聖』と『邪』があちこちに世界中を移動した事が原因なんです。」
ユティ
「私達が?」
雄助
「はい、それともうすぐこちらに【創世竜】が近付いて来ているので、一旦話は止めましょう。」
【創世竜】が目覚めた原因を話した雄助は体を横に向けると、
『貴様………何者だ。』
逢魔が時を表現する鱗が特徴の巨大な竜が、真っ直ぐと此方を見ていた。