世界を行き来する転生者   作:削除済

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第5話 異世界探索と転生者

 

 

 

アルセリア王国第一王女

レクシア・フォン・アルセリア

 

彼女は現国王

『アーノルド・フォン・アルセリア』の正室の子ではない。

彼女の母親は奴隷だった。

そして人間(・・)ではない。

『エルフ』という容姿の優れた種族でその中でも更に優秀な、『ハイエルフ』という種族だ。

国王はそのハイエルフに一目惚れし妾となり寵愛を受け、

レクシアが生まれた。

しかし、産まれてからすぐ母親は亡くなってしまう。

身分が違う、種族が違う、側室の娘で第一王女。

彼女の立場は危ういものだった。

国王は悲しみ、レクシアを大切に育てた。

 

ーしかし、ある事件が起きた。

第一王子『レイガー・フォン・アルセリア』

と庭園で遊んでいる時、魔力が暴発してしまった。

ハイエルフは元々高い魔力を保有し、

レクシアは人間とのハーフで優れた容姿と魔力量を受け継いでいた。

その結果、正室の子である第一王子は重症を負わせてしまった。

王子の傷は完治したが、レクシアは完全に王家の主力派閥(しゅりょくはばつ)から(うと)まれることになった。

 

女性

「視察の公務お疲れ様でしたレクシア様。

先方も大層喜んでおられました。」

 

レクシア

「ならよかったわ。

オーウェンが心配してたような大きなトラブルもなかったしね。全く心配しすぎなのよ。」

そして時が経ち、レクシアは前向きに生きていき視察の公務を終え馬車で城に帰るところであった。

 

女性

「王だってレクシア様のことを気にかけていらっしゃいますよ。

王都に戻りましたら安心させて差し上げてください。」

 

レクシア

「お父様も…心配性ねもう子供じゃないっていうのに。」

そうやり取りしてる時、レクシアが乗っている馬車が急に止まりだした。

外には仮面と黒いローブをかけた6人が護衛と馬車の前で立ち塞がっていた。

 

 

オーウェン

「野盗の類ではないな。

王家の馬車を知っての狼藉(ろうぜき)か?」

 

黒いローブ1

「ヘヘヘ…だから(・・・)だよ!!」

 

オーウェン

「なっ魔法!?」

黒いローブは魔法をオーウェンに撃ち、

残りの5人はレクシアの馬車に目掛けて走り出した。

 

レクシア

「何が起きてるの!?」

 

女性

「賊です。

護衛騎士達も押されているようで…

ここから離れてくださいレクシア様。」

 

レクシア

「…でも護衛と離れるのはかえって危険だわ!!」

 

女性

「私が先導して他の者(・・・)と合流いたします。

どうかお早く!」

 

レクシア

「………分かったわ。」

レクシアは付き添いの女の言うことに従いその場から離れた。

 

 

 

 

 

 

 

雄助が異世界探索を始めてから1週間が過ぎた。

様々な魔物と戦い、スキルを習得、根源兵装を魔物で試していた。

 

 

雄助

「面白いですね異世界というのは、前に使っていた特典にも異世界はありましたが、此処とは全然違いますね………さて、人がこの森に入ってきたようですが。」

 

すると雄助のスキル【無限の可能性】に入っている【気配察知】が発動すふ。

【無限の可能性】は先天的、後天的スキル等、

過程を無視して獲得できるスキル。特典と異世界のスキルの殆どがこのスキルに統合されている。

【気配察知】もその一つだ。

雄助は察知したのは群れで移動しているブラッディ・オーガと複数の人間の気配だった。

 

 

雄助

(ブラッディ・オーガが群れで行動しているようですが、それよりも人間の気配を感じましたのでそちらの方を調べましょう。

どうやら2名程この森に入ってきた様ですが、1人の気配は人間と別の気配が感じるので人間と別の種族の混血のでしょう。

森の外には3人が6人と戦っているようですが、恐らく混血の方をこの森に逃がしたのでしょう。

ですが進んでいる方向には5人の気配がいるという事は混血の方を暗殺するためにおびき寄せたようですね。

助けに行きましょう、救出するべきだと【直感】が働いていますし。)

 

雄助はこの森に入ってきた人物を確認し、1人の人物を助けるためにその場から動き出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レクシア

「……大分遠くに来たみたいだけど本当に大丈夫?

一回戻ったほうがいいんじゃない?」

 

何とか襲撃から逃げたレクシアは付き添いの女性に一度あの場から戻ることを話した。

 

 

女性

「ご心配は無用です。

もうすぐ仲間と合流できますので。」

 

レクシア

「そ、そう。」

 

付き添いの女性の言葉を聞いたレクシアはもうすぐ仲間に会えることに安心した。

 

 

女性

「『私の仲間』とね。」

 

すると目の前には、先程襲ってきた黒いローブの仲間がその場から現れた。

 

 

レクシア

「…まさか…騙して…。っ!!!」

 

黒いローブ2

「追え。」

 

レクシアはその場から逃げ、黒いローブ達はレクシアの後を追いかける。

 

 

黒いローブ3

「逃げられるわけないだろうこの『大魔境(だいまきょう)』でな!」

 

レクシア

(なんで…どうして私が…)

 

レクシアは何故自分が狙われているのかが分からないままその場から逃げて続ける。

 

 

黒いローブ3

「観念して死ねぇ!!!」

 

すると黒いローブは手を出すと土の塊が現れレクシアに向けて撃ちだす。

 

 

レクシア

「きゃあ!!」

 

レクシアは運良く当たることはなかったが足場が崩れのそのまま落ちた。

 

 

黒いローブ4

「手間取らせやがって薄汚い混ざり者(・・・・・・・)が。」

 

レクシア

「私の血は…汚なくなんか…」

 

黒いローブ5

「口答えすんじゃねぇ!!!それにしてもあの騎士共もついてないよな。

こんな小娘のために必死になってよ。」

 

黒いローブ6

「今ごろ全員おっ死んでるだろうな。

誰かさんのせいでなぁ!」

 

レクシア

(オーウェン…皆…)

 

 

黒いローブ7

「さて、無駄話はこの辺にするか。

恨むなら自分の身の上を恨めよ。

さっさと死にやがれぇ!!!」

 

黒いローブは火の塊をだしてレクシアに向けて放った。

 

 

レクシア

(恨む?冗談じゃないわ!お父様もお母様も私を十分愛してくれたのに……ここで、死ぬの?

………そんなの嫌!!私、まだ恋してないのに!!!)

 

レクシアはその場から動くことはできず生きることを諦め目を瞑った。

 

 

 

 

 

しかし、どれだけ止まっていても痛みや苦しみが来ることはなかった。

レクシアは不思議に思い目を恐る恐る開けた。

 

其処には全身に黄金の鎧を纏い肩と腰にマントを身につけた男、雄助が立っていた。

 

雄助

「大丈夫ですか。」

 

雄助は倒れていたレクシアに手を差し伸べた。

 

 

 

 

         ***

 

 

 

 

雄助

「もうすぐ辿りますが、どうやらあの魔物も人間の気配に気付いたようですね。」

 

雄助は、周りに被害を出さない速度でレクシアのところに向かっていると目の前にいる魔物がレクシア達の所に行こうとしているのに気付く。

その魔物は爬虫類(はちゅうるい)のような金色の瞳と焦げ茶色の肌をし、盛り上がった筋肉と成人男性と変わらぬ身長し上質な鎧を身に纏うゴブリンだった。

 

 

 

【ゴブリン・ジェネラル】

レベル:200

魔力:1000 攻撃力:9000 防御力:3000

俊敏力:500 知力:500 運:100

 

 

 

雄助

「エリートの次は将軍ですか。

王や皇帝とかもあるのでしょうね………そうだ、確認してみましょう。」

 

ゴブリンの名前を見た雄助はそんな事を言っていると、何かを思い浮かんで、ゴブリン・ジェネラルの視界に入るようジャンプした。

目の前に現れた雄助を敵と見なしたゴブリン・ジェネラルは身長と同じくらいの巨大な剣を雄助に目掛けて振り上げる。

 

だが、雄助はゴブリン・ジェネラルの攻撃を予測していたので後ろに1歩下がり、そのままレクシア達の所まで走り出す。

 

 

ゴブリン・ジェネラル

「ガアアアアア!!!!」

 

ゴブリン・ジェネラルは獲物と捉えた雄助を追いかけた。

 

 

雄助

(魔法を放ったようですが…問題ありません。)

 

雄助はレクシアの元に辿り着き、火の塊を手で払って消し飛ばし、

 

 

雄助

「大丈夫ですか。」

 

レクシアに手を差し伸べた。

 

 

 

 

         ***

 

 

 

 

黒いローブ4

「な、何だテメェは!!」

 

雄助が現れたことにより黒いローブ達は雄助を警戒しだす。

 

 

雄助

「そうですね……僕はこの人を助けに来たとしか言えば納得しますか。」

 

レクシア

「!?」

 

レクシアは雄助の言葉を聞き、驚きの表情をした。

自分の護衛に黄金の鎧を来た兵士はいないのだから。

 

 

黒いローブ5

「助ける?

その薄汚い混ざり者を助けるってのか?」

 

雄助

「薄汚いとは?」

 

黒いローブ7

「その女はなぁ、人間とエルフとの間に生まれた化け物なんだよぉ!!」

 

黒いローブ3

「つまり俺達は化け物を殺しに来たんだよぉ!!!」

 

黒いローブの話をただ聞くことしかレクシアは口を噛み締めることしか出来なかった。

 

 

 

 

 

雄助

「化け物?今ここにはいませんが。」

 

黒いローブ4

「は?」

 

雄助の言葉に黒いローブ達とレクシアは唖然とした。

 

 

黒いローブ2

「お前頭可笑しいのか、お前の後ろにいんのが化け物なんだよ。」

 

雄助

「いいえ、違います。

この人は化け物ではありません。」

 

黒いローブ3

「人間とエルフとのハーフ何だぞ!」

 

雄助

「ハーフが化け物?何を言ってるんですか。

混血なんて今時珍しくもありませんよ。

それに貴方達が言ってる化け物はあの魔物のことではないでしょうか?」

 

雄助はそう言いながら右手の人差し指を黒いローブ達の後ろに指した。

黒いローブ達は指している方向を向くと、其処にはレクシアを大魔境に入れた付き添いの女性が死体となり、それをやったゴブリン・ジェネラルが目の前にいた。

 

 

黒いローブ2

「ゴ、ゴブリン・ジェネラルだと!?

なんでこんな所に!?」

 

そう口にした黒いローブは、その場で魔法を放つ。

 

 

ゴブリン・ジェネラル

「ガアアアア!!!!」

 

しかし攻撃を仕掛ける前にゴブリン・ジェネラルが剣を振り、黒いローブの体を真っ二つにした。

 

 

黒いローブ2

「うっ……」

 

仲間が真っ二つにされたのを見た黒いローブの1人が手に地面をつけて嘔吐してしまい、その隙にゴブリン・ジェネラルは頭に目掛けて剣を振り下ろした。

 

 

黒いローブ3

「く、来るなぁぁぁ!!!!」

 

黒いローブ4

「に、逃げねぇと…」

 

黒いローブ5

「し、死にたくない!!!…ッ!!」

 

黒いローブ6

「た、助けてk!?」

 

黒いローブ7

「う、うあああああ!!」

 

ゴブリン・ジェネラルは次々と黒いローブ達を1人残らず殺した。

 

レクシア

「……!!!」

 

レクシア今の光景を見て自分もああなることを悟り出して恐怖に飲み込まれ、体が動かなくなってしまう。

 

 

雄助

「大丈夫ですよ。

僕が倒すので安心して待ってて下さい。」

 

雄助は自分がゴブリン・ジェネラルを倒す事をレクシア言ってゴブリン・ジェネラルの所まで歩き出す。

 

 

ゴブリン・ジェネラル

「ガアアアアアアアアア!!!!!」

 

ゴブリン・ジェネラルは態々自分の所に来た雄助に向かって勢いよく剣を振り下ろす。

 

 

雄助

「お陰であの人を救う事が出来ました。」

 

雄助はゴブリン・ジェネラルにお礼を言って【根源の門】から【全剣】取り出してゴブリン・ジェネラルを真っ二つにした。

 

 

レクシア

(……凄い…ゴブリン・ジェネラルを倒した。)

 

レクシアは驚愕していた。

黒いローブ達を殺したゴブリン・ジェネラルをいとも簡単に倒したことに、すると雄助がレクシアの所まで歩き出す。

 

 

雄助

「大丈夫ですか。」

 

レクシア

「ッ!は、はい!!私を助けて頂いてどうも有難う御座います!!!」

 

レクシアは雄助に声をかけられて緊張し出した。

 

雄助

「此処にいるとまた魔物が来ますので護衛の方々の所まで連れていきますね。」

 

雄助はレクシアを大魔境の外まで連れ出す為、レクシアをお姫様抱っこでこの森から出ようとする。

 

 

レクシア

「あっ、あのこれは////」

 

雄助

「いきなりですみません。

今こちらに殺意を向ける者が此方に来ているので貴女を抱き抱えたまま走ります。」

 

 

レクシア

「えっ、それって──!?」

 

雄助の言葉を聞いたレクシアは先程の仲間かと聞こうとした瞬間、言葉が出なくなった。

先程までゴブリン・ジェネラルに殺された者達の死体があった場所から別の場所に移動していたからだ。

 

 

雄助

「近くに、貴方の護衛の方々が来ていますので僕はこれで。」

 

レクシアを優しくその場に下ろし、雄助は直ぐ様その場から消える程の速さで大魔境に戻った。

すると、レクシアは近くに自分のの名前を呼ぶ声が聞こえた。

 

 

レクシア

「オーウェン、オーウェン私はこっちにいるわー!!」

 

オーウェン

「ッ!?レクシア様!!ご無事でしたか!!!」

 

レクシア

「ええ、無事よ…さっき…わ……たしを………。」

レクシアはその場で倒れてしまった。

 

オーウェン

「レクシア様!!!」

 

兵士

「大丈夫です、気を失っているだけです。」

 

オーウェン

「そうか、良かった………」

 

オーウェンはレクシアが無事に生きてたことに安心した。

 

 

オーウェン

(レクシア様の体に怪我が一切見当たらない。

この【大魔境】に誰かいるのか、いたとしても賢者か大魔王くらいだ。)

 

オーウェン

「レクシア様の無事を確認した。

これから大魔境に出て王城に戻るぞ。」

 

兵士達

『ハッ!!』

 

オーウェン達はレクシアが無事に戻ってきた事に安堵し、大魔境から出て王城に戻る。

 

 

 

 

 

 

 

 

雄助

「無事護衛の人達のところに連れていきましたし………仕事を始めましょう。」

 

レクシアをオーウェン達の近くまで送り届けた雄助は、【根源鎧アルケー】を外し、赤と黒、金と銀が特徴の【血戦鬼シリーズ】に似た防具を身に着けて先程の殺気を向けた者の所に動き出す。

 

 

 

 

 

 

 

         ***

 

 

 

 

 

 

「クソッ!!あの野郎何処に行きやがった!!!!!」

 

大魔境に1人の男が苛立っていた。

金髪碧眼の整った容姿がが苛立ってるせいで段々と醜くなっていた。

 

 

雄助

「ここにいますよ。」

 

声がした方向に向くと、男が探していた人物、雄助が立っていた。

 

 

「テメェふざんじゃねぇぞ!!!!!」

 

雄助

「早々怒鳴るなんて失礼ですよ。

僕は一体何をしたのでしょうか?」

 

「とぼけんな!!!テメェが俺の女を触ったから起こって当然だろうが!!!!!」

 

雄助

「貴方の彼女を触るどころか会っていませんよジール(・・・)さん。」

 

ジール

「な、何で俺の名前知ってんだ!!?」

 

雄助は目の前にいる男、ジールの名前を口にするとジールは自分の名前を知ってる事に驚きを隠せなかった。

 

 

雄助

「神様の依頼で対象の転生者の殺害をお願いされていますので名前と特典を全部覚えているんです。」

 

ジール

「ってことはおめぇも転生者か!!

あのクソ神、俺を転生しておいて殺すとか頭イカれてんのか!!?」

 

雄助

「貴方を転生させた神様と僕に依頼を頼んだ神様とは違いますよ。」

 

ジール

「クソッ……優夜がいなくなったって聞いたからこの大魔境に入ってきたっていうのに!!!

……だが、お前に俺を殺す事は不可能だけどな!!!」

 

先程まで苛立っていたジールはニヤついていた。

 

 

雄助

「殺す事は不可能?

理由を教えてもいいでしょうか?」

 

ジール

「ああ、冥土の土産として教えてやるぜ……お前の体でなッ!!!」

 

雄助は自分が殺す事は出来ないと言われ、その理由をジールに聞こうとしたが、ジールは答えることなく拳を雄助に目掛けて勢いよく殴り出し、周りの木や石が吹き飛ばされ土煙が舞い上がった。

 

 

ジール

「俺の特典は【優夜よりイケメン】である事と【全ステータスの数値無限】、そして【優夜が獲得したスキル全て】の3つだ!!!

まあ既に死んでるから言っても無駄だな…【血戦鬼】の防具を着ていたがそんなんで俺の攻撃で無事なわけないしなハハハハハッ!!!」

 

ジールは攻撃の後に自分の3つの特典を説明しながらの高らかに笑った。

 

 

ジール

「さて、早く賢者の家を探さないとな。

現実世界に行って俺の嫁達にフラグを立ててハーレムを堪能しないといけないからな。

俺以外の転生者や俺の女達を狙うこの世界の男どもを殺さないといけない、全くやらなきゃいけない事が多すぎて大変だぜ。」

 

 

 

 

 

雄助

「これが殺害対象の転生者ですか。

自身の欲望の為になら相手を殺すとは、立ちが悪い上に救いようがないですね。」

 

ジールは自分の欲望をベラベラとその場で話していると、後ろから声がした。

土煙が消えるとそこにはジールの攻撃を食らった雄助が平然と立っていた。

 

 

ジール

「何でだッ!?

攻撃力無限の攻撃を受けたはずだ!!?

テメェ一体どんな特典を使ったんだ!!!」

 

雄助

「特典を使った?

いいえ、使っていませんよ。

ただ【全ステータスの数値無限】の特典がどれだけの威力か調べる為にわざと攻撃を受けただけです。」

 

雄助はジールの攻撃を受けて平然としたのかを答えると、ジールは驚きと同時に怒りをあらわにしだした。

 

 

ジール

「嘘言うんじゃねぇ!!!

無限の威力を受けて平気なわけあるか!!!」

 

 

雄助

「信じられないのなら信じなくていいですよ。

それと先程の攻撃を受けた感想ですが威力は無限とは程遠いものでしたよ。」

 

ジール

「テメェェェェェ!!!馬鹿にしやがってッ!!!!

俺を本気で怒らせやがったな!!!お前は簡単には死なせねぇ!!お前の体を引き裂いて痛みを与え続けて殺してやる!!!」

 

雄助

「それは見ものですね。

どうぞ遠慮なく攻撃してきても構いませんよ。

貴方の攻撃は弱いので遠慮なく攻撃して下さい。」

 

ジール

「死ねぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!」

 

攻撃を受けた雄助はその攻撃が弱いと悪意もなく素直に答えた。

それを聞いたジールは怒りと殺意が頂点に達し勢いよく蹴りを放った。

 

 

ジール

「【天翔(てんしょう)】ッ!!!!」

 

ジールの蹴りは雄助の腹に命中した。

 

 

雄助

「【天翔】ですか……天上 優夜君のスキルを全て使えると言っていましたがただの蹴りですね。」

 

ジール

「はあっ!?

蹴聖(しゅうせい)】の技だぞ!!?

何でダメージが無いんだ!?」

 

雄助

「【蹴聖】の技?

やはりこの世界のついて詳しいようですね。

【蹴聖】の方の技を使っているようですが、先ほども言いましたがただの蹴りですよ。

発動から僕の直撃までをハッキリと見ましたがどうやら本来の力が発揮されていないようですね。

形はできていますが中身がなっていないようですね。」

 

 

ジール

「クソがぁぁぁ!!!」

 

ジールは周囲に火、水、風、土、雷と様々な魔力弾を作り出し雄助に放つ。

 

 

雄助

「魔法の方も同じですね。」

 

ジールの放った魔法は、先程の技と同じで雄助は出で薙ぎ払い魔力弾を消した。

 

 

ジール

「なら、これでも食らえぇぇぇぇ!!!!!」

 

ジールは自分の真上にな火の玉を作り出すが、段々と大きくなっていき、最終的には直径30mの巨大な火の玉を作り出し雄助に目掛けて放つ。

 

 

ジール

「……今の内に賢者の家にいかねぇと!!!」

 

巨大な火の玉を放ったジールは直ぐ様その場から離れ賢者の家を探し始める。

 

 

ジール

「──クソッ!クソッ!!クソッ!!!

賢者の家を探さないと!!!

賢者の武器を使わなきゃアイツは殺せねぇ!!!」

 

巨大な火の玉を放ったジールは雄助はそれで殺せないと分かっていた為、スキル【地図】を使って急いで賢者の家まで走り出す。

 

 

ジール

「あったあれが賢者の家だ!」

 

賢者の家を見つけたジールは喜び賢者の家の中に入ろうと駆けつける。

 

 

ジール

「ガッ!!」

 

だが入ろうとした瞬間、結界が展開され弾き飛ばされた。

 

 

ジール

「何でだ!?

何で賢者の家に入れないんだッ!!!

俺が【家の主】になのに何でなんだよッ!!!」

 

 

 

 

 

雄助

「それは僕が【家の主】だからですよ。」

 

ジールはゆっくりと後ろの方に振り向くと、雄助がその場に立っていた。

 

 

ジール

「お前が……【家の主】?」

 

雄助

「はい、この世界を知ってる貴方なら察しがついたか分かりませんが、自己紹介をさせて頂きます。

僕の名前は天上 雄助(てんじょう ゆうすけ)

神様から聞きましたが僕はこの世界の主人公、天上 優夜(天上 優夜)君の代役です。」

 

ジールに自己紹介した雄助は【根源の門】から刀を取り出し、ジールを殺そうと近付き出す。

 

 

 

ジール

「………けるな………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

巫山戯るな………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

巫山戯るな巫山戯るな巫山戯るな巫山戯るな巫山戯るな巫山戯るな巫山戯るな巫山戯るな巫山戯るな巫山戯るな巫山戯るな巫山戯るな巫山戯るな巫山戯るな巫山戯るな巫山戯るな巫山戯るな巫山戯るな巫山戯るな巫山戯るな巫山戯るな巫山戯るな巫山戯るな巫山戯るな巫山戯るな巫山戯るな巫山戯るな巫山戯るな巫山戯るな巫山戯るな巫山戯るな巫山戯るな巫山戯るな巫山戯るな巫山戯るな巫山戯るな巫山戯るな巫山戯るな巫山戯るな巫山戯るな……………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

巫山戯るなぁぁぁぁ!!!!」

 

ジールは【家の主】が雄助を獲得している事が受け入れず、自暴自棄になり殴りだそうとする。

 

 

 

 

 

 

 

 

雄助

「巫山戯るなど言われても仕方がないんですよ。」

 

だが、雄助は【全剣】をジールの右腕を斬り落とした。

 

 

 

ジール

「アァァァァァァァ!!!!」

 

右腕を斬られたジールは痛みに耐えきれず地面に横たわった。

 

 

雄助

「ここまで追い詰められて分かりましたか?

この世界は貴方の望んでいた世界ですが、自分の思い通りに進む都合のいい世界ではないと。

貴方を殺しますがそのの魂は転生はせず死後の裁判を受けます。

当然この世界ではありませんので貴方をこのようにした悪魔の様な僕とは二度と会うことはありませんよ。」

 

雄助はジールにそう言って【全剣】で振り下ろそうとする。

 

 

ジール

「助けてくれ……お願いだ………死にたくない……頼む……前世ではいい思いをしてないんだ………」

 

ジールは雄助に自分を見逃してくれるよう痛みに耐えながらそう口にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

雄助

「殺害対象の転生者の特徴はまだあるんですよ。

前世の行いが余りにも酷く、転生先で悪影響を及ぼすという特徴が。」

 

ジール

「えっ?」

 

 

雄助

「ジールさん、貴方の前世の名前西井 雅(にしい みやび)さんでしたね。

貴方は昔、オタクだからという理由で他の方々に虐められていました。

高校に入学した時はそれを避けるために強い者に媚び、自分より弱い人間を痛めつけるのを楽しんでいたようですね。

対象は主に内気な性格で自分より体が小さい方が主なターゲットで、虐めている方に理由を聞かれても、

『楽しいから』『お前の存在自体がキモいから』と。

この世界で言えばレッドオーガの荒木君と同じ事をしているんですよ。

そんな人間がこの世界で好き放題させるわけがないじゃないですか。」

 

雄助はジールの前世、西井の前世の行いを話すと、ジールは雄助から離れようと尻餅がついた状態で後ろに引くが賢者の結界でこれ以上後ろに下がる事が出来なくなった。

 

 

 

ジール

「頼む……頼むよ!!!

見逃してくれよ!!!!もう前世みたいに弱い奴を虐めたりしない!!!優夜みたいになるから!!!だから───」

 

ジールは見逃してくれるよう雄助に説得したが、その瞬間ジールの視界は地面と雄助の足しか見えなくなってしまった。

 

 

雄助

「僕が天上君の代役だから見逃してくれると思っていたのでしょうか。」

 

雄助は《根源眼》でジールの生死を確認し終えると、

目の前に画面が表示される。

 

 

 

 

 

 

『称号【転生者殺し】を獲得しました。』

 

 

 

 

 

【転生者殺し】

転生者を殺す事で得られる称号。

転生者との戦闘時、転生者に対して特攻と特防が入る。

 

 

 

 

雄助

「【転生者殺し】ですか……そろそろ高校の入学式が始まるんですから切り替えましょう。」

 

雄助は【根源の門】を【異世界への扉】のある場所まで繋いで現実世界に戻り、高校の入学を楽しみにして普段通りの生活を送った。

 

 

 






第5話、如何でしたか?

修正前と比べると後半の内容が大分違う展開になっています。
もし気になる点がありましたら感想をお願いします。


因みに西井が虐める理由に『お前の存在自体がキモいから』とありますがこれは僕が学生の頃、いじめっ子に実際言われた事です。









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