世界を行き来する転生者   作:削除済

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第6話 変化と体験

 

 

 

雄助

「準備は整いました。

それでは行きましょう。」

異世界でレクシアを救出し1人目の転生者を抹殺を終えた雄助は今日からこの世界での高校生活が始まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「ね、ねぇあの人……」

 

「転校生かな?」

 

「うっそ、超カッコよくない!」

 

「背デッカ!?」

 

「俺の近くを通ったけど2m越えてるぜあれ。」

 

「でもよ、転校生が来るなんて噂聞いたことねぇぞ。」

 

雄助

(どうやら転校生と勘違いされていますね。

まあ中学を卒業してから急激に変化したのでそれが普通ですが。)

 

雄助は周囲にいる生徒の視線を感じ、生徒の話を聞くと自分が転校生と勘違いされていると理解した。

元々目立つ容姿をしている為

 

 

雄助

「御早う御座います。」

 

自分が出席するクラスに入った雄助は、自分より早く教室に入ったクラスメイト達に向けて挨拶をする。

 

 

雄助

(それにしても中々現れませんね……殺害対象の転生者を漸く1人仕留めたというのにこの街に現れた反応が無いですね……一応この世界には転生者はいますが1人だけで転生特典を持っていませんが……)

 

自分の席に座った雄助は、古本屋で買った本を読み時間を潰していた。

 

 

 

 

「おい。」

 

すると、雄助に声をかける自分が現れた。

声をかけたのは、中学から雄助にちょっかいをかける荒木だった。

 

 

雄助

「御早う御座います荒木君。」

 

雄助は荒木に挨拶をする。

 

荒木

「お前、何で俺の名前知ってんだ。」

 

荒木は雄助だと気づかないのか自分の名前を知ってることに雄助を睨みつける。

 

 

雄助

「何でって、君が友達と一緒によくちょっかいをかけてる天上 雄助ですよ。」

 

荒木

「は?」

 

一部のクラスメイト

『はぁ!?』

 

荒木と一部のクラスメイトは唖然としていると、

 

 

先生

HR(ホームルーム)始めるぞ席につけ。」

 

荒木は雄助に何か言おうとしたが、担当の教師が入ってきたため最後まで口にすることが出来ず荒木は自分の席に戻る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

雄助

「これで日用品は全部買い占めは終わりました。」

 

平日を終えた雄助は休日にショッピングモールで日用品の買い出しを終え、帰宅しようとしている。

 

 

「ね、ねぇ、あの人……」

 

「ウソ、誰あれ!?芸能人!!」

 

「ヤバい超イケメンが通ってる!!!」

 

「色気がヤバいあの人!!」

 

ショピングモールにいた女性達は雄助の容姿に見惚れていた。

 

 

「ちょっと声かけてみようよ。」

 

「え、本気!?」

 

「勿論!すみません!!」

 

雄助

「はい、何でしょうか。」

 

周囲の女性が雄助を話題にする中で2人の女性が雄助に近付いて声をかけた。

 

 

女性

「もしよかったら私達と一緒に遊びません?」

 

女性

「食事は奢りますから。」

 

雄助

「?いえ、食事はもうすんでいるので大丈夫です。」

 

雄助は2人の女性が何故自分に声を掛けたのか分からず2人の女性の誘いを断った。

 

 

女性

「あのぅ、おいくつですか?」

 

雄助

「15です。」

 

女性

「学生なんですか!!!?」

 

雄助の年齢を聞いた女性達は、雄助がまだ学生だという事に驚愕する。

 

 

雄助

「はい、それと僕はこれから大事な用事があるので行っても宜しいでしょうか?」

 

女性

「い、いいよ大丈夫気にしないで!!」

 

女性

「こっちこそ用事があるのにごめんね!!」

 

雄助

(一体何だったのでしょうか?

このまま帰ろうと思っていましたが、此処にいた方がいいと僕の直感が言っていますし、服でも買いに行きましょう。) 

 

雄助は自分の直感で此処に残り、服屋に移動する。

 

 

 

 

 

 

 

 

「ねぇ!!!背の高い金髪の君ー!!!ちょっといいかしら!!!」

 

その時、雄助の特徴を口にした男性が雄助に声を掛けた。

 

 

 

 

 

 

         ✽✽✽

 

 

 

 

 

 

「すみません!本当にすみません!」

 

「すみませんじゃないでしょ!?

こっちは1時間以上も待っているのよ!?

このアタシを待たせるなんていい度胸ねぇ!?」

 

雄助が2人の女性に掛けられる少し前、ショッピングモールの2階から女性の喋り方をした男性が怒鳴り声を上げていた。

派手なピンク色のワイシャツを見に包んでいる筋骨隆々の男がひたすら頭を下げているスーツ姿の男性に向かって怒鳴るという何とも珍妙なといった場面だった。

 

 

マネージャー

「すみません!すみません…!」

 

(ひかる)さん。

私の事は気にしないで下さい。」

 

美羽(みう)ちゃん!甘やかしちゃダメよ!

相手が寝坊するのがいけないんだから!」

 

美羽

「そ、そうですけど……」

 

「それに、寝坊のワケを聞けば二日酔いだって言うし、謝罪の言葉もない……これが怒られずにいられますか!

それに比べて美羽ちゃんは偉いわねぇ。

すっかり有名になっちゃった今でも仕事に真摯で…遅れてくるクソ野郎に見習わせてやりたいくらいだわ!!!

 

美羽

「ア、アハハハ……」

 

緩いウェーブのかかった茶髪の女性、美羽は光の苛立ちをなだめていた。

 

 

「悪いけどアタシにもスケジュールってモノがあるのよ。

悪いけれど、今回は美羽ちゃんだけで撮影させてもらうわ。」

 

男性

「そ、そんな!」

 

「そんなじゃないでしょ!

プロなんだからそこはしっかりしなさいよ!!

今後、そちらのモデルを使わないっていってるワケじゃないのよ!

でも今回遅れてくるヤツは二度と使わないけど。」

どうやら光が怒鳴っている原因は、スーツ姿の男性の事務所のモデルが来ないことが理由のようだ。

 

「とはいえ困ったわねぇ。

今回のコンセプトは「今時のカップル」、相手役が必要なのよねぇ。」

 

スタッフ

「スタッフか一般の方達から代役を立てます?」

 

「うーん、それだとどうしても服に負けちゃうのよね…もっと服に負けないようようなそれでいて服の価値もあげられる。

そして美羽ちゃんと釣り合うほどの男なんて余程よ。

それにしても今日は騒がしいわね、何時もよりざわめいているし何か────ッ!!!」

 

光は代役になる人を見渡していると、1人の人物に釘付けになった。

その人物は、今から実家に帰ろうとエスカレーターに降りてる天上 雄助だった。

 

「見つけた…」

 

スタッフ

「え?」

 

「見つけたのよ!!!

しかもとびっきりのが!!!

それに彼今から家に帰ろうとしてるわ!!!」

 

降りるエスカレーターに急いで動き、家に帰ろうとしている雄助に大声でかけた。

 

「君!撮影に協力してくれない!?」

 

 

 

 

         ✽✽✽

 

 

 

「はーい!いい感じよぉ!

そうそうあっ、もっと色っぽい感じが欲しいわぁ!

流し目よ、流し目!」

 

雄助は光にモデルの撮影を頼まれ、美羽と一緒に撮影をしている。

 

 

「雄助君!表情が固いわよ!!笑顔笑顔!!!」

 

美羽

「初めは緊張するものなので気にしなくて大丈夫ですよ。」

 

雄助

「有難う御座います。」

 

一旦撮影を終えた雄助は、次に撮影する服に着替える準備をしていた。

 

 

一般人1

「すっげぇ!生の美羽ちゃんとか初めて見たぜ!」

 

一般人2

「美羽ちゃんもそうだけど、一緒に撮影してる男の人誰!?超カッコいいんだけど!?」

 

一般人3

「モデルじゃない?美羽ちゃんと一緒にいるんだし。

イケメンで身体は2m超えてるのにスタイルがいいし…」

 

一般の人達は、雄助に注目を浴びていた。

 

 

「じゃあ、ちょっと腕を組んでちょうだい!」

 

雄助

「分かりました。」

 

雄助は光に腕を組んでほしいと言われ、自分の腕を絡ませる。

 

 

美羽

「違いますよ。

そっちじゃなくて、こっちです。」

 

美羽は雄助の右腕を両腕で組み取る。

 

 

雄助

「そちらの方でしたか。」

 

そうやって様々な服に着替え、美羽と一緒に撮影を続けた。

 

 

スタッフ

「一回休憩入りまーす。」

 

「雄助君、すごく良かったんだけど表情が硬いのよね。

カップルの気持ちとか分かるかしら?」

 

雄助

「すみません光さん。

そもそも女性と付き合ったこと一度もないのでよく分からないんです。」

 

雄助は光に表情が固いと指摘された雄助は1人でベンチに座りどうやってカップルになれるか考えていた。

 

 

美羽

「雄助さんお疲れ様です。隣いいですか?」

 

すると美羽が雄助に声を掛けてきた。

 

 

雄助

「どうぞ。」

 

美羽

「急こんなこと頼んでしまってすみません。

でもお陰でいい画がとれたって光さんも皆も喜んでます。」

 

雄助

「お礼を言いたいのは僕の方です。

ファッションモデルの仕事という貴重な体験をして下さったので、でも美羽さんのように上手く出来ませんでしたが。」

 

美羽

「そんな、気にしないで下さい!

私も失敗してよく注意されましたし。」

 

雄助

「でも凄いと思いますよ。

美羽さんは自分の仕事をきちんとこなし、そして僕や皆さんに気を配るという事が出来るんですから。」

 

美羽

「そんなことありません、私もあなたに……

あ!ごめんなさいお名前聞いていませんでした。」

 

雄助

「そういえば、名乗っていませんでしたね。

『神譲 雄助』それが僕の名前です。」

 

雄助はショッピングモールで買ったメモ帳に自分の名前を書き出し、美羽に見せる。

 

 

美羽

「雄助さん…」

 

スタッフ

「撮影再開しまーす!」

 

雄助

「そろそろ撮影の再開ですよ美羽さん。」

 

美羽

「………」

 

雄助

「美羽さん?」

 

美羽

「えっ、あっすいません!何ですか雄助さん!!!」

 

雄助

「そろそろ撮影が再開するそうなので準備しましょう。」

 

美羽

「は、はいっ!そうですね行きましょう雄助さん!!!」

 

雄助

「?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ありがとう!本当に助かったわ!」

そして撮影は無事終わりを迎えた。

 

雄助

「光さん達のお役にたてたのなら良かったです。

ですが、本当に僕がモデルで良かったんですか?」

 

雄助は最後まで自分がモデルをやったことに不満を持っていた。

 

 

「イイのよ、もう最高よ!!

今まで1番良かったといっていいもの!!!

でももうちょっと自分に自信を持っていいのよ。

それと、はいコレ。」

 

光は、雄助をモデルとして選んだことを後悔はせず

心底喜び、光は雄助に紙袋を渡した。

中身を見ると、大量の服が入っていた。

 

 

雄助

「光さん、この服は…」

 

「手伝ってくれた『お礼』よ。

本当はお金で渡したいんだけど、事務所とか契約とか色々厳しいのよねぇ。

その代わり、この服は私が選んだ最高のモノを厳選してるから!」

 

雄助

「有難う御座います。」

 

雄助は大量の服が入った紙袋を受け取り光にお礼をする。

 

 

美羽

「雄助さん、今日はありがとうございました。」

 

すると美羽が雄助に声をかけた。

 

 

雄助

「いえ、こちらのほうこそ。

休憩の時も言いましたように貴重な体験をさせて頂きましたし、この体験を人生の糧としていきたいと思います。」

 

「チッース遅れました。」

 

すると1人の男が撮影現場に現れた。

 

 

「まぁ、ヒーローは遅れてやってくるって奴っすかね(笑)」

 

「このクソガキがぁぁぁ……!」

 

雄助

「美羽さん、もしかしてあの人が本来撮影する筈だった男性モデルの方でしょうか。」

 

美羽

「はい、あの人です。」

 

雄助は光の反応から察するにこの場に現れた男が本来撮影する筈だった男性モデルだということを美羽に聞いた。

 

 

男性モデル

「あっ、美羽ちゃ~ん!会いたかったよ~ていうか美羽ちゃんだよね?

一緒に撮影できて嬉しい~でしょ?」

 

美羽

「え、えっと……」

 

男性モデルは撮影スタッフ達を無視して美羽に近づく。

 

 

男性モデル

「てかさ、こんな撮影さっさと終わらせて美羽ちゃん一緒に飲もうよ。

勿論俺の部屋で。」

 

雄助

「すみません。」

 

男性モデルに一方的に話が勝手に進む中で、雄助がその場に割り込んだ。

 

 

男性モデル

「あ?お前誰?

つーか話しかけてくんなよ!!!ウゼェ失せろ!!!」

 

雄助

「人に向けてその言い方はないと思いますよ。

僕が貴方に話しかけた理由は、光さんを含めたこの場にいる撮影スタッフの皆さんに謝罪をして下さい。」

 

美羽

「!?雄助さん…」

 

男性モデル

「はぁ?なんで俺がそんな面倒臭ェことしなきゃなんねぇんだよ!!!!」

 

男性モデルはなぜ謝罪しなければいけないのかを怒りながら雄助に聞いた。

 

 

雄助

「面倒臭い?それでも社会人ですか貴方は。

貴方は時間を守らず、遅れた理由は二日酔いだと光さんに聞きました。

ならここにいるスタッフの皆さんにも謝罪するべきだと思いますよ。」

 

男性モデルに何言われようとも無視し、雄助は話を続ける。

 

 

男性モデル

「テメェ……誰に向かって口聞いてんだよ!!!!

だ・れ・に!?

 

 

 

雄助

「誰に?貴方以外に誰かいますか?」

 

美羽

「ゆ、雄助さん!?」

 

雄助の返答に美羽は戸惑う。

 

 

男性モデル

「テメェェェェ…それが俺に対する態度か!!!」

 

雄助

「失礼ですが貴方に対する態度はこれで十分です。

敬意を表することも尊敬する価値もありません。

そもそも貴方のような人間にそんな価値があるとは思えませんが。」

 

男性モデル

死ねぇぇぇ!!!

 

男性モデル雄助の言葉に我慢が出来なくなり右手の拳を作って雄助に目掛けて殴りかかる。

 

 

美羽

「雄助さん!?」

 

雄助

「………」

 

雄助は自身に向かってくる拳を、1歩後ろに下がって回避した。

 

 

男性モデル

「チッ!避けんじゃねぇよ!!!」

 

雄助

「殴りかかってきたんですから避けますよ。」

 

男性モデルは先程より早く拳を出し雄助に目掛けて殴り続ける。

だが雄助に拳が当たるどころか掠りもしなかった。

 

 

男性モデル

「クソッ!!」

 

雄助

「……」

 

雄助は体をしゃがませ男性モデルが拳を打ち出した右腕を掴んで背負い投げて床に叩きつけた。

 

 

男性モデル

「…ガハッ!!?」

 

叩きつけられた男性モデルは何が起こったのか理解出来なかった。

雄助は倒れている男性モデルの身体に背を向けさせ攻撃を行わせないよう両腕を背中に回して押さえつける。

 

 

美羽

「す、凄い……」

 

美羽を含めた周囲の人達はただ呆然としていた。

 

 

男性モデル

「クソッ放しやがれ!!!」

 

雄助

「離したらまた殴りかかってくるじゃないですか。」

 

男性モデル

「クソッ俺はボクシングをやってんだぞ!!

それが何でこんな!!」

 

雄助

「警察が来るまで大人しくしてください。」

 

男性モデル

「そうだ早く来い!!こいつを捕まえろ!!!

暴力事件だ!!!」

 

雄助

「無駄ですよ、貴方が美羽さんに付きまとった時に光さんが録画してくれましたから。」

 

雄助は光のいる方に顔を向けた。

 

 

「雄助君の言う通り雄助君に向けた暴力行為、美羽ちゃんへの付きまといを録画しているわ。

貴方の芸能人人生はここで終わりよ。」

 

男性モデル

「クソガァァァァァァ!!!!!!」

 

そして警察が来てここで起きたことを話して、男性モデルは逃げることは出来ずに警察に連行された。

 

 

雄助

「大丈夫ですか、美羽さん。」

 

美羽

「ええ…あ…その…はい…」

 

雄助

「本当に大丈夫ですか?今光さんを呼んできますので。」

 

美羽

「あ、いえ本当に大丈夫です!!

あの、今日は改めてありがとうございます。

また…どこかで会えるといいですね。」

 

雄助

「…はい、また何処かでお会いしましょう。」

 

そして雄助はスタッフ全員に別れを告げて、家に帰宅する。

 

 

 

 

 

雄助

(服が全て僕に合うサイズばかり………僕でも着れるサイズの服が当然のようにありますが、僕が主人公になってしまった影響しているのかもしれませんね…)

 

 

雄助は光から貰った服の全てが体格が大きい自分でも着れるサイズの服がある事を見て自分が天上 優夜の立場になった事が影響したのではないかと考えていた。

 

 

雄助

(異世界と現実世界を行き来出来るようになり、異世界で手に入れた力はこの世界でも使える……

本来だったらどういう物語でこの世界が進んでいくのでしょうか?)

 

雄助は本来の物語、つまり『いせれべ』の物語がどうやって続いているのかに興味を持ちながら家に帰宅する。

 

 

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