世界を行き来する転生者   作:削除済

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読者の皆さんお待たせしました。


第7話 再会からの招待

 

 

 

 

 

教師

「おい、何だこれは!

学校で雑誌なんぞ広げやがって、

これだから最近の学生は…」

 

雄助

(休み時間にじっくりと読めばいいのに何故授業中に読むんでしょうか?)

 

美羽と共にモデル撮影を受けてから数日後、雄助は何事もなく授業を受けていた。

すると先程雑誌を読んでいた生徒に注意をした教師が長い英文を書き始め、書き終えると雄助に目を向ける。

 

 

教師

「天上、この英文を訳してもらおうか。」

 

雄助

「分かりました。」

 

教師

(チッ…相変わらず気にくわない面だな。

この問題で間違えて恥を晒せ。)

 

 

 

 

 

 

 

 

雄助

「…………以上です先生。」

 

教師&クラス全員

『………………』

 

教師の悪意のある問題に雄助は特に苦にする事なく普通に解いた。

 

 

教師

「神譲、お前カンニングしたな!!!」

 

雄助

「してませんよ。」

 

教師

「嘘をつくな!

こんなあっさりと訳せるわけないだろ。」

 

雄助

「嘘ではありません。

確かに先生の言う通り、その英文は超難関大学用の特別模試の長文ですので解くのは不可能です。

僕を皆の前で恥を欠かせるつもりだったんでしょうが残念でしたね。」

 

教師

「………グッ!!!」

 

教師は自分が考えていた事をクラス全員にバラされるとチャイムが鳴る。

 

教師

「……授業を終わりにする。

日直、挨拶。」

 

生徒

「起、起立!、礼!」

 

反論できず教師は、顔を真っ赤にし教室から出ていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

生徒

「すげぇよ天上!!

あのゴリラに恥欠かせるなんて!!!」

 

雄助

「恥欠かせるためにやった訳じゃありません。」

 

昼休み、雄助は数人のクラスメイトと一緒に教室でご飯を食べていた。

 

 

生徒

「雄助、もうさアイツの悪さを他の先生に話したらどうだ?」

 

雄助

「そうですね、僕の勘もそろそろ話せばあの人は居なくなると言っていますので……」

 

雄助は勘、もといスキルで教師の悪行を話してもいいと出ていた為、職員室に行こうとした。

 

 

 

すると、突然教室のドアを勢いよく開き出した。

何事かとクラスの生徒達はドアの方に顔を向くと、開けたのは雄助のクラスで問題児でもある不良集団【レッドオーガ】の荒木だった。

 

 

荒木

「天上ちょっと面貸せッ!!!」

 

雄助

「無理です。」

 

荒木に急に誘われた雄助は即座に断り、もう1つの扉から出て職員室に向かおうとする。

 

 

荒木

「安心しろ、手短に終わる。

その後はゆっくりしてろ。」

 

荒木の言った言葉に雄助は周囲の気配を感じ取る。

 

 

雄助

(正門に1つにまとまった集団を確認……どうやら僕を仕留める準備が出来たようですね。)

 

 

雄助

「分かりました、それでは生きましょう。」

 

雄助はレッドオーガ達の所に行く為に荒木達について行った。

 

 

「コイツがいつも仲間を痛めつけてる雄助か…」

 

雄助を初めて対面したリーダーがレッドオーガを痛めつけた姿を思い出し、雄助に殺意を向けた。

 

 

雄助

「態々学校まで来てくれて有難うございます。

ここに来たのは貴方の仲間を痛めつけたのでその復讐ですか?」

 

リーダー

「よく分かってんじゃねぇか…お前のやった事は仲間から聞いてる。

お前のせいで俺達レッドオーガは泥を塗ったからな。

 

 

 

二度とそんな事しねぇよう一生病院送りにしてやる。」

 

 

 

雄助

「泥が塗られたんですか……それは良かったです。

レッドオーガなんて名前は正直貴方がたには似合わないと思っていたので。」

 

 

雄助

「小さく弱い鬼という意味を持つ小鬼から【小鬼組】に改名する事をお勧めしますよ。」

 

レッドオーガを小鬼組という名前に改名する事を雄助は進めようとした。

 

 

レッドオーガ全員

『死ねぇぇぇぇ!!!!!!!!』

 

 

その発言にブチギレたレッドオーガは武器を持ち、雄助に襲い掛かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

雄助

「──これでレッドオーガは解散です。」

 

が、一瞬でレッドオーガは全滅した。

余りにも呆気なくバイクや武器は壊れレッドオーガは1人残らず倒れた。

 

 

 

教師

「……お前何やってんだッ!!!」

 

すると、授業で雄助に恥をかかせようとした教師が騒ぎに駆けつけて来た。

 

 

雄助

「レッドオーガの方々を仕留め終えた所です。」

 

教師

「……こりゃあ内申に響くぞ。

お前はがレッドオーガを仕留めたとしてもこの学校で迷惑を掛けたことに変わりはないからな。」

 

教師はこれを機に、またもや雄助にちょっかいをかける。

 

 

雄助

「内申に響くのは荒木君ですよ。

先生は教師としてこの状況を止める立場なんですよ。

なのに何故いつも僕に恥をかかせようとばかりするのですか?いつか痛い目に会いますよ。」

 

教師

「お前……いい加減に───」

 

 

 

 

 

「ちょっとよろしいですか。」

 

 

すると、雄助達の間に2人の女性が入ってきた。

1人は眼鏡をかけ執事服を身に包んでいる女性と、もう1人は白を基調としたブレザータイプの制服を包んだ、クセのない艶やかな黒髪を腰の位置まで伸ばした可憐で大和撫子という言葉が連想される少女が入ってきた。

 

 

 

生徒

「嘘だろ…『王星学園(おうせいがくえん)』の生徒だ!」

 

生徒達は王星学園の生徒が来たことでざわめき出した。

 

 

私立『王星学園』

勉学はもちろんあらゆる分野で才能を発揮する生徒が多く在籍し、卒業生は各界でトップレベルの地位に就く超エリート校。

 

 

王星学園の生徒

「天上 雄助さん…ですよね。」

 

雄助

「貴女はあの時の…」

 

雄助は、王星学園の生徒に見に覚えがあった。

雄助が異世界に行く前にレッドオーガの2人組に絡まれた女性だった。

 

 

王星学園の生徒

「はい、あの時は本当にありがとうございました。」

 

雄助

「いいえ、大したことではありません。

そういえば先程僕の名前を口に出してましたが僕のこと詳しく調べたんですか?」

 

雄助は、自分の名前を出した女性に自分の情報を確認したのかを聞き出した。

 

 

王星学園の生徒

「すみません、お礼をするために色々調べさせていただきました。」

 

執事の女性

「お嬢様そろそろ本題を。」

 

王星学園の生徒

「あっ、そうでした!

雄助さん、うちの学校に来ませんか?

王星学園は貴方の編入を歓迎します。」

 

佳織

「申し遅れました。

私は王星学園で生徒会役員の宝城 佳織(ほうじょう かおり)と申します。」

 

 

生徒

「えっマジで!?天上すげぇ!!」

 

生徒

「今まで俺たちの悩みや相談に乗ってくれたからご褒美が来たんだろうな!!」

 

佳織

「雄助さん、王星学園は人間性を重視しています。

普段から善い行いが出来る人間なら編入資格は十分です。」

 

雄助

「本当に僕が編入して大丈夫なんですか?」

 

佳織

「もちろんです!

それと雄助さんこのまま私たちの学園に来ていただけませんか?

そこで父…理事長と話をして、そこから編入するか決めていただいても構いませんので。」

 

雄助

「分かりました。」

 

雄助は佳織達に着いていき、雄助の学校まで来たリムジンに乗り王星学園に向かうおうとする。

 

 

 

「待て!!!」

 

 

 

が、教師が止めに出た。

 

 

教師

「天上は常にレッドオーガと関わって問題を起こしているんだ!!!

天上がエリート校に行く資格はない!!!」

 

教師は雄助がエリート校である王星学園に編入する事に納得出来ず嘘を混ぜた事実を話し、編入を阻止し始める。

 

 

 

 

執事

「いいえ、その資格があります。」

 

だが、執事は資格があるとハッキリと言った。

 

 

執事

「雄助様を王星学園に招待する辺り、身元調査を行いました。

雄助様はレッドオーガとは関わりはありますが、問題を起こしていると仰っていましたが、雄助様はレッドオーガの問題行動を止めて続けいます。

それと身元調査と共に人間関係について調べました。

雄助様は、他の生徒の方々と差別する事なく親密な関係を築いています。

ですが貴方は雄助様の行いが気に入らないという理由で悪辣な虐めをしているようですね。」

 

教師

「なっ……そ、それは……」

 

執事の話に教師は、反論が出来ずやがて、膝に地面をつけた。

 

 

 

佳織

「それでは行きましょう、雄助さん。」

 

雄助

「はい。」

 

雄助は佳織の通う王星学園に向かう為、リムジンに乗りこの高校から離れる事になった。

 

 

 

 

 

生徒

「行っちゃったなぁ、雄助。」

 

生徒

「でも雄助が王星学園に行くっていいな!」

 

生徒

「そうだな、って昼休みもう終わっちまう!!」

 

生徒

「早く戻って授業の準備しないと!!」

 

生徒

「取り敢えず雄助が王星学園に行ったこと先生に伝えとかないとな。」

 

 

昼休み終了のチャイムが鳴り、外にいた生徒達は教室に戻っていった。

 

 

荒木

「クソがっ!!」

 

「がっ、ぐぇ!」

 

レッドオーガ全員を倒した雄助が王星学園に行った事を聞き、荒木は仲間と共に1人の男子生徒に暴力を振るっていた。

 

 

男子生徒

「な…何で俺に当たるんだよ!!!

雄助にボロ負けした【小鬼組】が──」

 

不良

「うるせぇ!!!!」

 

小鬼組と言われた瞬間、不良は怒りでいつもより強く殴りつけた。

 

 

男子生徒

「がっ!ぐぇ!!」

 

不良

「俺らが天上にブチのめされての後ろで笑ってただろが!!!」

 

荒木

永谷(ながたに)……お前調子乗り過ぎなんだよ!!!」

 

荒木は1人の男子生徒である永谷の腕を勢いよく踏みつけ、永谷の腕を折った。

 

 

永谷

「アァァァァ!!ぐぉッ!?」

 

永谷が腕を折られ悲鳴を上げている途中、他の不良が永谷の顔に蹴りを入れ、痛みによる悲鳴を上げる事を出来ず暴行を受け続けた。

 

 

不良

「はぁースッキリしたぜ!!」

 

不良

「だな!!授業サボってか!どっか行こーぜ!!

アイツがいなくなった分好き放題に出来るようになっしな!」

 

永谷を十分に痛みつけて満足したのか荒木達はその場から離れていき大怪我をした永谷だけが残った。

 

 

 

永谷

(殺してやる……殺してやる!!!!

いつか俺が力を手に入れたらコイツら全員絶対に殺してやる!!!!!

そして俺の立場を奪った雄助(アイツ)を殺して主人公になってやるッ!!!!!)

 

永谷は、自分を痛めるつける荒木達と自分の立場を奪ったと思っている雄助に、自分が力を手入れる事を前提に殺す事を誓う。

 

 

 

 

 

 

「随分と無様な姿になったな。」

 

突然、その声と同時に周囲の景色が変化、いや永谷が別の場所に転移された。

永谷は何とか周りを見渡すと、そこには様々な装飾が施された玉座に、シンが永谷を見下す様居座っていた。

 

 

 

シン

「全く……あんな雑魚共を倒す事すら出来ないとはな。」

 

 

一樹

「ふざけんな!!!お前が特典をくれなかったせいでこんな目に遭ってんだぞ!!!」 

 

一樹がシンに罵倒をかけた瞬間、永谷の右半身が吹き飛んだ。

 

 

シン

「私のせいだと?

違うな弱い貴様が悪いんだ。

転生というお前達が望む機会を与えたというのにお前達は自分は選ばれた者だと誤解し神である私に不敬にも力を寄越せと命じた。」

 

永谷

「アァァァァ!!!」

 

シン

「その汚い口を閉じろ。」

 

右半身を失った永谷は壮絶な痛みによる悲鳴を上げ、それを聞いたシンは、あまりにも五月蝿く永谷の口を無理矢理閉ざした。

 

 

永谷

「ッ!?ッッ!?!!!ッッッッ!??!」

 

シン

「何を言ってるのか分からんな。

今から神である私が話をする、黙れ。」

 

口が閉ざされた永谷はその状態で神に口を聞こうとするがシンは、永谷に重力を浴びせた。

 

 

シン

「何故私が貴様のような醜く、矮小な貴様に話をしたのかを教えてやろう心して聞くがいい。

この学び舎に天上 雄助という者がいただろ。

そいつ始末しろ。」

 

シンは永谷に雄助を殺す事を命じた。

 

シン

「奴はゼノンという別の神によって転生した人間だ。

天上 優夜が消えた影響で奴ががその代役になった。

このまま奴は必ず問題を起こす。」

 

シン

(この世界での危険人物を消したというのにまさか転生者がその立場になるとは……)

 

シンは自分の計画に邪魔してくる優夜を消した後、雄助が代役なる事を思っていもいなかったようだ。

 

 

シン

(だがそれは無駄な事だ、私には全知全能がある。

どんな特典を持とうとこの力の前には無力だ。)

 

シンは雄助が優夜の代役になった事に多少驚きはしたが、特典の力の前には無意味だと傲慢になっていた。

 

 

シン

「ついでにお前の傷を治してやる。

道具が使えなければ意味がないだからな。

楽しみにしていろ。」

 

シンは最後に永谷の傷を治し、学校の裏側に戻した。

そこにはレッドオーガの姿はなく、永谷だけだった。

 

 

永谷

「クソッ……クソッ……………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソ、クソがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!」

 

 

 

 

 

レッドオーガにやられただけでなくシンに右半身を消された永谷は怒りと憎しみを込めながら大声で放つ。

 

 

永谷

「あのクソ神…偉そうにしやがって!!!!天上 雄助(アイツ)とレッドオーガと一緒にお前も殺してやる!!!!そして、お前の力を奪って俺はこの世界の主人公になってやる!!!!!!」

 

永谷は力を与えられる当日に、雄助とレッドオーガ、そしてシンを纏めてに殺害する事を企てた。

 

 

 

 

 

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