「日本にもいるでしょう。マジヤベーとかだけで会話できる人が」
オレたちは今ビッチ先生の英語の授業を受けている。実戦的で面白く、生徒の心をつかんでいる。
「例えばreallyとかよ。ほら木村、言ってみて」
木村が当てられる。
「り、リアリー」
「はいダメ。LとRがごちゃごちゃ。日本人には難しいけど苦手を克服しないといけないの。それができなかったら公開ディープキスよ」
チャイムが鳴り授業が終わる。
オレは奥田と本校の図書室に行く。あれから奥田と一緒に行くことになった。
「ビッチ先生の授業わかりやすいですよね」
「そうだな、それに暗殺の経験を生かした授業は面白い。」
オレたちが会話していると、二人の生徒がこちらの方に近いて来る。その生徒は潮田と赤羽だ。
「あれ?綾小路君と奥田さんも図書室行くの?」
「ああ、そうだが・・・赤羽たちも行くのか?」
「うん、そうだよ。一週間後のヒーローの映画の本を借りようと思ってね。よかったら一緒にいかない?」
「いいですよ。皆さんと行きましょう」
オレも頷き4人で行くことになった。
そして本校に着く。やはりオレが一人で来ていた時とは違い、本校の人達がこちらの方蔑むような目で見てくる。
奥田もそれを感じ取り、堅い表情をしている。あれから何回か一緒に図書館に行ったが、そう簡単に慣れることではない。
「やっぱり怖いよなー、学校全体が敵にしか見えなくなっていまう」
「はい、怖いです。ですが皆さんがいるので大丈夫です」
奥田は少し前とは違う。仲間が増えたことにより皆で戦える。
図書室に着いた。ここでオレたちは本を借りる。暗殺に繋がる物もあるかだろうか、最近奥田は自分から進んで読むようになった。
赤羽と潮田はヒーロー物の本を読んでいた。映画で近いうちに上映されるらしい。
オレたちは本を借りて本校から出て、家に帰ろうとする。
「また一緒に暗殺しましょう。試したくて仕方がありません」
奥田がそんなことを言う。
「あはは、奥田さん。面白いこと言うね。俺と暗殺すればもっと面白くなるよ」
赤羽が言う。なんというか、赤羽と奥田を合わせたらダメな気がするのはオレだけだろうか。
潮田も苦笑いしている。
「でも確かに今なら皆がいるから大規模な暗殺ができるだろうな」
前までは協力できる人が少なかったが、今ならそんなことはないだろう。
「はい!!みんなで殺りましょう」
オレたちは家に帰った。
次の日、体育の授業でビッチ先生と知らないおじさんが対先生ナイフを持ちながら鳥間先生の方をじっと見ていた。
聞くところ世界各国の殺し屋を生み出す人らしい。ネームはロヴロだそうだ。
その2人が鳥間先生にを狙っている。先にナイフを当てる勝負をしているそうだ。そしてビッチ先生が負けたらE組の先生を止めるらしい。
体育の授業が終わり、わざとらしい笑顔なビッチ先生が近づいてくる。
「カラスマお疲れ様~。お茶飲む?」
・・・絶対何か入っている。
誰が見てもそれは明らかだった。
「恐らく筋弛緩剤だな。動けなくしてナイフを当てる。
・・・言っておくが近づく間合いにさせないぞ」
鳥間先生も当然警戒いているのでビッチ先生の暗殺が失敗に終わる。
体育の授業が終わる。
「・・・ビッチ先生」
「さすがに俺たちでもバレバレだよビッチ先生」
皆が呆れたようにビッチ先生に言う。
「だって身内だとなんかぎこちなくなっちゃうもん。
例えばあれよ、キャバ嬢で働いていて偶然父親が客だったらぎこちなくなるでしょ?それと同じよ」
((知らねーよ。))
オレたちが心の中でツッコんだ。
ビッチ先生は顔見知りに色仕掛けをする事が苦手のようだ。
昼休み、赤羽が面白いのがあると言って教室の窓から鳥間先生の方を指す。鳥間先生は昼休み、大体木の下とかで過ごしている。そこにビッチ先生が近づいていく。
殺る気だ。
ビッチ先生が上着を脱いで鳥間先生に色仕掛けをする。当然通用しない。というか相手にしていない。しかし突然鳥間先生が罠に引っかかり、崩れる。
色仕掛けをすると見せかけてワイヤートラップを仕掛けていたのだ。
「おおー!!」
「やるじゃんビッチ先生!!」
クラスの皆が驚く。だが不思議なことではない。授業でビッチ先生に、苦手を克服するためにひたすら逃げずに挑戦しなさいと言われていた。たまに学校に残っているときに見たがビッチ先生が影で努力していた。ワイヤートラップの苦手をそれで克服したのだろう。
そして鳥間先生の上に馬乗りしてナイフを刺そうとするがギリギリで止められる。失敗したと思いきや、二人で何か話しをして鳥間先生が諦めて降参した。
ビッチ先生が残ることが確定した。
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