非科学的な犯罪事件を解決するために必要なものは何ですか?   作:色付きカルテ

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定められた照準

 

 

 

唐突だが、世界規模に視野を広げたとしても異能を有する勢力と言うのはほんの一握りだったりする。

 

私の目算では、異能を持つ者は僅かなりとも才覚がある者を含めると100万人に一人の割合、自覚しある程度自由に扱う者にまで絞れば、およそ1000万人に一人にまで減少する。

これは、世界人口がおよそ100億だと考えて逆算すると、予測できる全世界における異能持ちの数はおよそ1000人。

異能の質を度外視してこの結果であれば、天然物の強力な異能を有した勢力なんて世界的に見ても数えるほどしかないのが分かるだろう。

ゆえに、そんな希少性の高い異能持ちと言う存在を、異能の才覚がある者を外部からの干渉で強制開花させる増やすことが出来る『UNN』と言う組織の危険性は言わずもがな……なのだが、今回その話は置いておこう。

 

ここで私が言いたいのはつまり、強力な異能を持つ人は世界的に見ても数少ない、しかしだからと言って強力な異能を持つ者同士が出会うことが少ないかと言われればそういうことでは無い、と言うことなのだ。

 

以前私は神楽坂さんと話した際に、異能と言う才能を持った人が犯罪に手を出すメリットは少ないと言う話をした。

だが、それは正確に言うならば、ちょっとした異能の才能を持っているからと言って、ちょっとした轢き逃げや暴行行為に手を染めるかと言う話であり、異能持ちが大人しく、その力を何の悪用もしないと言う話ではない。

 

犯罪に手を染めるとしたら、もっと大きなものになる場合がほとんどと言う話だ。

 

分不相応の力は人を簡単に思い上がらせ、実現可能となった夢想を野望へと変質させる。

 

強力な異能を持った人はその力に酔いしれ、同類を探し。

明確な敵が存在しない状況で集った多くの力は、その矛先の向ける先を求め。

行きつく先のほとんどは、己の欲望に従ったものになる。

だからこそ、異能を擁する勢力の規模と悪質さは数の少なさを補って余るほどになってくる。

 

 

そして、世界に存在する異能を悪用しようとする勢力には『UNN』の他にもう1つ、巨大な勢力が存在する。

 

それが『泥鷹(mud hawk)』と呼ばれる、中東に拠点を置く異能勢力。

 

『UNN』が人工的な異能持ちを開発、手広く集めているのに対して、『泥鷹』は生まれ持って異能の才能に恵まれた人間のみで構成され、異能の質を何よりも重要視する犯罪集団。

だからこそ、『UNN』ほど世界進出が為されていないが、同時に、個々としての異能持ちの強力さは『UNN』を凌駕するだろう。

 

そして、ここ数年、続いていたこの二つの勢力の対立だったのだが、先日唐突に終わりを迎えたらしい。

 

その終わり方は呆気ないもので、ICPOの一斉検挙に晒されていた『泥鷹』に横やりを入れた組織があったのだ。

名前こそ出ていないようだが、『UNN』によるものでまず間違いない。

 

情報戦での敗北。

『UNN』にこれまでの悪事や拠点にしていた場所を公にされ、構成人員や戦力、潜伏先として確保している場所や国を、世界の均衡を保とうとする秩序側の勢力に流され、そして混乱に乗じた『UNN』からの襲撃がとどめとなり、組織が壊滅状態になった、という訳だ。

 

悪辣で、利己的で、あらゆる犠牲を省みない巨大な悪性勢力が、同業との勢力争いに敗れた。

このこと自体は喜ばしい事ではあるのだが、目下私にとって最大の敵である『UNN』がさらに勢力を拡大していると言うのは素直に喜べることでは無い。

 

出来る事なら、ICPOのような秩序側の勢力に全て壊滅させてほしかった、と言うのが私の偽らざる本音だったりする。

 

 

「……って、こんな情報がネットに流れてたの? 情報管理ガバガバ過ぎない?」

『分からない、でも、流れてたから取ってきておいタ。情報の発信元を確認したけど信憑性は高いソウ。どこかの機器を襲撃してネットワーク外の情報を取ってきた訳じゃない。『UNN』と言う名称は流れていなかったが、それ以外はこんな感じに拡散されてる。日本語でのニュースは無かった』

「ふうん……なるほどね。『UNN』はそうやって逃げ場を潰した訳だ」

 

 

マキナが持ってきたそんな海外情勢を聞いて、最近日本で『UNN』と思わしき事件が起きておらず、江良さんの予知の中にもそれらしいものが無かったと言う疑問へ、思考の線が繋がる。

『UNN』は力の入れ先を変えたのだろう、日本から別の国へと。

確かに、対立する勢力の排除なんて早いに越したことが無いと言うのは同意しかない。

 

あのスライム人間の所属する勢力は思考が読めなかったからはっきりとは分からないが、奴が別勢力で、捕まっていた異能持ちの回収を“白き神”に頼んでからめっきり日本に手を出して来ていないとすると、もう『UNN』は日本での活動を危険と考えて撤退した可能性すら考えられる。

何とも潔すぎるとも思うが、同時に厄介だとも思う。

 

引き際を弁えているせいで、私が敵を特定し切ることが出来なかったのだから、彼らの判断に間違いはなかったのだろう。

非常に腹立たしい話だ。

 

 

「……とは言え、私には二面、三面作戦を展開できるほど戦力がある訳じゃないんだから、今考えるべきは攻撃して来ない将来的な敵の事じゃないよね」

『将来を見越しての潜伏は大切だと思うゾ』

「それはまあ、当然だけど」

 

 

考えてみると、最近は行く先々に問題が転がっていて否が応でも直接自身を危険に晒している気がする。

前回の祝賀会に関しては自ら飛び込んだから無しにしても、それ以前の一連の事件は命がいくつあっても足りないレベルのものばかりだった。

流石にこれだけ危ない事が続いて、さらに次も問題が降りかかってくるなんて不幸はないと思っているが、私自身、恐怖を感じていると言うのも本音だったりする。

 

……まあ、だからと言って部屋に引きこもって、ぷるぷる怯えている訳にもいかない。

ある程度手を打っておかないと敵の良いようにされるばかり。

私の周りに被害が出てからでは遅いのだ。

 

とは言え、桐佳が私の外出を激しく嫌がるようになり宥めるのも大変になってきているので、私としてもそうそう変な事件に巻き込まれた、と言う事がないようにしていこうとは思っている。

 

 

「……まあ、実際、今もこうしてやることがあるから、引きこもる訳にも行かないんだよね」

 

 

マキナがもたらしてくれた情報はありがたいが、どうせ、国外のそんな悪性勢力の栄枯盛衰なんて日本にいる私には何の影響も及ぼさないだろう。

対岸の火事どころか、インターネットの意思そのものであるマキナによる情報収集能力を有していないと得られないくらい遠い国の情報が死活問題になるなんて、そんな筈が無い。

 

そこまで考えた私は、マキナに貰ったこの情報をそれ以上深く考えず、年配の男女と話をする神楽坂さんを眺めた。

 

過去の異能犯罪に巻き込まれ亡くなった先輩と昏睡状態にある元婚約者、二人の兄妹の両親との数年ぶりの再会は、神楽坂さんにとって決して悪いものでは無かったようだ。

 

神楽坂さんは気まずそうに視線を逸らしつつ、それでも先日の、どこか追い詰められたような表情を忘れたように柔らかく。

年配の男女は優し気な眼差しと表情で、ゆったりと話を途切れさせることない。

久しぶりに会った本当の親子の様な穏やかな空気で会話する彼らの様子を、私は温かい気持ちで見守ったのだ。

 

 

 

 

‐1‐

 

 

 

 

「――――恋人さんの元にお見舞いに行きましょう」

 

 

私が、そう神楽坂さんに提案したのが今回の始まりだった。

 

先日あった神楽坂さんとの久しぶりの顔合わせ。

警察署内部にいるであろう、スライム人間の捜索案が思うように絞り出せなかったため、一応の飛鳥さんに注意を払い、何かあれば手助けする体制(怒られそうなのでマキナについては神楽坂さんに言っていないが)を継続させる旨を神楽坂さんに伝え、その日の話し合いは特に進展も無く終わった。

 

のだが、今回私にとって見過ごせない点が一つあった。

それは、想像以上に追い詰められている神楽坂さんの精神面の問題だ。

 

手が届き掛けてきていた神楽坂さんの過去に関わる異能持ち。

にも関わらず、再び神楽坂さんは自分の手の届かないところで慕ってくれていた後輩を失った。

私には後輩が成り替わられていた詳細なんて口にしないけれど、過去に神楽坂さんが捕まえることが出来なかった犯人が、後輩に手を掛けたであろうことを神楽坂さんは十分理解しているのだろう。

 

当然、異能も何も知らない過去の神楽坂さんを犯人を捕まえられなかったことで責めるなんてありえないだろうし、その考え自体不毛だと分かっているのだろうが、それでも神楽坂さんの精神を蝕むには十分過ぎる話。

 

……直接解決は出来ないが、何かしら神楽坂さんをフォローするのは私の役目だろう。

そう思ったのだ。

 

 

(どうせ気晴らしを兼ねて、なんて言っても神楽坂さんは頷かないだろうから……異能への造詣が深いICPOが駐在してる警察署の中を掻き回すのはやりたくない、少し手出しの方向性を変えてみる。うん、こんな名目で良いかな)

 

 

そんな考えで、神楽坂さんが控えていた植物状態の恋人への見舞いを、私が付き添う形で提案したのだ。

 

予想通り、神楽坂さんは渋った。

だが、私が植物状態の彼女を見て、何かしら異常を見付けられるかもしれないし、あのスライム人間関係が近くにいるかもしれないからそれらを確かめるためにと言えば、断る理由も見つからなかったのだろう、渋々といった感じで了承したのだ。

 

日程を合わせて、私は神楽坂さんと二人で遠出した。

少しだけ時間を掛けて彼女が入院していたと言う病院に辿り着いたものの、どうもその病院には恋人はおらず、違う病院に移動したらしい。

神楽坂さんは困惑したような、戸惑う様な表情を浮かべながら誰かと電話を始め、それが終わると神楽坂さんは私に言った。

 

移動した入院先が分かった、とのこと。

 

それからさらに車を2時間近く走らせて、ようやく着いたのは小さくはないが大病院とは言えないようなところだった。

少々年期の入っている病院に辿り着き、神楽坂さんは申し訳なさそうに私に言う。

 

 

「……悪い、時間が掛かったな。前に入院していた病院とは理由があって別のところに移ってたみたいなんだ。それに、初めてくる病院で少し迷った」

「あ、いえ、夏休み中なんで時間は気にしなくていいですよ。見たことない場所のドライブは楽しかったですし。と言うか、彼女さんの両親が入院先を変えていたら把握しようがないですもんね……神楽坂さん、向こうの両親からの連絡を見て見ぬふりしてたみたいですし」

「……あの人達をこれ以上巻き込みたくなかったんだ。これからここに来るらしい。話をしてくる間、少しだけ待っていてくれ」

 

 

そう言って、沈痛な面持ちで神楽坂さんは彼女の両親が来るのを待った。

そうして、彼らが来て神楽坂さんと話したのが最初の会話だったのだ。

 

結果的に神楽坂さんが考えていたような、責めるような言葉も態度も無く。

ただ柔らかな態度で優し気に、労わるように神楽坂さんに話しかける年配の男女の姿。

 

彼らに神楽坂さんを責めるような気持ちは何処にも無くて、ただ心底神楽坂さんの身を案じていた。

それが理解できて、これまでずっと硬かった神楽坂さんの表情が和らいだ。

私が当初考えていた、愛する人に会う事によるストレス緩和を、図らずもそれ以前に達成することが出来たのだ。

 

……なんともまあ、人の思い込みによる擦れ違いは怖いものだと改めて思う光景だった。

こんなにも簡単に和解できたのなら、最初から会えばよかったのになんて思うけれど、そんなこと出来ないからこれまで神楽坂さんは思い悩んでいたのだろう。

 

10分くらい続いた神楽坂さんとの会話が一段落したようで、彼らは神楽坂さんに娘を頼むとその場を後にしようとする。

去り際に、入院先の病院を変えた説明を残して。

 

 

「そうそう上矢。わざわざ病院を移した理由なんだけどね。前の病院では打つ手がなくて全く進展も無かったから、思い切ってその道で有名な方に頼むことにしたんだよ。幸い以前の担当のお医者様から提案して頂けたからね」

「やっぱり脳に問題があるらしいんだけど……詳しい原因は分かっていないみたい。やっぱり脳構造って分かっていない部分も多くて難しいらしくてね。今しばらくは精密検査をするそうなのよ。でも、凄い有名なお医者様が診てくれるから、あの子もきっとすぐに目を醒ますわ」

「……はい」

 

(……うーん……? 何かしらの陰謀や作為は感じにくいけど……)

 

 

そんな彼らの話に耳を傾け、思案を巡らせながら、去っていく彼らの背中を見送った。

 

教えられた病室に向かうため、病院の受付を通り、最上階である4階まで登る。

廊下の一番端の部屋、そこが神楽坂さんの恋人である落合睦月(おちあい むつき)さんが眠る場所だった。

 

本当に、ただ眠っているようにベッドの上でピクリとも動かない彼女の姿は、どこか浮世離れしたものを感じさせる。

 

 

「――――……」

 

 

久しぶりに見たであろう彼女の姿に足を止めた神楽坂さんは、口を噤み、唇を噛んで俯いた。

動揺なんて到底隠し切れていないが、そんなことに口を突っ込むほど私は野暮ではない。

 

私は立ち尽くす神楽坂さんを置いて、彼女の隣の椅子に腰を下ろした。

そっと彼女の額に触れてみる。

ちゃんと温かく、呼吸しているのもしっかりと確認できる。

 

この人は間違いなく生きている。

 

 

(……うん、異能の気配もない。異能による昏睡じゃなさそうだから、本当に脳に問題があるのかな)

 

 

それだけ確認を済ませた私は、隣の席を神楽坂さんに譲った。

かつて異能に関わる事件に巻き込まれた結果の昏睡なのだからと、今も継続して異能によって昏睡している可能性も考えていただけに、ちょっとだけ気落ちしてしまう。

 

体内に残った異能の残骸による昏睡状態なら、私にもやりようがあったのだが。

 

 

(こうなると、治療系じゃない私の異能じゃどうしようも…………いや、どうなんだろう。やればいけるのかな? でも、全盛期の時ならまだしも、今の私で、もし失敗したら……)

 

 

無言のまま、そっと眠り続ける彼女の手を握った神楽坂さん。

私はそんな神楽坂さんの顔を横から眺め、思案を巡らせた。

 

そして、出した結論はもう少し様子を見る、だった。

精神的なものならいくらでも治療は出来ると思うが、こういう昏睡状態の治療なんて手に負えるものじゃない。

高名な医者が今は診ていると言うし、なんとかしてくれる可能性もあるし……、なんて考え、神楽坂さんの邪魔にならないよう部屋の外で待っていようとした時だった。

 

 

「……あれ?」

 

 

私の探知範囲内に異能の出力を持った存在が入って来た。

4つ……いや、3つ分の異能の出力が集まっていることから、組織的な異能を有する勢力だと言うのは考えなくても分かる。

 

私の探知範囲は結構な広さを持っているから、たまにこうして異能持ちの出力が近くを通るのに気が付くことがある。

だから、異能の力を持つ勢力、例えばICPOが近くを通るのだって不思議ではないし、そこに疑問なんて生まれないのだけれど……。

 

……なんかこの出力、こっちに向かってきている気がするんだけど、気のせいだろうか。

 

 

「…………え? えっ、えっ? なんで真っ直ぐこっちに向かってきてるの? ちょ、ちょっと待ってっ……」

 

 

慌てて飛び付くようにして窓から外を覗く。

 

異能の出力の発生源。

黒塗りの、スモークが掛かった窓ガラスをした厚みのある複数車両が真っ直ぐとこの病院に向かってきており、私の悪い予感の通り、病院の入り口辺りに停車する。

 

どう見てもこの病院に用があるとしか思えない彼らの行動に、私は顔を引き攣らせた。

 

 

(なんで、なんでこんなところに異能持ちが複数人!? い、いや、あの中の1人は多分飛鳥さんだよね? つまりあれは警察関係の人達だよねっ……? どうしてこんな病院に……ま、まさか私の過去の悪事がバレた!? 私の身柄を拘束するために来たの!? 飛鳥さん何の連絡もしてくれてないけどなんでっ……どどどど、どうしようどうしようどうしよう!!)

 

 

バッと周りを見渡すが、幸い私の突然の奇行に気が付いた人はいないよう。

神楽坂さんは私の行動を見る余裕なんて無いし、他の患者さんたちも特に気にしていない。

 

そして、私を監視しているような人もこの場にはいなかった。

 

 

(監視員はいない……いや、そもそも私が追跡に気が付かない訳ないしそりゃあそうなんだけど……なら一体なに……? 何が起きてるの? 待って、冷静に……異能で監視されてる可能性……離れた場所から私を監視している、とか? 駄目だ、可能性はいくらでも出てくる……車の中にいる人達を“読心”して――――)

 

 

鼻から上だけを窓枠から出して、こっそりと下の様子を窺っていた私は素早く関係者達の思考を必要最低限だけ読んでいく。

そして、徐々に事情を理解していった私は、自分の顔から血の気が失われていくのを感じながら、そのまま尻もちをついてしまった。

 

その音に驚いた神楽坂さんがようやく私の様子に気が付いた。

尋常ではない私の様子に、慌てて駆け寄って来た神楽坂さんが周りに聞こえないようにこっそりと聞いてくる。

 

 

「……どうした?」

「か、かかか、神楽坂さん。こ、こここ、ここっ……この病院不味いですっ……!!」

「なにがあった……? 何か変なものでも……なんだあの車、ウチの本部で使ってる車じゃないか。警察関係者……? 」

 

 

私の眼前、車両から出て来た異能持ち達は見覚えがある人達ばかりだ。

 

飛鳥さんに、鬼の人に、私を抱き枕にして号泣した女の人。

それだけでなく、以前私と神楽坂さんが捕まえた“紫龍”に、ICPOの女性とそれに連れられた少年などなど、総人員は10を優に超えている。

仰々しい彼らの登場に、病院の人達がざわついているのを見る限り、ここの病院の人達も詳細は知らされていなかったのだろう。

 

 

「海外の異能犯罪組織が、ここの病院のお医者さんを狙っているみたいで……!」

「……どんな偶然なんだ、これは……」

 

 

彼らの目的はこの病院のある人物の護衛。

どうやら外国に拠点を置いていたあの異能組織、『泥鷹』とか言う奴らがこの場所を標的としているらしいのだ。

 

 

 

 

 




お察しの通り、この章はわちゃわちゃです。

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