初執筆、初投稿となります。
拙い点が多々ありますが、見て頂ければ幸いです。
BATTLE0:格闘家気取りの防衛隊員
『
三門市。
四年前、人口二十八万人を有する日本の三門市は突如開いた異世界への門・ゲートより現れた異界の侵略者・『
こちらの世界とは異なる技術を持つ近界民には既存の兵器は効果が薄く、だれもが都市の壊滅は時間の問題と考えていた。
しかし、突如現れた謎の一団が近界民のテクノロジー『トリオン』を独自に解析して生まれた対抗兵器─『トリガー』を使用し、近界民を撃退した。
さらに近界民が進行してくる門をかなりの精度で特定の地点に誘導することに成功し、わずかな期間で巨大な基地を作り上げ、近界民に対する防衛体制を整えた。
組織名を界境防衛機関『ボーダー』と呼び、その隊員達の日々の活躍により住人の生活は守られている。
「三人とも、ここから北東方向距離260に敵影三つ、東方向距離340に敵影二つ。一番近い北東方向の迎撃に向かって」
「了解!」
新たに現れた門に対して出した私の指示に、赤紫の隊服を身につけ、眼鏡を掛けている
「東方面は大丈夫かな?分かれて対応する?」
走り出した麓郎君の一歩前を駆けながら同じ赤紫の隊服を着た
「そんなもん、他のやつらが対応するでしょ」
二人と同じ赤紫の隊服を着た少女 香取葉子が夕焼けに染まった街を、二人を置いていくかの様な速さで指示ポイントへ向かっている。
「葉子の言う通りモニターを見る限り東方向には別の隊員が一人向かっているわ。
こっちを早く済ませて援護に向かいましょう」
「了解」
「「了解!」」
葉子・雄太・麓郎君、そしてオペレーターの私 染井華を加えた4人がボーダーB級部隊香取隊。
今日の周辺防衛任務担当部隊の一つだ。
「ま、こんなもんでしょ」
現場に着き敵を確認したと同時にすぐさま麓郎君が牽制し、雄太が隙を作り、葉子がとどめを刺す。見慣れたコンビネーションであっという間に3体の敵を仕留めた。
「バムスターとバンダーでラッキーだったね」
「モールモッドとかが混じったらそれだけで厄介だからな」
「別に関係ないわよ、そん位なら」
「そうかもしれないけど油断は禁物だろ?」
「まぁまぁ」
……まだ仕事中だと言うのに。
「三人とも、まだ戦闘は終了してないわ。」
早く東方向の援護へ──と指示を出そうとした、その時
「チェストーーー!!!」
モニター越しに聞こえるほど大きな声が響くと同時に、東方向から近界兵が飛んできた。
その顔面部には凹み跡があり、
凹みは近界兵『モールモッド』の急所を捉えていて、既に動く気配は無い。
「「「「……………」」」」
絶句する私達。
いや、葉子はそれに加えて顔をしかめている。
あの顔は小学生の時提出した夏休みの課題に対して、先生から「もっと工夫する様に!」と言われた時の顔にそっくりだ。
「…………私次行くから」
「おい、待てよ!せめて挨拶位───」
「葉子ちゃんちょっと待ってよー!」
東方向から来る隊員の気配を感じたからだろう、葉子は我先にと離脱し始めた。
雄太はそれに付いて行き、麓郎君のみがそこに残った。
相変わらず自分に素直な振る舞いの幼馴染を見て私も少しは見習ったほうが良いのかと考えを巡らせ始めていた。
「やぁ、麓郎君、お疲れ様!ごめんね、そっちに
そう言いながらモールモッドが飛んで来た方向から一人の隊員が現れた。
「お疲れ様です!誰も怪我してませんよ」
「そっか、良かったー!この辺にはもう敵影は無いのかな?」
麓郎君と話をしているのを聞き、─少し息を吐き、話しかける。
「染井です、この周辺には反応ありません」
「そうなんだ!教えてくれてありがとう、染井さん」
どこにでもいる様な平凡な見た目。
それに反して強い意思を感じる瞳。
人が自然と周りに集まってくる大木の様な安心感を与える雰囲気。
「いいえ。お疲れ様です、白浜先輩」
ボーダーB級フリー隊員 白浜兼一先輩。
今日の防衛任務に就いている隊員の一人だ。
小説書くのって難しいですね( ;∀;)
ご視聴ありがとうございます。