入試日から一週間後__
結果が来るのが今日か明日
特にやることがある訳でもなく
だからと言って散歩をする気にもなれず
家で適当に過ごしていた
試験自体は緊張することは無かったが
自分からスカウトを蹴った手前
学校側が怒って落としたらどうしようなんて思ってたり
結果を知らせると言われると変に緊張してしまう
でもまぁ、スカウトを蹴ったのは
自分の実力を見て欲しかったから
"普段の行い"や"ちいさきヒーローだから"ではなく
他の人と平等に判断して欲しかったからだ
コトン
玄関の方で音がして見に行く
郵便受けに雄英からの通知が来ていた
封筒を手に取り
リビングへ戻る
ちょっと緊張して
何故か身だしなみを整えつつ
封を開けると
中から楕円の何かが出てきた
机に置くと、モニターのようなものが現れる
そして
[んっんん"〜〜〜!]
「!?」
[私が投影された!!!]
「オールマイト!」
おー!
と、つい拍手してしまう
私だって憧れはあるもん
[私がこの街に来たのはね
他でもない
雄英に勤めることになったからなんだ]
「!!」
オールマイトが!?
雄英に合格できてたら、こんなすごい人の講義を受けれるの!?
[ええ何だい!?
巻きで!?]
そりゃ、時間が無いから急がなきゃだよね
[前代未聞の雄英のスカウトだったのに
そのスカウトまでも蹴ったそうだね!?]
「ぁっ、はい…
他の人と、平等に見てもらいたくて…」
やっぱり怒ってるかな…
つい俯いてしまう
[いや素晴らしい!!
この試験では君の本気が伝わってきたぞ!!]
怒られない!?
ばっと顔を上げると笑顔のオールマイト
[筆記はもちろん
実技試験も異例の100
それと!!]
[先の入試!!
見ていたのは
あってたまるかって話だよ!!
きれい事!?上等さ!!
命を賭してきれい事実践するお仕事だ!!]
胸が熱くなる、
そうだ、ヒーローだ
ただ強さ、成績なんかを見てるところとは違う、
[
しかも審査制!!
我々雄英が見ていたもう一つの基礎能力!!
合計200
ガタッ
つい興奮して立ち上がってしまう
[来いよ、雄英に!!]
「っっはい!!!」
嬉しい、嬉しい
誰かにこの気持ちを共有したい
自分の事のように喜んでくれる人と
手を取って喜び会いたい
叫びたい
私にはそれが出来ない
両親はもう居ない
友達だって、
「ちいさきヒーローだ」って
何故か壁を作られたりしてきたから
でも有難い
浮かれたままじゃいけない
気を引き締められるから。